実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2022/02/07) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼2019年に「自然結実」ヒガンバナから採集・回収した530個の「種子」を使った実生ヒガンバナ実験!!
前回の観察(2021/12/02)から年を越して、2ヶ月あまりがたっていた。
「出葉」の様子はどう変化しただろう。
定位置に置いたまま観察してみた。
▼昨日(2022/02/07)現在を「記録」しておく。
まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所だ。
またまた枯れた八手の葉が落ちていた。それらをとりのぞいて観察した。
【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。
・となりあわせの2つだ。
・どちらも葉は一枚、前回より若干のびていた。(13.0㎝、12.0㎝)
【夢前】
・「出葉」している鉢はかわらず3つである。
・葉も確かに少しのびてきていた。(11.0㎝、21.0㎝、19.0㎝)
・二枚の葉をのばしている鉢もあった。
▼次は【福崎】である。
【福崎】
・「出葉」している鉢は前回と変わらず13鉢である。
・二枚の葉をのばしている鉢も2つあった。
・もっとすごいのは早くも三枚の葉をのばしているものも一鉢あった。
・一枚の葉でもすごくのびているものもあった。それも前回より1㎝のびていた。(23.0㎝)
次に従来の群生地以外のものをまとめておいていた。
【その他】
・「出葉」している鉢は前回と同じく3つあった。
・二枚の葉がでているものも前回より1㎝のびていた。(16.0㎝、16.0㎝)
・一枚の葉でもよくのびているものもあった(18.0㎝)
▼最後に、「発芽・発根」して植木鉢に植え替える前のケースをそのままにしていた。
そこからも「出葉」してきているのを前回確認していた。
だから年を越してもケースはそのままにしていた。
【ケース】
・「出葉」している数は前回と同じく6つあった。
・なんとひとつの「枠」のなかからふたつ出てきたものもある。
・どの葉もぐんとのびていた。(21.0㎝)
・雑草たちにまざりながらもたくましく育っていた。
・この景の意味することは大きい!! 実際の野では、このように育っているのだろう!!
・そう考えると群生地の畦に出かけて行ってこの姿をみつけたくなってくるのだった。
【「出葉」の総合計】(2022/02/07現在)
【安富】2+【夢前】3+【福崎】13+【その他】3+【ケース】6=27
「出葉」数は前回と同じ結果だ。前回よりも葉の長さは1.0㎝ばかりのびているようだ。
一年目に「出葉」した54のうちちょうどその50%(27/54)に相当する27が、現段階で「出葉」していることになる。
これはやっぱり凄いことだ!!
野ではこのことがアタリマエに高頻度に起こっているのでは!?
ここで大問題だ!!
昨年(2021年)は、2019年の530個をはるかに上回る数の「種子」を採集・回収した。
その823個の「種子」を使った実生実験をどのように展開するか!?
しばし、検討だ!!
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