エマグラム鉄道で「雲見」の旅に!!(3) #エマグラム鉄道物語 #持ち上げ凝結高度 #自由対流高度 #平衡高度
▼さあ、いよいよ本格的に「エマグラム鉄道物語」をはじめよう。
元々のはじまりは「エマグラム」はどこかあの列車のダイヤグラム(列車運行図表)と似ていることからの思いつきだった。
ここからは仮想の「エマグラム鉄道物語」として、 「エマグラム」を読み解いていきます。
走る列車は
「水蒸気を乗せた大気水蒸気列車」!!
さあ、あなたも この列車に乗って「雲見」の旅に出よう!!
(1) 「エマグラム」3本の線を「エマグラム鉄道物語」で読み解いてみよう。
a 等飽和混合比線=この列車の乗客(水蒸気)の定員数を示す線。
「定員」は温度によってきまっている。温度が低くなると定員は( )なる。
b この「大気水蒸気列車」が走る線路は2種類あった。
●乾燥断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になるまで列車が走る線路。
この線路を走っているあいだ停車駅はないので乗客の乗り降りはない。つまり乗客(水
蒸気)の数は変わらない。
● 湿潤断熱線=乗客(水蒸気)が定員一杯になって以後列車が走る線路。
この線路を走るとき乗客(水蒸気)はその都度列車から降りてもらわねばならない。
列車から降りた乗客(水蒸気)は「団体さん」になって「 」になる!
▼さあ、いよいよだ!!
あなたもこの列車の乗客になって車窓から見える「雲見」を楽しもう!!
(2)「上り」列車に乗って旅に出よう!!
・あくまで「上り」列車である!!
・旅の移動距離に注目だ!!水平に移動する「雲見」の旅にくらべてたらビックリだ!!
・「出発駅」での気温を確かめておこう。
・まず列車は「乾燥断熱線」の線路を走る!!
・やがて「乾燥断熱線」と露点の「等飽和混合比線」交わるところがある。
・ここで「定員一杯!!」の信号が出るんだ。
・この「定員一杯!!」の信号の出た駅を
→「持ち上げ凝結高度」!!
・「持ち上げ凝結高度」過ぎたら「雲」ができはじめる!!
・「持ち上げ凝結高度」は 雲の底!!
・「持ち上げ凝結高度」駅までの「雲見」と駅過ぎてからの「雲見」はどう変わるかな!?
▼さあ今度は、列車は「湿潤断熱線」の線路を走る!!
・ある高さのところで列車のスピードはあがった。
・そこは列車内の気温と列車の外の温度の逆転するところだった。
・熱気球がグングンスピードをあげて上昇するように!!
・乗客(水蒸気)はどんどん降りはじめた!! 降りた乗客たちは団体になって雲になっていった!!
・この地点を
→「自由対流高度」!!
・「自由対流高度」を過ぎたら、車窓からの「雲見」の景色はどのようにかわるだろう。
どんな雲が多く見られるのかな!?
▼さらに列車が上っていくとまたまた様子が変わってきた。
・車窓からのドラスティクな「雲見」をしばし楽しんでいるとまたまた様子がかわってきた。
・気づけば列車内の乗客(水蒸気)は、ほとんど降りてしまっていた。
・列車内の気温と外の気温が再び逆転する地点。
・ここからは列車は上らなくなってしまった。
・その地点を
→「平衡高度」!!
・そこが地上から見る雲頂でもあった!!
これが、エマグラム鉄道「雲見」の旅の<あらすじ>だった!!
具体例でこの<あらすじ>を確認してみよう。
私の最初に選んだ出発駅は「松江」だった。(゜o゜)ゲッ!!
これは雪か!?
他の場所はどうだろう!?
(つづく)
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