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新・私の教材試論(137) #Webテキスト #テキスタイル #やさしくて本質的な理科実験

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▼「断捨離」決行をはばむものがあった。
 それは「これでおわり」としてしまうことへの未練だろうか(^^ゞポリポリ

 「これから」にツナガル なにかをみつけることが
 「断捨離」をスムーズにすすめる秘訣のように思えた。

▼「授業テキスト」で言えば、これまでのこの営みを「これから」にツナガルものとしてWebテキストというかたち実現したいと思った。
 いくつかの試案も検討中である!!
 このとき、大きなヒントと勇気を与えてくれるコトバがあった。
 「テキスタイル」
 である。
 「テキスタイル」はこう説明されていた。

 ”テキスタイル”ということばは、いつとはなしに造り出され、使用されるようになった。”わたしたち”の造語である(textile=織物ではなくて、text+style=textyleである。)”わたしたち”が教えたい、わかってほしいと願う事柄がきまったからといって、それはまだテキストではない。テキストは、発問と、資料と、実験と、読み物などで構成されるが、とりわけ、どんな発問を、どんな順序で用意するかが重要である。いや、内容がきまってから「さて発問は?」というのでなくて、事例に関する発問、事例を法則の支配下に位置づけさせる発問、等を考える過程の中で、”わたしたち”の中に次なる内容が求められ、獲得されていくのである。 (『極地方式入門』(高橋金三郎・細谷純編、国土社1974.3.20) p174より)

 これこそが私にとっては最高の学びの方法であることに気づいてきた。
 「これから」もテキスタイルを意識しながら学び続けたい!!

▼「教材」BOXにいまなお残している教材の大元になるネタ本があった。
 もっともよく参考にしてきたのは、『やさしくて本質的な理科実験』1~4である。

●1972年7月10日 『やさしくて本質的な理科実験1』(科教協東北地区協議会編 評論社)
●1976年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験2』(高橋金三郎・若生克雄共編 評論社)
●1985年4月10日 『やさしくて本質的な理科実験3』(高橋金三郎・鈴木清龍・若生克雄共編 評論社)
●2001年10月10日 『やさしくて本質的な理科実験4』(鈴木清龍・若生克雄共編 評論社)

『やさしくて本質的な理科実験1』の巻頭言にある高橋金三郎氏のコトバを少し引用させてもらおう。

これで私たちの「実験」の意図はおわかりでしょう。私たちの「実験」はそれ自体独立したものではなく、授業実践のなかから必然的に生まれたものであり、私たちの教育運動そのものであります。(同書P2より)

さらには、

 しかしそれらは決して、偉大なる権威をもって述べられているのではなくて、みんなが失敗し悩んでいることを、私たちはこうしたら何とかうまくいくではないかと思うといった本当に謙虚な気持ちで持ち出しているのです。同じ仲間としてそれらに対し「わたしはこうやってうまくいかない」「これはどうなんだ」「どこからどうして手に入れるのか」などいろいろと苦情、疑問、注文、忠告を何でもおきかせ下さればこれにこした喜びはないのです。  そのために、創案並びに執筆者は各項の末尾に書いてありますし、住所氏名もあげていますのでどうぞ気軽にご連絡下さい。また、お願いなのですが、この実験をおやりになったら子どもの反応をハガキ一枚にでも結構です。執筆者へお知らせ下さい。実践報告その他として発表される方は、この実験集によって知りそれによってやったということを付記して下さい。(同書p3より)

 と言っていた。
 この姿勢は、この後もずっと一貫して貫かれたこの「実験集」の姿勢だった!!
 裏表紙には、はっきりわかるようにこう書かれていた。

■失敗したら必ずお知らせください。
■子どもの反応をお知らせください。
■発表される時は、この実験書によったことを付記してください。

 ここに「教材」を「これから」にツナグためのヒントがある。
 「教材」BOXの「断捨離」をすすめながら、「これから」にツナグ 努力もしていきたいものだ!!

▼最後に『やさしくて本質的な理科実験4』の巻頭言のコトバを引用させてもらおう。

 理科ぎらい、理科ばなれがいわれますが、そんな状況のなかで実験書、ものづくりは花ざかりのようです。超教科は脱学校を生みだしています。(それはあだ花か。)私たちは脱学校のなかから、学校での学習が再構築されると考えていますが。  それは、これまでの蓄積の成果を自らのものとして、子どもの要求に敏感に反応し対応できるように自らをつくっていくことによるしかないのではないでしょうか。  2001年8月   鈴木清龍・若生克雄

 示唆的なコトバだ!!
 それからまもなく 20年!!
 「教材」を「これから」に ツナゲヨウ !!

(つづく)

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