実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2021/12/02) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼前回の観察(2021/10/20)から一ヶ月と十日以上たっていた。
2019年に採集・回収した530個の「種子」を使った実生ヒガンバナ実験。
「出葉」の様子はどう変化しただろう。
定位置に置いたまま観察してみた。
▼昨日(2021/12/02)現在を「記録」しておく。
まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所だ。
またまた枯れた八手の葉が落ちていた。それらをとりのぞいて観察した。
【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。
・となりあわせの2つだ。
・どちらも葉は一枚、長くのびてきていた。(12.0㎝、11.5㎝)
【夢前】
・「出葉」している鉢はかわらず3つである。
・葉も確かにのびてきていた。(11.0㎝、19.0㎝、18.0㎝)
・二枚の葉をのばしている鉢もあった。
▼次は【福崎】である。
【福崎】
・「出葉」している鉢は13鉢である。
・前回より一鉢少ない。番号をつけているので、前回「出葉」していて、葉が消えた鉢が特定できた。いくらさがしてもみつからなかった!!
・二枚の葉をのばしている鉢も2つあった。
・もっとすごいのは三枚の葉をのばしているものも一鉢あった。
・一枚の葉でもすごくのびているものもあった(22.0㎝)
・ここに2020年度採集分の鉢も置いていた。まったく変化はなかった。
次に従来の群生地以外のものをまとめておいていた。
【その他】
・「出葉」している鉢は3つあった。ひとつ増えていた。
・二枚の葉がでているものもよくのびていた。(15.0㎝、15.0㎝)
・一枚の葉でもよくのびているものもあった(18.0㎝)
▼最後に、「発芽・発根」して植木鉢に植え替える前のケースをそのままにしていた。
そこからも「出葉」してきているのを前回確認していた。
【ケース】
・「出葉」している数はひとつ増えて、6つあった。
・なんとひとつの「枠」のなかからふたつ出てきたものもある。
・どの葉もぐんとのびていた。(20.0㎝)
・雑草たちにまざりながらもたくましく育っていた。
・実際の野では、このように育っているのだろう!!
・そう考えると群生地の畦に出かけて行ってこの姿をみつけたくなる。
【「出葉」の総合計】(2021/12/02現在)
【安富】2+【夢前】3+【福崎】13+【その他】3+【ケース】6=27
【福崎】でひとつ減り、【その他】【ケース】でひとずつ増え、総合計で前回よりひとつ増えたことになる。
一年目に「出葉」した54のうちちょうど50%(27/54)に相当する27が、現段階で「出葉」してきていることになる。
これはやっぱり凄いことだ!!
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