今年も「立春の卵」を立てた!!(2021/02/02) #立春の卵 #中谷宇吉郎
▼「三点主義!!」「三点主義!!」「三点主義!!」
呪文のように唱えてみた。
5~6分で5つの卵はアタリマエに立った!!
卵の殻の表面は思っている以上に凸凹があった。
その凸の三点を床に着地させ、三角形を描く。
卵の質量は50~60g、その重心から床に垂線を下ろす。
下ろした垂線が描いた三角形のなかに着地すれば、必ず卵は立つ!!
これが「三点主義!!」
誰が いつやっても 卵はアタリマエに立つ!!
コロンブスを呼んでくるまでもなく、卵は立つ!!
だから 「科学」なんだ!!
▼このアタリマエ実験を、124年ぶりに2/2が「節分」となった昨日(2021/02/02)やってみた。
「立春」をはずして「節分」にやってみると言うのがミソだった。
いつしかこの「卵立て」が私の年中行事となっていた。
このアタリマエ実験を教えてくれたのは、あの中谷宇吉郎だった。
「卵立て」とあわせてこの名文を読むことも恒例としていた。
このアタリマエ実験をめぐって、今から74年前の1947(昭和22)年「立春」に科学者、メディアをも巻き込んで世間では大騒動になったという。その顛末の一部始終をあの中谷宇吉郎が巧みな文章で語ってくれていた。
先の「三点主義」のヒントもちゃんと語ってくれていた。アリガタイ!!
▼6年前の2015年の「節分」にも、私は同じ実験に挑戦していた。
時間的にゆとりの生活をはじめたころだからだろうか、妙な「実験」にも挑戦していた。
「実験」と言うには、ちょっと気が引けるが…。
きわめて簡単なことだ。
「立った卵はいつまで立っているだろう!?」
これを毎日観察するのである。観察した結果をTwitterで画像つきでつぶやくのである!!
倒れたときは、その卵の「なかみ」も調べてみた。
最後の一個が倒れるまでなんと 191日 が経っていた!!
その「全記録」がこれだ!!
▼少々くどくなるが、「いつ 誰がやっても 卵は立つのだ!!」
卵も選ぶ必要はない!!
台所にころがっている その卵で充分だ!!
さあ!!
「立春の卵」実験は、家族で楽しむ「おうち実験」に最適だ!!
卵が立ったら、「立春の卵」の最後を読み返してみよう。
人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。
ちなみに、今朝(2021/02/03)「立春」、その場所に行ってみた5つの卵は立ったままだった。
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