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本日(2021/03/31)、第281回オンライン「寅の日」!! #地震雑感 #traday #寺田寅彦

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▼満開の桜を台なしにしてしまうほどの黄砂だった!!
 これほどの黄砂を運んでくる風は!?
 「高層天気図」を見てみた。
 ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン とナットクした。

 そう言えば、いちはやく日本でのこの高層気象観測の必要性を唱えたのも寅彦だった。

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▼本日(2021/03/31)は、第281回オンライン「寅の日」である。
 9年目最後の「寅の日」である!!
 3月のテーマは決まっていた。

【3月テーマ】警鐘「天災は忘れられたる頃来る」

3.11から10年目の今年は、ひときわ高く警鐘が響くのだった。
3回目の本日読むのは、「地震雑感」である。

◆本日(2021/03/31)、第281回オンライン「寅の日」!! 

●「地震雑感」(青空文庫より)

▼関東大震災は1923(大正12)年9月1日である。
 その翌年の1924(大正13)年に書かれたものであること頭においておくと寅彦が語ろうとしていることがさらによく見えてくる。

 これらのあらゆる断面を綜合して地震現象の全体を把握する事が地震学の使命でなくてはならない。勿論、現在少数の地震学者はとうにこの種の綜合に努力し、既に幾分の成果を齎(もたら)してはいるが、各断面の完全な融合はこれを将来に待たなければならない。

と寅彦がこう語ってから、97年!!地震学はいまどこまで!?
こんな提唱もしていた。

地震の根本的研究はすなわち地球特に地殻の研究という事になる。本当の地震学はこれを地球物理学の一章として見た時に始めて成立するものではあるまいか。

さらには

かくのごとく直接観測し得らるべき与件の僅少な問題にたいしては種々の学説や仮説が可能であり、また必要でもある。ウェーゲナーの大陸漂移説や、最近ジョリーの提出した、放射能性物質の熱によって地質学的輪廻(りんね)変化を説明する仮説のごときも、あながち単なる科学的ロマンスとして捨つべきものでないと思われる。今回地震の起因のごときも、これを前記の定説や仮説に照らして考究するは無用の業ではない。これによって少なくも有益な暗示を得、また将来研究すべき事項に想い到るべき手懸りを得るのではあるまいか。  地震だけを調べるのでは、地震の本体は分りそうもない。

ウェーゲナーが『大陸と海洋の起源』を書いたのは1915年(第一版)だ。
 それからたった9年で!!
 この一事をとっても寅彦の先駆性は明らかだ!!

▼寅彦の本意中の本意は最後に!!
 これは、今回もあてはまりそうである。

 要は、予報の問題とは独立に、地球の災害を予防する事にある。想うに、少なくもある地質学的時代においては、起り得べき地震の強さには自ずからな最大限が存在するだろう。これは地殻そのものの構造から期待すべき根拠がある。そうだとすれば、この最大限の地震に対して安全なるべき施設をさえしておけば地震というものはあっても恐ろしいものではなくなるはずである。  そういう設備の可能性は、少なくも予報の可能性よりは大きいように私には思われる。

 寅彦の警鐘の本意がここにある!!
 最後問題提起もしていた。

 ただもし、百年に一回あるかなしの非常の場合に備えるために、特別の大きな施設を平時に用意するという事が、寿命の短い個人や為政者にとって無意味だと云う人があらば、それはまた全く別の問題になる。そしてこれは実に容易ならぬ問題である。この問題に対する国民や為政者の態度はまたその国家の将来を決定するすべての重大なる問題に対するその態度を覗(うかが)わしむる目標である。

 寅彦はこのころから最晩年(1935年)まで、ひときわ強く警鐘を鳴らし続けるのである。
 今、97年の時空を超えて寅彦の警鐘は響いてくる!!

 9年目のオンライン「寅の日」、これにて終了です。
 10年目もよろしく <(_ _)>
 

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