今年も自然結実ヒガンバナの「種子」の発芽・発根がはじまった!!(2022/05/04) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会
▼2021年の晩秋、自然結実するビガンバナから驚異的な個数の「種子」を採集・回収した。
823個である!!
その823個の「種子」を使っての実生実験をすでに開始していた。
・823個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(1)(2022/03/11) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験
・823個のヒガンバナ「種子」の実生実験をはじめた!!(2)(2022/03/15) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験
育苗プラグトレーの数は12個にもなっていた。
▼トレーのまわりの除草作業をしながら、恐る恐るトレーのフタをあけてみた。
ある!!
たしかに「発芽・発根」した「種子」が!!
▼すでに長く根をのばしたものもある。
よく見ると、少しうっすらと「緑」の部分もある。
土中に根をもぐらせているものもある。
連続した場所の「種子」が「発芽・発根」しているのも特徴である。(考えてみるとアタリマエ!?)
▼「種子」ひとつひとつにナンバリングしてあった。
「発芽・発根」した「種子」の採集場所、採集日、「種子」回収日が特定できるようにしていた。
現段階(2022/05/04)での「発芽・発根」した「種子」は
・【安富】16個
・【福崎】 7個
・【福崎B】1個
・【福崎S】2個
・【福崎M】3個
総合計は29個である!!
さて、このあと何個まで!?
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コメント
ヒガンバナの稔性と発芽について、転勤してもずっと高校生の研究の教材として使っています。もう10数年経ちました。鱗茎を形成し、翌年以降も葉を出すものはよく見つかりますが、開花まで至るものには未だ会えていません。減数分裂がうまくいかなかったため、開花に必要な遺伝子セットが抜けているのでしょうか。神奈川県での研究では種子から育った開花株の花は通常のものとは形態がやや異なるものがあったということですので、楽しみにしているところです。
投稿: 吉田宏 | 2022/06/01 12:12
吉田宏さん
とても興味深い情報をありがとうございます。
>ヒガンバナの稔性と発芽について、転勤してもずっと高校生の研究の教材として使っています。もう10数年経ちました。鱗茎を形成し、翌年以降も葉を出すものはよく見つかりますが、開花まで至るものには未だ会えていません。
私も同様です。
と言っても、実生実験を本格的にはじめてまだ吉田先生ほどに年数を経ていないのでまだ言い切れないですが。
ただ2019年(530個)、2021年(823個)には異常な数の種子を採集・回収しましたので、これまでとはちがったかたちの展開が期待できるかと楽しみにしているところです。
神奈川県の研究についてもよくご存知なんですね。
また、いろいろ情報を教えていただくとうれしいです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 楠田 純一 | 2022/06/02 05:39