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「原子論」を科学する(12) #原子論の歴史 #錬金術時代 #賢者の石 #アルケミスト #冶金技術

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▼「日暈はだんだん雨に」
 はほんとうだろうか!?今日あたりからいよいよ梅雨入りになるだろうか。

 観天望気は今も有効な「科学」デアル!!

 21世紀の「原子論」はこれからも有効な「科学」だろうか!?

▼「原子論」の歴史をつづけよう。
 今さら悔やんでみてもはじまらないが、不勉強がたたり「歴史」に疎い。
 とりわけ「世界史」はさっぱりである。ダカラ、「原子論」の歴史を追いながら、私自身が「世界史」を学んでいる。

 古代文明崩壊の後、「原子論」にとっては暗い谷間の中世に入って行く。
 私の理解では、「錬金術の時代」だ!!
 「卑しい金属」(金、銀の「貴金属」以外の金属をそうよんだ)を「金」に変える技術!?
 そんなことあるわけない!!今から考えればペテン(魔術)にすぎない。
 それがまことしやかに語られ、あの「賢者の石」(この本では「哲学者の石」P75として)まで登場する。
 「賢者の石」の正体をさぐるのもけっこう面白いかも知れないが、ここでは話を先に進める。

▼では、なぜ「原子論」は忘れ去られてしまったのだろう。
 田中実先生は、こう語っていた。

 存在している、考えられるすべての人間とすべての事物が、よりいっそう高位のもののために奉仕し、それを通して、最高のものに奉仕する目的と使命を持っている社会である。

 混沌や空虚や原子がつくりあげる、盲目で無目的な世界を主張するデモクリトスがどうして受け入れられよう。この社会に必要な学問は、アリストテレスがつくっておいてくれた。(中略)アリストテレスの学問-中世のはじめには異端とされたのだが-は神を探究する方法となった。その方法は物質を探究するためにも適用された。
(『原子論の誕生・追放・復活』P79より)

▼では、「錬金術の時代」とは、物質探究の歴史においてはどんな意味をもつのだろう。

 ベーコンの言葉をかりながら、次のように説明していた。

「錬金家はかなり多くの発見をしなかったのでもなく、人々に有用な発明品を贈らなかったのでもない。けれでも、彼らの場合は、ぶどう畑に埋めた黄金を遺産として息子たちにのこした老人の物語(イソップ)によく似ているといってもよかろう。彼は金の埋めてある正確な場所を知らないといつわったので、息子たちは一生懸命になって、ぶどう畑を掘りかえした。黄金は見つからなかったけれども、その掘りかえしのために、ぶどうの収穫はさらに多かったのであった。」

 中世の錬金術が化学の進歩、物質探究の歴史において果たした役割については、今でもこれと同じ解釈がおこなわれている。一面の真理がないでもない。 

 しかし物質の探究を中世紀にすすめた真の原動力は、冶金技術だった。錬金術はだいたいはその成果を利用したのだと考える方があたっているのではなかろうか。
(『原子論の誕生・追放・復活』P96より)

 そして、こうつないでいた。

古代社会の崩壊後に、千何百年つづいた原子忘却時代の歴史は、そろそろ終幕に近づく。 (『原子論の誕生・追放・復活』P97より)

(つづく)

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