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2021年4月(卯月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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▼手持ちの『第三版 俳句歳時記』(角川文庫)の序は次のように始まっていた。(第四版では消えていたが)
 

序 「歳時記は日本人の感覚のインデックス(索引)である」と詩人寺田寅彦は言った。

 さすが我らが寅日子(寅彦)先生だ!!
 このフレーズが気に入ってしまった。書き残してくれた随筆のなかにこのフレーズをさがしてみた。
 あった!!
 毎年寅彦忌(12/31)に読む「日本人の自然観」のなかに次のようにあった。

短歌俳諧(はいかい)に現われる自然の風物とそれに付随する日本人の感覚との最も手近な目録索引としては俳諧歳時記(はいかいさいじき)がある。


▼さあ、新年度も名句の鑑賞よりはじめる俳句修業だ!!
 名句の参考にさせてもらうのは、これまでのように

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) チューリップ喜びだけを持つている 細見綾子
(2) 春草を踏みゆきつゝや未来あり 星野立子
(3) 菜の花の斜面を潜水服のまま 今井 聖
(4) 松の芯ときに女も車座に 宇多喜代子
(5) 揚雲雀空のまん中ここよここよ 正木ゆう子
(6) 囀つてをり飛んでをり追うてをり 三村純也
(7) わが息は飽きずに続き春の宵 渡辺誠一郎
(8) 春の暮老人と逢ふそれが父 能村研三
(9) げんげ田はまろし地球のまろければ 三橋鷹女
(10) どの道をとらん吉野の花の帰路 稲畑汀子
(11) 山国の空に山ある山桜 三橋敏雄

▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
 シロウトの無手勝流「選句」!!
 今年度も楽しみながら挑戦してみよう。 

【私の選んだ名句ベスト3】

(9) げんげ田はまろし地球のまろければ 三橋鷹女

(5) 揚雲雀空のまん中ここよここよ 正木ゆう子

(11) 山国の空に山ある山桜 三橋敏雄

【次点】

(1) チューリップ喜びだけを持つている 細見綾子

【選評】
・「地球のまろければ」いっきょにひいて宇宙的視野!!うまい!!
・たしかに急上昇した揚雲雀、いったん停止しているような。こう言っているのかな!?
・山桜が好きだ!!山に溶け込んだ桜!!「山」三連発が気に入った。

・「チューリップ」→「喜びだけ」言われみればナットクだ!!

▼気ままな選句を楽しんだら、次は自分でも俳句を詠んでみよう。
 これに勝る俳句修業はない。
 第8回オンライン句会「寅の日」4月例会の方もはじまっている。
 投句期間は、4月15日(木)までである。
 投句期間中は、いつでも参加を受け付けています。
 俳号きめて、メールをください。お待ちしています。

 新しい年度がはじまっています。あなたもあたらしい挑戦をはじめてみませんか!! 
 

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