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定点ヒガンバナの今!!(2021/09/16)#ヒガンバナ #不稔性 #殖え方 #分球 #日本ヒガンバナ学会

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▼日本のヒガンバナの不稔性を最初に指摘したのはあの牧野富太郎だった。

  ヒガンバナに種子ができないことの不思議を最初に指摘したのは牧野富太郎だった。彼は明治40年(1907)に出版された飯沼慾斎の『増訂草木図説』のマンジュシャゲの補記に「予ハ未ダ本種ノ結実セシモノヲ見タルコトナシ」と書いている。(『ヒガンバナの博物誌』(栗田子郎著 研成社 P43より))

でも私はまだそれに異議アリ!!を唱えていた。私の「ふしぎ!?」は単純だった!!

 あんなにみごとな花をいっぱい咲かせるのだから、なかには変わりダネがいて、「種子」をつくることもあるのではないか!?

 それが、私の「自然結実」ヒガンバナ探索のはじまりだった。しかし、今は
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 日本のヒガンバナは「分球」によってのみ殖えるとなると、そこに生えている理由があるはずだった。
・人為的にそこに球根が運ばれた
・動物が球根を運んだ
・洪水等によって土砂とともに球根がそこに運ばれた
等々
 ダカラ

 今そこに咲き始めたヒガンバナには必ず個々の「ヒガンバナ物語」が存在する!! 
 
▼私の家の庭にも5地点の定点観測ヒガンバナがあった。
 ダカラ5つの「ヒガンバナ物語」があった!!

【A定点ヒガンバナ】
・もっとも古くから観察をつづけている株デアル。
1999年の「観察日誌」を残している株だった。
・その後「引っ越し」をして現在の位置に来た。
・今やっと「花芽」が顔を出しはじめたところだ!!
・お彼岸までに間に合うかな!? 
・さあ、今年は何本の花茎が立つだろう!?

▼他所から「引っ越し」してきたビガンバナを見る。

【B定点ヒガンバナ】
・同じ町内より「引っ越し」(おすそ分けしてもらった)してきたシロバナヒガンバナ!!
・もともとそこに生えていた赤のヒガンバナとの紅白コラボがみごとだ。
・先に顔を出してきたのはシロバナヒガンバナ。ややふっくらとした感じだ!!

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【C定点ヒガンバナ】
・東京の野島高彦先生のところから、「引っ越し」してきたヒガンバナ。植木鉢で育てている!!
・それぞれの株を交換して、それぞれの地の気候等によって開花にどんなちがいができるか毎年継続観察している。
・野島先生の一年を通しての毎日の観察日誌はスゴイ\(^O^)/
・今年はすでに三本の花茎が立っていた。
・2019年には、ひとつの「自然結実」があった。

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▼いつからか明確ではないが、古くから庭にまぎれ込んでいる株。

【D定点ヒガンバナ】
・ここが今年もいちばん早く開花をはじめたようだ。
・木の根元ということで乾燥を防げたのだろうか!?
・ここで「自然結実」を確認することが何度かあった。
・さて今年は!?

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【E定点ヒガンバナ】
・D定点から「分球」によって殖えてきた株。
・こちらの「花芽」は、少しのびてきている。
・花茎がのびるスピードははやい!!

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 これが5つの「ヒガンバナ物語」だった。
 お彼岸の中日(秋分の日)にはどこまで開花しているだろう。
 o(^o^)o ワクワク


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