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823個のヒガンバナ「種子」のナンバリングを終えた!!(2022/03/01) #自然結実 #3倍体 #ヒガンバナの種子 #実生実験

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▼ともかく数が多かった!!
 2021年に採集・回収したヒガンバナの「種子」の数は823個であった。
 その内訳はこうだ。

【安富】208個+【夢前】55個+【福崎】419個+【その他】141個 = 823個 !!

【その他】の詳しい内訳は
【福崎B】    … 45個
【福崎S(散策)】… 46個
【福崎F(踏切)】…  6個
【福崎M(道端)】… 20個
【福崎N(庭)】 …  8個 (大賀ハス観察池そば3個を含む)
【香寺】     … 16個    
【その他】合計 = 141個 !! 

▼【その他】の詳しい内訳を見てもわかるように、昨年はいたる場所でアタリマエにヒガンバナの「種子」が見られたのである。
 花茎の採集場所ごとに、採集日、回収日の順番にならべてみて、ナンバリングしていくのだ。
 きわめて単純な作業である。
 しかし、数が823個ともなると、なかなかの遠大なる作業であった!!

 やっと、823個のヒガンバナ「種子」のナンバリングを終えた!!(2022/03/01)

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▼作業をすすめながら何度も考えた。

「3倍体であるはずの日本のヒガンバナに、こんなに多くの「種子」ができているのはなぜか!?」

 この「ふしぎ!?」に、一応の仮説だけは立てていた。

【仮説 1】「自然結実」するヒガンバナは2倍体(2n=22)になっている。
【仮説 2】無融合種子形成をするようになっている。3倍体(2n=33)のままである。
【仮説 3】【仮説 1】と【仮説 2】とが入り交じっている。

 どの仮説が正しいのだろうか。
 今の私の環境では、それを検証するために染色体数も数えることもできない。それどころか私はまだ、実際にヒガンバナの染色体の顕微鏡観察すらしたことがなかったのだ。

▼今の私にもできることをやりつづけようと思う。
 これらの「種子」を使っての実生実験である。
 今のところ、2019年度に採集・回収した530個の「種子」で実施した方法をとろうと思っている。
 しかし、それだけのスペースが!?
 
 それにしても、やっぱり823個は多い!!

(つづく)

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コメント

大変な数ですね
ドングリのような仲間はいったん乾燥が進むと発芽しないですが、ヒガンバナは大丈夫そうでしょうか?

投稿: みみず | 2022/03/05 06:57

みみずさん
コメントありがとうございます。
種子の保存方法としてこれがベストかどうかまだよくわかっていません。
以前はカビでたいへんだったんですが、とりあえずこの方法で、カビ被害は最小限度おさえることができていません。
2019年採集・回収分530個で、140個の「発芽」を確認しました。
140/530×100=26.4%の発芽率です。さて、今度は!?

投稿: 楠田 純一 | 2022/03/05 15:17

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