2021年8月(葉月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会
▼ちょうど一ヶ月前、畑では最上紅花が最盛期だった。
私にとっては
「さまざまなこと思い出す紅花かな」
だった。
この景を記憶にとどめるだけでなく、モノとして残しておきたいと思った。
そこで、試しにドライフラワーに挑戦してみた!!
▼さあ今月も名句の鑑賞 よりはじめる俳句修業だ!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) 白樺を幽かに霧のゆく音か 水原秋櫻子
(2) 黒みつつ充実しつつ向日葵立つ 西東三鬼
(3) 八月十五日あのとき御昼食べたつけ 桑原三郎
(4) 一本の鶏頭燃えて戦終わる 加藤楸邨
(5) 西瓜切る少年兵のいない国 神野紗希
(6) 残りしは西日の土間と放射能 高野ムツオ
(7) 大文字を待ちつゝ歩く加茂堤 高浜虚子
(8) 山川に流れてはやき盆供かな 飯田蛇笏
(9) 子規遠く虚子また遠し天の川 阿部みどり女
(10) 朝顔の紺の彼方の月日かな 石田波郷
(11) 歳時記は秋を入れたり旅かばん 川崎展宏
▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
「選句」という作業の面白さ、難しさはオンライン句会をやるようになってからより実感してきた。
まして名句からの「選句」となるとなおさらである。
【私の選んだ名句ベスト3】
(10) 朝顔の紺の彼方の月日かな 石田波郷
(4) 一本の鶏頭燃えて戦終わる 加藤楸邨
(2) 黒みつつ充実しつつ向日葵立つ 西東三鬼
【次点】
(3) 八月十五日あのとき御昼食べたつけ 桑原三郎
【選評】
・「紺の彼方の月日」なんとうまい表現だ!!
・燃え立つような「鶏頭」ではない。「鶏頭燃えて」からいっきょに「戦終わる」に主軸は動く。おみごと!!
・「黒みつつ充実しつつ」はみごとな観察眼だ!!
・「八月十五日」を「御昼」という日常に落とし込む技はみごと!!ケの日常こそ!!
▼「選句」を楽しんだ次は「作句」だ。
「選句」「作句」修業同時に楽しめるのが「句会」だ。
しかし、リアル「句会」のハードルは高い。それに今、リアル対面の「句会」はなかなか難しい状況にある。
こんなときはオンラインがおすすめだ!!
オンライン「句会」なら、今すぐ誰もが挑戦できる。
ぜひぜひ…!!
●第12回オンライン句会「寅の日」8月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム
いっしょに「選句」「作句」楽しんでみませんか。
| 固定リンク
« 【Web更新8/1】21-31 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!! | トップページ | 「日本理科教育史」をプロットする!!(48) #鉄と硫黄 #化学変化 #舎密開宗 #宇田川榕庵 #田中実 »
コメント