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今さらですが、「梅雨」って!?(2) #カタツムリ #梅雨 #偏西風 #蛇行 #インド洋 #デジタル台風 #高層天気図

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▼昨日(2021/05/20)の朝。雨はまだ本格的に降りだしてはいなかった。
 家の周辺を散策してみて驚いた。
 そこかしこに、梅雨の定番生きもの カタツムリが出現していたのだ。

 カタツムリはいかなるレセプターを駆使して早過ぎる梅雨を感知したのだろう!?

▼さあ、私の文脈に従って、梅雨空の「ふしぎ!?」を追いかけてみよう。
 どうやら鍵は「偏西風」にありそうだ!!
 まずは地球の外からその「偏西風」をながめて見よう。

●デジタル台風: 雲画像動画アーカイブ(全球画像)

 2021年5月の雲の流れを見てみよう!!
 確かに日本付近では雲は西から東へ流れている。
 
 光は東から 天気は西から !!

▼次は「高層天気図」だ。

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

 3 500hPa・300hPa 高層天気図
 ・アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図

 で「偏西風」を確認してみよう。
 10㎞に満たない上空でものすごい風「偏西風」が吹いている!!

▼鍵になる「偏西風」の確認ができたところで、今一度「梅雨入り早期化のメカニズム」を順を追ってたどってみよう。

(1)インド洋付近の海面水温が高く、積乱雲の活動が活発化

(2)偏西風が平年より北へ流れる

(3)大陸で南に蛇行

(4)日本付近では逆に平年より北へ蛇行

(5)太平洋高気圧が勢力を強めて日本の西まで張り出し、梅雨前線を押し上げた


 梅雨の早期化の起因が、「インド洋付近の海面水温の上昇」にあるとは驚きだ!!
 ではなぜ海面水温は上昇したのだろう!?
 
 今日はどうやら大雨になりそうだ。
 あのカタツムリたちはどうしているだろう。

 梅雨空の「ふしぎ!?」はまだまだつづく。

(つづく)

 
 

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