57号コウガイビルはエサなしで4ヶ月生きのびた!! (2022/03/21)#コウガイビル #飢餓と再生 #生命誌研究館 #プラナリア #幹細胞 #教材化
▼あれから4ヶ月がたった。
少しあたたかくなってきたせいもあるのだろうか。
外に出すなり、あのイチョウの葉のような頭(コウガイ・笄)をヒラヒラさせながら動き始めた。
生きている!!
▼この「ふしぎ!?」とつき合うようになってずいぶんになる。
動物が「食べる」ことなく生きる!?
そんなバカなことがあるか!? なかなかにわかには信じられない事実だった。
ひとつの答えがあった。
自らを食べながら、小さくつくり変えながら(=「再生」)生きる!!
4ヶ月たっても、目で見るかぎりではそんなに小さくなっているようには見えなかった。
できるだけエネルギーの消耗をひかえて、生きているのだろうか。
▼先日の「JT生命誌研究館」での
● 「再生力のチャンピオン イモリとプラナリアのワザ比べ」 (近藤寿人先生)
配信されたものを見せてもらった。実に面白かった!!
動物の「再生」には、「イモリタイプ」と「プラナリアタイプ」があるらしい。
今、特に興味をもっているのはもちろん「プラナリアタイプ」だ。
なにしろコウガイビルは「陸生プラナリア」!!
▼プラナリアの「再生」について、二冊の本が紹介された。
◆『プラナリアの形態分化』(手代木渉・渡辺憲二編著 共立出版)
いつもコウガイビルのことをくわしく知るためにお世話になっている本だ。
コウガイビルについての唯一の専門書なのかも。
そして、なによりうれしいのは渡辺憲二先生編著であることだ。
渡辺憲二先生がコウガイビルの「ふしぎ!?」に答えてくださった「あの日」を思い出した。
◆『切っても切ってもプラナリア』(阿形清和 文 土橋とし子 絵 岩波書店)
実はこの名著にも渡辺憲二先生が関連しておられた。講師の近藤寿人先生は、この本の興味深いところをわかりやすく解説してくださっていた。
どうやらこのあたりに「コウガイビル」の教材化のヒントがありそうだ!!
さあ、57号コウガイビルは、いつまで「再生」を繰り返すだろう!?
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