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2022年1月(睦月)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

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▼今年は御降(おさがり)からはじまった!!
 我らが寅日子先生も御降を詠んでいた。

御降や寂然として神の鶴 (明治四十年)
御降や月代寒き朝詣 (明治四十年)
御降に尻ぞ濡れ行く草履取 (明治四十年)

 いずれも明治四十年、寅日子先生三十歳のときの句だった。

▼今年も名句の鑑賞 よりはじめる<俳句修業>だ!!
 名句の参考にさせてもらうのは、今年も

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 雪こぼす雲のたちまち日をこぼす 稲畑汀子
(2) 離陸して日本かたむく初明り 那須淳男
(3) しづかなるひとのうばへる歌留多かな 野口る理
(4) 並びたる巫女に日当る破魔矢かな 深見けん二
(5) 羽子板の重きが嬉し突かで立つ 長谷川かな女
(6) こほりたる雫の先の濡れてをり 高田正子
(7) 日のあたる氷りし瀧の静けさよ 高柳重信
(8) 地面から宙がはじまる福寿草 宮坂静生
(9) 雪兎目を入れてより憂ひがち 川崎雅子
(10) 雪山の照り楪も橙も 森 澄雄
(11) おとうとよ雪野の奥に雪の山 澤 好摩

▼<俳句修業>の第一歩は「選句」からデアル!!
 今年もシロウト「選句」をおおいに楽しもう!!

【私の選んだ名句ベスト3】

(1) 雪こぼす雲のたちまち日をこぼす 稲畑汀子

(6) こほりたる雫の先の濡れてをり 高田正子

(7) 日のあたる氷りし瀧の静けさよ 高柳重信

【次点】

(8) 地面から宙がはじまる福寿草 宮坂静生


【選評】
・雪も日も「こぼす」なんダ!!それがとっても気に入った。
・「雫の先」に集中したするどい観察眼!!
・すぐさまある瀧を連想してしまった。今年も観察に行きたいものだ。「静けさよ」がうまい!!

・「地面から宙がはじまる」とはうまいなあ。「福寿草」との取り合わせも最高!!


▼「選句」修業の次は「作句」修業だ。
 それらを一緒に愉しむのが句会だ!!
 今年もオンライン句会「寅の日」で、俳句修業を愉しもう!!

◆第17回オンライン句会「寅の日」1月例会案内!!

 

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