2021年2月(如月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会
▼「一日でいちばんきれいな空」!!
この空の「雲見」が大好きだ!!
「立春」 光の春がやってきた!!
夕方のひとり吟行での「雲見」でも、それを強く感じた。
▼さあ、今月も名句の鑑賞よりはじめる俳句修業だ!!
名句の参考にさせてもらうのは、いつものように
である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。
(1) 三寒の四温を待てる机かな 石川桂郎
(2) むめが香にのつと日の出る山路かな 芭蕉
(3) 梅の蕋つよし青天衝きあげて 中島斌雄
(4) 一つづつ光輪まとひ猫柳 伊藤拍翠
(5) 鶯の啼や小さき口明ィて 蕪村
(6) 面とりて追儺の鬼も豆を撒く 大橋宵火
(7) さんしゆゆの花のこまかさ相ふれず 長谷川素逝
(8) まつさきに子のものを干し雪間草 友岡子郷
(9) 古き世の火の色うごく野焼きかな 飯田蛇笏
(10) ポストまで歩けば二分走れば春 鎌倉佐弓
(11) 波を追ふ波いそがしき二月かな 久保田万太郎
▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
さすがいずれも「名句」ぞろい、迷ってしまう。
しかし、11句の「名句」から、自分なりの「選句」をやってみよう。
【私の選んだ名句ベスト3】
(1) 三寒の四温を待てる机かな 石川桂郎
(4) 一つづつ光輪まとひ猫柳 伊藤拍翠
(3) 梅の蕋つよし青天衝きあげて 中島斌雄
【次点】
(9) 古き世の火の色うごく野焼きかな 飯田蛇笏
(10) ポストまで歩けば二分走れば春 鎌倉佐弓
【選評】
・「三寒四温」をこう詠むか!!ワザあり一本!!
・「光輪まとひ」の観察眼に感服。
・「青天衝きあげ」がいい。今一度紅梅を見にいった。ナルホド!!
・「野焼きかな」でこの一句をとった。昨日から畦の「野焼き」がはじまった!!
・「走れば春」でどうしても捨てきれず、次点二句になってしまった。このリズム!!最高!!思わず自分も走り出したくなる。
▼選句を楽しんだら、次は自分でも俳句を詠んでみることだ。
これに勝る俳句修業はない。
第6回オンライン句会「寅の日」2月例会の方もはじまっている。
投句期間は、2月15日(月)までである。
投句期間中は、いつでも参加を受け付けますよ。
俳号きめて、メールをください。
オンライン句会では、初心者であることなど気にすることなく自分のペースで俳句を楽しめますよ。
さあ、あなたも一緒に!!
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コメント
チガヤの畦は小さな生態系。ヨモギ、スイバ、レンゲソウを木枯らしから守っています。白い根はしがむと甘く。甘根という。冬場は、糖を蓄え濃度を上げて生き抜く。新穂は、ツバナ(茅花)といって子供のおやつだった。
ハンノキを半割りして、大きなサラダボールを作ります。小さな見本を作りました。
210204里山と工房の便り7
チガヤ(茅) イネ科
孫に池の土手の野焼きみせた。煙の
においと炎に、嬉々とせわしない。
甘い茅花は、柔らかくて、穂の新芽。
根は、田んぼの土手や畦の斜面を、
しっかりつかみ、崩落を防いでいる
が、他にも、チガヤの焼き後の黒ず
んだ地面は、太陽のぬくもりをつか
で、春の花を育む。
孫に甘根 しがんでみせて 畦を焼く
投稿: 里山工房渡邊 | 2021/02/05 08:54
里山工房渡邊さん
ご無沙汰しています。
里山「歳時記」というようなお便りありがとうございます。
「野焼き」のシーズンですね。
私の家の周りでも、数日前からはじまりました。
投稿: 楠田 純一 | 2021/02/06 10:02