「原子論」を科学する(8) #原子論 #原子論の誕生 #デモクリトス #ルクレチウス #物の本質について
▼この頃よくあることだ!!
「あれっ!? 私は今、何をしていたのだったかな ?(゜_。)?(。_゜)?」と。
今、自分がしていたことを見失ってしまうのだ。困ったものだ。
そこで最初に自分に宣言しておく。
私は、今
『原子論の誕生・追放・復活』(田中実著 新日本文庫 1977.7.25 初版)
をテキストとして、「原子論」の歴史を0から学んでいるのだ!!
▼できるだけ、ゆっくり ゆっくり いきたいと思う。
そもそも 「原子論」なんて、最初に言い出したのは誰だったんだろう!?
それはいつ頃ののことだったのだろう!?
●紀元前5世紀 デモクリトス(ギリシャの哲学者)が、「原子論」を唱えた!!
紀元前とは驚いてしまう。
▼ではデモクリトスの唱えた「原子論」とはどんなものだったのだろう。
テキストを見てみよう。
デモクリトスは万物は目に見えない不可分の粒子ー原子からでき上がっていると考えた。彼の意見によると、原子はたえず運動している、原子がぶつかりあい、うずまいて運動しているうちに、この世界はつくられた。 原子が運動する場所、つまり空間は何物も存在していないところである。原子と空虚な空間、このほかには何も存在しない。(『原子論の誕生・追放・復活』P26より)
▼さらにもう少しだけすすめておく。
デモクリトスより一二〇年あとに生まれたエピクロスというギリシャの哲学者が原子論を受けついだ。ギリシャ語では原子はアトムとよばれた。それは「分割できぬもの」という意味であった。(『原子論の誕生・追放・復活』P27より)
デモクリトス、エピクロスの書き残したものをくわしく見てみたくなる。
しかし、それはない!!
だがうれしいものがある!!
このころの「原子論」をルクレチウス(ローマ)が詩にしてくれていた。
◆『物の本質について』(ルクレーティウス 著 , 樋口 勝彦 訳 岩波文庫)
ちなみにオンライン「寅の日」の6月では「ルクレチウスと科学」を読んでいる。
(つづく)
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