実生ヒガンバナ実験(2020年採集分)を開始した!!(2021/02/25) #日本ヒガンバナ学会 #実生ヒガンバナ #ヒガンバナの種子
▼昨年度採集・回収したヒガンバナの種子16個を冷蔵庫から出してきた。
16個の内訳は次のようになっていた。
【安富】5個+【福崎】4個+【福崎B】7個 = 16個 !!
いつもの群生地【夢前】がない。また、一昨年の530個にくらべると、おそろしく少ない。
まあ、一昨年が異常すぎるのかも!?
ナイロン袋に書かれた「花茎採集日」「種子回収日」「花茎採集場所」で種子は特定された。
▼一昨年度までは、自然結実したヒガンバナの種子から育てる実生実験法を「楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法」として、定着させようとしていた。
ところが、一昨年度の530個では、これに対応できなかった。
そこで、「種まき」ケースを利用しての方法に変えた。
これなら、いくら種子があっても簡単に対応できる。それに安上がりだ!!
幸い、昨年度はうまく「発芽・発根」「出葉」を観察できた。(現在進行中!!)
これなら、誰でも 簡単に すぐ「実生ヒガンバナ実験」に挑戦できる。
そこで、これを
「新・楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法」
として普及させたい。
▼では、具体的に行こう。
(1)冷蔵庫から出してきたナイロン袋にナンバリングをする。(以前はナイロン袋自体をラベルとして利用していたが、すぐボロボロになってしまった。これなら、いくら数が多くても後に種子の「花茎採集日」「種子回収日」「花茎採集場所」を特定できる。)
(2)「種まき」ケースに色テープを貼り、「住所」を特定した。(黄色-【安富】、青-【福崎】、緑-【福崎B】)
(3)土をケースに入れた。(使う土はごく普通の「花と野菜の培養土」)
(4)土を水で湿らせておく。
▼これで いよいよ準備完了だ。いよいよ種まきだ!!
(5)ナイロン袋から出して、ていねいに撒いていく。順番どおりの「住所」に!!
(6)全部まき終わったら、別の「種まき」ケースをシェルターがわりにかぶせる。(昨年、思いつきでやったことだが、種子の保護、極度の乾燥を防ぐという意味でも正解だったと思っている。)
(7)直射日光のあたりにくい日陰に置いておく。(ときどきシェルターをとって、様子を観察する)
さあ、16個のうち「発芽・発根」するのはいくつだろう!?
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