2022年6月(水無月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会
▼今年の「子規庵の糸瓜」は「地植え」で挑戦してみることにした。
子規庵で「おすそ分け」してもらった5粒の種から出発した「子規庵の糸瓜」も今年で4年目であった。
これまでは、プランタンまたは植木鉢で育ててきた。
ところが、昨年度はに皮肉にも育苗トレーをそのまま地面に放置していた方が元気よく大きく育った。
ナラバ と
今年ははじめからすべての苗を「地植え」で育ててみることにした。
どんな展開になることやら
子規も見ていてくれるかな!?
▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) よりそひて静かなるかなかきつばた 高浜虚子
(2) 天上も淋しからんに燕子花 鈴木六林男
(3) 螢火の明滅滅の深かりき 細見綾子
(4) 螢の逃げ出しさうな螢籠 西村麒麟
(5) 捩花の五回ねぢれて空は青 細谷喨々
(6) 闇を濃くして十薬の咲きにけり 稲畑廣太郎
(7) 音合せ始まる夏至の広場かな 坂本宮尾
(8) 沈黙のあと噴水の立ち上がる 茅根知子
(9) 髭剃つてゐる父の日の父の唄 辻田克巳
(10) ハンガーに干されて蛸や雲低き 川上弘美
(11) 岩と波永遠にぶつかり沖縄忌 石倉夏生
▼<俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
今月もシロウト「選句」を楽しむことからはじめてみよう!!
【私の選んだ名句ベスト3】
(5) 捩花の五回ねぢれて空は青 細谷喨々
(3) 螢火の明滅滅の深かりき 細見綾子
(6) 闇を濃くして十薬の咲きにけり 稲畑廣太郎
【次点】
(10) ハンガーに干されて蛸や雲低き 川上弘美
【選評】
・「五回ねぢれて」なんて凄いな!!今度数えてみよう。こんなのを観察眼というのだろうか。
・「滅の深かりき」なんとも深いな!!滅を詠めるのは俳句だけ!!
・十薬の咲く景がいっぺんに眼前に浮かんでくるのは俳句の力か!!
・「雲低き」の着地がとっても気に入った。着地のすばらしさは全景をひきたたせる。
▼子規は漱石の友人であり、俳句の師でもあった。
我らが寅日子先生は、漱石に俳句の手ほどきを受けた。
ダカラ
寅日子先生に師事する私たちにとっては、子規は大大先生だ!!
そんなオンライン句会は、はや第22回目をむかえていた。
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