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虹色コーンを収穫したが!!(2021/08/30) #虹色コーン

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今年も大失敗!!

と思いながら、昨日(2021/08/30)あの虹色コーンの収穫をはじめた。
 最後に皮をむいてみて思った。
 「成功」とはとても言いがたいが、「大失敗」でないかも!?
と。それは、数本だけだが、思っていたい以上に

 虹色コーンの粒が密につまったものがあったからだ!!

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昨年収穫した虹色コーン(2020/08/25)からまともそうなコーンを種子として保存しておいた。
 ちゃんと発芽してくれるかわからぬまま、種蒔きをしたのは2021/05/19だった。
 先達たちの助言をもとに二つのことに気をつけてやった。

(1)縦にも横にもできるだけ密に種蒔きをすること。(受粉をしやすくするためか)
(2)たっぷり水が必要なときがあるので、水やりのやりやすい場所であること。

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▼ところが、なかなか発芽してこなかった。
 種蒔きの場所が、これまであまり耕してこなかった場所であることなども影響あるのだろうか?
 また、半分は水はけの悪い場所だった。
 そこからは、ついに最後まで発芽することはなかった。
 途中から、半分挫折してしまった。水やりだけは続けたが、雑草のなかで半ば放置状態にあった。
 
 わずかばかりの収穫であった!!
 皮を剝いたらなおさらであった。

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▼「大失敗」でないにしてもやっぱり「失敗」!!

 「成功」にむけて、来年のリベンジを誓うのだった!!

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【Web更新8/29】21-35 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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蓮の実やカラカラころり池に落つ 21/08/28撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-35
週末定例更新のお知らせ
 8月最後の週末定例更新である。
 「夏休み」が終わる!!
 昨年に引き続き特異な「夏休み」であったことは確かだ。

 「夏の創造」はどこまできたのだろう!?

◆表紙画像集2021 更新 蓮の実
 大賀ハスの果托もカラカラに乾燥してきた。
 完熟した蓮の実が、蜂の巣状の果托のなかで風がふくたびに音をたててころがっていた。
 やがて池に落ちた。
 今年はそれを防ぐためネットをかぶせてみた。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「側根」ばっかり病はつづいた!!
 そして、植物のライフライン「維管束」にツナガッタ。
 まだまだ「ふしぎ!?」はつづくが、ときには「ふしぎ!?」を保留することも必要!!
 と自分に言い聞かせて先に…。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン句会「寅の日」は2年目に入る。
 それにあわせて9月のテーマも「寅彦と俳句」とした。
 ぜひ、この機会に一緒に!!

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 55号コウガイビルは健在だ。
 今のうちに、Webテキスト試案『コウガイビル』を少し「かたち」あるものにしたい。


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから23週目だった。
 こぼれ落ちようとする「蓮の実」の回収を今週中にはしたいものだ。

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「いろいろな生物とその共通点」を学ぶ(8) #ヤモリ #クモ学 #コウガイビル #動物の世界 #食べる

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▼窓にはりついたヤモリが、みごとな「狩り」をしていた!!
 それも一匹でなかった。
 ついついそのすばやさ、みごとさに見惚れてしまう。
 すっかり我が家の夏の風物詩だった!!

 それにしてもこの俊敏さはどこからくるのだろう!?

▼その俊敏さということでは、コガタコガネグモも負けてはいなかった。
 少し近づくだけで、すばやく定位置を離れ、しばらくするともどってきた。
 コガネグモ、ナガコガネグモのダイナミックな「狩り」くらべれば見劣りするというものの俊敏さということでは見劣りしなかった。
 そのコガタコガネグモも、強烈な残暑のなか まだまだ旬だった!!

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▼「中学校理科」を学ぶシリーズ・「いろいろな生物とその共通点」を学ぶも、「側根」ばっかり病の発症によりずいぶん寄り道を楽しんでいた。
 この「寄り道」「道草」が大好きなんだ!!
 久しぶりに歩みを先にすすめよう。
 また面白いことがあれば、もどってくることにして、次なる「動物の世界」に!!

▼「植物」から「動物」へ!!
 何がちがうのか!?「植物」と「動物」!! 私はこう考えいた。

 「動物」は「食べる」!!

 少し漢字で言えば、
 「植物」=独立栄養!!
 「動物」=従属栄養!!

 その鉄則を破ったのが、あのコウガイビルだった!! 
 それでもやっばり!?

 「植物」も面白いが、「動物」もやっぱり面白い!!
 「これまで」だけにとらわれず、あらたな学びを求めてつづけてみよう。

 明るくなったら、窓のヤモリはどこかに行ってしまった。どこに行ったのだろう?
 
(つづく)

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サツマイモの「側根」は何列に!?そして「芽」とは…? #サツマイモ #側根 #サツマイモの芽 #維管束 

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▼台所の隅の棚に新聞紙にくるんで妙なものが置いてあった。
ちょっとした経緯があって、昨年収穫のサツマイモが3本がそのまま置いてあったのだ。
これはちょうどいい と使わせもらうことにした。
  
 もうずいぶん時間がたっているから、2本はカラカラだ。
 いずれもから、「芽」が列をなして出てきていた。
 その姿にビックリだ!!

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▼サツマイモも貯蔵根!!
 「側根」が見られた。「側根」あとも!!
 よく見ていると、「側根」と「芽」とは同じところから出ていた!!

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 サツマイモの「側根」も列に並んで生えていた!!
 サツマイモは何列だろう!?
 例の爪楊枝を刺す方法で確認してみた。

 サツマイモの「側根」は5列になっていた!!

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▼ところでこの「芽」って何だ!?
 この伸びた先に葉が見られる!!
 うっすらとなつかしい記憶がよみがえってくる。
 YouTubeでサツマイモの苗の作り方を見た!!
 そうだ!!
 確かにこれを種イモにして、そこから出てきたものを「苗」にして育てたうっすらとした記憶が…
 最近は、できた「苗」を購入して育てるのがアタリマエで、それはやったことがないので忘れてしまっていた。
 
 「芽」は、つるという「茎」にそして、「葉」が出てくるのだった!!
 そして、そこから再びサツマイモという「根」が!!
 このアタリマエ!!

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▼こうして見てくると、「側根」と「芽」が同じ位置から出ていたことも納得である。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 サツマイモの「主根」「側根」「芽」「つる(茎)」「葉」を貫くのはライフライン「維管束」!!
 ライフライン「維管束」はサツマイモの命をツナグ!!

 「側根」ばっかり病もそろそろ!?

(つづく)


 
  

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第13回オンライン句会「寅の日」9月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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▼子規庵の糸瓜、これまでは雄花ばかりが目立っていた。
 ところが、ここへ来ていっきょに雌花が目立ちはじめた!!
 どうしてだろう!?
 少し追肥をしたからだろうか?
 それとも そんな時機が到来しているのだろうか?

 子規忌が楽しみである!!

▼なにごとにも機が大切である。
 まったくのシロウトながら、いつか「句会」に参加してみたいという願いを持っていた。
 思わぬかたちで、機は到来した!!
 コロナ禍のなか、実際に人に会ってのリアル「句会」が困難ななか、あらたな「かたち」が話題になっていた。
 オンライン「句会」である。
 それを支える「夏雲システム」が話題になっていた。
 思いきって申し込んでみた。幸いなことに登録され、私たちのオンライン「句会」が誕生した。

 2020年9月・オンライン句会「寅の日」誕生!!

 誕生からちょうど一年がたった。
 うれしいことに12回の月例句会は大いに盛り上がった。
 今では、初心者にはオンライン句会の方が面白いかも知れないと思うようにまでなった。

▼あらためて、二年目スタートの第13回9月例会の案内をあげておく。

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第13回オンライン句会「寅の日」9月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 
5.【投句期間】
 2021年9月1日0時から15日23時30分まで
 

6.【選句期間】
 2021年9月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2021年9月26日から
同時に「談話室」が書き込み可能になります。

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼2年目スタート!!
 これもまたひとつの機です!!
 参加を迷っておられる方、ぜひぜひ「俳号」をきめてメールをください。
 質問も大歓迎です。

 これまでは初心者歓迎のことばかり言ってきましたが、俳句歴の長いベテランの方も大歓迎です!!
 経験を生かしていろいろ教えてください。
 フラットで学び合い高め合う「句会」!!
 それが私たちのめざすものです。
 オンライン句会がはじめてでもすぐ慣れられると思います。

 2年目のオンライン句会「寅の日」で待っています。 
 

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ニンジン・ゴボウの「側根」は何列に!? #側根 #双子葉類 #維管束

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▼「水栽培」中のニンジンの株からは、元気なニンジンの葉がのびていた。
 「側根」ものびて来ているようだ。
 まさにニンジンの「再生」だ!!

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▼まだ「側根」にこだわっていた。
 ニンジンの場合もすでに「側根」が列になって並んでいることは確認していた。
 『植物形態学入門 ~教師のための植物観察~』(小林萬壽男著 共立出版 1975.4.20)の著者のコトバがひっかかっていた。ダイコンの「側根」が縦に2列に並んでいることの説明のあと、
 

 この側根の生えている方向は、種子をまいて発芽したとき双葉がのびた方向に一致しているのである。およそ生物の体で構造が一定していないものなど一つもないと前にものべた。(同書p27より)

 この事実に感動すると同時にあらたな「ふしぎ!?」が生まれた。
 
 ニンジンって2列だったかな!?

 もう一度、冷蔵庫から取り出して見た。
 今度は、確かなことを確かめるため、FBで教えていただいた爪楊枝を刺すという方法で確認してみた。
 列は少しねじれていたが、まちがいなく4列だった!!

 ニンジンの「側根」は、縦に4列に並んでいる!!

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▼ではゴボウはどうだっただろう。
 こちらも「側根」が列に並んでいることは確認していた。
 正直に言うと、爪楊枝を刺して確認するまで3列だとばかり思い込んでいた。
 すごくねじれているのでそう思い込んだようだ。
 あの朝市で購入したゴボウだけでなく、冷蔵庫から出してきた「皮むき」ゴボウでも確かめた!!

 ゴボウの「側根」は、縦に2列に並んでいる!! 

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▼さてさて私の「ふしぎ!?」は、あらたな暗礁にのりあげた。
 私の文脈を繰り返そう。

 双子葉類の「側根」は、縦の列にならんでいる!!
 それはアタリマエ!!
 「側根」は、ライフライン「維管束」とツナガッテイルのだから!!

 これにプラス
 「側根」がのびるのは「発芽したとき双葉がのびた方向に一致」を加えるナラバ

 ニンジンはどう考えればいいのだろう!?

 『植物形態学入門 ~教師のための植物観察~』(小林萬壽男著 共立出版 1975.4.20)は、「側根」と「維管束」のツナガリについては、うれしい記述もあった。

  h. 根が主根から側根を出したり、さらに支根を出したりするとき、つまり分枝するときは、内生(endogenous)といって、内部の維管束に接している内鞘(pericycle)に成長点ができて、まわりの皮層(cortex)をつき破って外にでるものである。これに反し、茎から枝や葉が出るときは、外生(exogenous)といって表皮のすぐ下の皮層の部分に成長点を生じてのびるものである。(同書P29より)

(つづく) 

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たかがダイコンされどダイコン!! #ダイコンの側根 #維管束 #道管 #子葉

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▼朝市で250円で購入したダイコン。
 「側根」の列を確認したあと、それだけではモッタイナイと思ったのでいくつかの「実験」を試みた。
 まずは株の「水栽培」だ。
 2021/08/20にはじめて8/24の昨日。
 葉はどんどんのびて、顕著なものは5枚になった。
 最長の葉は21㎝まで伸びた!!

 「側根」は伸びてくるかと期待したが、あまりみられなかった。

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▼私の思考はきわめて単純だった。
 ダイコンの「側根」が、2列に並んでいるのはその内部にある「維管束」にツナガッテイルからだ。
 その証拠をみつけたい!!
 無手勝流こそ私のもっとも得意とするところ!!

 「水栽培」に使った株の下のダイコンを輪切りにした。ふた切れを用意した。
 お菓子のフタだったプレートに水をはり、マーブリングインキ青で染めた。
 そのなかに輪切りにしたふた切れ浸した。実験を始めたのは2021/08/20だった。
 
 2021/08/24までの変化を見て何が言えるだろう!?

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【2021/08/20 09:53】 スタートどんな変化が起こるだろうo(^o^)o ワクワク

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【2021/08/21 09:37】右の方の中央が少し青みがかっている。

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【2021/08/22 10:00】右の青は少し濃くなった。左は中央部茶色くなった。(腐っている!?)

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【2021/08/23 10:07】両方とも周囲が緑っぽくなった。それはどうして!?

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【2021/08/24 10:24】周囲の緑はより顕著になった。全体に茶色っぽいところが目立つようになっている。

▼輪切り2つをとって残ったダイコン!!
 これまた「水栽培」に挑戦してみることにした。
「側根」がこのあとのびて来ることはあるだろうか!? それが観察の目的だった。
 1.5Lペットボトル口から適当なところで切って、「水栽培」容器をつくった。
 
 観察をはじめたのが、2021/08/21。
 2021/08/24現在、目立った変化は確認できない。

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【2021/08/21 9:44】実験スタート!!

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【2021/08/24 10:31】あまり変化はみられない。いちばん下の「側根」は少し伸びたかも?

▼実験観察をしながらもまだすっきりしなかった。
 そこで、もう少しダイコンの「側根」にこだわってみることにした。

●ミニ授業プラン <ダイコンの観察> 清水龍郎 (『たのしい授業』仮説社 2013年11月臨時増刊 NO.414 P58より)

 において清水龍郞さんが参考にされたという『植物形態学入門』を読んでみたくなった。
 ネットの古書店でみつけて手に入れて読んでみた。

●『植物形態学入門 ~教師のための植物観察~』(小林萬壽男著 共立出版 1975.4.20)

 たしかにあった。
 「ダイコンの観察」というたいへん興味深い話が書かれていた。

  ダイコンの根を畑から抜いて洗ったりすると、細い側根はきれてしまうが、そのつけ根はすこしくほんで側根の切れたあとが明瞭に残っている。側根は図16のように縦に2列に並んでだいたい直線上に生えているものである。この側根の生えている方向は、種子をまいて発芽したとき双葉がのびた方向に一致しているのである。およそ生物の体で構造が一定していないものなど一つもないと前にものべた。(同書p27より)

 そして、このようにまとめられていた。

 同じような観察をサツマイモ、ニンジン、ゴボウなどの貯蔵根でしてみていただきたい。ダイコンとはまったくちがうが、それぞれに独特な側根の出方をしているはずである。(同書p28より)

 ここで、また次なる「ふしぎ!?」が生まれた。
 まだ私の「側根」ばっかり病はつづきそうだ!!

(つづく)
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55号コウガイビルはエサなしで2ヶ月生きのびた!! (2021/08/23)#コウガイビル #飢餓と再生 #教材化

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▼55号コウガイビルのナイロン袋を一ヶ月ぶりに取り出してきた。
 居た!!
 消えずに(!?)ナイロン袋のすみのほうに「の」の字を描くようにかたまっていた。
 それは余分なエネルギーの消耗を防ぐため眠っているのだろうか!?
 それとも??

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▼あたたかいところに出して、しばらくまった。
 やがて、あの逆三角形の頭(コウガイ)を出してきた。
 ヒラヒラする頭の先に見られる突起は目であろうか?
 私がいつもいちばん頼りにしている唯一無二の最高の参考文献

●『プラナリアの形態分化』(手代木渉・渡辺憲二編著 共立出版 1998.3.25)

には次のように書かれていた。

 コウガイビルの眼は、多数の小眼が体側縁部に沿って分布する marginal eye であり、頭部(コウガイ)から頚部にかけて蜜に、後方では疎らになる。(同書p268より)

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▼さらにするするとのびてきて活発に動きはじめた!!

 まちがいなく生きている!! 
 55号コウガイビルはエサなしで二ヶ月生きのびた!!

 最高に伸びたときは全長7㎝近くあった。
 それは、一ヶ月前とあまり変わらない大きさであった。

 ではこのコウガイビルの体の中で何が起こっているか?

 それを考えるヒントが先の参考文献『プラナリアの形態分化』のなかにあった。
 私の不思議に答えてくれる部分は 「14.9 飢餓と再生」(P275)にあった。この章は牧野尚哉・白澤康子先生が書いておられた。

 コウガイビルの飼育では給餌が大切な要素となるが、餌に対しての反応は同一種内でも異なり積極的に摂取するグループとそうでもないものとがある。また長期間の飢餓に耐え、もとの体重の1/100に減少しても生存し続けることができる。このような生理的変化が、顕著な再生能をもつ本動物の器官形成にどのような影響を及ぼすのか、頭部再生の有無、形成所要時間、極性との関連について、採集直後の体重を100として、もとの30~40%に減少したグループを飢餓個体として実験を行った。  なお、飢餓個体の設定は、採集された個体のうち、何としても餌を食べないものがあり、かなりの期間絶食にも耐えられるが、やがて死に至る。体重減少と生存期間の長短は一定ではないが、採取後減少の一途をたどる体重は、ある時点で平衡状態となり、これ以降急激に減少して死ぬものが多い。体重が安定をみせる状態を越えると個体は死を迎えることから、この安定期(もとの体重の30~40%)を飢餓状態と考えた。これらの飢餓グループと採集まもないものとを次の実験により比較した。(同書P276より)
   言わば「自らを食べて生き延びている」のだ、とこの本の編著者である渡辺憲二先生に教えてもらったことがある。

 
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▼Webミニテキスト『コウガイビル』試案においても、この「ふしぎ!?」をいちばん大切にしたいな。
 コウガイビルはキモイだけでない!!
 「エサなしで生きのびる」凄いヤツ!!

 「再生」とは!?
 「生きる」とは!?
 生命科学最前線に私たちをつれていってくれるかも知れない!!

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【Web更新8/22】21-34 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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朝顔や八千越える万歩計 21/08/21撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-34
週末定例更新のお知らせ
 長雨が続いている!!
 どう考えても「異常」だ。
 今週には例年の夏がもどってくるだろうか!?

 例年の夏がもどって来たら、もう「夏休み」は…

◆表紙画像集2021 更新 朝顔
 「雲見」の旅にでることができない夏!!
 ひとり吟行を続けている。万歩計携えて
 第一目標は八千歩!!
 朝顔が次々と日替わりで咲いてくれる。今朝はいくつの朝顔と…。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「側根」ばっかり病 はますます重篤化するばかりだ。
 どんな展開になるのか、自分にもよくわかっていなかった!!
 どこまでも「面白い!!」を最優先に

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月テーマ「寅彦と気象」から9月テーマ「寅彦と俳句」へ
 テーマはかわっても、寅彦の軸足は常に「科学」にある。そんな気がするのだが
 オンライン句会「寅の日」は、9月から2年目に入る。
 ぜひ、この機会に!!

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 ナガコガネグモ活躍のシーズンがやってきた。
 少しずつジョロウグモの姿も。
 「クモ学」の面白さは尽きることがない!!

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから22週目だ。
 第2号の果托が、雨風で折れてしまった。今週にはもう果托ごと収穫しておきたい。

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本日(2021/08/22)、第293回オンライン「寅の日」!! #夕凪と夕風 #traday #寺田寅彦

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▼あれっ!?
 今朝はなにか変だ。「アメダス」見てわかった、まだ南寄りのあたたかい風が吹いていた。
 いつもなら北よりの風が吹いている時間帯なのに。
 どうしてだろう!?

 自分が住む地域が「海陸風」の典型の地域だなんて知ったのは最近のことだった。

●播磨平野(姫路)の海陸風の統計的解析―海面水温との関係(河野仁・西塚幸子)


▼本日(2021/08/22)は、第293回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマ は「気象」である。

 【8月テーマ】「寅彦と気象」

 その二回目の本日は、その「海陸風」についてである。「夕凪と夕風」を読む。

◆本日(2021/08/22)、第293回オンライン「寅の日」!!

●「夕凪と夕風」(青空文庫より)


▼唐突に変なこと言うが、私は寅彦の次のような巧みな文章が大好きだった。

 夕凪は夏の日の正常な天気のときにのみ典型的に現われる。午後の海軟風(かいなんぷう)(土佐ではマゼという)が衰えてやがて無風状態になると、気温は実際下がり始めていても人の感じる暑さは次第に増して来る。空気がゼラチンか何かのように凝固したという気がする。その凝固した空気の中から絞り出されるように油蝉の声が降りそそぐ。そのくせ世間が一体に妙にしんとして静かに眠っているようにも思われる。

 同じ「事実」を述べるにしても、こう語られるとよりリァリティを持って景が「再現」されるのである。
 さすが寅彦 それだけではなかった!!
 かならず科学的根拠を持って語ろうとしていた。

 どうして高知や瀬戸内海地方で夏の夕凪が著しく、東京で夏の夕風が発達しているか、その理由を明らかにしたいと思って十余年前にK君と共同で研究してみたことがあった。それには日本の沿岸の数箇所の測候所における毎日毎時の風の観測の結果を統計的に調べて、各地における風の日変化の特徴を検査してみたのである。
   さすがデアル。

  寅彦は「ふしぎ!?」をけっして置き去りにはしなかった!!

▼その結果の<考察>においても寅彦はするどかった。

その結果を綜合してみると、それらの各地の風は大体二つの因子の組合せによって成り立っていると見ることが出来る。その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。第二の因子というのは海陸の対立によって規定され、従って一日二十四時間を週期として規則正しく週期的に変化する風でいわゆる海陸軟風に相当するものである。そこで、実際の風はこの二つの因子を代表する二つのヴェクトルの矢の合成によって得られる一本の矢に相当する。

続けて

そうして海陸の位置分布の関係でこの凪の時間が異常に引延ばされるらしい。
 低気圧が近づいて来るとその影響で正常な季節風が狂って来る。低気圧による北西風が丁度この南東風を打消すようになる場合には海陸風だけが幅を利かせて、従って夕凪が顔を出す。しかし低気圧がもう一層近くなってそれが季節風を消却してなおおつりの出る場合には、夕風は夕風でもいつもとは反対の夕風が吹くのである。同じような異常は局部的な雷雨のためにもいろいろの形で起り得るのである。
 

 おみごとデアル!!

 最後の一文も、また寅彦らしい言えば寅彦らしい!!
 

「浮世の風」となるとこんな二つや三つくらいの因子でなくてもっと数え切れないほど沢山な因子が寄り集まって、そうしてそれらの各因子の結果の合成によって凪になったり風になったりするものらしい。
 このごろはしばらく「世界の夕凪」である。いまにどんな風が吹き出すか、神様以外には誰にも分りそうもない。

 こう寅彦が書いたのは最晩年の前年の夏である。(1934年(昭和9))
 
 寅彦はいつ読んでも今日的デアル!!

 

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ニンジン・ダイコンの根・茎・葉は!? #双子葉類 #維管束 #道管 #水栽培

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それはニンジンの葉だった!!
まちがいない!!

  「側根」の観察をしたニンジンの株を水栽培をしていた。
 それほど深い意味はなかった。このままニンジンを捨ててしまうのがモッイナイという気がしてこんな実験をやってみた。
 このあとまた「側根」は伸びてくるのだろうか?
 それが観察のしどころと思っていた。
 ところが、上からどんどん葉が伸び出したのだ!!それもニンジンの葉が!!アタリマエ!!
 またまたこのアタリマエに驚き、感動するのだった。

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▼ここへきて、またまたアタリマエの「ふしぎ!?」が浮かんできた。

 ところでニンジンの根・茎・葉ってどこだ!?

 「葉」は伸びてきたところ、かなり明確な気がする。
 
 「茎」これがかなりあやしい。株の切り口の断面は「茎」の断面? 「根」との境目はどこ!?
 
 「根」「側根」が出ているところは「主根」。「側根」の出ていない緑っぽいところは  ?(゜_。)?(。_゜)?


▼あやふやなところが出てきたのに反して明確になってきたことがある

「維管束」は根・茎・葉を貫きツナガッテイル!!
「維管束」は植物のライフラインだ!!
   
 ニンジンのライフラインは健在だったのだ。
 さて、この後 ニンジンはどうなるだろう!?


▼「側根」を観察したあとのダイコンについても同じことをやってみた。
 そして、ニンジンと同じことを問うてみるのだった。
 今度は少々深めにして、「側根」が水につかるようにした。

 さて、ここまできて今一度「ふりだし」にもどる。
 そもそもダイコンの「側根」観察のヒントをくださったのは入江洋一さんだ。
 その入江さんが紹介してくださった清水龍郎さんのプランがあった。
 ぜひ見てみたいと思い手に入れた。

●ミニ授業プラン <ダイコンの観察> 清水龍郎 (『たのしい授業』仮説社 2013年11月臨時増刊 NO.414 P58より)

 「仮説実験授業に初めて出会う子どもたちに」という副題がついていた。
 ダイコンの「側根」の観察を例にあげて<見れども見えず>のとても楽しいプランです。
 「子どもたちに」だけでなく、大人でも楽しめそうですね!!
 
 私の「側根」ばっかり病はまだしばらくつづきそうだ!!

(つづく)

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ダイコン・ゴボウの「側根」を見た!! #ダイコンの根 #ゴボウの根 #維管束 #道管

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「側根」ばっかり病!!

 それが、今私が発症している病の名前だった!!
 これまでの文脈を繰り返そう。「草引きの科学」から、次のようにまとめた。

●単子葉類=スバヤ型
・根(ひげ根型)-維管束(バラバラ、多数)-葉(平行脈)ー子葉(一枚)

●双子葉類=ジックリ型
・根(主根-側根型)-維管束(輪のように行儀よく並ぶ)-葉(網状脈)ー子葉(二枚)


 そこから発展して、次なるアタリマエに教えてもらい気づいた。

双子葉類の「側根」は、維管束の道管とツナガッテイルはずだから、列をつくって並んでいるハズ!!

 なんというアタリマエ!!ナラバと畑のニンジンで確かめた。


 やっぱりニンジンの「側根」は、列をつくって並んでいた!!

 

▼次はやっぱりダイコンで確かめてみたかった。
 近くにある朝市に出かけた。地元で採れた野菜などが出荷されていた。
 めざすはダイコン!!
 それも、できるだけ「側根」がはっきりするもの。
 あった!! 長さ40㎝ 胴回り23㎝ ずいぶんりっぱなダイコンだ。

 ついでに回りを見ていると、ずいぶんりっぱなゴボウがあった。(群馬県産)
 ゴボウは冷蔵庫にあったゴボウで確かめていたが、あまりにりっぱなゴボウだったもので手に入れてしまった。
 長さ67㎝ 胴回り 7㎝ 二本入りだった。

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▼家に持ち帰りじっくり観察してみた。

【ダイコン】 確かに「側根」の生えているところは列になっていた!!2列あった!!

 

【ゴボウ】 今度のゴボウの「側根」は残りすぎるほど残っていた!!確かに列になっていた。列は少しねじれていた!!

 

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▼こんな観察をしているあいだに次なるアタリマエに気づいた!!
 次なるアタリマエは、これまたアタリマエすぎるほどアタリマエのことだった!!

 このダイコン・ゴボウの「側根」たちは、地下から水を汲み上げているということだ!!
 ダイコン 地下 40㎝の深さから
 ゴボウ  地下 67㎝の深さから

 このアタリマエにいたく感動すると同時に、その「からくり」をよりくわしく知りたくなってくるのだった。

(つづく)
 
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2021年9月のオンライン「寅の日」は #寅彦と俳句 #traday #寺田寅彦

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▼『俳句歳時記』(角川書店編 第三版)の序は次の一文ではじまっていた!!
  

「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」と詩人寺田寅彦は言った。

 その寺田寅彦に師事し俳句結社「寅の日」をつくった。
 そして、あこがれのオンライン句会「寅の日」をはじめたのはちょうど一年前だった。
 第12回オンライン句会「寅の日」8月例会は今、選句期間となっている。
 つまりこれで一周年である。
 9月からは、2年目に入る!!

▼オンライン句会「寅の日」が2年目に入る今、一周年を祝するのと、二年目スタートを記念してオンライン「寅の日」の方も9月テーマも次のようにしたい。

【9月テーマ】「寅彦と俳句」

である。
 9月は3回ある。

■2021年9月オンライン「寅の日」!!
◆第294回オンライン「寅の日」 …9/03(金)
◆第295回オンライン「寅の日」 …9/15(水)
◆第296回オンライン「寅の日」 …9/27(月)


▼ではその3回に何を読むか。
 ここでは、俳句関連の随筆のなかで、定番中の定番として読んできた次の3つを読みたい。
「俳句の精神」
「天文と俳句」
「俳諧の本質的概論」
である。これらを勝手に「寅彦俳句入門三部作」と呼んでいた。

■2021年9月オンライン「寅の日」!!

◆第294回オンライン「寅の日」 …9/03(金)「俳句の精神」(青空文庫より)

◆第295回オンライン「寅の日」 …9/15(水)「天文と俳句」(青空文庫より)

◆第296回オンライン「寅の日」 …9/27(月)「俳諧の本質的概論」(青空文庫より)


▼「寅彦俳句入門三部作」を読みながら、自分でも俳句はじめてみませんか!?
 俳句の醍醐味は「句会」にあり!!
 と多くの先達はこう語ります。しかし、まったくシロウトが「句会」に参加するのはハードルが高いです。
 ましてはコロナ禍のなか、なかなか人に会ってのリアル「句会」はむつかしいです。
 しかし、オンライン「句会」は簡単です!!
 オンライン句会「寅の日」を一年間続けてきた今だから言えます。

 初心者にはオンライン「句会」の方が面白い!!
 「句会」の醍醐味を最大限に味わうことができる!!
 
 超初心者であり続ける私がえらそうに言ってもあまり説得力ないが、自分で一度体験してみればすぐ納得できるはずです。
 俳号(俳句を詠むときのペンネームのようなもの)をきめて、楠田までメールをください。
 いっしょに「俳句」を愉しみましょう!!

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ナガコガネグモも凄いぞ!! #コガネグモ #ナガコガネグモ #クモの食事 #体外消化

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▼(゜o゜)ゲッ!!
 巨大なバッタがクモを襲っている!?
 近づいてよく見ると反対だった!!
 クモは今、もっとも旬のクモ、コガネグモの仲間のナガコガネグモだ!!

 それにしてもダイナミックなナガコガネグモの「狩り」である。
 コガネグモの「狩り」に魅せられて、シロウト「クモ学」をはじめた。
 そのコガネグモには、今年は2匹しか出会うことができなかった。
 そのかわりと言ったら語弊があるが、今、ナガコガネグモの活躍が目に付く!!
 
 ナガコガネグモも凄いぞ!!
 
▼コガネグモの「狩り」のように獲物を糸でぐるぐる巻にするには巨大すぎた。
 しかし、しっかりバッタの動きはとめてあった。
 ナガコガネグモは食事中のようだった。
 クモの食事はちょっとかわっていた。獲物にがぶりとかぶりつき、口のなかにいれて「食べる」のではなかった。
 唾液は口の外で分泌された。
 クモの食事は、結論から言えばこうだ!!

 クモは固形物を口の中に入れない!!
 口の外で出された消化液でドロドロになった液状の食べ物を摂取するのである!!
 「体外消化」デアル!!
 食事はチュウチュウするのデアル!!

 ナガコガネグモは、巨大なバッタをチュウチュウする最中だったのだ!!

▼別の場所では、糸でグルグル巻きにして「狩り」をしているナガコガネグモもいた。
 また、巨大なトンボの「狩り」をしているものもあった。

 チュウチュウしたあとの食べかすの残骸は、ネットの近くに落ちていたりする。

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▼ナガコガネグモは今からがもっとも活躍するクモだ!!
 ネットの中央部には縦に直線上の隠れ帯つけ、待機の姿勢でいた。
 ときおりネットをゆさぶっているのは、どうやら「威嚇」しているらしい。

 別の場所で、子グモたちの「団居」(まどい)を見た!!
 誰の子グモだろう!?

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ニンジンの「側根」を見た!! #ニンジンの根 #主根側根 #維管束 #道管

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▼妻「そんなニンジンやゴボウ出してきてなにしよるん!?」
 私「あの、これって根やん。同じ根でも主根側根タイプなんや、ほんで側根が、ここから出ていたんやな。この傷みたいな「くぼみ」きれいな列になっとるやん!!これって、内側に維管束があって、水を吸い上げる道管とツナガッテイテ……このアタリマエ!!」
 今、知ったばかりのこと得意気に語ってしまった。(^^ゞポリポリ
 私「ここから根でとるん見たことある?」
 妻「そんなん、ニンジン引っこ抜いてきてみたら、わかるやん」
 私「(゜o゜)ゲッ!! まだニンジンあるん?」
 妻「まだあったと思うで、もう割れてしまったのばかりかも知れへんけど」
 私「そんななら雨がやんだら…」
 妻「雨がふっていたるから、畑やわらかいで…」
と言ったかと思ったら、妻は傘をさしてそさくさと出ていってしまった。
 すぐもどってきた妻の手には2本のニンジンがぶら下がっていた。

▼軟弱な私は、雨が小休止していた昨日の朝、スコップをもって畑に出かけてみた。
 スコップでできるだけ「側根」を傷つけることのないように大きく掘った。
 確かに割れてしまっているものもあった。
 妻がとってきてくれたニンジンといっしょに水に浸けて、泥を落とした。
 引きあげて新聞紙の上にひろげた。

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▼「側根」の存在は確認できるが、濡れていてはからまってわかりにくかった。
 ドライヤーを使って乾かした。
 これではっきりわかった!!

 確かに「側根」の根元は、あの「くぼみ」だった!! そして、あの「くぼみ」は列になっていた!!  

 なかには、かなり太くのびた「側根」もあった!!

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▼ニンジンのヘタを水栽培してみることにした。
 はたして、「側根」はのびてくるようなことはあるだろうか!?

 これでニンジンは確かめた。
 次はゴボウはどうだろう?
 そしてあの大根はどうだろう?
 ふりだしにもどって、ジックリ型双子葉類の雑草の根ではどうだろう!?

(つづく)

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【Web更新8/15】21-33 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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白い花赤くしぼむや酔芙蓉 21/08/14撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-33
週末定例更新のお知らせ
 お盆が過ぎた!!
 いっきょに秋めくだろう。
 ながいながい雨も、いったん休みである。しかし、…

 昨日の夕方、うるさいほどトンボが飛んでいた!!

◆表紙画像集2021 更新 芙蓉・酔芙蓉
 ながくながくつづく雨の中でも、芙蓉の花の山は毎朝、盛り上がっていた。
 朝方は白かった花が、やがて赤くなってしぼんでいく。
 そして、雨にうたれ落ちていく。
 翌朝には、別の花が白く咲く、そして…!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 サイエンスコミュニケーター11年目の夏休み。
 「科学」を学ぶは楽しい!! 
 それを伝えることが私のミッション!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月テーマは「寅彦と気象」。
 この夏、何度聞くだろう 「線状降水帯」!! 寅彦だったらどう説明してくれただろう!?

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今年出会ったコガネグモは2匹だけ。淋しい!!
 「私は居るよ!!」とナガコガネグモが目立ちはじめた。
 今年はナガコガネグモにいろいろ訊いてみるかな。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから21週目である。
 第1号の花茎は風で倒れてしまった。
 4本が立っていた。ハスの実(種子)がこぼれ落ちないようにネットをかぶせた。

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ニンジン・ゴボウの側根は!? #主根側根 #双子葉類 #維管束 #道管 #ニンジンの根 #ゴボウの根

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先日「草引き」の話題から、根っこを「スバヤ型」と「ジックリ型」に分けたことを書いた。

  「草引き」の科学もまた楽し!!

 とし、次のようにまとめた。

●単子葉類=スバヤ型
・根(ひげ根型)-維管束(バラバラ、多数)-葉(平行脈)ー子葉(一枚)

●双子葉類=ジックリ型
・根(主根-側根型)-維管束(輪のように行儀よく並ぶ)-葉(網状脈)ー子葉(二枚)

 そしたら、Facebook版【理科の部屋】で、次のように質問を受けた。

「側根は主根の伸びる向きに列をつくって並んでいるはずですが、双子葉類の雑草ならみんなそうなっていますか?」

 最初、その意味がよくわからなかった。

▼説明をしてもらい、教えてもらって わかった!!

 双子葉類の側根は、維管束の道管とツナガッテイルはずだから、列をつくって並んでいるハズ!!

 なんというアタリマエ!!

 実に面白い!!

 さっそく、引っこ抜いた雑草で確かめてみたが、今ひとつよくわからなかった。
 この長い雨がやんだら、また他の雑草で確かめてみたい。
 たまたま教科書に大根の「主根側根」の例が出ていた。畑に大根があるシーズンなら、今すぐ引っこ抜いて確かめたいところだ。
 スーパーに飛んでいきたい気分でもある。

▼ひょっとしたら? と思い冷蔵庫を開けてみた。
 あった!!
 ニンジンとゴボウが!!
 さっそく確かめてみた。

【ニンジン】側根の伸びていた跡が切れ目のような「くぼみ」になっていた!!
      それは確かに列をつくって並んでいた!! 
      4列あるように見えた!!

【ゴボウ】同様に列をつくって並んでいた。
     列は少しねじれるようになっていた!!
     なんと驚くべきことに「側根」が一本残っていた!!
 

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▼ではほんとうに行儀よくならんだ維管束の「道管」と「側根」はツナガッテイルのだろうか!?
 輪切りにして横断面で確かめようとした。
 そう言われれば そんな気もするという程度だ。
 この観察にはもう少し工夫が必要なようだ。

 それにしても、このアタリマエ面白すぎる!!
 しばし、「ばっかり病」を発症してしまいそうだ!!

(つづく)

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「いろいろな生物とその共通点」を学ぶ(7) #シダ植物 #ベニシダ #ノキシノブ #胞子のう #胞子 #粗製乱造

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▼雨が降り続いていた!!
 いつも朝の散策ででかける竹やぶのすそにシダ植物たちがいた。
 竹が覆うようになっているので直接雨はかかっていなかったが、それでも濡れていた。
 ベニシダとノキシノブだ!!
 葉のウラをみると、あのブツブツがいっぱいついていた。(゜o゜)ゲッ!!
 
 胞子のうだ!!

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▼ベニシダの葉一枚とノキシノブいくらかを家に持ち帰り、ゆっくり観察してみた。
 それにしても、膨大な量の胞子のうだ。
 同じようなシダ植物でも胞子のうのつきかたが少し違うようである。
 胞子のうのつき方から見て、ベニシダと判断したが自信はなかった!!
 最初はイヌワラビと思っていたのだが…!?

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▼さて、この時期にはどうなんだろう?
 と思いながらも、顕微鏡で観察してみることにした。
 セロテープをちょこっとだけ胞子のうにつけるだけの簡易な方法でプレパラートをつくった。
 倍率は100倍で見た。

 【ベニシダ】
      生徒たちがきまってキモイ!!と叫んだ「あれ」が見えた!!
      ミミズのような「胞子のう」が見えた。
      もうほとんどがはじけてしまったあとのようだ。
      「胞子」らしいものがあまりみられなかった。
      思っていたほど紅くはなかった。
      ベニシダとちがうのかな不安になる!?

 【ノキシノブ】
      こちらの方もはじけてしまったものがほとんどのようだ!!
      それでも「胞子」らしいものが見られた。
      なんとそれらは緑色をしていた!!
      そのアタリマエにいたく感動するのだった。

▼「胞子のう」がはじけて飛び出してくる「胞子」の数はどのくらいあるのだろう。
 ブツブツひとつにはどれほどの「胞子のう」があるのだろう。
 ナラバ
 一枚の葉から飛び出してくる「胞子」はいくらほどになるのだろう!?
 想像するだけでも圧倒される数だ!!
 まさに粗製乱造だ!! 

 「種子」と「胞子」どこがちがうのだろう。

 「種子」: 赤ちゃんが「おべとう」を持たされている。休眠ができる。
 「胞子」:着地したところですぐさま自前で生きていかなければならない。そのために緑色している!!

  「胞子」は数で勝負だ!!
  でもシダ植物は恐竜時代から今も生き残っている!! 

  シダ植物もやっぱり凄い!! 
 
(つづく)

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「クモ学」は、やっぱり面白い!! #クモ学 #コガネグモ #コガタコガネグモ #ナガコガネグモ

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▼ついに今年3匹目のコガネグモをみつけたぞ!!
 と思いより近づいてしばらく見ていた。
 「ちがう!?」
 大きさが、少し小さかった。それに色具合も少し茶色っぽい。
 どちらかと言うと、コガタコガネグモに近かった。
 次の瞬間決定的になった。それまでじっとしていた貴奴が、「狩り」に入ったのだ。
 振り向きざま「獲物」に飛びついたとおもったら、すぐさまもとの定位置にもどったのだ。
 この動きはコガタコガネグモだ!!
 コガタコガネグモの大型だ!!
 残念!!

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▼そう!!
 私の「クモ学」は、8年前の2013年夏のコガネグモの「狩り」の目撃からはじまった。
 それまでは、こんな身近に面白い生きものがいっしょに暮らしているなんて、まったく意識になかった。
 昆虫少年でもなかったし、特に生きもの大好き人間でもなかった。
 理科の教師であるという職業がら、それなりの興味をもっていたかも知れないが、どちかというと「苦手」であった。
 
 クモがこんなに面白いなんて思い出したのはごく最近である。
 そのきっかけはこのコガネグモとの出会いだった。
 そのコガネグモに、2013年以来、毎年何匹も出会ってきた。そしていろんなことを教えてもらってきた!!
 それが今年は今までにたった2匹にしか出会っていない。

 どうして ?(゜_。)?(。_゜)?

▼同じコガネグモの仲間でも少しずつ登場するシーズンがずれていた。
 まずコガタコガネグモ(遅くまで居てくれた。アリガタイ!!)
 そして、コガネグモ!!
 コガネグモの姿が目立たなくなったころからナガコガネグモだ!!
 立秋過ぎたらナガコガネグモというのが、私の目安だった。
 ナガコガネもなかなか大きくなってくる。なかにはコガネグモに負けないくらいに大きくなるのもいる。
 そして、長く居てくれる!!
 ヒガンバナの観察に出かける季節まで居てくれるのだから!!

▼ナガコガネグモの隠れ帯は縦に「一直線」だ!!
 コガネグモ、コガタコガネグモの「X」とはちがっていた。
 もっとも幼体のナガコガネグモの隠れ帯は「ジグザクの渦巻き」状だ。
 図鑑を見ていたら、面白いことが書いてあった。
 コガネグモ全種共通して、幼体の隠れ帯は「ジグザクの渦巻」状だと。(゜o゜)ゲッ!!
 
 そもそも隠れ帯って何!?

 このころのナガコガネグモが面白いことをやっていた。
 
 ネットをブランコをゆらすようにはげしく大きくゆらしていた!!
 何をしているんだろう !?

 「クモ学」の「ふしぎ!?」は尽きることはなかった!!

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「いろいろな生物とその共通点」を学ぶ(6) #ひげ根 #主根側根 #葉脈 #スバヤ型 #ジックリ型 #単子葉類 #双子葉類

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▼先日、台風9号の接近で久しぶりにまとまった雨がふった。
 庭先の雑草がよく伸びてきていた。
 今がチャンスと「草引き」をした。ただ「草引き」をするのも面白くない。
 引っこ抜いた草の根を<予想>しながらやってみた。
 これがなかなか面白かった!!

▼根には大まかに言って2つのタイプがあった。

●ひげ根  型
●主根・側根 型

である。<予想>するには、その根拠になる事実が必要である。
この場合、葉脈がヒントになると思っていた。

●ひげ根  型 = 平行脈
●主根・側根 型 = 網状脈

<予想>はだいたいはあたっていたが、少し判断のつきかねるものあった。

▼さらにかつての私の文脈で、2つのタイプを追いかけてみた。
 キーワードは「スバヤ型」と「ジックリ型」!!

●ひげ根  型 = 平行脈 = 単子葉類 → 「スバヤ型」
●主根・側根 型 = 網状脈 = 双子葉類 → 「ジックリ型」

 この呼び方がとっても気に入っていた。
 限られた少ない水をすばやく吸い上げる 「スバヤ型」!!
 じっくりたっぷり水を吸い上げる 「ジックリ型」!!
 雑草は「スバヤ型」が多かった。高くなれるのは「ジックリ型」 木型。
 
▼さらには、見えない茎の断面についても<予想>は及んだ。

●単子葉類=スバヤ型
・根(ひげ根型)-維管束(バラバラ、多数)-葉(平行脈)ー子葉(一枚)

●双子葉類=ジックリ型
・根(主根-側根型)-維管束(輪のように行儀よく並ぶ)-葉(網状脈)ー子葉(二枚)

 ルールには例外もかならずある。
 その例外どうしてだろう!?
 しかし、ルールを使って見えない世界を<予想>するのは楽しいものだ。
 <予想>を確かめるのもまた楽しい!!

 「草引き」の科学もまた楽し!!

 今朝も雨が降っていたぞ!!
 やんでいたら
 「草引き」のチャンスかも!?
  
(つづく)

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2021年・「夏の創造」はどこまで!?(2) #教材論 #現代理科教材発展史 #断捨離 #雲見の旅

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▼2021年・「夏の創造」プロジェクト中間報告を続けよう。

(4) 私の教材試論・現代理科教材発展史 をつづける!!

 夏休みに入って、特に進んだことはない。
 セレンディピティはいつも唐突にやってくるもの!!
 だから…。


▼次の課題(宿題)は今の私にはとても大切だ。

(5) 教材(モノ)の断捨離!!

 楽しみながらをモットーとしているが
 ついつい「愉しみながら」にシフトできないか!?
 と妄想してしまうのだ。そうすると、ついつい「捨てる」決意が鈍るのである。
 「一日一捨」と目の前に書いて貼っているのだが (^^ゞポリポリ


▼次は課題(宿題)というより、楽しみ計画だ。
 残念ながら、状況はさらにまずくなってしまった。

(6) 「雲見」の旅に出よう!!

 ナラバ
 これに代わる楽しみをみつけたい。
 ひとり吟行で「雲見」!!
 エマグラム鉄道で「雲見」の旅だ!!


(7) 「ふしぎ!?」を追う旅に出よう!!

 こちらもしばしオアズケだ!!
 このあいだにできるだけ具体的な計画を立てておこう。
 今でも実現可能なことはないか!? 
 それらを考えるだけでも楽しいものだ。o(^o^)o ワクワク


▼最後の課題(宿題)は、ちょっと光が見えてきた。

(8) 本の世界にゆっくり旅に出よう!!

 実は今年の正月から読み出した一冊の本があった。
 興味津々で読み始めたはずなのに、いっこうにすすまない!!
 しばらく「ネカセタ」ままにしていたが、最近まったくあらたな気持ちで軽く読み始めてみた。
 面白い!!
 発見だ!!

 思い込みが先行するような読書は面白くない。
 「未知の世界」をゆっくり旅するように読めば、面白い!!
 今さらのアタリマエの発見だ!!
 
 この一冊、今年中に【お薦め本】にあげることできるかな。

(最終報告につづく)

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本日(2021/08/10)、第292回オンライン「寅の日」!! #颱風雑俎 #traday #寺田寅彦

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▼台風9号は9日5時過ぎに広島県呉市付近に再上陸し、やがて温帯低気圧に変わった!!
 しかし、風はけっこう強かった。
 雨もそれなりに降ってきた。日本海に抜けても再度発達して今日も広範囲で荒天の恐れがある。
 熱帯低気圧→台風→温帯低気圧 !!

 あらためて「台風」って!?自問してみる。

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▼本日(2021/08/10)は、第292回オンライン「寅の日」である。
 8月のテーマ は「気象」である。

 【8月テーマ】「寅彦と気象」

 その一回目の本日は、その台風である。「颱風雑俎」を読む!!

◆本日(2021/08/10)、第292回オンライン「寅の日」!!

●「颱風雑俎」(青空文庫より)

▼「台風」それは、けっして突然に現れたものではない。
 ずっとずっと昔から私たちがつき合ってきた「気象現象」である。
 寅彦はこう言っていた。

 このような颱風が昭和九年に至って突然に日本に出現したかというとそうではないようである。昔は気象観測というものがなかったから遺憾ながら数量的の比較は出来ないが、しかし古来の記録に残った暴風で今度のに匹敵するものを求めれば、おそらくいくつでも見付かりそうな気がするのである。

 また、こんな提言までしていた。

 これらの根本的決定因子を知るには一体どこを捜せばよいかというと、それはおそらく颱風の全勢力を供給する大源泉と思われる北太平洋並びにアジア大陸の大気活動中心における気流大循環系統のかなり明確な知識と、その主要循環系の周囲に随伴する多数の副低気圧が相互に及ぼす勢力交換作用の知識との中に求むべきもののように思われる。それらの知識を確実に把握するためには支那、満洲、シベリアは勿論のこと、北太平洋全面からオホツク海にわたる海面にかけて広く多数に分布された観測点における海面から高層までの気象観測を系統的定時的に少なくも数十年継続することが望ましいのであるが、これは現時においては到底期待し難い大事業である。

 寅彦がこう言ってから、86年!!今どこまできているのだろう!?

 私には、以前からこの随筆のなかでとても気になっているコトバがあった。
 「地相術」!!

 こんなかたちでこのコトバは出てきた。

 昔は「地を相(そう)する」という術があったが明治大正の間にこの術が見失われてしまったようである。颱風もなければ烈震もない西欧の文明を継承することによって、同時に颱風も地震も消失するかのような錯覚に捕われたのではないかと思われるくらいに綺麗に颱風と地震に対する「相地術」を忘れてしまったのである。
 このように建築法は進んでも、それでもまだ地を相することの必要は決して消滅しないであろう。
 地震による山崩れは勿論、颱風の豪雨で誘発される山津浪についても慎重に地を相する必要がある。
地を相するというのは畢竟(ひっきょう)自然の威力を畏(おそ)れ、その命令に逆らわないようにするための用意である。

つづけてこうも言っていた。

西洋人は自然を人間の自由にしようとするが日本人は自然に帰し自然に従おうとするという意味のことを話していたと記憶するが、このような区別を生じた原因の中には颱風や地震のようなものの存否がかなり重大な因子をなしているかもしれないのである。

▼ちょっと気にしてしまう理科教育への苦言もあった。

これに限ったことではないが、いわゆる理科教育が妙な型にはいって分りやすいことをわざわざ分りにくく、面白いことをわざわざ鹿爪(しかつめ)らしく教えているのではないかという気がする。子供に固有な鋭い直観の力を利用しないで頭の悪い大人に適合するような教案ばかりを練り過ぎるのではないかと思われる節もある。これについては教育者の深い反省を促したいと思っている次第である。

 もちろん反駁したい気持ちはあるが、ひよっとしたら指摘があたっている部分もあるかも…!?

 最後のしめはやっぱり寅彦らしく

 颱風のような複雑な現象の研究にはなおさら事実の観測が基礎にならなければならない。それには颱風の事実を捕える観測網を出来るだけ広く密に張り渡すのが第一着の仕事である。

 86年たって「第一着の仕事」はどこまで来ているのだろう。
 得られた「情報の活用」という点ではどうだろう!?

 「地相術」に関連して、今一度見ておきたくなったページがある!!

● 重ねるハザードマップ

 

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【Web更新8/8】21-32 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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異次元の入口見るや灸花 21/08/05撮影@福崎


■楠田 純一の【理科の部屋】21-32
週末定例更新のお知らせ
 夏休みも前半がまもなく終わる。
 できなかっこと悔いるより、できたことを喜ぼう!!
 
 ひらけくるみちはたのしい。

◆表紙画像集2021 更新 灸花・ヘクソカズラ
 ヘクソカズラとはとんでもない命名をされたものだ。
 私には灸花の方が馴染みがある。ポロリと落ちた花を逆さにして手の甲にのせれば子どもころにタイムスリップだ!!
 そう言えば、この花あまりくわしく観察したことなかった。
 内側が濃い赤紫だ。うすい毛がいっぱいだ。なかはどうなっているのだろう!?
 それは、まるで異次元への入口のようにも見えた。
 
◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のりはじめて11年目の夏休み。
 8つの課題(宿題)に挑戦だ。
 日本理科教育史をプロットする!! は「鉄と硫黄の化合実験」という定番実験をプロットしてみた。
 次は、どんな定番実験をプロットしてみるかな?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 今月の「雲見」を「俳句歳時記」追加した。
 さらなる展開がやってくることを待っている。


 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから20週目だった。
 「あこがれの4日間」を終えた5つの果托が佇立していた!!
 
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2021年・「夏の創造」はどこまで!?(1) #大賀ハス #夏の創造 #自由研究 #中学校理科 #日本理科教育史

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▼大賀ハス観察池第1号の「あこがれの4日間」は、 2021/06/30~/07/03であった。
 それが終わってからもう一ヶ月以上経っていた。
 花托にあった雌しべは15個あった。花托は果托となり、黒く枯れて直立していた。
 中央に辛うじて結実した1個だけの実(種子)が、果托が風でゆれるたびにカラカラと動いているようだった。
 落ちて見失ってしまわないうちに回収した。
 第2号も第3号も、果托は大きく成長し枯れがどんどん進んでいた。
 さて、今年は何個の実が回収できるだろう!?
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▼「立秋」が過ぎた!!
 2021年の夏休みも半分近くが過ぎようとしていた。
 「夏の創造」プロジェクトも、大賀ハスにまけずに「成果」が見えてきただろうか!?

 2021年・「夏の創造」はどこまで!?

 の中間報告をしてみよう。 

▼2021年・「夏の創造」プロジェクトでは8つの課題(宿題)を課した。
 ひとつずつ見てみよう。

(1)夏休みの自由研究!!

 継続中の私の「研究テーマ」をあげていた。それもひとつずついこう。

●大賀ハス「あこがれの4日間」開閉システムの研究
・アリガタイことに今年はなんども「あこがれの4日間」を観察することができた。しかし、開閉システムそのものの研究はすすんでいない。

●自然結実ヒガンバナの実生実験の研究
・コヒガンバナの実生実験も含めて変化はない。後半になればなんらかの変化が見えはじめるかも知れない。

●「コウガイビル」の研究 ~Webテキスト試案「コウガイビル」の作成~
・55号はエサなしで今も生きている。自らを食べながら「再生」を繰り返している。
 Webテキスト試案を急ぎたいところだ!!

●Webテキスト『天気の変化』の作成と実践
・5つの試案を、各季節にあわせて自分で使ってみる。これを実践中だ!!
 「梅雨期」に使ってみて、これは使えると確信した。
 次は「台風」だ。

●「クモ学」の研究 ~クモはすごいぞ!!~
・今年はゴミグモの「狩り」を見た。
・なんと今年はコガネグモは2匹しか出会っていない。どうしてだろう(・_・)......ン? 淋しい!!

 あらたなテーマは今のところ追加していない。
 後半に期待したいところだ。

▼課題を続けよう。

(2)中学校一年生「理科」を学ぶ!!
・「いろいろな生物とその共通点」を学ぶ からはじめて現在進行中!!

(3)「日本理科教育史」をプロットする!! を続ける。
・「鉄と硫黄の化合実験」という定番中の定番実験をプロットしてみた。
 次は何をプロットするか思案中!!

(つづく)

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「日本理科教育史」をプロットする!!(51) #鉄と硫黄の化合実験 #大竹三郎 #理科教室 #理科実験法の再検討 #教材論

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▼今一度、ふりだしにもどって「鉄と硫黄のダンゴ」実験は、日本理科教育史のなかでいつごろどのようにはじまったのだろう!?
 その「記録」が『理科教室』(当時新生出版刊)に残っていた。

●1974年10月 「鉄・いおう反応の新しいやり方とその意義について」(大竹三郎 『理科教室』1974年10月号 P68)

 その記事によれば、大竹三郎先生たちは1962年に今も教科書にある「鉄といおう反応のやり方」をすでに提案していた。
 そして、それから12年ほどたっていた。
 たいへん興味深い記述があるので少し引用させてもらう。

  しかし、12年ほどたってその間、わたしが見聞きしたことを整理してみると、つぎの2つの点で、なお現場の先生方には不満があるらしい。   1つは、生成物の硫化鉄が、塊状のままでは磁石に吸引されないが、粉状にくだいてしまうと、やはり吸引されてしまうということ。もう1つは、たしかに自発的な発熱は顕著だが、はじめにバーナーで加熱することで何人かの子どもは、発熱がそのためだと主張し、なかなか先生の説明に納得しないということ。 

そして…!!


▼これらの取り組みをまとめたとても参考になる本が出ていた。

●1980年10月『理科実験法の再検討~教材論的研究~』(大竹三郎著 明治図書 1980.10.5)

 ここに、これまでの「鉄と硫黄の化合実験」の歴史、教材としての意義等のすべてが語られていた。

▼実に教えられることの多い、名著中の名著だ!!
 特に感銘をうけ、しばしば引用させてもらう部分を今一度あげてみる。

 わたしは、現在、学校で実施されている多くの実験が、なお教材として仕上げられていないと考えます。これらの実験が授業の課題にピタリ答えられるように、その内容、形式ともに仕上げられなくてはなりません。ところが、わたしたちは、もうこれ以上、変えようとしても変えられないものと受けとめています。とくに長い歴史をもった伝統的な実験に対してそうです。(同書 P119より)

 なんと示唆的でしょう!!
 定番実験こそ、吟味を重ねる必要があると言っているのです。

▼大竹先生の指摘はさらに具体的です!!
 

やはり、自分の中に、それだけの必然性がなくてはなりません。そうした必然性は、果実の熟するのに似ていて、ある期間の熟成を待たないと、具体的に現れてこないようです。それもなにかのきっかけが必要です。わたしの場合実験改善の必然性も、新しい実験の発見も、そのきっかけは、授業における子どもの発言です。また、授業をした先生のつまずきです。もちろん、わたし自身によるその経験です。こうした諸条件が整っていないときは、鉄・硫黄の反応に見たように、いくら本を読んでいても気づかずに通ってしまうのだと思います。(同書 P120より)

 納得です。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 さて、次はどんな定番実験をプロットしてみるかな。

(つづく)

 

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「日本理科教育史」をプロットする!!(50) #鉄と硫黄の化合実験 #三井澄雄 #ファーブル #化学の学校 #オストワルド #光学 #ニュートン

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▼「鉄と硫黄の化合実験」という定番実験の歴史についてもう少しくわしくみていこう。
 参考にさせてもらったのは前回につづきこれだった。

●1977年2月 『化学指導ノート』(三井澄雄著 むぎ書房 1977.2.28)
[6]「鉄とイオウの化合実験」物語 (同書 P160)
(2)銕和硫黄(鉄はイオウと化合する)

 ここでは、『舎密開宗』からはじまり、これまでにこの定番実験が出てくる文献がくわしく紹介されていた。
 紹介されている順番にあげてみる。

●1935年 『化学講座実験法』(大幸勇吉著 共立社)
 「室温に於いても鉄と硫黄と化合することを示さんには次のようにする。…」
 三井先生も実際にこの方法で挑戦されたようだ。


▼次にあげてあるのが、あのファーブルの本だ。

●1961年 『ファーブル 化学のふしぎ -混合・化合、元素-』(ファーブル著 市場泰男訳 さ・え・ら書房)
 
 三井先生は、この20年ほど前に田中実先生からその英訳をお借りして読まれたそうだ。
 私はまだこの本をみたことがなかった。ぜひ見てみたいものだと思っているが。

▼次はあの有名なオストワルドの『化学の学校』だ。

●1959年5月 『化学の学校 下』(オストワルド著 都築洋次郎訳 岩波書店)
 『化学の学校』原著の初版 は1903年!!
 
この実験は、同書の「五八 鉄 二」の最後(同書p112)と「五九 鉄 三」の最初(同書P113)です。
 その部分を少し引用させてもらいます。

先生 -鉄とイオウは非常にたやすく結合します。鉄屑とイオウ粉とをその化合比32:56の割合にまぜて、一部分をとって乾いた試験管で熱します。

生徒 あ、全部真赤にもえている。
 
先生 そうして硫化鉄ができます。もう一つの部分を水でうるおし、壺の中へ入れて放置します。明朝どんなものができているか、見てみたい。(中略)


 五九 鉄 三
生徒 あの混合物から何が出てきたか、よくみました。まるっきり黒い塊です。これも硫化鉄ですか。 
先生 自分でたやすく検査できます。硫化鉄については、どんなことをご存知ですか。
生徒 塩酸を加えると、硫化水素を出します。試してみてもよいですか。うへ、これは完全に硫化水素です。
先生 ごらんのように、両元素は常温でも結びつくことができるのですが、ただその変化は緩慢です。しかし結果がわかる程度の早さです。この実験を君にやらせたのは、ゆるやかな反応にも親しんで貰うためです。
生徒 しかし、混合物を小試験管で熱したとき発生した熱はどこに残っているのですか。(後略)

 
 
 このあと「発熱反応」についての問答が続きます。
 まったく驚きです!!もうここまで出ていたとは!!

▼これで驚いていると、もっとびっくりすることがあった。
 もっと古い例があがっていた。

●1983年11月『光学』(ニュートン著 島尾永康訳 岩波書店)

 三井先生は旧版をあげておられたが、私は新版を参照した。
 原著の初版は、なんと1704年だ。

 三井先生が田中実先生に教えられ、しらべたと言うところがあった。
 第三篇の最後にある「疑問三十一」の中に出ていた。
こうである。

 粗大な硫黄でさえも、これを粉末にし、等しい重量の鉄のやすり屑と少量の水を混ぜてペーストにすると、鉄に作用して、5,6時間もすれば触れられないほど熱くなって炎を発する。(同書P335より)

 なんとこんな昔からよく知られていたのか!!
 驚くばかりである。
 
(つづく)

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「日本理科教育史」をプロットする!!(49) #鉄と硫黄の化合実験 #化学指導ノート #三井澄雄 #田中実

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▼「定番実験」のルーツをたどることは最高の教材研究となるだろう!!
 ・実験のねらいはどこに!?
 ・実験の留意点は!?
 今一度、自分の「記録」をみておく。

●5-1 鉄と硫黄の化合


▼私の追究はいつも無手勝流だ!!
 しかし、いつもヒントをもらいキーになる本や人に出会う。
 この場合は次の本だった。

●1977年2月 『化学指導ノート』(三井澄雄著 むぎ書房 1977.2.28)

 この本に、このときまでのすべてが書かれていた。
 次のタイトルで

[6]「鉄とイオウの化合実験」物語 (同書 P160)


▼ここにすべてがあった!!
 なかでも (1)はじめに の文章は三井先生自身の「鉄とイオウの化合実験」出会いからはじまり、なぜ「定番」になったのかがくわしく語られていてとても参考になる。少し長くなるが引用させてもらう。

[6]「鉄とイオウの化合実験」物語

(1) はじめに

 「鉄とイオウの化合実験」と私の最初の出会いは、もうかれこれ20年もまえのことになろうか。当時、東京化学サークルでは教材整理の原則を検討するとともに、その具体化の第一歩として中学1年の「水の化学」の学習プランづくりを行なっていた。その検討の中で、化合の実験として、反応の前後の物質を、生徒があいまいさなしに、感覚的にしっかりつかまえることのできるものを選びたいと考え、鉄とイオウの化合実験を使うことにしたのである。「これを使うと、単に鉄とイオウとをまぜただけの混合物の場合には各成分がルーペで見わけられたり、磁石でよりわけるこができるが、化合すると、全然べつのものに変化することが、磁石を使って、かなりうまく実験的に証明ができる。塩酸を加えて硫化水素を発生させれば、なおさら新しくできた物質の性質を強く印象づけるこができる」からである。このときが、私と「鉄とイオウの化合実験」との最初の出会いであった。


▼物語は続いていた。

(2)銕和硫黄(鉄はイオウと化合する)
 宇田川榕庵の『舎密開宗』にこの実験が出ていることを、三井先生は1973年9月の初めごろ、田中実先生から教えてもらっている。
 この頃、田中実先生は前回ふれた『舎密開宗』の現代語訳にあたられていたのである。
 このあとも、田中先生とのやりとりのなかで、この実験の歴史について語られている。
 実に興味深い!!

(3)鉄粉さがし

(4)鉄粉工場見学

も実に面白い!!

(つづく) 

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「日本理科教育史」をプロットする!!(48) #鉄と硫黄 #化学変化 #舎密開宗 #宇田川榕庵 #田中実

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▼私には相矛盾するふたつの持病がある。
 「ばっかり病」と「あれもこれも病」である。
 今さらなげいてもはじまらない。これらの持病とうまくつき合っていくしかない。
 
 今年の夏、「夏の創造」という大げさなプロジェクトをかかげた。そのなかでいくつかの課題(宿題)を設けていた。
 そのひとつが

(3)「日本理科教育史」をプロットする!! を続ける

である。しばし、これに集中してみようと思う。


▼最近、中学校理科から、「化合」という用語が消えると話題になっていた。
 驚いて、あの実験はどうなるんだろう?と、教科書を取り寄せ確かめてみた。
 あの実験はあった!!

【実験】「鉄と硫黄の混合物を加熱したときの変化」

 として。
 やっぱり定番実験だ!!
 私としては、さらに発展させてた、「鉄と硫黄のダンゴ」実験が気に入っていた。

【実験】「鉄と硫黄のダンゴ」実験


▼この機会に、この定番実験が、日本理科教育史のなかでいつごろ、どのように「定番」となっていったのだろう。
 しばし、それを可能な範囲で追いかけてみたいと思う。
 日本の科学史で「化学」と言えば、これだ!!という本があった。
 『舎密開宗』である。

●1837~1847年 『舎密開宗』(宇田川榕庵著)日本で最初の「化学書」!!

 貴重な資料だ。それはわかるがこのままでは私には歯が立たない。
 アリガタイことに現代語訳が出ていた。

●1975年 『舎密開宗―復刻と現代語訳・注 』(講談社 宇田川 榕菴 (著),田中 実 (著))

 マッチを追いかけていたときに、かなり思いきって手に入れていた。
 こんなときにこそ見なければ…。


▼ここに、この定番実験はすでに出ていた!!

 「銕和硫黄 第二百七章」

 現代語訳ではこうだ。引用させてもらう。

 第二百七章 鉄は硫黄と化合する    鉄くずに適当量の硫黄を加え、水で練って泥状にすると、自然に発火する。  …

 (『舎密開宗―復刻と現代語訳・注 』(講談社 宇田川 榕菴 (著),田中 実 (著))P308より)

 驚きデアル!!

(つづく)

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2021年8月(葉月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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▼ちょうど一ヶ月前、畑では最上紅花が最盛期だった。
 私にとっては
 「さまざまなこと思い出す紅花かな」
 だった。
 この景を記憶にとどめるだけでなく、モノとして残しておきたいと思った。

 そこで、試しにドライフラワーに挑戦してみた!!
 
▼さあ今月も名句の鑑賞 よりはじめる俳句修業だ!!
 名句の参考にさせてもらうのは、いつものように

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 白樺を幽かに霧のゆく音か 水原秋櫻子
(2) 黒みつつ充実しつつ向日葵立つ 西東三鬼
(3) 八月十五日あのとき御昼食べたつけ 桑原三郎
(4) 一本の鶏頭燃えて戦終わる 加藤楸邨
(5) 西瓜切る少年兵のいない国 神野紗希
(6) 残りしは西日の土間と放射能 高野ムツオ
(7) 大文字を待ちつゝ歩く加茂堤 高浜虚子
(8) 山川に流れてはやき盆供かな 飯田蛇笏
(9) 子規遠く虚子また遠し天の川 阿部みどり女
(10) 朝顔の紺の彼方の月日かな 石田波郷
(11) 歳時記は秋を入れたり旅かばん 川崎展宏

▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
 「選句」という作業の面白さ、難しさはオンライン句会をやるようになってからより実感してきた。
 まして名句からの「選句」となるとなおさらである。

【私の選んだ名句ベスト3】

(10) 朝顔の紺の彼方の月日かな 石田波郷

(4) 一本の鶏頭燃えて戦終わる 加藤楸邨

(2) 黒みつつ充実しつつ向日葵立つ 西東三鬼

【次点】

(3) 八月十五日あのとき御昼食べたつけ 桑原三郎

【選評】
・「紺の彼方の月日」なんとうまい表現だ!!
・燃え立つような「鶏頭」ではない。「鶏頭燃えて」からいっきょに「戦終わる」に主軸は動く。おみごと!!
・「黒みつつ充実しつつ」はみごとな観察眼だ!!
・「八月十五日」を「御昼」という日常に落とし込む技はみごと!!ケの日常こそ!!

▼「選句」を楽しんだ次は「作句」だ。
 「選句」「作句」修業同時に楽しめるのが「句会」だ。
 しかし、リアル「句会」のハードルは高い。それに今、リアル対面の「句会」はなかなか難しい状況にある。
 こんなときはオンラインがおすすめだ!!
 オンライン「句会」なら、今すぐ誰もが挑戦できる。
 ぜひぜひ…!!

●第12回オンライン句会「寅の日」8月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

いっしょに「選句」「作句」楽しんでみませんか。

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【Web更新8/1】21-31 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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葛咲くや峠越えまであと何里 21/07/31撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】21-31
週末定例更新のお知らせ
 8月最初の週末定例更新のお知らせである。
 2021年もはや8月になったのである。そのアタリマエが感慨深い!!
 今年になって31回目の更新デアル。
 私のWeb更新の唯一のコンセプトは
 「誰でもできることを 誰もやらないほど継続する」デアル!!

◆表紙画像集2021 更新 クズ
 「もっと光を!!」と絶叫するクズが、蔓をぐんぐん伸ばしマント群落を形成している。
 土手を、竹やぶを、山裾を…!!
 覇者の勲章のように、クズの花が咲き始めた。
 どんどん咲き登るようにして高い所にも咲き始めた!!
 
◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 中学校「理科」を再び学ぶ シリーズ とりあえず置き場所として、ここのページにリンクしておく。
 あらためて中学校「理科」を学ぶことは面白い!! を実感している。
 ステイホームのなかで、自分に可能なことを模索していきたい。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 8月テーマは「寅彦と気象」である。
 オンライン句会「寅の日」は8月例会で一周年になる!!参加者募集中です。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 8月の「雲見」「宇宙見物」はどんな展開になるだろう。
 オンライン「寅の日」とも関連して楽しみである。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから19週目だった。
 観察池最後の「あこがれの4日間」だった。
 その三日目だ。やっぱり二日目、三日目はみごとなものである!!
 これで観察池だけで5つの花を観察したことになる。

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2021年8月(葉月)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼8月(葉月)に入った。
8月(葉月)の「雲見」を予想する前に2021年7月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    3 
・巻雲    1 
・巻積雲   1 
・巻層雲   1     
・高積雲   2  
・高層雲   5     
・層積雲   5 
・積雲    8  
・層雲    0  
・乱層雲   4  
・積乱雲   1

 「乱層雲」4+「積乱雲」1=5 梅雨末期の大雨はこの数字に現れている以上だった。
 原則的に「雲見」時間は午前9時としている。そのことと関係あるのかもしれない。
 「積雲」8+「快晴」3=11 は「梅雨明け十日」を物語っていた!!
  連日の猛暑日!!
 これはまだ続いていた。
 
▼2021年8月(葉月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年の8月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2020年8月 (気象庁)

 やはりいちばん気になるのが台風だ!!
 上陸するのはいくつぐらいあるだろう?
 またそれはいつごろになるだろう?
 近年、変則的な方向からやってくるものもある。くれぐれも大きな災害につながらないこと願う。
 いっぽうで「台風は雲の展覧会!!」とも言われる。このときの「雲見」も…。
 「この猛暑はいつまで…?」というのも気になるところだ!!
 
▼8月の「雲見」予想をつづけよう。
 次なる「雲見」の予想の資料はこれだ。よりローカルな予想に入ろう。

◆向こう1か月の天候の見通し 近畿地方(大阪管区気象台) 

 まだまだ猛暑日は続きそうである。
 アメダスを利用して「海陸風」の観測にも注目したいものだ。

▼「雲見」とあわせて、流星観測等の「宇宙見物」が楽しみな月でもある。
 究極の道楽!!
 賢治の「雲見」 と 寅彦の「宇宙見物」!!

 リアル「雲見」の旅は、今 しばらくはおあづけだろうか!?
 ナラバ なおさら
 究極の道楽に「ひとり吟行」を加えて !!
 

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