オンライン「寅の日」10年の歩みとは(2) #サイエンスコミュニケーター #寅の日 #寺田寅彦 #オンライン学習会
▼私は、2011.4.1 より自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のるようにようになっていた。
名のってはみたものの、何からはじめるのか?
まだ明確なものがあったわけではなかった。
▼そんななかで一冊の本と出会った!!
◆『寺田寅彦 漱石、レイリー卿と和魂洋才の物理学』(小山 慶太著 中公新書 2012.1.25)
科学者・研究者として活躍しただけでない。「科学」の面白さ、重要性を時代のなかで語り続けた寺田寅彦を次のように評していた。
科学に関して研究者であると同時に、サイエンス・コミュニケーションの担い手-この面では先駆者とみなせるであろう-としての顔ももっていたのである。(同書 P220より)
コレだ!!
と思った。よし、寺田寅彦から学ぼう!!
▼さらに、ここに「寅の日」のヒントがあった!!
寅彦は高嶺俊夫と親交を深めるなかでなかなか面白いことをやっていたようだ。
一九二八年(昭和3年)の春ころから、高嶺と寅彦は毎週一度のペースで、二人だけの昼食会を催すことになる。高嶺はこの日を「寅の日」、一方の寅彦は「高嶺デー」と呼んでいた。(中略)学問の話もしたが、それ以外に気楽なテーマもよく話題にのぼったという。“高等遊民”を彷彿させる二人の姿が浮かんでくる。(同書 P15より)
▼この「寅の日」を現代に蘇らせることはできないか?
このとき思い出したのが、かつて【理科の部屋】で展開していた「オンライン学習会」だった。
時空を超えるオンラインでは可能ではないのか?
かくして生まれたのがオンライン「寅の日」!!
(つづく)
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