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自然結実ヒガンバナの「種子」の発芽・発根は131個になった!!(2022/05/30) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会

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▼2021年の晩秋に自然結実するビガンバナから823個の「種子」を採集・回収した。
その「種子」を使っての実生実験をすすめていた。
5月のはじめには「発芽・発根」を確認していた。

●今年も自然結実ヒガンバナの「種子」の発芽・発根がはじまった!!(2022/05/04)

 このとき、「発芽・発根」していたのは29個だった。

▼1ヶ月近く経った昨日(2022/05/30)、「発芽・発根」はどこまですすんだのだろう!?
 育苗プラグトレーのフタをとって確かめてみた!!
 驚いた!!
 そして感動した!!

 想像していた以上に「発芽・発根」はすすんでいた!!
 前回に「発芽・発根」していたものは、緑の部分がより顕著になり、鱗茎(球根)に相当する部分は大きく太っていた!!
 あらたに「発芽・発根」してきているものも多数あった!!

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▼今回特に注目したのが、「根」である。
 単に「発芽」とせずに「発芽・発根」と意識して使ってきた。それはこの「発根」に感動したからである。
 「発根」した根から「根毛」のようなものがいっぱい出ていた。
 やがてこの部分は、地下にもぐり、「鱗茎」を地下に引きずり込むのである。
 そして、野のヒガンバナが「葉の季節」にシフトしかけたころ、「出葉」してくるのである。

 「種子」から育つ実生ヒガンバナの生長は二段構えなのである!!

 今年は、この段階で植木鉢に植え替えせずに、この全プロセスを育苗プラグトレーのなかで観察しようと思う。
 さて、どのように展開するだろう!? 楽しみである!!

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▼トレーのなかで集中して「発芽・発根」がつづいている場所があった。
 それは「種子」の採集・回収した場所、花茎採集日、種子回収日が近いものが「発芽・発根」していることを意味していた。
 アタリマエと言えばアタリマエのことだ!!

 「種子」採集場所ごとに「発芽・発根」を確認した個数を整理すると次のようになった。(2022/05/30 追加分)

・【安富】 37個
・【夢前】  1個
・【福崎】 40個
・【福崎B】 4個
・【福崎S】10個
・【福崎M】 6個
・【福崎F】 1個
・【福崎N】 1個
・【香寺】  2個

 総合計は102個である!!

 これに前回の29個を加えると

・【安富】 53個
・【夢前】  1個
・【福崎】 47個
・【福崎B】 5個
・【福崎S】12個
・【福崎M】 9個
・【福崎F】 1個
・【福崎N】 1個
・【香寺】  2個 

 総合計(2022/05/30現在)は131個である!!

 現段階の発芽率は 131/823×100= 15.9%
 【安富】にいたっては 53/208×100= 25.4%

 もはやこれは「たまたま」の数ではなかった!!

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