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2022年5月(皐月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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藤棚や通いてこその花から実 栄吾

 フジはマメ科フジ属の植物。
 花が咲いたあとには実ができる。他のマメ科の植物同様に莢ができてなかに豆が入っている。
 アタリマエすぎるほどアタリマエのことだ!!
 しかし、そのプロセスをしかと見た記憶がなかった。しばらく藤棚に通い詰めたらついにその景に出会った!!
 考えてみれば
 この景は、今、他のマメ科の植物たちも畑で、野山で展開中だった。

▼今月も名句の鑑賞 より<俳句修業>をはじめよう!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 力ある風出てきたり鯉幟 矢島渚男
(2) 大風に湧き立つてをる新樹かな 高浜虚子
(3) 葉桜や自転車の妻まつすぐ来 森 潮
(4) 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實
(5) まづ東寺見えて卯の花腐しかな 上野一孝
(6) 飛ぶ胡蝶まぎれて失せし白牡丹 杉風
(7) 泛く薔薇に茎のありける深空から 正木ゆう子
(8) 蒟蒻の花懐かしき友のごとし 谷口智行
(9) 山窪は蜜柑の花の匂ひ壺 山口誓子
(10) 揺れつつ海へ伸びゆく道や子どもの日 中村草田男
(11) 目つむりていても吾を統ぶ五月の鷹 寺山修司

▼<俳句修業>の第一歩は「選句」から!!
 今月もシロウト「選句」を大いに楽しんでみよう!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 大風に湧き立つてをる新樹かな 高浜虚子

(4) 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實

(3) 葉桜や自転車の妻まつすぐ来 森 潮

【次点】

(10) 揺れつつ海へ伸びゆく道や子どもの日 中村草田男

【選評】
・「湧き立つて」と「新樹」が響き合っている!!
・「こぼれむばかりこぼれざる」はするどい観察眼から生まれたみごとな表現だ。
・私は、最近この「まつすぐ」にはまっている。景をいっきょに浮かび上がらせるコトバだ!!

・白状しておこう。これは邪道だが、草田男の名前でとった。(^^ゞポリポリ


▼アタリマエを「科学する」と俳句を詠むを融合させる。
 シロウトならではの野望である。
 そのための<俳句修業> 今月も愉しくすすめたい!!

 「栄吾」は私の俳号。
 あなたもどうですか。

◆第21回オンライン句会「寅の日」5月例会案内!!
 

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