2021年3月のオンライン「寅の日」は #天災は忘れられたる頃来る #traday #寺田寅彦
▼ 天災は忘れられたる頃来る
寺田寅彦銅像の台座側面にはこの言葉があった。寺田寅彦記念館の牧野富太郎筆のレリーフと同じだった。
この言葉について、神田健三氏(中谷宇吉郎 雪の科学館顧問)は、「槲」66号(寺田寅彦記念館友の会発行)で次のように書かれていた。
司馬遼太郎が寅彦記念館のレリーフを見て、「土佐弁こそ日本語?」と賞讃したという話を樋口敬二氏が紹介しています(「科学」1996・10、火災研究の開拓)。寅彦記念館のレリーフは、その八年前に出版された『国民座右の銘』を参考にしたと考えられますが、「る」の一字を加えるなど、独自の検討が行われたことが想像されます。
寅彦の随筆のなかにダイレクトにこの言葉はない。この言葉を「記録」したのもやはり中谷宇吉郎だった。
その顛末のすべてが、「天災は忘れた頃来る」(中谷宇吉郎 青空文庫より)に語られていた。その最後にこうあった。
それでこれは、先生がペンを使わないで書かれた文字であるともいえる。
▼2021年3月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期である。
まもなく3.11から10年だ!!
3月テーマは ずっとこれでやってきた。
【3月テーマ】警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
3月は3回ある。
■2021年3月オンライン「寅の日」!!
◆第279回オンライン「寅の日」 …3/07(日)
◆第280回オンライン「寅の日」 …3/19(金)
◆第281回オンライン「寅の日」 …3/31(水)
▼では何を読むか。
警鐘「天災は忘れられたる頃来る」にもっとも近い定番で行こう。
読むたびに、あらたな「発見」があるのが寅彦だ!!
定番中の定番 「津浪と人間」と 「天災と国防」に加え「地震雑感」を読みたい。
■2021年3月オンライン「寅の日」!!
◆第279回オンライン「寅の日」 …3/07(日)「津浪と人間」(青空文庫より)
◆第280回オンライン「寅の日」 …3/19(金)「天災と国防」(青空文庫より)
◆第281回オンライン「寅の日」 …3/31(水)「地震雑感」(青空文庫より)
▼3.11から10年!!
寅彦が最晩年まで鳴らし続けた警鐘に耳を傾けながら、
「これまで」と「これから」を考えてみよう。
寅彦はいつ読んでも、今日的だ!!きっと「これから」を!!
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