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本日(2022/02/18)、第309回オンライン「寅の日」!! #地図をながめて #traday #寺田寅彦

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▼「地図」と聞くと、すぐさま思い出すひとがいた。
 田代 博さんである!!
 田代さんには、ネットをはじめたころからずっとずっとたいへんお世話になってきた大先達である。
 いつか直接お会いしてお礼を言い、まだまだ多くを学ばせてもらいたいと願っていたのに逝ってしまわれた。
 残念である!!淋しい!!哀しい!!
 田代さんは自著『地図がわかれば社会がわかる』(田代 博著 新日本出版社)のなかで「地形図」についてこう言われていた。

 ●地形図は「YMT47」!

 何事にもキャッチコピーが必要です。私は地形図を「YMT47」と名付け、普及(啓発)活動をしています。 「Y」は安い、「M」は持ち運べる(ミウラ折りができる、もかねている)、「T」は高さが読める(等高線がある、も可)です。「47」は、47都道府県、つまり全国を網羅していることを意味しています。(同書p46より)

▼本日(2022/02/18)は、第309回オンライン「寅の日」である。
 2月のテーマは

【2月テーマ】「寅彦と科学のツール」

である。第二回目の本日は「地図をながめて」を読む。

◆本日(2022/02/18)、第309回オンライン「寅の日」!!

●「地図をながめて」(青空文庫より)

▼そんな田代さんのいちばんのお薦め随筆がこの「地図をながめて」であった。
 きわめてナットクのいく話だった。

「当世物は尽くし」で「安いもの」を列挙するとしたら、その筆頭にあげられるべきものの一つは陸地測量部の地図、中でも五万分一地形図などであろう。一枚の代価十三銭であるが、その一枚からわれわれが学べば学び得らるる有用な知識は到底金銭に換算することのできないほど貴重なものである。
 それだけの手数のかかったものがわずかにコーヒー一杯の代価で買えるのである。

田代さんが晩年勤めておられた「日本地図センター」で調べてみた。
◆一般財団法人 日本地図センター

・2万5千分1地形図 …356円(3色刷)、435円(多色刷)
・5万分1 地形図   …356円(3色刷)、382円(4色刷)

 今も、ほんとうだ!!コーヒー一杯だ!!

▼さらにつづけてこう語ってくれていた。

 もっとも物の価値は使う人次第でどうにもなる。地図を読む事を知らない人にはせっかくのこの地形図も反古(ほご)同様でなければ何かの包み紙になるくらいである。
しかし「地図の言葉」に習熟した人にとっては、一枚の図葉は実にありとあらゆる有用な知識の宝庫であり、もっとも忠実な助言者であり相談相手である。  今、かりに地形図の中の任意の一寸角をとって、その中に盛り込まれただけのあらゆる知識をわれらの「日本語」に翻訳しなければならないとなったらそれはたいへんである。等高線ただ一本の曲折だけでもそれを筆に尽くすことはほとんど不可能であろう。それが「地図の言葉」で読めばただ一目で土地の高低起伏、斜面の緩急等が明白な心像となって出現するのみならず、大小道路の連絡、山の木立ちの模様、耕地の分布や種類の概念までも得られる。

なるほど説得力のあるコトバである。
「地図」もまた最強の「科学のツール」なのかも知れない。
「地図の言葉」の習熟、今からでも間に合うかな!? ゆっくり ゆっくり急ごう!!

 自分は汽車旅行をするときはいつでも二十万分一と五万分一との沿線地図を用意して行く。遠方の山などは二十万分一でことごとく名前がわかり、付近の地形は五万分一と車窓を流れる透視図と見比べてかなりに正確で詳細な心像が得られる。しかしもし地形図なしで、これだけの概念を得ようとしたら、おそらく一生を放浪の旅に消耗(しょうもう)しなければなるまい。

今さら寅彦には追いつけないにしても、少しだけ真似をしてみようかな。
「雲見」の旅、「○○を追って」の旅 さあ いつ再開できるかな。


明日(2022/02/19)で、田代博さんが逝って はや一年だ!!
●地形図は「YMT47」!    

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