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「静電気」を科学する(16) #ボルタ #ボルタの電気盆 #ボルタの電位計 #ボルタの電堆

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私は今、「あのボルタ」にはまっていた!!
 ボルタのことなら何でも知りたいと思っていた。
 こんな本も手に入れて読んでみた。

◆『ボルタ 未来をつくった電池の発明』(ルカ・ノヴェッリ 文・絵、滝川洋二 日本語版監修、関口英子 訳 岩崎書店)


▼著者はルカ・ノヴェッリ。ライター&イラストレーター。
 イタリアで自然や科学についての本を数多く執筆しておられる方のようだ。
 優秀な子ども向けの科学書の著者としても活躍されているようだ。
 独特のイラストで、とてもわかりやすく楽しい!!
 科学的説明も的を射ている。

 なにより「児童向け科学書」であるところが、私にはアリガタイ!!

▼「あのボルタ」にいたるまでの軌跡を「静電気」の歴史に焦点をあてながら、プロットしてみよう。

・ボルタと避雷針
・絹の巻き筒を使用した起電機に成功
・ボルタの「電気盆」
・「可燃性の沼気」(メタン)の発見
・電気銃(「「沼気」と「電気盆」を組み合わせたような装置)(※「圧電ポン」のようなものか!?)
・遠隔地(約50㎞)からの「電気銃」の発砲に成功(電信機、電話の祖先!?)
・「ユージオメーター」の開発
・「ガスランプ」の発明(「電気盆」を応用したもので、電気火花によって明りがともる仕組み)
・ボルタの「電位計」(わずかな電位差も計測できる。「検電器」)
・ガルバニー電気の謎解き
・ボルタの「電堆」発明


▼こうして時系列でならべてみるとますますわかってきた。

 ボルタこそ「静電気」から「動電気」へのキーパーソンである!!
 はじめにボルタありきダ!!

 今の私にもできそうな復元実験はあるのかな!?

(つづく)

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