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本日(2021/03/19)、第280回オンライン「寅の日」!! #天災と国防 #traday #寺田寅彦

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日光寺山 標高408.8m !!
 毎朝の「雲見」の景にある山だ。その山の頂上近くからフズリナの化石がみつかっているという。
 フズリナ(紡錘虫)の化石→石灰岩→サンゴ→あたたかい海 !!
 あの山は海だった!! それはいつのことだろう!?

・市川の東岸の河岸段丘は西岸にくらべるとはっくりくっきり どうして !?
・段丘崖に竹やぶあり→ナラバ あの竹やぶは!? 
・あの坂道は、なにを物語っているのか!?
・昭和59年(1984)5月30日午前9時39分!! 確かにあの断層は動いた!!
等々

 大地の動きを「現在進行形」でとらえるとは、この「動く大地の物語」をより豊かに、よりアタリマエに読み解くこと!!

▼本日(2021/03/19)は、第280回オンライン「寅の日」である。
3月のテーマは ずっとこれでやってきた。

【3月テーマ】警鐘「天災は忘れられたる頃来る」

 2回目の本日は、これまた定番中の定番「天災と国防」を読む。

◆本日(2021/03/19)、第280回オンライン「寅の日」!!

●「天災と国防」(青空文庫より)

▼ここに、警鐘「天災は忘れられたる頃来る」にいちばん近い文章があるというそれはどこだろう?

 まずは寅彦もこの「動く大地の物語」をアタリマエと認識しておくべきことと説く。

気象学的地球物理学的にもまたきわめて特殊な環境の支配を受けているために、その結果として特殊な天変地異に絶えず脅かされなければならない運命のもとに置かれていることを一日も忘れてはならないはずである。

 そして、忘れてはならない第一の警鐘が鳴らされる。

 しかしここで一つ考えなければならないことで、しかもいつも忘れられがちな重大な要項がある。それは、文明が進めば進むほど天然の暴威による災害がその劇烈の度を増すという事実である。
 文明が進むに従って人間は次第に自然を征服しようとする野心を生じた。そうして、重力に逆らい、風圧水力に抗するようないろいろの造営物を作った。そうしてあっぱれ自然の暴威を封じ込めたつもりになっていると、どうかした拍子に檻(おり)を破った猛獣の大群のように、自然があばれ出して高楼を倒壊せしめ堤防を崩壊(ほうかい)させて人命を危うくし財産を滅ぼす。その災禍を起こさせたもとの起こりは天然に反抗する人間の細工であると言っても不当ではないはずである、災害の運動エネルギーとなるべき位置エネルギーを蓄積させ、いやが上にも災害を大きくするように努力しているものはたれあろう文明人そのものなのである。

▼そしてやがて、警鐘は強く鳴らされる。

 それで、文明が進むほど天災による損害の程度も累進する傾向があるという事実を充分に自覚して、そして平生からそれに対する防御策を講じなければならないはずであるのに、それがいっこうにできていないのはどういうわけであるか。

 そして、警鐘「天災は忘れられたる頃来る」にもっとも近い文章としてよく引用されるのが、次である。

そのおもなる原因は、畢竟(ひっきょう)そういう天災がきわめてまれにしか起こらないで、ちょうど人間が前車の顛覆(てんぷく)を忘れたころにそろそろ後車を引き出すようになるからであろう。

寅彦のすごいところは、警鐘を鳴らすだけでなく、具体的対策のヒントも示唆してくれていた。

 しかし昔の人間は過去の経験を大切に保存し蓄積してその教えにたよることがはなはだ忠実であった。

 3.11から10年!!
 あの断層が動いてから37年!!
 寅彦の警鐘から87年!! 今も時空を超えて響いてくるのである。 

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