2021年9月(長月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会
▼ヒガンバナ初見!!(2021/09/01)
9月最初のひとり吟行で、今年はじめてのヒガンバナと出会った!!
長年ヒガンバナの観察をつづけてきているが、そのなかでもかなり早い初見である。
8月の長雨の影響だろうか!?
このあとの展開が楽しみである。
今年も「自然結実」ヒガンバナに出会うことができるだろうか!?
▼さあ今月も名句の鑑賞 よりはじめる俳句修業だ!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) 前にゐてうしろへゆきし蜻蛉かな 今井杏太郎
(2) まんじゆしやげ昔おいらん泣きました 渡邊白泉
(3) 群れ咲いて紅の静けき曼珠沙華 西宮 舞
(4) 阿蘇山頂がらんどうなり秋の風 野見山朱鳥
(5) 妻がゐて子がゐて孤独いわし雲 安住 敦
(6) 頂上や殊に野菊の吹かれ居り 原 石鼎
(7) 健啖のせつなき子規の忌なりけり 岸本尚毅
(8) 水に浮く紺のまぶしき秋茄子 若井新一
(9) 秋灯かくも短き詩を愛し 寺井谷子
(10) 葡萄食ふ一語一語の如くにて 中村草田男
(11) 行けど萩行けど薄の原広し 夏目漱石
▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
「選句」という作業の面白さは、オンライン句会をやるようになってからより実感してきた。
名句はやっぱり「名句」だ!!
読む度にベスト3がかわってしまう。
【私の選んだ名句ベスト3】
(3) 群れ咲いて紅の静けき曼珠沙華 西宮 舞
(10) 葡萄食ふ一語一語の如くにて 中村草田男
(7) 健啖のせつなき子規の忌なりけり 岸本尚毅
【次点】
(8) 水に浮く紺のまぶしき秋茄子 若井新一
【選評】
・この季節の曼珠沙華、ヒガンバナは私には特別の意味をもつ!!
・どうしても草田男を名前で選んでしまう。でもやっぱりうまい!!
・我が家の子規庵の糸瓜は、糸瓜忌にはどこまで育つだろう。
・「紺のまぶしき」は あるあるの景だ!!
▼「選句」の次の修業は、自分でも句を詠んでみる「作句」だ!!
両方同時に楽しめるのが「句会」だ!!
「句会」は、俳句の醍醐味を自ら体験する最高の場である。
ところが、現実にはその第一歩を踏み出すにはハードルが高い。
しかし
オンラインならちがう!!
誰もが簡単に今すぐはじめることができる!!ぜひ あなたも!!
2年目に入ったオンライン句会「寅の日」で待っています。
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