« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »

本日(2021/12/31)、第304回オンライン「寅の日」!! #日本人の自然観 #traday #寺田寅彦

Dscn9518

▼手持ちの「歳時記」(『俳句歳時記』角川文庫)には、次のようにあった。

【寅彦忌 とらひこき】
十二月三十一日。科学者・随筆家の寺田寅彦(一八七八~一九三五)の忌日。筆名吉村冬彦・藪柑子・寅日子など。(後略)


▼本日(2021/12/31)、第304回オンライン「寅の日」!!
 【寅彦忌】特番オンライン「寅の日」である。
 毎年の恒例としてきた。
 読むものも決めていた。「日本人の自然観」である。

◆本日(2021/12/31)、第304回オンライン「寅の日」!!

●「日本人の自然観」(1)(青空文庫より)


▼この随筆の最後に初出はこう書いてあった。
 

(昭和十年十月、東洋思潮)

 昭和十年つまり1935年は寅彦の最晩年である。この年の大晦日に亡くなったのである。
 だから私はこれを勝手に寅彦の「遺言」であると思っている。86年の時空を超えての今を生きる私たちへのメッセージである!!
 ここにすべてがあると思っていた。
 幸いにも、明日、2022年元日も「寅の日」である。
 そこで、二日連続してこの長編「日本人の自然観」を読む。
 まさに「ゆく年くる年」は「寅の日」スペシャルだ!!

・緒言
・日本の自然
・日本人の日常生活
・日本人の精神生活
・結語

 5つの章に分かれていた。
 何度読んでも、読むたびにあらたな「発見」のある名随筆である。

 <緒言>からまずはここを引用させてもらおう。

 われわれは通例便宜上自然と人間とを対立させ両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であると同時に短所である。この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切り離して考えることのできないものである。人類もあらゆる植物や動物と同様に長い長い歳月の間に自然のふところにはぐくまれてその環境に適応するように育て上げられて来たものであって、あらゆる環境の特異性はその中に育って来たものにたとえわずかでもなんらか固有の印銘を残しているであろうと思われる。

 ここに最も核心部分があるような気がする。


▼<日本の自然>を寅彦はどうとらえていたのだろう。
 そこから考えて、私たちにどんなメッセージを遺してくれたのだろう。

 非常にくわしい解説から、徐々に「核心」に近づいて行く!!

 これを要するに日本の自然界は気候学的・地形学的・生物学的その他あらゆる方面から見ても時間的ならびに空間的にきわめて多様多彩な分化のあらゆる段階を具備し、そうした多彩の要素のスペクトラが、およそ考え得らるべき多種多様な結合をなしてわが邦土を色どっており、しかもその色彩は時々刻々に変化して自然の舞台を絶え間なく活動させているのである。
 
自然の神秘とその威力を知ることが深ければ深いほど人間は自然に対して従順になり、自然に逆らう代わりに自然を師として学び、自然自身の太古以来の経験をわが物として自然の環境に適応するように務めるであろう。前にも述べたとおり大自然は慈母であると同時に厳父である。厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである。
 たとえば、昔の日本人が集落を作り架構を施すにはまず地を相することを知っていた。西欧科学を輸入した現代日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視(べっし)して建てるべからざる所に人工を建設した。そうして克服し得たつもりの自然の厳父のふるった鞭(むち)のひと打ちで、その建設物が実にいくじもなく壊滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいる、といったような場合が近ごろ頻繁(ひんぱん)に起こるように思われる。昭和九年十年の風水害史だけでもこれを実証して余りがある。

ここで最も重要なキーワード「相地の学」が登場する!!
さらに

しかるに現代の日本ではただ天恵の享楽にのみ夢中になって天災の回避のほうを全然忘れているように見えるのはまことに惜しむべきことと思われる。


あの警鐘「天災は忘れられたる頃来る」の原基がここにある!!

(つづく) 

| | コメント (2)

【私の撮った写真・ベスト5】2021!! #2021年 #写真

▼私の写真は、「ヘタな鉄砲方式」だった。
 写真に関するくわしい知識も技能もなかった。ただただ朝も昼も夜も写真を撮りまくった!!
 ヘタな鉄砲も数撃てば当たる!!
 で、自分の目ではとらえきれなかったものが、「記録」できるかも知れない。
 そんな期待を持って、今年も撮りまくった。撮った未整理の写真は膨大な量となった。

 それでも、今年も昨年に続き動くこと(旅)がすくなかったから例年にくらべ少ない。
 でもそのなかから「ベスト○○」を厳選するのはたいへんな作業だ。
 今年も「思いつき画像・ベスト5」としたい。

【その1】<2021/10/15 08:18> ついに我が家にもアサギマダラがやって来た!!

Dscn9971_20211230035301


【その2】<2021/09/22 10:24>56号コウガイビルは天から降りてきた!?

Dscn0214_20211230035701


【その3】<2021/07/13 8:54>大賀ハス観察池に久しぶりの「あこがれの4日間」が帰ってきた!!

_dsc8073_20211230040801


【その4】<2021/06/17 15:36>コヒガンバナの球根は大きく育っていた。花咲く日も近いかも!?

Dscn0155_20211230041701


【その5】<2021/11/04 9:24>今年はどれほど多くのこの「目玉おやじ」と出会ったことだろう!!

Dscn3033_20211230042501


【次点】<2021/06/09 14:35>久しぶりに畑で「ジャガイモの実」と出会った!!

Dscn8978_20211230044601


 こんな調子であげていくといくらでもあげてしまいそうなのでこれぐらいにしておく。
 毎日の【雲見】【宇宙見物】からの画像がないのが少しさみしいが、それは来年に期待したい!!
 さあ、来年はどんな写真が撮れるかな!?
 楽しみだ!!

| | コメント (0)

【私の読んだ本・ベスト8】2021!! #お薦め本

Dscn9850_20211229050101

▼年末恒例の【私の読んだ本・ベスト○○】をあげてみる。
 リストアップするのは、この2021年一年間に【お薦め本】としてあげたもの8冊である。
 順番はあくまでここのblogに書き込んだ順番である。


【その1】【お薦め本】『高校世界史でわかる 科学史の核心』(小山慶太著 NHK出版新書)
 アタリマエのことであるが、「科学」も歴史のなかにある!!
 ニュートンのあの有名な発見は、ペストの流行の時期だったという。
 コロナ禍の今、「科学」の現在地は!?


【その2】【お薦め本】『細胞とはなんだろう』(武村政春著 ブルーバックス)
 今、再び問う。そもそもウィルスって何!?
 ウィルスが感染するのはヒトではなくて細胞!?
 細胞とウィルスの関係は!?


【その3】【お薦め本】『地震はなぜ起きる?』(鎌田浩毅著 岩波書店)
 「ほんとうの名著は児童書にアリ!!」の確信を強めてくれた本だ!!


【その4】【お薦め本】『理系的アタマの使い方』(鎌田浩毅著 PHP文庫)
 あの名著『知的生産の技術』の現代版!!
 アウトプット優先主義の知的生産術を伝授!!今一度、自分の知的生産術の吟味を!!
 ヒントのすべてがここにある!!


【その5】【お薦め本】『すごすぎる 天気の図鑑』(荒木健太郎著 KADOKAWA)
 子どもから大人まで誰もが楽しく学べる!!
 動画(YouTube)のレクチャーで楽しく学べるのもうれしい!!


【その6】【お薦め本】『チバニアン誕生』(岡田誠著 ポプラ社)
 子どもから大人まで誰もが「チバニアン誕生物語」を楽しめる本!!
 私としては「地磁気逆転」の松山基範博士と寺田寅彦のツナガリが面白かった。
 さらには、「磁石石」の堂面春雄先生にまでツナガッタのはとてもうれしかった!!


【その7】【お薦め本】『煮干しの解剖教室』(小林眞理子著 仮説社)
 私はこの本をテキストとして、はじめて「煮干しの解剖」実験に取り組んでみた。
 とてもわかりやすく、楽しかった!!
 この本の著者・小林眞理子先生にオンラインレクチャーを受けたのは今年最高の思い出だ!!


【その8】【お薦め本】『寺田寅彦と物理学』(池内了著 玉川大学出版部)
 オンライン「寅の日」への最高の案内書!!
 「オンライン「寅の日」って何!?」と問われれば、これからはこの本をお薦めしたい。
 

 さあ、2022年はどんな本と出会えるかな。
 楽しみである!!

| | コメント (0)

第17回オンライン句会「寅の日」1月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

Dscn9696

藤の実「その瞬間」三連発!!
 それは2021/12/26午前11時から午後4時までの出来事だった!!

 午前11時に部屋をでるときはなんの予兆もなかった。
 午後4時に部屋にもどったときは唖然とした。部屋じゅうに藤の実の莢と藤豆が飛び散っていたのだ。
 「その瞬間」が見たくて部屋につるした「藤の実」を今一度見た。
 なんとこの5時間のあいだに3つの「藤の実」に「その瞬間」が訪れたのである。
 飛び散った藤豆を回収するのはなかなかの作業だった。

 我らが寅日子先生が言っていたことは正しかったのだ。(「藤の実」青空文庫より
 

 それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

 そうだ!!
 私の部屋の「藤の実」にも「潮時」が訪れたのだった!!


▼「その瞬間」は見逃したものの「潮時」を見たのはとても感動した。
 ところでこの感動を「記録」するひとつの方法として「俳句」があるのかも知れない。
 「俳句」を詠むことにより、感動を共愉できる。
 共愉の場として句会がある。
 2020年9月にはじまったオンライン句会「寅の日」も、この一年で共愉の場としてすっかり定着してきた。


▼あらためて第17回オンライン句会「寅の日」1月例会案内をあげておく。

******************************************************************

第17回オンライン句会「寅の日」1月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 

5.【投句期間】
 2022年1月1日0時から15日23時30分まで
 
6.【選句期間】
 2022年1月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2022年1月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

******************************************************************


▼「句会」は共愉を増幅します。
 共愉する仲間がふえればそれだけより豊かに面白くなる!!

 あらたな年、俳号をきめてあらたな一歩踏み出してみませんか!!
 メールをお待ちしています!!
 

 
 

| | コメント (0)

【Web更新12/26】21-52 オンライン「寅の日」等 更新!!

_dsc1921

枯蓮になお葉脈の残しけり 21/12/24撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】21-52
週末定例更新のお知らせ
 2021年最後の週末定例更新のお知らせである。
 「21-52」と表記のように52回目の更新である。
 これで今年も毎週一回の「週末定例更新」が達成されたことになる。
 それだけでうれしいかぎりだ!!

◆表紙画像集2021 更新 枯蓮
 観察池からはみ出した枯蓮に生野峠からの寒風が吹きつけていた。
 その枯蓮にしっかりと「生きた証し」のように葉脈が残っていた。
 
 これで今年撮った52枚の表紙画像がそろった!!
 今一度、52枚の画像を見ながらそのときを思い出した。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 今年のオンライン「寅の日」はあと一回あった。
 寅彦忌(12/31)特番オンライン「寅の日」である。
 なんと2022年元日(1/1)も「寅の日」である。
 文字どおり「ゆく年くる年」はオンライン「寅の日」で!!
 読むのはいずれも「日本人の自然観」である。
 ぜひご一緒に!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 ページのタイトルもはじめたころはそれなりに的を射ているように思っていたが、今あらためて見るとやや陳腐にも…!?
 まあ、これ自体も「記録」と思いこのままにしておく。
 ここのところ年末恒例として来た【私の重大ニュース 2021】をリストアップしてみた。

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 57号コウガイビルはどうやら年を越しそうだ。
 57号のいのちあるあいだにWebテキスト試案「コウガイビル」の構想を具体化したいものだ。

 
 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから40週目だった。
 池の水に浸かった大賀ハスの葉もどんどん朽ちはてていく。
 泥のしたに眠る蓮根は!? 春が楽しみである。

_dsc1990

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2021】(3) #2021年 #ばっかり病 #側根 #最上の紅花 #サイエンスコミュニケーター

Dscn8794_20211226045101

▼【私の重大ニュース 2021】をつづける。

【その8】「側根ばっかり病」を発症する!!
 私には今さらどうしようもない持病があった。「ばっかり病」である!!
 ひとつのことに夢中になると、周りのことがよく見えなくなってしまう。すべてが、それにツナゲテ見えてしまう。
 今年、発症したのは「側根ばっかり病」だった。
 今まで「見ていたけれど、見えていなかったこと」が次々とわかってきた。
 実に面白い!!

◆新・私の教材試論(145) #側根 #維管束 #教材論 #3Hの法則

Dscn8783_20211226045101


【その9】最上紅花のドライフラワーをつくった!!
 「最上紅花」!!
 私にはひときわ思い入れのある花だった。
 その発端は35年も前の「紅花を追っての旅」にあった。当時から「最上紅花」のドライフラワーを自分でつくることは、ひとつの夢だった。
 この夢が、今年やっと実現した!!
 私にとってはやっぱり今年の重大ニュースのひとつだ!!

Dscn9701_20211226045201

【その10】サイエンスコミュニケーター10年の歩み、そして11年目に!! 
 自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のりはじめたのは、2011年4月だ。
 それから10年の歳月がすぎた!!
 10年という節目の年に、いろいろとふり返る一年だった。
 そして、11年目に向かった!!
 どこまで来たのだろう!? いつも「現在地」を問い続けたいものだ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言


▼自由に動きながら、人にモノに出会って学ぶのが、私の「学びの作風」だと思っていた。
 動くことが制限されるなかでの「私の重大ニュース」、最初はそんなにないだろうと思ってはじめたのだったが、ふり返ってみるといっぱいあった。
 10に絞り込むのに少し迷うほどだった。

 さあ、2022年は動きを再開できるだろうか。
 どんな「出会い」が待っているだろう。  
 なにを学べるだろう。 楽しみだ!!

Dscn0911_20211226045201


(了)

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2021】(2) #2021年 #寅の日 #オンライン句会 #寺田寅彦全集科学篇 #藤の実

Dscn9194_20211225044801

▼【私の重大ニュース 2021】をつづける。

【その4】オンライン「寅の日」は300回に達する!!
 オンライン「寅の日」は、2012年4月にはじめた。
 12日に一度巡ってくる「寅の日」にあわせた。これならばあらためて日程の計画をたてる必要は無かった。
 これに毎年、寅彦忌(12/31)特番オンライン「寅の日」を加えて実施してきた。
 それにしても、今さらであるが300回という回数に驚く!!
 そして 自画自讃する!!
 思えば遠くへきたものだ!!
 面白くなくなったらすぐやめようと思っていた。しかし、読めば読むほど面白くなっていった!!
 300回まで達したのは、とりもなおさず
 寅彦の随筆は、いつ読んでも面白く今日的である!!
 ことの証明なのかも知れない。

◆オンライン「寅の日」

Dscn9690_20211225044901


【その5】オンライン句会「寅の日」が定着した!!
 オンライン「寅の日」の取り組みのなかから生まれた句会「寅の日」!!
 オンラインにすることにより句会参加のハードルを大いにさげることとなった。誰でも気軽に自分の都合にあわせて参加できるようになった。
 師事するのは寅日子先生!!
 昨年の9月からはじめて、この一年で月例句会はすっかり定着してきた。
 
●第16回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム


【その6】『寺田寅彦全集 科学篇 全六巻』(岩波書店)を手に入れた!!
 同じくオンライン「寅の日」に関連してのことだ。
 ずいぶん迷った。本の断捨離も決行しなければならないときなって今さらと…。
 それに六巻のうち五巻までは欧文、邦文は六巻のみだ。私には歯が立ちそうにない。
 しかし、思いきって手に入れてよかった。
 今では、科学論文を読むと言うより、これを「寺田寅彦 科学資料館」として利用している!!
 アリガタイことに、この「資料館」いつでも思いついたときに入館できる!!

●『寺田寅彦全集 科学編 全六巻』(岩波書店)を手に入れた!! #traday #寅の日 #寺田寅彦

Dscn1790_20211225045001


【その7】ついに「藤の実」のはじける「その瞬間」に出会った!!
 寅彦の「藤の実」に触発されて、かねてより「その瞬間」をぜひ見たいと思っていた。
 うれしいことに今年、「藤の実」を「おすそ分け」してもらった。
 部屋につるして三日後の早朝、「その瞬間」に出会った!!(2021/12/21)
 そして
 2021/12/23、2021/12/24にもそれぞれひとつずつ「その瞬間」が訪れた。

●2022年1月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦
 
Dscn9295_20211225044801

(つづく)

| | コメント (0)

【私の重大ニュース 2021】(1) #2021年 #ヒガンバナの種子 #煮干しの解剖 #あこがれの4日間

Dscn9562_20211224041501

▼2021年が終わろうとしている。
今年も昨年に続き自由に動きづらい一年だった。
無手勝流で動きながら学ぶというのを「流儀」としている私としてはなかなか苦しいところだ。
 しかし、そんななかでもまったく「学び」や「発見」がなかったわけでない。
 いやむしろ、こんな状況だからこその「出会い」や「感動」もあった。

 今年も思いつくままに【私の重大ニュース 2021】というかたちであげてみたい。


【その1】ヒガンバナの種子を823個を回収した!!
 2013年11月13日に「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見した。それ以降、「自然結実」ヒガンバナ花茎を採集し、「水栽培」して完熟「種子」を回収をすることを続けて来た。
 2019年には530個の「種子」を手に入れた。
 今年はそれをはるかに上回る823個の「種子」を回収した!!
 うれしいのは、それだけではなかった。
 「日本ヒガンバナ学会」では、他の地域の方からの大量「種子」の報告もあった!!
 日本のヒガンバナに何かが起こっている。それは確かだ!!

◆【ヒガンバナ情報2021】 

Dscn8964_20211224041701


【その2】「煮干しの解剖」を楽しむ!!
 現場でやりのこしたことのひとつとして「煮干しの解剖」実験があった。
 ひとり実験として取り組んでみた。
 あまりに面白かったので、その都度blogで報告してみた。
 多くの人からアドバイス、コメントをもらった。うれしかった!!
 なかでも、『煮干しの解剖教室』の著者の小林眞理子先生からもオンラインレクチャーがあった!!
 感動であった!!
 最高に面白かった!!
 
●新・私の教材試論(144) #煮干しの解剖 #教材論 #3K1Aの法則

Dscn9817_20211224041801


【その3】大賀ハス観察池に「あこがれの4日間」がもどってきた!!
 【大賀ハス観察日記】は14年目であった。
 やもなく観察池の引っ越してから以降、本格的な「あこがれの4日間」から遠ざかっていた。
 今年は、久しぶりに観察池の大賀ハスもみごとに開花した!!
 開花の4日間は最高だった!!

◆【大賀ハス観察日記】

Dscn9067_20211224041801

(つづく)

| | コメント (0)

2022年1月のオンライン「寅の日」は #科学と文学 #traday #寺田寅彦

Dscn9295_20211223035901

ベキベキッ !!バッンバッン!!
「その瞬間」は唐突におとずれた。 2021/12/21 05:15 

寅彦は「藤の実」(青空文庫より)を次のようにはじめていた。

 昭和七年十二月十三日の夕方帰宅して、居間の机の前へすわると同時に、ぴしりという音がして何か座右の障子にぶつかったものがある。子供がいたずらに小石でも投げたかと思ったが、そうではなくて、それは庭の藤棚(ふじだな)の藤豆(ふじまめ)がはねてその実の一つが飛んで来たのであった。

私は「その瞬間」をまだ見たことがなかった。
「その瞬間」に出会いたくて、「おすそ分け」してもらった「藤の実」を自分の部屋に設置したのは2021/12/18だった。
それから三日後の早朝「こと」は起こった!!
私は起きてパソコンにむかっていた。
割り箸をへし折ったような音につづいて、霰か雹がトタン屋根をはげしくたたくような音!!(もっとふさわしい表現があるのかも知れないが思いつかない)
ともかくはげしい音に驚き、その方向に振り向いたとき「こと」は終わっていた。
ぶら下げた「藤の実」のひとつがはじけたのである!!飛び出した豆がドアに衝突したのだった。
飛び出した豆は三粒。一粒は遠くまで飛んでいた!!

Dscn9194

Dscn9199_20211223040101

Dscn9141

Dscn9168

Dscn9228_20211223040501

▼2022年1月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期が来ていた。
 あらたな年、あらたなテーマでスタートしたかった。
 1月のテーマは

【1月テーマ】「科学と文学」

で行きたい。ずいぶん大きなテーマである。
1月は3回あった。

■2022年1月オンライン「寅の日」!!
◆第305回オンライン「寅の日」 …1/01(土)
◆第306回オンライン「寅の日」 …1/13(木)
◆第307回オンライン「寅の日」 …1/25(火)


▼第305回元日に読むものはすでに決めていた。
 前日の寅彦忌特番に引き続き「日本人の自然観」を読む。

 まさに今年の「ゆく年くる年」は「寅の日」三昧デアル!!

 また第306回、第307回も続けて本テーマの定番ズバリ「科学と文学」を読む。

■2022年1月オンライン「寅の日」!!

◆第305回オンライン「寅の日」 …1/01(土)「日本人の自然観」(青空文庫より)

◆第306回オンライン「寅の日」 …1/13(木)「科学と文学」(1)(青空文庫より)

◆第307回オンライン「寅の日」 …1/25(火)「科学と文学」(2)(青空文庫より)


▼2022年は「寅の日」からはじまる!!
 そして「寅の年」である!!
 
 またオンライン「寅の日」10年の歩みが終わる区切りの年でもある。
 どんな展開が待ち受けているのか楽しみである!!

Dscn9221_20211223040801 


 
     

| | コメント (0)

57号コウガイビルはエサなしで1ヶ月生きのびた!! (2021/12/21)#コウガイビル #飢餓と再生 #教材化

Dscn9110_20211222040501

その黒い塊はわずかに動いた気がした!!
 やっぱり生きている!!エサなしで…!!

 57号コウガイビルがわずかな水とともにナイロン袋に入って一ヶ月がたっていた。
 57号コウガイビルには悪いが、これは予想外の展開だった。
 これまでの観察から、これだけ大きな図体のコウガイビルは、長く生きのびるのは難しいのではないかと思っていたからである。

Dscn9035

Dscn9045

Dscn9060_20211222040701

▼「エサなしで生きのびる」!?

 この「ふしぎ!?」をこれまでは、自らの体を食べながら生きのびる!!と理解していた。

 ナラバ
 57号の体は小さくなっただろうか!?
 ながくのびるのを待って定規をあててみるが、さほど顕著な変化は見られない。

Dscn9073_20211222041001

Dscn9089_20211222041001

Dscn9113

Dscn9116

▼「の」字を描いて黒い塊になっていたのは、「休眠」状態に入っていたのだろうか?
 エネルギーの消耗を少なくするため

● この飢餓状態に耐えることと、幹細胞との関係は!?
 
● 幹細胞と「再生」との関係は!?

●「再生」とは!?

 まだまだ「ふしぎ!?」のかたまりのような生きもの=コウガイビルの謎解きはつづく。

▼人気者「プラナリア」に負けぬ教材化への道をめざす

◆Webテキスト試案「コウガイビル」!!

は遅々たる歩みだ。しかし、あきらめない!!
この「ふしぎ!?」を置き去りにすることはできない。
 

| | コメント (0)

【Web更新12/19】21-51 「新・私の教材試論」等 更新!!

_dsc1520_20211221033501

初雪や未来は庭に降り立てり 21/12/18撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】21-51
週末定例更新のお知らせ
 2021年もあと10日!!
 
 みちはこたえない。
 みちはかぎりなくさそうばかりだ。(真壁仁「峠」より)

◆表紙画像集2021 更新 南天 ナンテンの実
 ナンテンの実が赤く鮮やかな季節だ!!
 そこへこの冬はじめての雪が降った。
 まるで庭にサンタがやってきたようだった。
 なぜか無性に「未来」を詠んでみたくなった!!

◆「新・私の教材試論」 更新!!
 ずいぶん久しぶりに「新・私の教材試論」を展開してみた。
 直接授業に携わっていない立場からの「教材論」は、説得力に欠くかも知れない。
 しかし、そこからしか見えない「教材試論」もありかも知れない。
 オンライン授業の時代!!
 それに対応したあらたな「教材」が生まれる必要があるのかも!?
 どこまでも
 理科教材の「不易流行」を追いつづけたい!!
 

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから39週目だ。
 観察池に連日氷がはりだした。
 池の表面の氷に蓮の葉の模様が見える。このアタリマエがなんとも「ふしぎ!?」に思えてきた。

_dsc1705

 

| | コメント (0)

本日(2021/12/20)、第303回オンライン「寅の日」!! #怪異考 #traday #寺田寅彦

Dscn8911

「寺田寅彦銅像」(写真)のみつめる位置に「藤の実」を吊してみた!!

 「おすそ分け」していただいた「藤の実」を自分の部屋の中に吊してみた。(2021/12/18)
 ここなら、あわよくばはじけ飛ぶ「その瞬間」を見ることができるかも知れない。またそれを逃したとしても、その日のうちにことが起こったことに気づくだろう。この後の展開が楽しみである。
 寅彦の「研究」に少しでも近づけるだろか。

ON THE MECHANISM OF SPONTANEOUS EXPULSION OF WISTARIA SEEDS


▼本日(2021/12/20)は、第303回オンライン「寅の日」である。
 12月テーマも引き続き

【12月テーマ】「寅彦の自然の見方」

である。ながらく続けて来たこのテーマでやるのも本日が最終回だ。
 本日読むのは、「怪異考」である。

◆本日(2021/12/20)、第303回オンライン「寅の日」!!

●「怪異考」(青空文庫より)

▼寅彦のすばらしいと思うのは、きっぱりと最初に自分の立場を表明しているところだ。

 物理学の学徒としての自分は、日常普通に身辺に起こる自然現象に不思議を感ずる事は多いが、古来のいわゆる「怪異」なるものの存在を信ずることはできない。しかし昔からわれわれの祖先が多くの「怪異」に遭遇しそれを「目撃」して来たという人事的現象としての「事実」を否定するものではない。われわれの役目はただそれらの怪異現象の記録を現代科学上の語彙(ごい)を借りて翻訳するだけの事でなければならない。

さらに続けて

ただできうる唯一の方法としては、有るだけの材料から、科学的に合理的な一つの「可能性」を指摘するに過ぎない。
従ってやや「もっともらしい仮説」というまでには漕(こぎ)つけられる見込みがあるのである。そこまで行けば、それはともかくも一つの仮説として存在する価値を認めなければならず、また実際科学者たちにある暗示を提供するだけの効果をもつ事も有りうるであろうと思われる。

寅彦はけっして「怪異」なことを「そんなバカなことは、科学的に考えて…」と簡単に捨てやりはしなかった。
しかし、同時に

常に寅彦の軸足は「科学者」にあった!! 


▼寅彦は2つの具体例をあげていた。

ひとつは<孕のジャン>である。

 その怪異の第一は、自分の郷里高知(こうち)付近で知られている「孕(はらみ)のジャン」と称するものである。孕は地名で、高知の海岸に並行する山脈が浦戸湾うらどわんに中断されたその両側の突端の地とその海峡とを込めた名前である。

私も何度目かの「土佐の寅彦」詣のときに、五台山から孕の海峡を望み見たことがある。
この謎解きに、次のような「作業仮説」を立てていた。

 それで問題の怪異の一つの可能な説明としては、これは、ある時代、おそらくは宝永地震後、安政地震のころへかけて、この地方の地殻に特殊な歪を生じたために、表層岩石の内部に小規模の地すべりを起こし、従って地鳴りの現象を生じていたのが、近年に至ってその歪が調整されてもはや変動を起こさなくなったのではないかという事である。
   みごとなものだ!!  もうひとつの具体例は<ギバ>である。
 次に問題にしたいと思う怪異は「頽馬(たいば)」「提馬風(たいばふう)」また濃尾のうび地方で「ギバ」と称するもので、これは馬を襲ってそれを斃死(へいし)させる魔物だそうである。

この謎解きもきわめて面白い!!

この随筆の最後に寅彦はこう書いていた。

(この「怪異考」は機会があらば、あとを続けたいという希望をもっている。昭和二年十月四日) 

寅彦が亡くなったのは昭和十年十二月三十一日、従ってこう書いた8年後だ。
「怪異考」(続)は書かれたのだろうか!?
それが知りたい!!
あるのならそれを読みたい!!


自らの無知無能を省みず、寅彦を真似て我が地域の「怪異考」に挑戦してみたくなるのだった!!

| | コメント (0)

新・私の教材試論(148) #ストロー氷 #Wコップの実験 #新教材開発の道

Dsc_7291_20211219042601

「逆さ氷柱(つらら)」!!

 思わずそう呼んだ。
 スキー場などでよくみる氷柱(つらら)は軒先に上から下にぶら下がっていた。アタリマエ!!
 ところがこれはちがっていた。
 逆さまだった。下から上にのびているのである。この世にも不思議なものをはじめて見たのは2018年1月末だった。

●2018.01.31 「逆さ氷柱(つらら)」をはじめてみる!!

▼この「逆さ氷柱(つらら)」を、後に「中谷宇吉郎 雪の科学館」顧問の神田健三先生に「ストロー氷」と呼ぶと教えてもらった。
 「ストロー氷」に出会ったのはこの冬にもういちどあった。

●またしても「ストロー氷」を見た\(^O^)/ (2018/02/12)


▼残念ながら、それっきりだった。
 それから毎年、「Wコップの実験」装置を設置してまちうけるのだが、「ストロー氷」を見ることがなかった。
 「Wコップの実験」装置とは意図も簡単な装置だった。
 ガラスコップに水をはり、そこに水を入れた紙コップを入れる。
 その装置を夜間屋外に放置する。ただそれだけである!!
 
 「ストロー氷」以外にもいろいろ「ふしぎ!?」なものが観察できる。
 氷の「ふしぎ!?」がいろいろ観察できる。

 すぐれた実験教材の可能性を秘めている!!
 

▼初雪が降った。
 またまたこの季節がやってきた。そろそろ「Wコップの実験」装置を設置したいと思う。
 今年はぜひぜひ 全国に「Wコップの実験」を呼びかけたい!!
 そして、

 「ストロー氷」を私も見たよ!! の報告が聞きたい。

 ネットの時代、こんなあらたな教材開発の道があってもいいのかも!?
 
(つづく)  
 

| | コメント (0)

新・私の教材試論(147) #頭骨標本 #ミンクの頭骨 #教材論 #3Hの法則

Dscn9870_20211218041301

するどい犬歯、前方の獲物をねらう目のつきかたなど、まちがいなく肉食動物であること教えてくれていた!!

 ミンクの頭骨標本である。
 自作の頭骨標本である。私のとっておきの「お宝」教材である!!


▼私は私の教材論・授業論(2021年版)のなかでもポンコツの繰り言のように繰返し次のように語っていた。

 すぐれた教材の原則(7)
   ホンモノを教室に持ち込もう。ホンモノがもつ力は大きい。
   図や、スライド、ビデオ等ではおぎなうことのできない迫力がある。

 その具体例のひとつめに「頭骨標本」をあげていた。
 次のように

 (1) 頭骨    ブタ、ウシ、イノシシ、ネコ、キツネ、ミンク、イヌ、タヌキ、ウサギ、 シカ、サル 等など。    インパクトのある教材であることは間違いない。
 

▼また、「頭骨」コレクションについても次のように「記録」していた。

●「頭骨」コレクションの思い出-1

●「頭骨」コレクションの思い出-2

●「頭骨」コレクションの思い出-3


▼やっぱり理科は、具体的な「ホンモノ」で決まりだ!!
 あらためて「3Hの法則」だ!!

●「3Hの法則」
・「ホット」(話題性)のH
・「本質的」のH
・「ホンモノ」のH

 いかにネットの時代になろうとも、これは理科教材「不易」の鉄則デアル!!

(つづく)

| | コメント (0)

新・私の教材試論(146) #もくもくシール #雲見 #雲見の旅 #雲見の連帯

Dscn9854_20211217044101

「エイヤッー!!○○雲にしとこう!!」

 毎朝9時(実際はしばしばずれることもある)。
 「もくもくシール」から一枚シールを選び、カレンダーに貼る。
 これが私の毎日の日課だ!!
 実際には、迷うことも多い。だってそのとき空にある雲は一種類とはかぎらない。
 いや、むしろ一種類であることの方が珍しい!!
 この「迷う」がとってもいいんだ!! 

 いつしか「十種雲形」は友だちになるんだった!!


▼「雲見」ほど簡単で奥の深い「自然観察」はない。
 いつでも どこでも 誰でも
 空を見上げれば「雲見」ができる。


◆Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』
 

 こんなものもつくってみた。


▼「十種雲形」から入るのは抵抗がある、という人があるがそれはまったく逆だと思っている。
 植物観察・動物観察(昆虫・魚類・鳥類等々)などはいっぱい種類がある。
 ところが「十種雲形」はたった10だ!!
 
 いちどおぼえてしまえば 一生モノ!!
 はじめに「十種雲形」ありき!!

 このとき

 「もくもくシール」は「雲見」の最強のアイテムである!!
 「雲見」の最もすぐれた教材である!!


▼「雲見」は私の究極の道楽でもあった。
 「雲見」には、ふたつのオプションの楽しみがあった。

●「雲見」の旅
 
●【「雲見」の連帯】

 である。いつまでも続けたいものである。

(つづく)

| | コメント (0)

新・私の教材試論(145) #側根 #維管束 #教材論 #3Hの法則

Dscn0292_20211216044901

▼ダイコンのおいしい季節である。
「ダイコン」って「大根」なんだ!!
 畑から引っこ抜いてきたばかりのダイコンをしげしげとながめながら
「根っこはどこ!?」
「主根は!?」「側根は!?」

 思い出してきた。
 「側根ばっかり病」を発症したのは今年の夏のことだった!!

▼「側根ばっかり病」発症のすべてを「記録」していた。


●ニンジン・ゴボウの側根は!? #主根側根 #双子葉類 #維管束 #道管 #ニンジンの根 #ゴボウの根

●ニンジンの「側根」を見た!! #ニンジンの根 #主根側根 #維管束 #道管

●ダイコン・ゴボウの「側根」を見た!! #ダイコンの根 #ゴボウの根 #維管束 #道管

●ニンジン・ダイコンの根・茎・葉は!? #双子葉類 #維管束 #道管 #水栽培

●たかがダイコンされどダイコン!! #ダイコンの側根 #維管束 #道管 #子葉

●ニンジン・ゴボウの「側根」は何列に!? #側根 #双子葉類 #維管束

●サツマイモの「側根」は何列に!?そして「芽」とは…? #サツマイモ #側根 #サツマイモの芽 #維管束

▼そもそも「側根ばっかり病」のはじまりはここにあった。

●「いろいろな生物とその共通点」を学ぶ(6) #ひげ根 #主根側根 #葉脈 #スバヤ型 #ジックリ型 #単子葉類 #双子葉類

 「草引きの科学を楽しみもう!!
 と提唱したつもりでいた。そしたらFBで質問を受けた。
 「双子葉類の側根は列になっていますか?」
 にわかには ?(゜_。)?(。_゜)?

 そこに眼がいっていなかった。見てはいたけれど
 維管束が整列しているということは、側根は列をなしているのだ!!
 「側根ばっかり病」が教えてくれた!!
 もっとも本質的なことを

 維管束は根茎葉を貫く植物のライフラインだ!!

▼やっぱり実物(ホンモノ)に触れながら学ぶことは面白い。
 そこで、もうひとつのすぐれた教材の法則、「3Hの法則」だ。 

●「3Hの法則」
・「ホット」(話題性)のH
・「本質的」のH
・「ホンモノ」のH

 さあ、今すぐ台所に行ってたしかめてみよう!!

| | コメント (0)

新・私の教材試論(144) #煮干しの解剖 #教材論 #3K1Aの法則

Dscn9754_20211215042201

▼ラボ(「物置」と言う方がいいのかも)のかたづけをしていたら、A4用紙に、煮干しの各部位をボンドで貼り付けたものが出てきた。
 そうだ!!
 ひとりで「煮干しの解剖」実験を楽しんだときのものだ。
 あまりに楽しく面白かったので、「記念」に残しておいたのだ。

▼これも4月に 私の教材論・授業論(2021年版)を更新して以降のことになる。
 実際の授業でやってみたいと思いながらも実現しなかった。
 そこで「ひとり授業」に挑戦したのだった。その「記録」を今一度読みなおしてみた。


●煮干しの解剖!!(1) #煮干し #いりこ #カタクチイワシ #煮干しの解剖教室

●煮干しの解剖!!(2) #片口 #ひれ #うろこ #煮干しの解剖教室

●煮干しの解剖!!(3) #脳 #目 #耳石 #さいは #えら #心臓 #煮干しの解剖教室

●煮干しの解剖!!(4) #心臓 #胴体 #消化管 #肝臓 #煮干しの解剖教室

●煮干しの解剖!!(5) #卵巣 #精巣 #背骨 #せきずい #血管 #筋肉 #煮干しの解剖教室


◆【お薦め本】『煮干しの解剖教室』(小林眞理子著 仮説社)


▼読み返すうちに確信が持てた!!

 これぞ「3K1Aの法則」の典型デアル!!

●「3K1Aの法則」
・「感動」のK
・「簡単」のK
・「きれい」のK
・「安全」のA  

 「煮干しの解剖」はすべてを満足していた!!

▼今度は一度、子どもたちと一緒の「授業」に挑戦してみたいと思いはじめた。
 「失敗」もまた愉しかも!?

(つづく)


| | コメント (0)

新・私の教材試論(143) #授業論 #教材論 #3K1Aの法則 #3Hの法則

Dscn9195

▼「カラスのいけぐり」というコトバがある。
 カラスは、栗を保存食として土に埋める。しかし、それをどこに埋めたか忘れてしまいそのままになってしまったもののことである。
 これが「カラスのいけぐり」だと教えられ、食べたようなうっすらした記憶があるが、それも大昔のことで定かでなかった。

 あの「賢い」カラスたちが、それを忘れるようなことはあるのだろうか!!
 ことの真偽は少し置いといて
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

▼元々記憶力がすぐれている方ではなかったが、最近特に物忘れがはげしくなってきた。
 「カラスのいけぐり」ならぬ「ポンコツのいけぐり」が!?
 間歇的に蘇る記憶なかで、そんなことを思ったりするのだった。

 新・私の教材試論もずいぶん長く続けていた。
 今年の4月に「いけぐり」したページがあった。


◆ 私の教材論・授業論(2021年版)


▼ずいぶん昔に書いたもので、自分の実践にひきつけて考えるためにいくつかのリンクをしていた。
 それらが、「リンク切れ」になっているものを可能な限り修復してリメークしただけである。
 「2021年版」としたのは、今もほとんど考えは変わっていないことを意味していた。

 進歩のない同じ繰り言を!?
 と嘆きながらも、これは面白いと「自画自讃」してしまうから困ったものだ。
 特に次の2つは、大の「お気に入り」だ。

●「3K1Aの法則」

●「3Hの法則」


▼年末の断捨離をすすめながら、しばし、<2021年版>の更新を考えてみたい。
 断捨離を逆行されることのない程度に。

 ひよっとしたら、自分でも完全に忘れていた「ポンコツのいけぐり」を発見できるかも知れない!!

(つづく)

| | コメント (0)

【Web更新12/12】21-50 【ヒガンバナ情報2021】等 更新!!

_dsc1267

山茶花や列車向かうは日本海 21/12/11撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-50
週末定例更新のお知らせ
 本日は「煤払い」
 もう幾つ寝ると…♪ のころとなってしまった。
 できなかったことを悔やむより できたことを喜びながら
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集 2021 更新 山茶花
 線路沿いの山茶花がみごとだ!!
 下りの急行列車が通り過ぎた。向かうは日本海だろうか!?
 カニ、温泉宿、… まるで演歌のような!?

◆【ヒガンバナ情報2021】 更新!!
 師走にヒガンバナ情報とは!?
 823個のヒガンバナの「種子」回収!!
 これは私のヒガンバナ研究史上最高の数だ。
 その顛末のすべてを「記録」してみた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「寅彦の自然の見方」テーマは、残すところあと一回となった。
 年末年始は恒例の「日本人の自然観」を読んで、ゆく年・くる年 ダ!!


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから38週目だ。
 観察池からはみ出したやぶれ蓮が いかにもの師走だった。
 
_dsc1339
 

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(7) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9562

▼2021年に回収したヒガンバナの「種子」 823個!!
 圧倒されると同時に、このあとの処理に少々あぐねていた。
 2019年に回収した530個の場合のように、広げるスペースはなかった。

 とりあえず、花茎採集場所ごとに、トレーに分けて数を数えてみることにした。

▼まず「自然結実」ヒガンバナ群生地【安富】である。

【安富】
・いちばん最初に発見した群生地
・ここだけでも、高く積まれた「種子」は圧巻である。
・何度も数えなおす個数であった。

【安富】 = 208個 !!

Dscn9644_20211212041801


続いて群生地【夢前】である。

【夢前】
・こちらは2019年にくらべる少なかった。
・とは言っても、けっこう多数になった。
・花茎採集場所がかなりかぎられていた。

【夢前】 = 55個 !!

Dscn9649_20211212041801


▼なんと言っても、今年最も注目したいのは【福崎】である。

【福崎】
・花茎の半分は刈り取られていたにもかかわらず、多数の「自然結実」花茎があった。
・「自然結実」はきわめてアタリマエ!!だった。
・二日にわたって花茎採集をした。
・一目瞭然、他の場所を圧倒する個数であった。

【福崎】 = 419個 !!

Dscn9630


▼三つの群生地以外を【その他】とした。
 その内訳は

【福崎B】    … 45個
【福崎S(散策)】… 46個
【福崎F(踏切)】…  6個
【福崎M(道端)】… 20個
【福崎N(庭)】 …  8個 (大賀ハス観察池そば3個を含む)
【香寺】     … 16個    

【その他】合計 = 141個 !! 

Dscn9633

<2021年の総合計>

【安富】208個+【夢前】55個+【福崎】419個+【その他】141個 = 823個 !!

<2021年の特徴>
・圧倒的な個数が教えてくれるように「自然結実」はアタリマエだった!!
・群生地以外にもいたるところのヒガンバナが「自然結実」していた。
・私が観察しただけでなく、他の場所でも大量の「種子」採集の報告があった!!
・日本のヒガンバナに何かが起こっている!! これはまちがいのない「事実」デアル!!
・823個の「種子」を使った実生実験をどのように展開するか? しばし検討してみたい。

 2021年の「種子」回収についてはいったんここまでとする。

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(6) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9489

17個の「水栽培」容器をならべて、ヒガンバナの「種子」回収作業の余韻にひたっていた!!

 容器の数だけでも圧巻であった!!
 823個のヒガンバナの「種子」!!
 それが意味するところは!?

▼そもそも「自然結実」ヒガンバナの花茎を「水栽培」するようなことをどうしてはじめたのだろう!?
 これもやはり、私にとってのヒガンバナ研究のバイブル

◆『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 1998.9.1)

 に出ていた。

不稔性が栄養状態に関係があると考えていた徳川は、何が原因かをさぐるためにさまざまな試みをしています。(中略)しかし、まがりなりにも種子ができるのは、花茎を切り取って水栽培したものだけでした。  この方法で四七六八花から採れた種子はわずかに一七個でしたが、実生はついに得ることができませんでした。外観は完熟したように見える種子も、切断して調べると胚乳の発育が悪く、胚があっても萎縮した不完全なものでした。(同書P46より)

 この徳川とは徳川義親のことです。あの私設の「徳川生物学研究所」を設立した殿様です。
 また、こんな記述もあります。

 小山松太郎は徳川・江本の方法を少し変え、毎日水を取り替えて、六年に渡り一八九一二個の花から四七九個の種子を得ました。これを蒔いたところ二二個が発芽して成長しました。(同書P47より)

 ちなみに今年の私の場合、一度も水を取り替えることはなかったです。
 今、つくづく思う!!
 故栗田子郎先生に823個の「種子」見てもらいたかった!!


▼梅棹忠夫は言った。

ものごとは、記憶せずに記録する。

 ヒガンバナに何が起こったのだろう!? 
 その謎解きに入る前に、今年見たことを可能な限り「記録」しておこう!!


▼今年もヒガンバナ研究に関することは、その都度【ヒガンバナ情報2021】に「記録」してきた。
 そこから、ヒガンバナの「種子」回収に関する部分をあらためてピックアップしてみる。

●2021/10/12 「自然結実」ヒガンバナ群生地から花茎をサンプル採集し、「水栽培」をはじめる。

●2021/11/02 「水栽培」中の花茎から、こぼれ落ちはじめた「種子」を回収しはじめた。

●2021/11/04 「自然結実」ヒガンバナ群生地「福崎」より最終の花茎採集をおこなった。

●2021/12/09 「水栽培」中だった花茎からの「種子」回収作業を終える。823個の「種子」を回収する!!


(つづく)


| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(5)(2021/12/09) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9313

ここのヒガンバナの「種子」は心持ち大粒に思えた!!

 それは、最後まで野で完熟に向かわせたからであろう。
 と、勝手に自分で納得していた。
 「自然結実」ヒガンバナの花茎を採集し「水栽培」をして、そこから「種子」を回収する。
 最後に残ったのは、2021/11/04に群生地【福崎】から採集したものだった。

● 2021/11/04に群生地【福崎】から花茎を最終採集 !!


▼ここの場合は、花茎採集当日から、「種子」がこぼれ落ちていた状態だったから、それから一ヶ月以上がたつあいだには多くの「種子」が回収できていた。残っているものもいくらかはあった。

【福崎】(11/04)
・シワシワになりながらもぶらさがるものもあった。
・花茎の最終処理をするあいだにもボロボロと「種子」が土間にこぼれ落ちた。
・なかにはまだ元気な「目玉おやじ」も
・ここからころがり落ちたのだろうという「あと」もたくさん見られた。
・水のなかにはまってしまったものもいくつか見られた。
・水にはまったものは、別途処理をした。

Dscn9191_20211210035101

Dscn9202_20211210035101

Dscn9205

Dscn9217_20211210035201

Dscn9224_20211210035201

Dscn9238_20211210035201

Dscn9228_20211210035301

Dscn9246

Dscn9251_20211210035301

Dscn9270


▼土間にころがる「種子」をシャーレにいれた。
 水のなかにはまっていたものについては、別のシャーレにいれた。

 あまりに小さい「かけら」のようなものはのぞいて

●【福崎】(11/4)から回収した「種子」は 38個 !!

Dscn9310

Dscn9395

Dscn9359


▼ 2021/12/08までの785個にプラスすると2021/12/09現在の総合計数は

 2021/12/09現在(最終)の総合計数=785個+38個 = 823個 !!

  まさに驚愕の数である!!
  2019年の530個をはるかに越えて「記録」更新である!!

(つづく)


Dscn9407_20211210041901

 

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(4)(2021/12/08) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn8964

▼まだまだ続いていた。
 ヒガンバナの「種子」の完全回収!!
 例年ならば一日で巡ってしまう「自然結実」ヒガンバナ群生地、今年はあまりに多くて二日に分けたのだった。
 その二日目の分だ。

●2021/10/27に群生地【福崎】【福崎B】で花茎を採集!!


▼まず【福崎】である。
 ついつい花茎採集当日のことを思い出してしまうのだった。
 例年と大きく違うところがあった。ここの畦が稲刈り前にヒガンバナの花茎も刈り取られていたのだ。
 だから、残った半分の畦での花茎の採集となった。
 それにもかかわらず驚異的な数の花茎を採集し、「水栽培」をしていたのである。

【福崎】
・これまでにも多数の「種子」を回収していた。
・にもかかわらず、いくつもの「目玉おやじ」が健在だった。
・ころがり落ちる寸前のもの
・シワシワになりながらもぶらざかり続けるもの
・あちらこちらに「種子」を確認できた。
・びんのなかにこぼれ落ちてしまったものもあった。それらはまた別途回収した。

Dscn8687

Dscn8690

Dscn8697_20211209035401

Dscn8701

Dscn8710

Dscn8797_20211209035901

Dscn8820_20211209040001

Dscn8846

Dscn8847

Dscn8857_20211209035601

▼ともかくその量に圧倒された!!
 未回収だったものがこんなにもあったのかと!!
 「花茎採集場所」「花茎採集日」「種子回収日」を書き込んだナイロン袋を用意するだけでもたいへんな作業だった。
 袋にひと粒ずつ入れていく単純作業もなかなかのものである。
 なぜかこういう作業をしているときに思い出すのは 

 あの「メンデルの法則」のグレゴール・メンデルのことだった!!

 朝一番にとりかかったこの作業がやっと終わったのはお昼前だった。
 最終的に回収した個数がわかった!! なんと!!

●【福崎】から回収した「種子」は 167個 !! 

Dscn8870

Dscn8925_20211209043001

Dscn9048_20211209043401

Dscn9087

Dscn9094

Dscn9124


▼次の群生地は【福崎B】である。

【福崎B】
・元々の花茎の本数がすくなかったこともあるが、すでに「種子」はこぼれ落ちてしまっていた。
・それでもいくらかがこぼれ落ちてきた。
・こちらの作業は比較的短時間ですんだ。

●【福崎B】から回収した「種子」は 10個 !! 

Dscn8989_20211209044801

Dscn8978_20211209044801

Dscn8980

Dscn9015

Dscn9029

Dscn9040_20211209045001

Dscn9132_20211209045001


●2021/12/08回収した「種子」の総合計は

 【福崎】167個+【福崎B】10個 = 177個!!


● 2021/12/06までの608個にプラスすると2021/12/08現在の総合計数は


  2021/12/08現在の総合計数=608個+177個 = 785個 !!


 それはもはや「たまたま」とか「まれに」という範疇の数ではなかった!!

(つづく)

Dscn9138_20211209050901

Dscn9163_20211209050901

| | コメント (0)

本日(2021/12/08)、第302回オンライン「寅の日」!! #藤の実 #traday #寺田寅彦

Dscn0296

▼藤の種がこんなにも硬く扁平なかたちをしていることを知ったのはごく最近のことである。
実際に手にふれてみることにより実感をともなって知ったのである!!
もちろんきっかけは寺田寅彦の随筆「藤の実」である。

こと左様に寺田寅彦の随筆をきっかけに、あらためて知ることも多かった。
これが「寅彦にわかファン」である私なりの 「寺田寅彦活用術」なのかも知れない!! 

Dscn0368


▼本日(2021/12/08)は、第302回オンライン「寅の日」である。
 12月テーマも引き続き

【12月テーマ】「寅彦の自然の見方」

である。本日は、先の「藤の実」を読む。

◆本日(2021/12/08)、第302回オンライン「寅の日」!!

●「藤の実」(青空文庫より)


▼季節はちょうど今ごろの話だ。

 昭和七年十二月十三日の夕方帰宅して、居間の机の前へすわると同時に、ぴしりという音がして何か座右の障子にぶつかったものがある。

からはじまって、あれよあれよ言う間に寅彦ワールドに引き込まれてしまう。

 それにしても、これほど猛烈な勢いで豆を飛ばせるというのは驚くべきことである。書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間(けん)はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。 

思わずうなずいてしまうのである。
これにとどまらないのが寅彦の凄いところでもあった。

この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。しかしこれらの事実については他日適当な機会に適当な場所で報告したいと思う。
 

▼さらには次へと展開していく。

 それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

 寅彦随筆の魅力は、展開の面白さだけでなくそのみごとな文章力にもあった。
 一斉に落ちる銀杏の葉を見て、次のように文章を綴っていた。

不思議なことには、ほとんど風というほどの風もない、というのは落ちる葉の流れがほとんど垂直に近く落下して樹枝の間をくぐりくぐり脚下に落ちかかっていることで明白であった。なんだか少し物すごいような気持ちがした。何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

 お見事!!
 また示唆的な提言も行なっていた。

 この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない。しかし葉という物質が枝という物質から脱落する際にはともかくも一種の物理学的の現象が発現している事も確実である。このことはわれわれにいろいろな問題を暗示し、またいろいろの実験的研究を示唆する。もしも植物学者と物理学者と共同して研究することができたら案外おもしろいことにならないとも限らないと思うのである。

 私が「アポトーシス」などという言葉を知ったのも、この随筆に出会ったのがきっかけだった。
 これからもどんなきっかけを与えてもらえるのかと考えると楽しみである。

 私はまだリアルタイムに「藤の実」がはじけ飛ぶのを見たことがない!!
 いつかこの眼で!!

Dscn0140

Dscn1959_20211208034401

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(3)(2021/12/06) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9996_20211207035801

▼ヒガンバナの「種子」の完全回収を続けた。
 今年はより身近な場所でも「自然結実」していた。その花茎を2021/10/23に採集していた。
 花茎は「水栽培」中だった。

●2021/10/23に【福崎F(踏切)】【福崎F(踏切)】【福崎M(道端)】【福崎N(庭)】で採集

 いずれも玄関を出て100歩あまりで行ける場所ばかりであった。
 「水栽培」をはじめておよそ一ヶ月半がたっていた。
 もうすでに自然にこぼれ落ちた「種子」もあった。現在残っているものを回収した。

【福崎F(踏切)】
・すでにこぼれ落ちたあともみられた。
・1個の「種子」を回収した。

【福崎M(道端)】
・たくさんの花茎を採集しただけに、まだ未回収の「種子」も残っていた。
・全部で5個の「種子」が残っていた。

【福崎N(庭)】
・最後まで、野で観察したくて残していた分はすでに回収がすんでいた。
・「水栽培」の分はひとつも残っていなかった。

2021/10/23採集した分からの「種子」回収合計は6個であった!!


Dscn9683

Dscn9687_20211207040001

Dscn9708

Dscn9714

Dscn9718_20211207040001

Dscn9728

Dscn9760

Dscn9765


▼次が群生地【安富】【夢前】で、2021/10/26に採集したものである。

●2021/10/26に群生地【安富】【夢前】で花茎を採集!!

 「自然結実」した花茎の多さに驚き、予定した4ヶ所を一日で巡ることができなかったのだ。
 二日に分けた、その一日目のぶんである。


▼まずは群生地【安富】である。

【安富】
・すでにたくさんの「種子」がこぼれ落ち、回収していた。
・しかし、まだまだ枯れた「目玉おやじ」も多数存在した。
・花茎の処理をしているとボロボロとこぼれ落ちてきた。
・シワシワになりながらも、花茎にしがみつく「種子」もあった。
・容器の水の中にはまってしまったものもあった。
・こぼれ落ちたものの数も半端ではなかった。
・ケースに集め、数えてみた!!
・例のナイロン袋にひとつずつ入れた。この作業もなかなかの「大仕事」となった。(^_^;)

【安富】から回収した「種子」は72個に及んだ!!

Dscn9792

Dscn9803

Dscn9814

Dscn9822

Dscn9842_20211207043501

Dscn9858

Dscn9882_20211207043601

Dscn9893_20211207043101

Dscn9937_20211207043101

Dscn0015

Dscn0033

▼次は群生地【夢前】である。

【夢前】
・こちらもまだたくさんの「種子」が残っている。
・シワシワになりながらも。
・なかにはキツネノカミソリの「種子」のように三分割されたものもある。
・まだまだつやつやした「目玉おやじ」も。
・こぼれおちたものをシャーレに拾い上げた。
・ナイロン袋に入れた。袋をたてても写真とってみた。

【夢前】から回収した「種子」は30個になった!!

Dscn0049_20211207045101

Dscn0060_20211207045101

Dscn0090

Dscn0173

Dscn0184

Dscn0188

Dscn0198

Dscn0237_20211207045301
 
Dscn0264_20211207045001

Dscn0270


● 2021/12/06回収した「種子」の合計は

 【身近な場所】6個+【安富】72個+【夢前】30個= 108個!!
 圧巻デアル!!

● 2021/12/03までの500個にプラスすると2021/12/06現在の総合計数は

  2021/12/06現在の総合計数=500個+108個 = 608個 !!

 これは2019年回収530個の「記録」を軽々と更新してしまったのである。
 なお完全回収はまだまだつづくのである!!

(つづく)

Dscn0280


| | コメント (0)

【Web更新12/5】21-49 【ヒガンバナ情報2021】等 更新!!

_dsc1109

木漏れ日にしばしくつろぎ枇杷の花 21/12/04撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】21-49
週末定例更新のお知らせ
 「師走」と聞くだけでどこか心忙しく感ずるのは心の習慣病のようなものかも知れない。
 
 同様に持病の「ばっかり病」も発症していた。
 この病に効く特効薬はない。
 「あるがままに」が最善の対処方法なのかも。

◆表紙画像集2021 更新 枇杷の花
 寒風のなかの枇杷の花には、防寒対策だろうか ぎっしり茶色の軟毛が見られる。
 防寒コートだろうか!?
 すでに黒ずんでしまった「かたまり」はなんだろう。
 木漏れ日があたる枇杷の花はしばし師走の寒風からのがれて。

◆【ヒガンバナ情報2021】 更新!!
 2013年に「自然結実」ヒガンバナの群生地をみつけて以来、ずっと毎年ヒガンハナの「種子」を手に入れてきた。
 2019年には530個の「種子」を手に入れ、今、実生実験を続けているところだ。
 今年は、それを上回る数の「種子」が回収できそうだ。
 「ヒガンバナばっかり病」まだまだ続きそうだ!!

◆Webテキスト『天気の変化』 更新!!
 今月も、「雲見」と俳句「歳時記」だけの更新になった。
 「雲見」
 「宇宙見物」
 「歳時記」
 3つは私の究極の道楽ダ!!3つは私のなかでツナガッテイル!!


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから37週目だった。
 朽ち果てた大賀ハスの葉が池に浸かっていた。
 これもまた景になるから不思議だ。

_dsc1140

  

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(2)(2021/12/03) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9568

Dscn9564_20211205043001

▼あのヨトウ(!?)が居た!!
 少し突いてみると動きはじめた。まちがいなく生きていた!!

●2021/10/21に近くの散策道で採集した「自然結実」ヒガンバナの花茎

 の中に居たのだ。
 と言うことは、一ヶ月半もここに暮らしていたことになる。
 それもまた「ふしぎ!?」なことだった。

▼次はここから「種子」の完全回収だった。
 
【福崎S(散策)】
・シワシワになりつつも辛うじてぶらさがっているものもある。
・枯れきった花茎をさわっているとボロボロと「種子」が落ちてきた。
・「種子」のかけらのようなものも。
・ひよっとして、ヨトウの食べかす!?

Dscn9571_20211205043201

Dscn9578_20211205043201

Dscn9575

▼あまりにひどいものはのぞいて、「種子」と認識できるものは21粒あった。
 例によってナイロン袋にひとつずつ入れた。

【福崎S(散策)】 21個!!

Dscn9593_20211205043501

Dscn9598_20211205043501

▼これで、この日(2021/12/03)に回収した「種子」の総合計46個となった。
 前回報告(2021/11/24)までで360個であった。
 これ以降の日毎の回収個数をあげてみると次のようになる。

【2021/11/25】  6個

【2021/11/26】 24個

【2021/11/27】 12個

【2021/11/28】 16個

【2021/11/29】  7個

【2021/11/30】 10個

【2021/12/01】  8個

【2021/12/02】 11個

【2021/12/03】 46個


 なんとこれでちょうど500個に達した!!
 完全回収は今はじまったばかりだ!!
 
(つづく) 

Dscn9601

Dscn9619_20211205043501

| | コメント (0)

2021年・ヒガンバナの「種子」の完全回収をはじめた!!(1)(2021/12/03) #自然結実 #ヒガンバナの種子 #日本ヒガンバナ学会

Dscn9499

「目玉おやじ」の状態でかたまってしまっていた!!

 2021/11/02よりはじめたヒガンバナの「種子」回収作業、一ヶ月が過ぎていた。
 こぼれ落ちる「種子」はピークを過ぎたようだ。
 こぼれ落ちる寸前の「目玉おやじ」状態でかたまって時を止めてしまったものもいくつか見られた。
 いつまでも続けることに意味はなかった。花茎はもちろん枯れてしまっているし、「水栽培」の意味をなしていなかった。
 だから
 ここからは、なかば強制的に「種子」完全回収をはじめたいと思った。
 まずは、

●2021/10/12に4ヶ所の群生地で「自然結実」花茎をサンプル採集

 の分である。4本のペットボトルで「水栽培」をしていた。

Dscn9433

▼「目玉おやじ」の目玉は少しシワシワになりつつあった。
 なかには、目玉もみえないで皮をかぶったままのものもあった。

 Dscn9451_20211204052801

Dscn9471

Dscn9485

Dscn9500


 一粒ずつ「花茎採集日」「種子回収日」を書き込んだ袋に入れていく。

 【安富】4個
 【夢前】3個
 【福崎】3個
 【福崎B】3個

 合計13個だ!!

 どうやらここからは自然に「種子」がこぼれ落ちることはなかったようだ。
 花茎採集の時期としては少し早すぎたのだろうか!?

Dscn9476_20211204054101

Dscn9491

Dscn9511

Dscn9517_20211204054101

▼次は、従来の「自然結実」ヒガンバナ群生地ではなく、今年あらたに目に付いた【香寺】の群生地のだった。

●2021/10/15にあらたにみつけた群生地【香寺】で花茎を採集

 の分である。

▼こちらも花茎は枯れきっていた。
 花茎をゴソゴソしていると、「種子」がこぼれ落ちてきた。
 皮をめくってひっぱ出したものもある。
 シワシワのものも含めて 

 合計は12個である!! 

(つづく)

Dscn9522

Dscn9529

Dscn9544_20211204060001

| | コメント (0)

実生ヒガンバナ(2019年採集分)は今!!(2021/12/02) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

Dscn9294

前回の観察(2021/10/20)から一ヶ月と十日以上たっていた。

 2019年に採集・回収した530個の「種子」を使った実生ヒガンバナ実験。
 「出葉」の様子はどう変化しただろう。
 定位置に置いたまま観察してみた。

▼昨日(2021/12/02)現在を「記録」しておく。

まず【安富】【夢前】の鉢が置いてある場所だ。
またまた枯れた八手の葉が落ちていた。それらをとりのぞいて観察した。

【安富】
・「出葉」している鉢はかわらず2つである。
・となりあわせの2つだ。
・どちらも葉は一枚、長くのびてきていた。(12.0㎝、11.5㎝)

【夢前】
・「出葉」している鉢はかわらず3つである。
・葉も確かにのびてきていた。(11.0㎝、19.0㎝、18.0㎝)
・二枚の葉をのばしている鉢もあった。

Dscn9239

Dscn9251_20211203044301

Dscn9272_20211203044301


▼次は【福崎】である。

【福崎】
・「出葉」している鉢は13鉢である。
・前回より一鉢少ない。番号をつけているので、前回「出葉」していて、葉が消えた鉢が特定できた。いくらさがしてもみつからなかった!!
・二枚の葉をのばしている鉢も2つあった。
・もっとすごいのは三枚の葉をのばしているものも一鉢あった。
・一枚の葉でもすごくのびているものもあった(22.0㎝)

Dscn9279

Dscn9286

Dscn9301_20211203044501

Dscn9307_20211203044501

・ここに2020年度採集分の鉢も置いていた。まったく変化はなかった。

Dscn9315


 次に従来の群生地以外のものをまとめておいていた。

【その他】
・「出葉」している鉢は3つあった。ひとつ増えていた。
・二枚の葉がでているものもよくのびていた。(15.0㎝、15.0㎝)
・一枚の葉でもよくのびているものもあった(18.0㎝)

Dscn9331_20211203045001

Dscn9343_20211203045001

Dscn9348_20211203050701

▼最後に、「発芽・発根」して植木鉢に植え替える前のケースをそのままにしていた。
 そこからも「出葉」してきているのを前回確認していた。

【ケース】
・「出葉」している数はひとつ増えて、6つあった。
・なんとひとつの「枠」のなかからふたつ出てきたものもある。
・どの葉もぐんとのびていた。(20.0㎝)
・雑草たちにまざりながらもたくましく育っていた。
・実際の野では、このように育っているのだろう!!
・そう考えると群生地の畦に出かけて行ってこの姿をみつけたくなる。

Dscn9357_20211203050901

Dscn9361

Dscn9379_20211203050901

Dscn9393_20211203050901

【「出葉」の総合計】(2021/12/02現在)

【安富】2+【夢前】3+【福崎】13+【その他】3+【ケース】6=27

 【福崎】でひとつ減り、【その他】【ケース】でひとずつ増え、総合計で前回よりひとつ増えたことになる。
 
一年目に「出葉」した54のうちちょうど50%(27/54)に相当する27が、現段階で「出葉」してきていることになる。
これはやっぱり凄いことだ!! 


| | コメント (0)

2021年12月(師走)の俳句「歳時記」!! #俳句 #歳時記 #オンライン句会

Dscn9218

師走に入って景はいっきょに冬めいてきた!!

 寅日子先生は<俳句修業>についてこう言っていた。

 俳句の修業はその過程としてまず自然に対する観察力の練磨(れんま)を要求する。俳句をはじめるまではさっぱり気づかずにいた自然界の美しさがいったん俳句に入門するとまるで暗やみから一度に飛び出してでも来たかのように眼前に展開される。今までどうしてこれに気がつかなかったか不思議に思われるのである。これが修業の第一課である。(「俳句の精神」青空文庫より

 さあ、冬の景から何を抽出し詠むことができるだろう!?

▼今月も名句の鑑賞 よりはじめる<俳句修業>だ!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 柚子湯沁む無数の傷のあるごとく 岡本 眸
(2) 父母の亡き裏口開いて枯木山 飯田龍太
(3) 山鳩よみればまはりに雪がふる 高屋窓秋
(4) 冬晴の雀ぴかゝとびにけり 星野立子
(5) 襟巻をして浅草は浅草寺 仁平 勝
(6) 鍋焼きの火をとろくして語るかな 尾崎紅葉
(7) クリスマスイヴ氷川丸灯りけり 今井杏太郎
(8) まだ消えぬ焚火がひとつ夜の底 井上弘美
(9) ストーブの炎見てゐる別れかな 津高里永子
(10) 冬山の暮れゆく茜人は見ねど 水原秋櫻子
(11) 灯を花と散らして除夜を湯浴むなり 岡本 眸

▼<俳句修業>の第一歩は「選句」からデアル!!
 シロウトはシロウトなりに「選句」を楽しめるのも俳句の魅力である。

【私の選んだ名句ベスト3】

(4) 冬晴の雀ぴかゝとびにけり 星野立子

(8) まだ消えぬ焚火がひとつ夜の底 井上弘美

(3) 山鳩よみればまはりに雪がふる 高屋窓秋


【次点】

(2) 父母の亡き裏口開いて枯木山 飯田龍太


【選評】
・「ぴかゝとびにけり」なんとダイレクトな表現だ!!感動だ!!
・「焚き火」「夜の底」みごとに景が見えてくる。
・「山鳩よ」と呼びかけながら、映像はグッと引いていくみごとな技だ!!

・「父母」「裏口」「枯木山」これまたみごとに景がうかんでくる。


▼<俳句修業>もみんなでやればより愉しい!!
 そのためには「句会」だ。
 オンライン句会は、「句会」参加のハードルをうんとさげてくれた。
 「句会」の愉しみをうんとふくらませてくれた。

◆第16回オンライン句会「寅の日」12月例会案内!!

 「俳句」は共愉の文学である!!

| | コメント (0)

2021年12月(師走)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

Dscn9115

▼いよいよ12月(師走)だ。
12月(師走)の「雲見」を予想する前に2021年11月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    5 
・巻雲    2 
・巻積雲   0 
・巻層雲   4     
・高積雲   3  
・高層雲   0     
・層積雲   5 
・積雲    7 
・層雲    2  
・乱層雲   2  
・積乱雲   0

 目立つのは、快晴5+積雲7=12 である。
 それにくらべて 乱層雲2 である。
 観測時間が原則9時 とかぎられていることもあるが雨はとても少なかった印象である。
 顕著な自然現象として川霧をよく観察した。
 川霧発生の条件とは!? 追究してみたいテーマでもある。


▼2021年12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年の12月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2020年12月 (気象庁) 

・「初霜」はあったが、「初氷」はまだだった。それはいつだろう!?
・「初雪」はいつだろう!?
・今年の冬は「大雪」はあるのかな?
・寒くなるのかな!?
・あらためて気温のことが気になりかけている。わずかな気温の変化で見えてくる自然現象は大きく変化する。
今さらの如く、このアタリマエに感動している。
・どんな景を見る年末年始になるだろう。「雲見」は!?


▼12月の「雲見」予想をつづけよう。
 次なる「雲見」の予想の資料はこれだ。よりローカルな予想に入ろう。

◆向こう1か月の天候の見通し 近畿地方(大阪管区気象台)

・毎週木曜日更新だから、最新は明日の更新を待つ必要がある。
・大雑把にみれば寒くなって来そうだ。
・太平洋側と日本海側との天気のちがいが顕著になる季節だ。
・自分が住むところが、どちらに近いのか!?
・どちらかと言うと、「日本海側」だろうか!?
・よりローカルな「雲見」の予想ができるようになりたいものだ。
・鍵は地形にありそうだ!!
 

▼いよいよ「雲見」の旅 再開!!
 と思ったら、またまた雲行きがあやしくなってきた。
 
 もしリアルがむつかしくなったら
 再びエマグラム鉄道で「雲見」の旅だ!! 


| | コメント (0)

« 2021年11月 | トップページ | 2022年1月 »