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本日(2021/04/24)、第283回オンライン「寅の日」!! #雑感 #理科教育 #traday #寺田寅彦

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「あそこに氷の粒(氷晶)が…」
 と言われてもにわかには信じがたかった!!

 昨日(2021/04/23)、かなり長時間「日暈」が見られた。
 雲は「巻層雲」、かなりの高さにできる雲だ。そこでは、雲をつくるのは水滴でなく氷晶が中心だという!!
 氷晶でなければ「日暈」は見られないとも。
 4月だというのに連日「夏日」が続いていた。昨日もやっぱり気温があがりかけていた。
 ここはこんなに暑いのに、ほんとうにあそこに氷の粒があるのだろうか!?
 ハシゴをかけることができるなら、かけ登って行って確かめてきたい気分だ。

 ねえ君、不思議だ思いませんか?

▼本日(2021/04/24)は、第283回オンライン「寅の日」である。
 4月のテーマは

【4月テーマ】「寅彦と理科教育」

である。その第2回目である本日は、「雑感(「理科教育」より)」を読む。

◆本日(2021/04/24)、第283回オンライン「寅の日」!!

●「雑感(「理科教育」より)」(青空文庫より)

▼今回も書かれた時代から入ろう。

(昭和三年十一月『理科教育』)

 昭和三年、つまり1928年 今から93年前に雑誌『理科教育』に寄稿された文章だ。
 なんと今日的!! 驚くばかりである。

 これは寅彦から理科教師に向けて発せられた熱きエールなのである。

それは教科書や講義のノートの内容そのものよりも、むしろそれを教わった先生方から鼓吹された「科学魂」といったようなものであるかと思われる。  ある先生達からは自然の探究に対する情熱を吹き込まれた。ある先生方からは研究に対する根気と忍耐と誠実とを授けられた。
 科学教育の根本は知識を授けるよりもむしろそういう科学魂の鼓吹にあると思われる。しかしこれを鼓吹するには何よりも教育者自身が科学者である事が必要である。先生自身が自然探究に対する熱愛をもっていれば、それは自然に生徒に伝染しないはずはない。実例の力はあらゆる言詞より強いからである。
ただ先生自身が本当に自然研究に対する熱があって、そうして誤魔化さない正直な態度で、生徒と共に根気よく自然と取込み合うという気があれば十分である。先生の知識は必ずしもそれほど広い必要はない。いわゆる頭の良い必要はない。

▼エールはつづき、科学(理科)教育のキモの部分に言及する。

 間違いを教えたとしてもそれはそれほど恥ずべき事ではない。また生徒の害にもならない。科学の歴史は一面から見れば間違いの歴史である。間違える事なしには研究は進められない。誤魔化さないことだけが必要である。

 そして、「自由研究」の提案までする。

 小学校でも中学校でもせめて一週間に一時間でもいいから、こういう「自由研究」の時間を設けて、先生も生徒も一緒になって、何でも手近な題目を取扱い、そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。

 そして、さらに力強いコトバで応援してくれていた!!

先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。

 今一度、93年の時空を超えた寅彦からのエールに耳を傾けよう!!


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