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本日(2021/07/29)、第291回オンライン「寅の日」!! #レーリー卿 #traday #寺田寅彦

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青空の「ふしぎ!?」と原子論的物質観!!
 実は私の頭の中ではツナガッテいなかった。
 その事実に気づいたのはごく最近のことだった。

 レーリー(レイリー)が、波長より十分小さい粒子による光の散乱を表す式を導いたのは1871年だった。(レイリー散乱)
 これにより青空の「ふしぎ!?」の謎解きができた。
 今からちょうど150年前のことだ!!

▼本日(2021/07/29)は、第291回オンライン「寅の日」である。
 7月は科学の「研究」にこだわり次のようにしていた。

【7月テーマ】「寅彦とレーリー」

 読むのは「レーリー卿(Lord Rayleigh)」一本。
 3回に分けてこれを読んできた。本日はその最終回。

◆本日(2021/07/29)、第291回オンライン「寅の日」!!

●「レーリー卿(Lord Rayleigh)」(3)(青空文庫より)

▼寅彦はレーリーの仕事の全容をタムソンの演説のコトバを借りて次のように語っていた。

 「レーリーの全集に収められた四四六篇の論文のどれを見ても、一つとしてつまらないと思うものはない。科学者の全集のうちには、時のたつうちには単に墓石のようなものになってしまうのもあるが、レーリーのはおそらく永く将来までも絶えず参考されるであろう。」

青空の「ふしぎ!?」もそのひとつかも知れない。
さらに

 「レーリーの仕事はほとんど物理学全般にわたっていて、何が専門であったかと聞かれると返答に困る。また理論家か実験家かと聞かれれば、そのおのおのであり、またすべてであったと答える外はない。」

そして最後に

 「彼の論文を読むと、研究の結果の美しさに打たれるばかりでなく、明晰な洞察力で問題の新しい方面へ切り込んで行く手際の鮮やかさに心を引かれる。また書き方が如何にも整然としていて、粗雑な点が少しもない。」「優れた科学者のうちに、一つの問題に対する『最初の言葉』を云う人と、『最後の言葉』を述べる人とあったとしたら、レーリーは多分後者に属したかもしれない。」  しかし彼はまたかなり多く「最初の言葉」も云っているように思われる。

 最後の最後に
「しかし彼はまたかなり多く「最初の言葉」も云っているように思われる。」
 と、寅彦自身のコトバを付け加えた!!
 これが、どれほど寅彦がレーリーを敬愛していたかを物語っている。

▼3回連続して読んできて、今月テーマの「ねらい」は達成できたのだろうか。
 
 科学者・寺田寅彦はなぜここまで科学者・レーリーに惚れ込んでしまったのか!?

 それを考えるヒントが最後の(附記)にあった。

吾々は彼の生涯の記録と彼の全集とを左右に置いて較べて見るときに、始めて彼の真面目(しんめんもく)が明らかになると同時に、また彼のすべての仕事の必然性が会得されるような気がする。科学の成果は箇々の科学者の個性を超越する。しかし一人の科学者の仕事が如何にその人の人格と環境とを鮮明に反映するかを示す好適例の一つを吾々はこのレーリー卿に見るのである。
マクスウェルのには理智が輝いており、ケルヴィンのには強い意志が睨にらんでおり、レーリーのには温情と軽いユーモアーが見えるような気がする。これは自分だけの感じかもしれない。

こう書いた5年後、寅彦はこの世を去っている。
寅彦はこの大先達の科学者に自分をみつけようとしていたのではないだろうか。
私の結論!!

(1)寅彦は人格を含めてまるごとレーリーに惚れ込んでいた!!

(2)「道楽の科学」の大先達として、寅彦はレーリーを敬愛していた!!

(3)「道楽の科学」の系譜を現代に!!(これはオマケ!?) 

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