実生ヒガンバナ(2020年採集分)は今!!(2021/05/10) #日本ヒガンバナ学会 #実生ヒガンバナ #ヒガンバナの種子 #発芽率
▼昨年、「自然結実」ヒガンバナ群生地で採集・回収したヒガンバナの「種子」はわずかに16個であった。
その16個の「種子」を使って、実生実験を開始したのは2021/02/25であった。
●実生ヒガンバナ実験(2020年採集分)を開始した!!(2021/02/25) #日本ヒガンバナ学会 #実生ヒガンバナ #ヒガンバナの種子
▼例年、「発芽・発根」が確認できるのはこの時期だった。
「種まき」ケースは、草むらのなかにシェルター(フタ)をかぶせて置いていた。
明るいところに持ち出して、シェルターをとって「発芽・発根」をチェックしてみた。
概観して「発芽・発根」しているものはなかった!!0だった!!
さらに入念にひとつずつチェックした。
しかし、その気配すらなかった!!
▼残念デアル!!
しかし、あまり驚かなかった。2013年に、「自然結実」ヒガンバナ群生地を発見して以来、実生実験を繰り返してきた。
2013年採集分は、興奮のあまり、種子を散逸してしまった。
2014年採集分は、3個が「発芽・発根」した。
2016年採集分は、3個が「発芽・発根」した。
2018年採集分は、3個が「発芽・発根」した。
2019年採集分は、140個が「発芽・発根」した。
2015年、2017年採集分も、2020年採集分と同様に「発芽・発根」は確認できなかったのである。
▼こうしてならべてみると、ますます2019年の「異常さ」が顕著になる。
・530個の「種子」の採集・回収!!
・暫定発芽率140/530個×100= 26.4% !!
・暫定出葉率54/140個×100= 38.6% !!
(暫定出葉率54/530個×100= 10.2% !!)
2019年日本のヒガンバナに何が起こったのか!?
この謎解きは、まだまだこれからである。
2020年採集分は再び元の草むらにかえした。また、後日観察してみよう!!
| 固定リンク
« 【Web更新5/9】21-19 オンライン「寅の日」 等 更新!! | トップページ | 「システム手帳」という方法!! #知的生産の技術 #京大型カード #システム手帳 #リフィル #情報整理学 »
コメント