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本日(2020/12/31)、第273回オンライン「寅の日」!! #寅彦忌 #日本人の自然観 #traday #寺田寅彦

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▼85年前の大晦日。
 1935(昭和10)年12月31日午後0時28分、寺田寅彦は転移性骨腫瘍で永眠した。享年58歳!!
 本日は寅彦忌である。

 珈琲の渦を見てゐる寅彦忌 有馬朗人

と詠んだ有馬朗人先生は、今年の寅彦忌を待たずに、今月6日(2020/12/06)亡くなった。
 有馬先生が、寅彦について語った文が特別公開されていた。
 
●『銀座アルプス』文庫巻末に収録されている「解説」を特別公開!

 

▼寅彦忌の本日(2020/12/31)は特番オンライン「寅の日」である。
 読む随筆もきめていた。
 「日本人の自然観」である。

 

◆本日(2020/12/31)、第273回オンライン「寅の日」!!

「日本人の自然観」(青空文庫より)

 

▼この「日本人の自然観」が発表されたのは最晩年(1935年)の10月である。
 従ってここにはこれまでに寅彦が語ってきたすべてが集約して語られていた。
 「日本人の自然観」とはなっているが、これが寅彦の「自然観」であり「科学観」そのものであった。
 内容のつまった長編である。

・緒言
・日本の自然
・日本人の日常生活
・日本人の精神生活
・結語

 人は他人の文章を自らの文脈に引き寄せてしか読むことができない。
 私は、この長編を 自分の文脈に引き寄せ、その年に気になるところだけを引用させてもらってきた。
 今年は、全編にわたって引用させてもらおうとおもう。
 引用させてもらうことによって、自分が共感できるところを確認してみたいのだ。

・緒言

 われわれは通例便宜上自然と人間とを対立させ両方別々の存在のように考える。これが現代の科学的方法の長所であると同時に短所である。この両者は実は合して一つの有機体を構成しているのであって究極的には独立に切り離して考えることのできないものである。人類もあらゆる植物や動物と同様に長い長い歳月の間に自然のふところにはぐくまれてその環境に適応するように育て上げられて来たものであって、あらゆる環境の特異性はその中に育って来たものにたとえわずかでもなんらか固有の印銘を残しているであろうと思われる。

  
 ここでは「一つの有機体」がキーワードだろう。
 
・日本の自然

 これを要するに日本の自然界は気候学的・地形学的・生物学的その他あらゆる方面から見ても時間的ならびに空間的にきわめて多様多彩な分化のあらゆる段階を具備し、そうした多彩の要素のスペクトラが、およそ考え得らるべき多種多様な結合をなしてわが邦土を色どっており、しかもその色彩は時々刻々に変化して自然の舞台を絶え間なく活動させているのである。

 

自然の神秘とその威力を知ることが深ければ深いほど人間は自然に対して従順になり、自然に逆らう代わりに自然を師として学び、自然自身の太古以来の経験をわが物として自然の環境に適応するように務めるであろう。前にも述べたとおり大自然は慈母であると同時に厳父である。厳父の厳訓に服することは慈母の慈愛に甘えるのと同等にわれわれの生活の安寧を保証するために必要なことである。

 

 たとえば、昔の日本人が集落を作り架構を施すにはまず地を相することを知っていた。西欧科学を輸入した現代日本人は西洋と日本とで自然の環境に著しい相違のあることを無視し、従って伝来の相地の学を蔑視(べっし)して建てるべからざる所に人工を建設した。そうして克服し得たつもりの自然の厳父のふるった鞭(むち)のひと打ちで、その建設物が実にいくじもなく壊滅する、それを眼前に見ながら自己の錯誤を悟らないでいる、といったような場合が近ごろ頻繁(ひんぱん)に起こるように思われる。昭和九年十年の風水害史だけでもこれを実証して余りがある。

 

しかるに現代の日本ではただ天恵の享楽にのみ夢中になって天災の回避のほうを全然忘れているように見えるのはまことに惜しむべきことと思われる。

 

「地を相する」「相地の学」がキーワード!!
「天災は忘れられたる頃来る」の警鐘はずっと鳴らし続けられていたのだ!!

 

▼続けよう。
・日本人の日常生活

 

 農業者はまたあらゆる職業者の中でも最も多く自然の季節的推移に関心をもち、自然の異常現象を恐れるものである。この事が彼らの不断の注意を自然の観察にふり向け、自然の命令に従順に服従することによってその厳罰を免れその恩恵を享有するように努力させる。

 

 津々浦々に海の幸(さち)をすなどる漁民や港から港を追う水夫船頭らもまた季節ことに日々の天候に対して敏感な観察者であり予報者でもある。彼らの中の古老は気象学者のまだ知らない空の色、風の息、雲のたたずまい、波のうねりの機微なる兆候に対して尖鋭(せんえい)な直観的洞察力(どうさつりょく)をもっている。長い間の命がけの勉強で得た超科学的の科学知識によるのである。それによって彼らは海の恩恵を受けつつ海の禍(わざわい)を避けることを学んでいるであろう。

 

ここにこそ、私の文脈における「常民の科学」を見るのである!!

 

・日本人の精神生活

 

 現在の意味での科学は存在しなかったとしても祖先から日本人の日常における自然との交渉は今の科学の目から見ても非常に合理的なものであるという事は、たとえば日本人の衣食住について前条で例示したようなものである。その合理性を「発見」し「証明」する役目が将来の科学者に残された仕事の分野ではないかという気もするのである。

 

 これからの「科学者」の役割も明確に語ってくれていた。

 そして、次が最近私がもつとも共感しているところだ。

 

 こういう点で何よりも最も代表的なものは短歌と俳句であろう。この二つの短詩形の中に盛られたものは、多くの場合において、日本の自然と日本人との包含によって生じた全機的有機体日本が最も雄弁にそれ自身を物語る声のレコードとして見ることのできるものである。

 

人は自然に同化し、自然は人間に消化され、人と自然が完全な全機的な有機体として生き動くときにおのずから発する楽音のようなものであると言ってもはなはだしい誇張ではあるまいと思われるのである。

 

 短歌俳諧(はいかい)に現われる自然の風物とそれに付随する日本人の感覚との最も手近な目録索引としては俳諧歳時記(はいかいさいじき)がある。

 

私のいわゆる全機的世界の諸断面の具象性を決定するに必要な座標としての時の指定と同時にまた空間の標示として役立つものがこのいわゆる季題であると思われる。

 

 なんと示唆的な!!

 

今回は・結語からの引用はひかえたい。各自で「結語」を導こう!!

 

 さあ、今年も「行く年、来る年」は、
 85年の時空を超えた寅彦からの熱きメーセージを反芻してみよう!!  

 

 

 

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【私の撮った写真・ベスト5】2020!!

▼これまた恒例としてきた【私の撮った写真・ベスト○○】をあげる。
 いつでもどこでもカメラを持ち歩くようにしている。
 そんな生活をしだしてからでもずいぶん経つ。でもいっこうにそのスキルは向上しない!!
 それでもカメラを持ち歩くのは寅彦の次のコトバをかたく信じているからである。

 しかし写真をとろうという気で町を歩いていると、今までは少しも気のつかずにいたいろいろの現象や事実が急に目に立って見えて来る。つまり写真機を持って歩くのは、生来持ち合わせている二つの目のほかに、もう一つ別な新しい目を持って歩くということになるのである。(寺田寅彦「カメラをさげて」(青空文庫より)

 

 さて、2020年も「下手な鉄砲も」方式で撮りまくった写真も膨大なものとなった。
 「巣籠もり」生活が長かったから、少なめかとおもったがそんなこともなかった。
 「ベスト○○」で厳選する作業もたいへんなことになりそうなので、今年は「思いつきのベスト5」としておく。

 

【その1】<2020.1.6 10:55> 「金星過日測檢之處」(金星台)ここにも確かにマッチの祖・清水誠の名前があった!!

 

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【その2】<2020.3.20 17:54>ひとり吟行の距離延長を象徴するような夕焼けスポット!!

 

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【その3】<2020.12.10>530個のヒガンバナの種子を用いた実生実験。51個が「出葉」までこぎつけた!!

 

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【その4】<2020.10.21 16:31>ひょっとしたらあの「ケルヴィン・ヘルムホルツ不安定波の雲」!?

 

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【その5】<2020.12.17>「地球照」と「木星」「土星」のコラボ!!

 

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【次点】<2020.4.23 17:41>麦畑に虹が!!

 

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 さあ!!
 2021年はどんな景と出会えるかな!?

 

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【私の読んだ本・ベスト10】2020!! #お薦め本

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▼恒例の【私の読んだ本・ベスト○○】をリストアップしてみる。
 リストアップするのは、この2020年一年間に【お薦め本】としてあげたもの10冊である。
 順番はあくまでここのblogに書き込んだ順番である。
 
 では、はじめる!!

【その1】【お薦め本】『いたずら博士の科学教室 磁石の魅力』(板倉 聖宣著 仮説社)
 名著中の名著!!
 40年も前に出された本だが、時代を超えて面白い!!


【その2】【お薦め本】『ニュートン式超図解 最強に面白い!! 天気』(荒木健太郎 監修 ニュートンプレス)
 教科書より「教科書」している!!
 天気の「ふしぎ!?」を超図解!!これならわかる!!
 「大気の物理学実験室」で起こる数々の謎解きをわかりやすい図で解説する。


【その3】【お薦め本】『鳥の目・虫の目・子どもの目』(酒井 浩著 無明舎出版)
 「自然は 最高の教科書!!」
 「子どもは 最高の指導書!!」
 を具体化した最高の実践報告。最高の「子育て自然観察ガイド」ブックでもある!!
 今、もっとも有効な一冊!!

 
【その4】【お薦め本】『教科書に掲載された 寺田寅彦作品を読む』(山田功著 リーブル出版)
 オンライン「寅の日」のテキストとさせていただいた本!!
 ながきにわたりきわめて高頻度に寅彦の随筆が教科書にとりあげられきた。それはなぜか!?
 具体的作品を読み解きながら解説する。
 教科書で扱われたときの「学習のてびき」もあったりする。実にうれしい一冊だ!!
 学生にもどった気分になって、寅彦を今一度読んでみよう!!


【その5】【お薦め本】『雲と出会える図鑑』(武田康男著 ベレ出版)
 「雲見」の旅へ誘う書!!
 「空の探検家」武田康男さんが、「雲見」のノウハウを伝授してくれている。
 はやく「雲見」の旅を再開したいな。どこから行こうかな o(^o^)o ワクワク


【その6】【お薦め本】『ふだん着の寺田寅彦』(池内 了著 平凡社)
 これまでとちがった寅彦像も見えてきた。
 愛すべき人間「寺田寅彦」像がまるごと見えてきた!!
 ますますファン度を増すのだった。


【その7】【お薦め本】『なぜ学ぶのか 科学者からの手紙』(板倉 聖宣著 仮説社)
 この書き込みを「原稿」として、『たのしい授業』(2020年9月号 仮説社)に載せていただいた。
 とてもありがたく、うれしかった!!


【その8】【お薦め本】『日曜俳句入門』(吉竹 純著 岩波新書)
 オンライン句会「寅の日」の助走のため読んだ本だった。
 投句の面白さ、醍醐味を熱く語ってくれている!!


【その9】【お薦め本】『俳句を楽しむ』(佐藤郁良著 岩波ジュニア新書)
 「句会」の いろは を知りたく読んだ!!
 とてもわかりやすい俳句入門書として最高!!ジュニア新書なのがうれしい!!


【その10】【お薦め本】『楽しい雪の結晶観察図鑑』(武田康男著 緑書房) #雪の結晶 #武田康男
 年末年始の寒波が心配だ。大きな被害が出ないことを願う。
 同時にちょっと楽しみもある。
 黒・青のフェルト、ルーペなども準備した。
 ひよっとしたら「天からの手紙」が届くかも。
 見えたら武田さんのみごとな写真と照らし合わせてみよう。

さあ、来年はどんな本と出会えるかな。
過去に出会った本との「再会」も楽しみだ!!
 

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【Web更新12/27】20-52 新・クラウド「整理学」試論 等 更新!!

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蝋梅や白壁つづく寺屋敷 20/12/25撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-52
週末定例更新のお知らせ
 2020年最後の週末定例更新である。
 「20-52」としていることは52週目を意味する。
 つまり今年も52回一度も欠かすことなく週末定例更新を実施したことになる。

 一週間毎日書いたblogを すでに作っているWebページにリンクする。
 一週間に撮った画像のなかで、いちばんのお気に入り画像に一句を添える。
 それをもって表紙とする。
 ここ何年も続けている単純な作業である。
 なかみは \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 まずは、今年も52週続いたことを喜びたい。!!

◆表紙画像集2020 更新 蝋梅
 蝋梅を詠むのは今年2度目である。
 この「蝋梅」という花に私はあこがれを持っていた。
 やわかい透明感のある黄色!!
 この花の咲く季節になるとそれが見られる場所まででかけていた。
 先日、思いきって鉢植えの「蝋梅」を手に入れた。
 今、蕾だった蝋梅がつぎつぎと咲き始めた。2021年の年始めを待たずに…!!

◆新・クラウド「整理学」試論 更新!!
 「新・クラウド「整理学」試論」というタイトル自体が、今となっては陳腐にも思えるページだ。
 ページをつくってからもう10年以上経過していた。
 【私の重大ニュース】が恒例化してからでもずいぶん経ってしまった。
 飽きもせず今年も、【私の重大ニュース2020】で、この特別の一年をふりかえってみた。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 第243回からはじまった2020年のオンライン「寅の日」。
 寅彦忌12/31の特番オンライン「寅の日」で第273回である。
 今年の「行く年来る年」もオンライン「寅の日」で!!

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから39週目だった。
 池に氷が張っている。
 できた氷の模様はいつも同じではない。
 風の吹き具合、冷え込みの度合い等々でちがう。
 とけるときできるという「あるもの」をこの冬に観察したいと思っているのだが、どうなるだろう!?

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第5回オンライン句会「寅の日」1月例会案内!! #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

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「日の入り」は確かに遅くなっていた!!

 寅日子先生の「年月不詳」の句が、二句手帳の中に残されていた。

元旦や子供等は皆人となり (年月不詳)

雪の上に星降る夜半やクリスマス(年月不詳)

 何歳ぐらいの句だろう。いずれにしてもこの季節の句であることは間違いない。

▼さてオンライン句会「寅の日」であるが、第4回の12月例会の「選句期間」が終り、結果発表があったところだ。
 回を重ねるごとに実感をともなってわかってきた!!

 俳句をつくる醍醐味は「句会」にある!!

 多くの先達が語ってきたことがほんとうだと思うようになってきた。
 自分が何気なく詠んだ句でも、読者の「評」によって、「そうだったんだ!!」と気づくこともある。
 反対に「これは自分でもうまく詠んだ!!」という自信作も、まったく人には伝わらないこともある。
 それがまた面白い!!
 これぞまさに「座の文学」「共愉の文学」だ!!
▼年が変わっても、こんな面白いことやめられませんね!!
 2021年1月は第5回目になる。
 あらためて、案内要項をあげておく。

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第5回オンライン句会「寅の日」1月例会実施案内

0.はじめに
 本会をオンライン句会「寅の日」と称する。
 オンライン「寅の日」から生まれたオンライン句会です。
 俳句結社「寅の日」が運営しています。
 寺田寅彦に師事します。 

0からはじめる人のためのオンライン句会です。

 本会は「夏雲システム」を利用させてもらっています。

1.原則として月一回の月例句会を実施します。

2. 参加者
 あらかじめ登録された者のみ。
 (「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールを)
 
3.投句のお題
・当季雑詠(その季節の季語を自由に詠む。)

4.句数
・5句だし
・5句選(特1・並4)特選は2点 並選は 1点 扱い
・予選句は自由 
5.【投句期間】
 2021年1月1日0時から15日23時30分まで
 

6.【選句期間】
 2021年1月16日0時から25日23時30分まで  

7.【結果発表】
 2021年1月26日から

8.賞について
 ・最高得点句は最優秀句であり、その句会の「寅日子」賞とする。
 ・特別賞として、次の賞を設ける。
 「これぞ科学!!」が詠まれた句 → 「牛頓」(ニュートン)賞!!
 「よくぞそこまで観察した!!」という句 → 「藪柑子」賞!!
  特別賞は、毎回でなくてよい。
  もちろん「寅日子」賞と重なることがあってもよい。
  参加者が、選評の際に書き込むようにようにしたい。複数票を獲得したときに受賞としたい。

9.注意事項
 参加する前に「夏雲システム」、「同意事項」をよく読んでおいてください。

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▼あらたな年を迎えます。
 気持ちもあらたに、「俳句」に挑戦してみませんか。
 「俳句」なんてはじめてという人も大丈夫です!!
 要項にも書いているように
 ここは「0からはじめる人のためのオンライン句会です。」デス!!
 案内している私自身もまったくのシロウトです。

 「やってみよう」と思ったら
 「俳号」をきめて、【句会「寅の日」参加希望】のタイトルで楠田までメールをください。
 
 

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【私の重大ニュース 2020】(3) #2020年


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「ものごとは、記憶せずに記録する。」
と言ったのは、『知的生産の技術』のウメサオタダオだ。

 さあ!!2020年もあらんかぎりの「記録」を続けよう。

【私の重大ニュース 2020】
【その7】530個のヒガンバナの種子を使っての実生実験をはじめた!!

 ちょっと大げさに言えば、日本のヒガンバナ研究はここから変わるかも知れない!!
 その顛末の一部始終は、未整理のままであるが【ヒガンバナ情報2020】に「記録」した。
・暫定発芽率140/530個×100= 26.4% !! 
・暫定出葉率51/140個×100= 36.4% !!
 530個の種子全体から見ても
 暫定出葉率51/530個×100= 9.6% !!

●2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(1) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #発芽率

●2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(2) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #出葉率 #作業仮説


【その8】「虹色コーン」「子規庵の糸瓜」「紅花」などを育てた!!

 「巣籠もり」暮らしのなかでいくつかの思い入れの植物を育てた。

●虹色コーンを収穫する!! (2020/08/25)#虹色コーン

●子規庵の糸瓜(2年目)をついに収穫した!!(2020/11/24) #子規庵 #糸瓜

●最上紅花が咲き始めた!! #最上紅花 #末摘花 #紅花染め #おもひでぽろぽろ


【その9】マッチの祖・清水誠を神戸に追った!!

 「巣籠もり」暮らしに入る前に「動いた」唯一のあしあと。

●マッチの祖・清水誠を追う!!(2)~神戸編(その1)~ #マッチ #燐寸 #清水誠
●マッチの祖・清水誠を追う!!(3)~神戸編(その2)~ #マッチ #燐寸 #清水誠


【10】ひとり吟行のコースを変え距離を延長した!!

 こんなこと「記録」に値することかと少し躊躇したが、やっぱりあげておく。
 「動くこと」であらたなものに出会い、人とモノから学ぶことを我が「作風」としてきた。
 それだけに「動けない」ことはショックだった。
 それでも、可能な限りもがいた。それが このひとり吟行の更新だった。
 見える景が変わってきた。【その1】とも関連してあらたなものも生まれてきた!!

 2021年は「動ける」かな。願望をかねて 思いつくことあげておこう。
 ・「雲見」の旅
 ・「土佐の寅彦」詣
 ・「丹生」を追う旅
 ・俳句結社「寅の日」吟行の旅
 ・マッチを追う旅
 などなど

(了)

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本日(2020/12/25)、第272回オンライン「寅の日」!! #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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▼オンライン「寅の日」がスタートした2012年からはじめた「土佐の寅彦」詣(土佐に寺田寅彦を訪ねる旅を私は勝手にそう呼んでいた。)にはきめた基点(起点)があった。ここである!!

● 土佐の寅彦 寺田寅彦記念館友の会(公式HP)

 「土佐の寅彦」詣は11回に達していた。残念ながら今年は詣の機会は一回もなかった。
 詣の度に、私はこのことを自分自身に問いかけてきた。
 
 私にとって、「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」と

▼本日(2020/12/25)、第272回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは、「寅彦の科学と文学」である。

【12月テーマ】「寅彦の科学と文学」

 読むのはテーマ ずばりそのもの「科学と文学」
ある。3回に分けて読み進めてきた。
 本日はその3回目・最終回である。

◆本日(2020/12/25)、第272回オンライン「寅の日」!!

「科学と文学」(3)(青空文庫より)

▼最終回の本日は

・通俗科学と文学
・ジャーナリズムと科学
・文章と科学
・結語

 あたりを中心に読みたい。これまた私の勝手な思い込みかも知れないが、寅彦の随筆は後半いや最終段階になって、いちばん盛り上がり本意が現われてくると思っていた。今回もやはりそんな気がするのだった。
 少し文脈にそって引用させてもらおう。

 そういうものの中でもファラデー、ヘルムホルツ、マッハ、ブラグなどのものはすぐれた例である。それがすぐれている所因は単に事がらを教えるのみでなく、科学的なものの考え方を教え、科学的の精神を読者の中によびさますからである。そういうものを書きうるためには著者はやはりすぐれた科学的探究者であると同時にまた文学的創作者でもなければならない。
 科学者が自分の体験によって獲得した深い知識を、かみ砕きかみ締め、味わい尽くしてほんとうにその人の血となり肉となったものを、なんの飾りもなく最も平易な順序に最も平凡な言葉で記述すれば、それでこそ、読者は、むつかしいことをやさしく、ある程度までは正しく理解すると同時に無限の興趣と示唆とを受けるであろうと思われる。

 ありがたいことにホンモノとニセモノの見分け方も指南してくれていた。

 そういう永久的なものと、悪い意味でのジャーナリスチックなものとの区別は決してむつかしくはない。要するに読んだ後に、読まない前よりいくらか利口になるかならないかというだけのことである。そうして二度三度とちがった時に読み返してみるごとに新しき何物かを発見するかしないかである。
 

▼それでいよいよ結論である。
 それは「文章と科学」のなかにあった。

そういう種類のものにはやはり必ず何かしら独創的な内察があり暗示があり、新しい見地と把握(はあく)のしかたがあり、要するになんらかの「生産能」を包有しているある物がなければならないのである。
 それで、考え方によっては科学というものは結局言葉であり文章である。文章の拙劣な科学的名著というのは意味をなさないただの言葉であるとも言われよう。
 若い学生などからよく、どうしたら文章がうまくなれるか、という質問を受けることがある。そういう場合に、自分はいつも以上のような答えをするのである。何度繰り返して読んでみても、何を言うつもりなのかほとんどわからないような論文中の一節があれば、それは実はやはり書いた人にもよくわかっていない、条理混雑した欠陥の所在を標示するのが通例である。これと反対に、読んでおのずから胸の透くような箇所があれば、それはきっと著者のほんとうに骨髄に徹するように会得したことをなんの苦もなく書き流したところなのである。

ここに最初の
私にとって、「今、なぜ寺田寅彦なのか!?」
 の答えのひとつをみつけるのである。
 なぜ寅彦の文章を読み続けるか!?
 
 今、寅彦の文章を読み続けるのは、私にとっての最高の「文章修業」なのである!!

 2021年にはぜひ、12回目の「土佐の寅彦」詣に出かけたいものである。

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【私の重大ニュース 2020】(2) #2020年

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▼少しダイレクトに「理科」関連に絞ってふり返ってみよう。

【その4】サイエンス教室「じしゃくとモーターのかがく」を楽しんだ!!

 ずいぶん久しぶりに子どもたちと科学を楽しむ機会だった。
 やっぱり「リアル」がいちばんだ!!
 この機会に「今さらですが、「磁石」って!?」のシリーズで、【電流と磁界】をふりかえってみた。
 やっぱり実験は楽しいな!!

●今さらですが、「磁石」って!?(20) #磁石

【その5】Webテキスト『天気の変化』の5つの試案を発表する!!

 完成ではない。
 あくまで試案である。機会あるごとに使ってみて更新していく!!
 「テキスタイル」は今も私には最高の学びの方法なのである。

●Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(43) #Webテキスト #テキスタイル #天気の変化

【その6】『「日本理科教育史」をプロットする!!』をはじめる!!
 
 たいそうなネーミングをしてしまったものだ。
 「自分史」と「日本理科教育史」を重ね合わせる、というのが試みの発端だった。
 どこまでも等身大に、現在進行形で語っていきたい!!
 小さな 小さな試みが ツナガレバ ひょっとしたら「日本理科教育史」の実像が見えてくるかも知れない。
 それはきっと 「これから」に!!
 
 現在、(38)まできた。まだまだ続けたい。

●「日本理科教育史」をプロットする!!(38) #理科の部屋 #30年史 #自分史

(つづく)
 
 

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【私の重大ニュース 2020】(1) #2020年 #オンライン句会

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▼2020年が終わろうとしている。
 「かつて経験のしたことないような…」このコトバをこの一年何度聞いただろう!?
 そんな意味では、特別の一年だったことはまちがいない。
 ほとんどが「巣籠もり」の一年だった。
 ここ何年か、「動く」ことであらたなものに出会い、学んでいくというと生活をしていただけにちょっときびしいものがあった。
 しかし
 逆に そんな暮らしのなかだからこそあらたにはじめたこと・出会ったこともある。
 思いつくがままに、例年のように【私の重大ニュース 2020】というかたちでこの一年をふりかっておこう。
 
【その1】 オンライン句会「寅の日」をはじめた!!

 ひよっとしたら、これは2020年だからこそスタートできたことかも知れない。
 すでに俳句結社「寅の日」はできていた。
 ではその第一歩の「句会」を の夢は抱き続けていた。しかし、まったくのシロウトである私にはなかなか具体化できなかった。
 そこにアリガタイ選択肢に出会った オンライン句会=夏雲システム !!である。
 思いきって登録を申し込んでみた。そして、ついに実現した。
 オンライン句会「寅の日」!!
 第1回9月例会からはじめて、今 第4回の12月例会まできている。
 実に愉しい!!
 オンラインだからこそ実現したことも数々ある。来年の展開が楽しみだ!!
 
●オンライン句会「寅の日」をはじめよう!!(10) #寅の日 #オンライン句会 #夏雲システム

 
【その2】オンライン「寅の日」を一年間継続した!!
 先のオンライン句会「寅の日」も、もちろんこの取り組みから生まれた。
 今年も、1/23 第243回からはじまって、寅彦忌12/31第273特番オンライン「寅の日」まで31回継続できそうだ。
 あらたな展開や、ツナガリもうまれてきた!!
 なによりも今年も一年間継続できたことがうれしい。

◆オンライン「寅の日」


【その3】オンラインかがくカフェ(zoom)を体験した!!
 ファラデーラボの「共愉の科学」は、最近の私の最高の楽しみだった。
 ところが、私自身もリアルのかがくカフェに参加できないときも出てきた。
 そこでオンラインかがくカフェ(zoom)が企画された。私もはじめてzoom体験をさせてもらった。
 リアルとオンライン併用というあらたな道もすすんできている。
 これからがますます楽しみである。

◆自然とかがくの学び舎 「ファラデーラボ」

(つづく)

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【お薦め本】『楽しい雪の結晶観察図鑑』(武田康男著 緑書房) #雪の結晶 #武田康男

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▼1936年、世界に先駆けて人工雪をつくった中谷宇吉郎博士は、今年 生誕百二十年だ。
 その中谷博士は、『雪』(青空文庫より)のなかの「第四 雪を作る話」の最後に、次のように言っています。

 このように見れば雪の結晶は、天から送られた手紙であるということが出来る。そしてその中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれているのである。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究であるということも出来るのである。

▼この「暗号」を読み解くためのみごとな観察図鑑ができた!!
 こんなすばらしい観察図鑑をつくったのは、「空の探検家」武田康男さんである。

◆【お薦め本】『楽しい雪の結晶観察図鑑』(武田康男著 緑書房 2020.12.20)

 武田さんならではの美しい写真が満載だ。お薦めポイントいっぱいありすぎるほどある。
 いつものように無理やり3つにしぼる。

(1)美しい雪の結晶の写真が満載!!「雪の結晶」写真集の決定版!!

(2)リアルである!!すべての写真に原寸写真がついている!!

(3)雪の結晶を楽しむためのノウハウ、アイデアが満載!!

▼ではひとつずついこう。

(1)美しい雪の結晶の写真が満載!!「雪の結晶」写真集の決定版!!

 「空の探検家」武田康男さんの撮った写真には、いつも「科学」があった。
 その「科学」は説得力をもつ。
 そして、いつも「ふしぎ!?」を豊かにし、「美しさ」を何倍にも膨らませてくれた。
 
 一例だけあげてみよう。
 「雪の結晶の降り方と速さ」(P24)のところでこう述べていた。

 雪の結晶の落ちる速さは、大きさや形によりますが、角柱状や砲弾状などは空気抵抗の影響が少ないため、1秒間に1m程度と速く、角板状や樹枝状などは1秒間に0.5m前後と遅くなる傾向があります。1,200mの高さの雲からは、20分から40分程度で地上へ降りてくることになります。(同書P24より)

 そうこの20分~40分のあいだにも「天からの手紙」にいくつものドラマが起こるのです。そんなこと想像しながら雪の結晶を見ればますます「美しさ」が増してくるのです。
  
 武田さんは「はじめに」の書き出しにこう語っています。

 寒い冬の日、降ってきた雪の中に少しだけ結晶が混じっていることを知ったのは、私が子どもの頃でした。そして「いつかきれいな雪の結晶を観察して、写真に収めたい!」と心に決めました。(同書P6より)

 それから数十年たって南極地域観測隊員にもなり、南極の雪の結晶も顕微鏡で観察し、写真に収めました。何度も何度も冬の北海道も訪ねました。
 本州の山々にも出かけ、雪の結晶の写真を撮りためてきました。「空の探検家」である武田さんは、撮りたいものがあれば、地球上ならいつでもどこへでも跳んでいきます。
 こうして撮りためた膨大な写真を整理分類し、公開されたのがこの「観察図鑑」です。
これぞ「雪の結晶」写真集の決定版です!!


(2)リアルである!!すべての写真に原寸写真がついている!!

  これは(1)の繰り返しのようであるが、そうではない。
 実は、私はここがこの本の最高のお薦めポイントだと思っていた。
 各ページ 美しい雪の結晶の拡大写真を見せてもらえるだけでなく、自分でも「観察」の追体験をやらしてもらえるのだ!!
 これが滅法面白い!!
 用意したのは2種類のルーペだ。
 ・置き型のルーペ ×3 (100円ショップで購入)
 ・本格ルーペ ×20
美しい拡大「雪の結晶」写真のそばには必ず小さい黒い円の原寸写真がついていた。
 最初は半信半疑で黒い円のなかを覗いて見た。
 なんと、拡大写真そっくり(アタリマエ!!)のものが見えたのだ。
 感動である!!
 これで武田さんの「観察」の追体験ができるのだ!!
きわめつけが「氷晶に近い結晶」(同書P114)だった。
 最初は×3ルーペで見て、次に×20ルーペ で見る。
 たしかに見える!!
 
これを見るためだけにこの本を手に入れても損はしない!!

▼最後は

(3)雪の結晶を楽しむためのノウハウ、アイデアが満載!!

 空の「ふしぎ!?」を知りつくした武田さんの説明はいつもわかりやすく楽しい!!
私たちを未知なる世界に連れて行ってくれるのだ。
 今度の「雪の結晶」の世界でも同じだった。
 「なるほど、これは面白い!!」を繰りかえしているあいだに、すっかり「雪の結晶」の虜になってしまうのだった。
 面白い!!と思った項目だけでもコラムからあげてみる。

・街中の雪の結晶(クリスマスシーズンの今こそ)
・雪はなぜ白いのか
・雪の結晶の描き方
・折り紙でつくる雪の結晶
・雪の結晶をつくってみよう
 等々
 
 きわめつきは第4章 「雪の結晶の見つけ方」だ。

第4章 雪の結晶の見つけ方
・いつ、どこできれいな結晶が見られるか
・雪の結晶を観察しやすい場所
・雪の結晶が降ったあと
・雪の結晶が降る天気図
・雪の結晶の観察方法
・雪の結晶の簡単な撮影方法
・世界の雪の結晶
・南極の雪の結晶

 長年「雪の結晶」を追い続けてきた武田さんならではの情報が満載だ!!
特に「観察方法」「簡単な撮影方法」は必見だ!!
 
誰もがきっと今度は自分でこの美しい「雪の結晶」に出会いたくなってくるにちがいない!!

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【Web更新12/20】20-51 Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 等 更新!!

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初雪や小さなサンタみつけたり 20/12/17撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-51
週末定例更新のお知らせ
 2020年もあと10日となった。
 いよいよほんとうにカウントダウンの季節だ!!
 
 すぎ来しみちをゆっくり ゆっくり ふり返ってみよう。

◆表紙画像集2020 更新 野茨の実
 2020/12/17朝、当地としては初雪が降った!!
 見慣れた景は、一変した。
 なかでも、冬の赤い実が とても新鮮に見えた。小さなサンタさんをいくつもみつけたような気になった。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 雪の季節にあわせて、Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を久しぶりに使ってみた。
 いつでも誰でも 簡単に見ることができる「高層天気図」「数値予報図」をプロだけのものにしておくのはモッタイナイ!!
 そんな思いから試みにつくってみたものだ。
 使いモノになるかどうかは いくつかの吟味が必要だろう。
 私にとっては「テキスタイル」こそ、最高の学びの手法なのである。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 2020年の「寅の日」もあと2回ある。
 寅彦忌 12/31 には特番オンライン「寅の日」だ。読むのは「日本人の自然観」だ。
 最晩年に書いた 寅彦からのメッセージに耳を傾けてみよう。

◆【ヒガンバナ情報2020】 更新!!
 長くつづけてきた無手勝流 私のヒガンバナ研究!!
 その研究にとって 2020年は特別の意味をもつ年になりそうである。
 2019年に採集・回収した530個の種子を用いた実生実験は実に多くのことを教えてくれた。
 2020年に採集・回収した16個のヒガンバナの種子は、冷蔵庫に眠らせることにした。

 大賀ハス観察池。
 蓮根の植え替えから38週目だった。雪景色の観察池も見た。
 観察池には連日氷がはるようになっている。
 この氷を利用して挑戦してみたいことがあるが、これは来年のこころか!?

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2021年1月のオンライン「寅の日」は #鎌田浩毅 #寅彦と現代社会 #traday #寺田寅彦

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『ピタゴラスと豆』(寺田寅彦著 角川ソフィア文庫 2020.8.25)
が今年の夏にだされた。
 「晩年の昭和8~10年までに発表した科学の新知識を提供する作品を収録」したということだった。
 解説を鎌田浩毅氏(京都大学教授、地球科学者)が書いているということだったので、気になって入手してみた。
 その鎌田氏のコトバが帯にあった!!

 

「現代社会の問題を予言し、まったく古びていないことに驚く。」

 まったく同感である。

▼2021年1月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期である。
 2021年最初のテーマは、先の鎌田氏のコトバをかりて次のようにしたい。

 【1月のテーマ】「寅彦と現代社会」

 2021年1月は3回ある。

■2021年1月オンライン「寅の日」!!
◆第274回オンライン「寅の日」 …1/06(水)
◆第275回オンライン「寅の日」 …1/18(月)
◆第276回オンライン「寅の日」 …1/30(土)

▼では具体的に何を読むか。
 これもまた先の『ピタゴラスと豆』のなかから選びたい。
 鎌田氏が解説でふれている「震災日記より」「マーカス・ショーとレビュー式教育」
 そして本のタイトルにもなっている「ピタゴラスと豆」を読みたい。

■2021年1月オンライン「寅の日」!!

◆第274回オンライン「寅の日」 …1/06(水)「震災日記より」(青空文庫より)

◆第275回オンライン「寅の日」 …1/18(月)「マーカス・ショーとレビュー式教育」(青空文庫より)

◆第276回オンライン「寅の日」 …1/30(土)「ピタゴラスと豆」(青空文庫より)

▼2021年もオンライン「寅の日」を引き続きよろしくお願いします。
 2021年4月からはついに10年目に入ります。
 寅彦の随筆のすごいところは  いつ読んでも  新鮮できわめて 今日的です!!
 読むたびに あらたな 「発見」があります!!
 その「発見」を語り合いましょう!!
 
 オンライン「寅の日」とあわせて、オンライン句会「寅の日」の方もよろしくお願いします。
 
 

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Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみる!!(3) #数値予報図 #鉛直P速度 #湿域 #渦度 #大雪

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▼金星がきれいだ!!
 私は一日でこの時間帯の「雲見」がいちばん好きだ!!

 天気の変化はなかなか複雑で「これから」がなかなか読み解けない。
 しかし、究極の大原則は2つだ!!
 
 「光は東から 天気は西から」
 「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」

▼今度は「これから」を考えるための「数値予報図」だ。

数値予報天気図(気象庁)

さっそく
「4 数値予報図~鉛直p速度~」
をテキストに従って考えてみよう。
まず
●極東 850hPa 気温・風、700hPa 上昇流/ 700hPa 湿数、500hPa 気温予想図 ( 12 時間毎)
を開いてみよう。

(1) 「鉛直 p 速度」は何をあらわしているのだろう。
から

大気「上がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直 p 速度」 → 「- 」
大気「下がる」→ 鉛直方向の気圧変化速度「鉛直 p 速度」 → 「 +」

までをゆっくり ゆっくり理解しよう。
そして図で確認しよう。
(2) 700hPa 上昇流の図では、上昇流の領域(鉛直 p 速度「-」域)は、縦縞の実線であらわしている。

▼次は
(3) 今度は 700hPa 湿数、500hPa 気温予想図 を見てみよう。
「湿域」=「湿数」<3℃
つまり湿っているところ!!
「雲」がとってもできやすいところ!!
予想天気図では、「湿域」は縦縞の実線で表示されている。

そして このアタリマエ!!を確認してみよう。
「極東 850hPa 気温・風、700hPa 上昇流」予想図における
●「鉛直 P 速度」→「-」→大気「上がる」→実線縦縞

「700hPa 湿数、500hPa 気温」予想図における
●「湿域」=「湿数」(=気温ー露点)<3℃ →雲ができやすい→実線縦縞

ふたつ実線縦縞はザックリと見れば重なるのである!!
この アタリマエ!!

ここでもやっぱり
「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」
なんだ。
 今は「上がるとシンシン」かも知れない。

▼次に行こう。最後だ。
「5 数値予報図~渦度~」
●極東地上気圧・風・降水量/ 500hPa 高度・渦度予想図 ( 12 時間毎 )
を開けておいて考えてみよう。

ゆっくり ゆっくり
●北半球では
「+正渦度」=反時計回りの渦 → 低気圧の渦→ 大気は「上がる 」
「-負渦度」=時計回りの渦 → 高気圧の渦 → 大気は「下がる 」

にたどり着こう。
そして
「縦縞の実線」部→「正渦度」→大気「上がる 」→ <上がると ザアザア>!!
「12・24 時間予想」「36・48 時間予想」「72 時間予想」でも確かめてみよう。

ここでも やっぱり!!
「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」だ。

いつでも どこでも 天気は 「上がるとザアザア 下がるとカラカラ」だ!!

さあ、週末の天気はどうなるかな!?
来週はどうだろう!?

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Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみる!!(2) #高層天気図 #500hPa #300hPa #初雪 #大雪 #ジェット気流

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初雪だった!!
 大賀ハス観察池にも
 定点ヒガンバナにも
 今季はじめての雪化粧をしていた。
 しかし、雪は長くは降りつづかなかった!!そしてやがてとけていった。

 東の空にサンピラー(太陽柱)が立とうとしていた!!

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▼「このとき、上空はどうなっていたのだろう!?」
 「このあと、雪はもう降らないのだろうか!?」
 「他の地方では、雪はどうだったんだろう!?」
 「大雪は!?」
  こんなことを

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

を続けながら考えてみよう。
 次は
「3 500hPa・300hPa 高層天気図」
だった。

●アジア 500hPa・300hPa 高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)

を開いてみよう。
▼テキストに従って順番に確認していこう。

(1)500hPa、300hPa の高さを確認しておこう。

(2)自分の住む地域の上空の気温を読みとろう。
   500hPa -26℃  寒い{{ (>_<) }}
   300hPa -39℃  寒い{{ (>_<) }} {{ (>_<) }}

(3)500hPa 高層天気図に注目して
  こんな「ルール」作っていた!!

 ●冬 → ー30℃ → 「雪」
    ー36℃ → 「大雪」 

 ほんとうかな!?
 ネットやTVでたしかめてみよう。
 例外はあるかな、それはどうして ?(゜_。)?(。_゜)?

▼今度は風だ!!

(4) 自分が住む地域の上空にどれほどの強さの風が吹いているか読み取ってみよう。
・500hPa (  )ノット(KT)→ (  )m / s
・300hPa (  )ノット(KT)→ (  )m/s
※1ノット(KT)=0.5m/s

 特に300hPaに注目だ
 (゜o゜)ゲッ!! 100KTいや150KTのところも
 台風どころでない!! 
 これが「ジェット気流」だ!!
 わずか10㎞に満たないに上空にだ!!

 こうしてみてくると、「高層天気図」もけっこう面白い!!
 これをプロたちだけのもにしておくのはモッタイナイ!!
 誰でも いつでも 見ることができるのだから!!
 
(つづく)

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Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を使ってみる!!(1) #高層天気図 #850hPa #750hPa #湿数 #大雪

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▼風は刺すように冷たかった!!
 夕方、地域の高台(130m)にのぼってみて、暮らす町を展望してみた。
 生野峠からこぼれ落ちてくる雪が降ってくるかと思っていたが、夜までそれはなかった。

 今朝(2020/12/17)起きて、外に出てみたらうっすらと雪化粧!!
 初雪だ!!
 雪はまだ降りつづいていた!!
▼「この雪はどのようにして降ってきたのだろう!?」
 「この後、雪はどうなっていくだろう!?」
 この「ふしぎ!?」の謎解きに挑戦してみたくなった。

 久しぶりにWebテキスト試案をひらいてみる。

Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

▼まずは
「1 高層天気図と高さ」
である。同時に気象庁の「高層天気図」のページを開いてみよう。

高層天気図(気象庁)

そして、

「高度が高いところが気圧の高いところを表し、高度が低いところが気圧の低いところを表す」

を理解できるようにしよう。
そしてこの アタリマエ を !!

● 高くなるほど気圧は低くなる!!
● 私たちは「大気の海の底」にくらしている。

▼そして、いよいよ
「2 850hPa・700hPa 高層天気図」
だ。

●アジア 850hPa・700hPa 高度・気温・風・湿数天気図(AUPQ78) 

を実際に開いてみて考えてみる。
昨日の昼12時で、1,500m上空の気温は 何度だろう?

テキストに従って(1)~(4)に答えてみよう。


週明けの天気予報で興味深いことを言っていた。

「上空1,500mの気温が-6℃以下になるかが雪が降るかどうかのひとつの目安です」

ほんとうかな!?

(つづく)

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2020年・ヒガンバナの完熟「種子」回収した!!(2020/12/15) #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子

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▼「自然結実」ヒガンバナ群生地から採集した花茎16本を「水栽培」していた。
 数が少なかったので、屋外の軒下で十分だった。
 例年なら、時期が来れば黒々とした完熟「種子」が床にこぼれ落ちるところだが、今年はいっこうにその気配がなかった。
 「目玉オヤジ」状態になったものもそのままシワシワになってしまうところだった。
 そこで、このあたりで強制回収することにきめた。
 驚くことがあった。
 皮をかぶったままの完熟「種子」は、思っていた以上に水分を保有していたのだ!!
 けっして カラカラ シワシワ でなかったのだ。

▼例年のように、チャックつきナイロン袋に回収した「種子」を一個ずつ入れていった。
 ナイロン袋には、「花茎採集日」「種子回収日」「花茎採集場所」を記入した。
 
 全部で16個である。  採集場所(群生地)ごとにならべてみた。

 【安富】5個+【福崎】4個+【福崎B】7個 = 16個 !!

▼群生地発見の2013年以来、こんなに少ないのははじめてである。
 昨年採集・回収した530個にくらべたら大違いだった!!

【安富】107個+【夢前】186個+【福崎】184個+【その他】53個 = 530個 !!

 いちばん極端なのは【夢前】だった。
 昨年は最高の186個も回収できたのに、今年は0個だった!!

▼この事実をどう読み解けばいいのだろうか!?
 思いつくままに記しておく。

・2019年日本のヒガンバナに「異変」が起こった!!
・「自然結実」は、周期的にやって来る!!(この傾向は以前からみられた。)
・大量に「自然結実」した翌年には寡少である!!
・これがヒガンバナが生きのびるための戦略!?
・群生地発見からまだ8年だ。2019年は「異変」でなく、仮に10年に一度起こる アタリマエだとしたら!!
・日本のヒガンバナは3倍体(不稔性)で、分球によってのみ殖えるというアタリマエが 変わるかもしれない!?
・まだまだすべてが作業仮説の段階だ。
・もっと多くの「事実」が欲しい!!

 多くの「事実」のためには、さらに簡単な実生実験法の確立が急務である。
 誰でも 簡単に 自分でこの「事実」を 確かめてみる方法を!!
 種子の保存方法についても改良の余地があるかも知れない。それについても…

 

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【Web更新12/13】20-50 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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竜の玉や奪いとりたる空の青 20/12/11撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-50
週末定例更新のお知らせ
 師走もはや半分が過ぎた!!
 2020年 カウントダウンの季節だ。
 どこまでも
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

◆表紙画像集2020 更新 竜の玉 (ゴシタマ)
 手持ちの歳時記には こう出ていた。
 【竜の玉 りゆうのたま】 竜の髯の実 蛇の髯の実
 と。
 でも私には、これは「ゴシタマ」なんだけどなぁ!!
 「ゴシタマ鉄砲」の「ゴシタマ」なんだ。硬いけど弾力があってよく弾む。
 「ゴシタマ」をいっぱい持っていることが自慢のタネだった!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「燐寸」「丹生」「クモ学」に続いて「大賀ハス」「コウガイビル」「ヒガンバナ」が、2020年末の今、どこまで来ているのかを見てみた。
 2021年以降、「動ける」状況になって、再始動するときのためである。
 「籠り」の暮らしが続く中で再度吟味しておきたいものである。

◆【ヒガンバナ情報2020】 更新!!
 なかでも、2020年は 私のヒガンバナ研究にとって、特別の意味をもつ年になりそうである。
 可能なかぎりの「記録」と その整理をやっておきたい。
 
◆オンライン「寅の日」 更新!!   
 「寅の日」三昧の師走、後半も存分に楽しみたいものである。
 寅彦忌 12/31 は特番「寅の日」、読むのは「日本人の自然観」!!
 ゆく年 来る年も 「寅の日」で

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから37週目!!
 やっと氷がはりはじめた。
 次は 「初雪」だろうか それはいつだろう!?

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Twitterはじめて4 ,101日目に思うこと!! #Twitter #Twitter的

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▼昨日の ひとり吟行のコースを逆コースにしてみた。
 少し明るいうちに あの公園に立ち寄りたかったからだ。公園に気にしているものがあった。

 藤棚の「藤の実」である!!

 予想どおり、いくつもの「藤の実」が藤棚からぶら下がっていた。
 この季節になると、「藤の実」が気になってくるようになったのは、寅彦の「藤の実」(青空文庫より)を読んでからだった。

▼今朝のtwilogが教えてくれていた。

・Twitter歴 4,101日(2009/09/23より)
・ツイート数 14,592(3.5件/日)

 自分自身のことながら今さらのごとく驚いてしまう。
 11年以上も毎日3.5件も「つぶやき」つづけてきたのか!!
 何を!?

▼ほぼ100日ごとに「記録」してきた
「Twitterはじめて○○○日目に思うこと!!」 
 では、きまって妙な勝手な造語にふれていた。

 「Twitter的」である。

 「Twitter的」とは
 6つのキーワード・概念からなる。

 Twitter的=
「リンク」
「シェア」
「フラット」
「等身大」
「リアルタイム」
「アクティブ」

 もちろん「Twitter的」はTwitterのみを意味しない!!
 少し大げさに言えば
 ネット世界における私の「流儀」「作法」である。
 いや、それを超えて、これが私の「哲学」であり「生き方」である!!

▼次なる100日のあいだにはどこに焦点をあてて「つぶやく」か!?
Twitter的はどこへ!? 
私にもわかっていなかった。
 希望的予測では

・「#一日一句」
・「#オンライン句会」
・「#日本理科教育史」
・「#寅の日」
・「#宇宙見物」
・「#雲見」
等々
 あたりかな!?
 
 「みちはこたえない。」
 「みちはかぎりなくさそうばかりだ。」

 

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本日(2020/12/13)、第271回オンライン「寅の日」!! #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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▼高知の「はりまや橋」の地下にはりまやま橋地下広場がある。
「土佐の寅彦」詣には必ず訪れる定番スポットのひとつであった。そこに「高知の偉人達」の掲示板がある。
 我らが寺田寅彦も、もちろんあった。
 「天災は忘れられたる頃来る」の大きな文字の横に説明書きがあった。

 

寺田寅彦(1878~1935)
  寺田寅彦は、物理学者・随筆家として知られ、多くの著書を残しています。物理学の研究では、日常周辺の諸現象を具体的、科学的に分析し、その法則の発見につとめ、研究成果を論文や随筆として発表し、科学随筆ともいえる分野を開きました。……

 今、いちばん注目したいのは、最後の「科学随筆ともいえる分野を開きました。」のところです。

▼本日(2020/12/13)は、第271回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは、「寅彦の科学と文学」である。

【12月テーマ】「寅彦の科学と文学」

 読むのはテーマ ずばりそのもの「科学と文学」。3回に分けて読み進めている。
 本日はその2回目である。

◆本日(2020/12/13)、第271回オンライン「寅の日」!!

「科学と文学」(2)(青空文庫より)

▼今回は

・文学と科学の国境
・随筆と科学
・広義の「学」としての文学と科学

を中心に読み解いていきたい。
 さっそく、これまでにももっともよく引用されてもらってきた文章が出てきた。

 顕微鏡で花の構造を子細に点検すれば、花の美しさが消滅するという考えは途方もない偏見である。花の美しさはかえってそのために深められるばかりである。花の植物生理的機能を学んで後に始めて充分に咲く花の喜びと散る花の哀れを感ずることもできるであろう。

 けっして、「科学」と「文学」は対峙するものではない。
 ホンモノの「文学」のベースには「科学」がなければならない!!それが寅彦の文脈だろうと思っていた。

 そして、科学者の役割についても、次のように言及していた。

 それで、そういういろいろな物の見方に慣れた科学者が人間界の現象に対してそういう見方から得られるいろいろな可能性を指摘してそれに無関心な世人の注意を促すということは、科学者としてふさわしいことであって、そうしてむしろ科学者にしてはじめて最も有効に行ない得らるる奉公の道ではないかとも考えられるのである。

 ここにも警鐘「天災は忘れられる頃来る」の萌芽があったのだ。

▼そして、寅彦の主文脈に近づいて行く。

 そういうことから考えても、科学者が科学者として文学に貢献しうるために選ぶべき一つの最も適当なる形式はいわゆるエッセーまた随筆の類であろうと思われる。

 節がかわっても、冒頭からこう続けていた。

 科学が文学と握手すべき領域は随筆文学、エッセー文学のそれであるかと思われる。

 ここが寅彦のもっとも主張したい本意だけに繰り返し力説していた。

 それはとにかくとして、現在において、科学者が、科学者としての自己を欺瞞することなくして「創作」しうるために取るべき唯一の文学形式は随筆であって、そうしてそれはおそらく、遠き「未来の文学」への第一歩として全く無意味な労力ではないと信ずるのである。

 はりまや橋地下広場の「科学随筆ともいえる分野を開きました。」のコトバはほんとうだったのだ!!

 さらには、未来の「学」への提言も行なっていた。

 非論理的論理というのは、今の人間のまだ発見し意識し分析し記述し命名しないところの、人間の思惟(しい)の方則を意味する。これを掘り出し認識するのが未来に予想さるる広義の「学」の一つの使命である。科学も文学も等しくこの未来の「学」の最後のゴールに向かってたどたどしい歩みを続けているもののようにも思われるのである。

寅彦がこう言ってから87年が経った!!
 未来の「学」は、どこにいるのだろう!?


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2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(3) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #コヒガンバナ #ヒガンバナオフ

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「目玉オヤジ」状態から、ヒガンバナの「完熟種子」がなかなかこぼれ落ちなかった!!

 今年の「自然結実」ヒガンバナ記念日からはや一ヶ月が経とうとしていた。 
「水栽培中」の花茎は16本あった。
 これまでにこぼれ落ちた「完熟種子」は一個にすぎなかった。
 このままでは、手に入れることができる種子は、10個に満たないかも知れない。
 どこかで強制回収したいと思っている。
 
 昨年の530個の「異常さ」がますます顕著になる!!

▼種子から育てる実生実験をしているのは、ふつうのヒガンバナだけではなかった。
 コヒガンバナの実生実験もやっていた。

実生コヒガンバナは今!?(2020/11/27)#日本ヒガンバナ学会 #コヒガンバナ #2倍体

 2倍体の意味が実感できるようになっていた。
 「実生コヒガンバナを咲かせよう!!」プロジェクトはいよいよ現実味をおびてきた!!

▼2020年は
 Facebook版「日本ヒガンバナ学会」がスタートして2年目の年でもあった。
 昨年の夏、「日本ヒガンバナ学会」で これまでいろいろ教えてもらっていたヒガンバナ研究の第一人者 栗田子郎先生が亡くなられた。
 すごいショックだった。
 昨年の530個の「異常さ」も、今年の実生実験の展開も いちばんに報告したかったのに!!
 しかし
 うれしいこともある。
 まったくちがった視点でヒガンバナの「ふしぎ!?」を追っている人がいた。
 最近、
 そんな情報も入るようになってきた!!

 「情報は発信するところに集まる!!」

 はやっぱりほんとうだった!!
▼さあ、「これから」だ!!
 「動ける」ようになった2021年以降 ぜひやってみたいこと思いつくままにあげてみる。

(1) 「栗田子郎先生を偲ぶ会」を検討したい。
  ・実は今年の5月にこの企画があったが、コロナ禍でなくなってしまった。この企画とはまた別に…
  ・「ヒガンバナ」に焦点をあてて

(2) 「日本ヒガンバナ学会」の総会 を実施したい。
  ・「日本ヒガンバナ学会」は満13歳になったが、まだ一度もリアルに集まったことがなかった。
  ・そこで…

(3) 久しぶりにヒガンバナオフを実施したい。
  ・巾着田、愛知県半田 等を有力候補地として
  
(4) 全国にヒガンバナを追う旅に出たい。
  ・最近、自生地 最北端(青森)の情報も教えてもらった。実際に行ってみたいなぁ!!
  ・九州のシロバナヒガンバナ群落へも

 どれもが関連しているのかも知れない。
 「動ける」状況になったからと言って、これまでできなかったことが急に可能になるわけではないだろう。
 しかし 先に 「光」 を見ておくことは 元気になる!!
 さあ それをめざして
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
   

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2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(2) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #出葉率 #作業仮説

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▼春~初夏に「発芽・発根」したヒガンバナは、いったん土中に眠り、ふつうのヒガンバナが<葉の季節>にシフトするころ葉を出してくる。(「出葉」)
 そんな二段がまえで成長してくるのだった。
 自分で種子から育てる実生実験をやってみるまで私はそのことは知らなかった。
 
 さて、2019年採集・回収した530個の種子を使った実生実験で、「出葉」してきたのはいくつになっただろう。
 現段階(2020/11/16)で「出葉」を確認したのは 総合計は51個となった。

「安富」5+「夢前」12+「福崎」27+「加美」1+「福崎B」2+「庭」1+「線路」3=51個 !!
暫定出葉率51/140個×100= 36.4% !!

530個の種子全体から見ても

暫定出葉率51/530個×100= 9.6% !!

 注目しておきたいのは「出葉率」だけでない!!
 「自然結実」群生地から採集した種子だけでなく、我が家の庭の分も含めて、身近なヒガンバナから採集した種子からも「出葉」してきているということだ!!

▼2019年採集以前の分の実生実験も継続したていた。

実生ヒガンバナ(2019年以前分)は今!!(2020/11/25) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験

 それらと見くらべてみてもわかった。
 2019年の「異常さ」が!!

▼2019年 日本のヒガンバナに何が起こったのだろう!?
 以前からいくつかの作業仮説だけは立てていた。

【仮説 1】「自然結実」するヒガンバナは、2倍体(2n=22)になっている。

【仮説 2】無融合種子形成をするようになっている。3倍体(2n=33)のままである。

【仮説 3】【仮説 1】と【仮説 2】とが入り交じっている。

 どの仮説が正しいのだろうか。
 今年の「自然結実」の様子をみるかぎり、【仮説 1】の可能性はうすれている。
 私の今の環境では、染色体の数を数えるすべもない。

▼この謎解きの「これから」の課題がある程度見えてきた。
 いくつか思いつくままに列挙しておこう。

(1) 「自然結実」ヒガンバナの種子をつかった実生実験の事例をふやしていく!!

(2) より簡単な実生実験方法を確立する!!
 ・(1)のためにも、誰でも簡単に挑戦できる方法を確立する必要がある。 

(3) 染色体の数をかぞえる実験観察をやってみる!!
 ・関係機関の協力を得て、道を模索する。

(つづく)

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2020年・『「コウガイビル」を追う』はどこまで!? #2020年 #コウガイビル #陸産プラナリア #飢餓と再生 #教材化

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▼54号コウガイビルは、一ヶ月前(2020/11/09)に観察したときにくらべるとたしかにひとまわり小さくなったように思えた。
 最初は「の」字にかたまっていたが、やがて逆三角形の頭をヒラヒラさせながら動きはじめた!!
 
 生きている!!
 54号コウガイビルはエサなしで5ヶ月生きのびた!!(2020/12/09)

▼エサなしで生きのびるこの「ふしぎ!?」のかたまりのような生きものにはじめて出会った日のことを今でも鮮明に憶えていた。

●2008年11月14日 コウガイビル1号に出会う!!
 はじめから「コウガイビル」と知っていたわけではなかった。
 ヤマビルの巨大なものぐらいの認識だった。とりあえずナイロン袋に少量の水とともに入れて様子をみることにした。
 エサを考えないわけではなかったが、何を与えてわからなかったので、ときどき水だけは追加した。
 なんとそのコウガイビルは翌年(2009年)の8月2日まで生きのびたのである。
 第1号コウガイビルはエサなしで261日間生きのびたのである。

 私はすっかりこの生きものに夢中になってしまった。
 それから今日まで54匹のコウガイビルに出会ってきた!! 
 その全記録が、次なる「道楽の科学」だった。

「コウガイビル」を追う 

▼54号コウガイビルは年を越して生きのびることができるだろうか!?
 いつまでエサなしで生きのびるだろうか!?

 私がいちばんたよりにしている参考文献

●『プラナリアの形態分化~基礎から遺伝子まで~』(手代木渉、渡辺憲二著、共立出版 1998.3.25)
・「14.陸産プラナリア,コウガイビル種類・生態並びに形態分化」(P259~)
・「14.9 飢餓と再生」(P275より)

 この疑問に答えてくれる記述があった。何度も引用させてもらっているが再度あげてみる。

 コウガイビルの飼育では給餌が大切な要素となるが、餌に対しての反応は同一種内でも異なり積極的に摂取するグループとそうでもないものとがある。また長期間の飢餓に耐え、もとの体重の1/100に減少しても生存し続けることができる。このような生理的変化が、顕著な再生能をもつ本動物の器官形成にどのような影響を及ぼすのか、頭部再生の有無、形成所要時間、極性との関連について、採集直後の体重を100として、もとの30~40%に減少したグループを飢餓個体として実験を行った。  なお、飢餓個体の設定は、採集された個体のうち、何としても餌を食べないものがあり、かなりの期間絶食にも耐えられるが、やがて死に至る。体重減少と生存期間の長短は一定ではないが、採取後減少の一途をたどる体重は、ある時点で平衡状態となり、これ以降急激に減少して死ぬものが多い。体重が安定をみせる状態を越えると個体は死を迎えることから、この安定期(もとの体重の30~40%)を飢餓状態と考えた。これらの飢餓グループと採集まもないものとを次の実験により比較した。(同書P276より)

 この説明から行くと体重1/100まで生きることもと!?
 では、54号はいつまで !?
 消えるその 瞬間は !?

▼では、「これから」である。
 2021年以降「動ける」ようになったら、2つのことをめざしたい。

(1)Webミニテキスト『コウガイビル』試案を作成する。(教材化)
 これまでの観察を生かして、教材化への道をさぐる。
  
(2)「コウガイビル」研究者に会いに行く!!
 テキスト試案とこれまでの観察記録をもって、先の著書の執筆者に会いに行く。

 この「コウガイビル」が、生命科学最前線につれていってくれることを信じて…!! 
 

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2020年・【ヒガンバナ情報2020】はどこまで!?(1) #2020年 #日本ヒガンバナ学会 #ヒガンバナの種子 #実生実験 #発芽率

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▼私の「道楽の科学」のなかでも、これほどまでに執拗にこだわりドラスティクな展開があったものは他にはないだろう。
 それがヒガンバナの「ふしぎ!?」研究だ。

【ヒガンバナ情報2020】

 このWebページそのものの歴史も古かった。
 HP立ちあげと同時の1998年春だった。【98ヒガンバナ情報(春~初夏編)】

▼ここ10年ばかりの展開を概観しておこう。
 2010年までの展開は次にまとめていた。

『人の暮らしに密着するヒガンバナ』(会報「自然保護」2011年3・4月号/発行:日本自然保護協会)

▼さらには2013年9月には、多くの人と一緒にヒガンバナの「ふしぎ!?」を追うために、Webテキスト『ヒガンバナ』をつくった。
 
Webテキスト『ヒガンバナ』(2013年版 2013.09.01解説版)

さらには

●2013年11月13日 「自然結実」ヒガンバナ群生地の発見!! 

はこれまでのヒガンバナ研究を劇的に変化させた。
そして2018年7月に次のようにまとめた。

私のヒガンバナ研究・その後

 このなかで、私は楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法を確立したように説明していた。

▼ところが、2019年事態は一変した。
 2019年に採集・回収した「種子」は530個におよんだ。 
 530個の「種子」を使っての実生実験は、これまでの方法ではいかなかった。
 あらたな実験法を考える必要があった。
 その一部始終をページに「記録」した。

 結論から行こう。
 
現段階で「発芽・発根」したの140個ということになった。
暫定発芽率140/530個×100= 26.4% !! 

 この発芽率は「たまたま 偶然」の域をはるかに越えていた!!

(つづく)

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2020年・【大賀ハス観察日記】はどこまで!? #2020年 #大賀ハス #観察日記 #大賀一郎

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▼次の「道楽の科学」もけっこう長くなりつつあった。
 言わば、それは私の「大賀ハス物語」と呼べるものだった。

●【大賀ハス観察日記】

▼そもそものはじまりは2007年の夏休みだった。

●2007年8月26日 「科学史セミナー」(姫路)で大賀ハスの実3粒を阪本尚生さんより分けてもらう。

 そして、その翌年「理科ハウス」のオープン(2008.5.16)を祝して、種子に入刀した。

●2008年5月17日 「大賀ハス」種子入刀!!


●2009年8月2日 大賀ハス咲き始める。「あこがれの4日間」第一日目!!


▼この蓮根を春に植え替えるということを繰り返し、毎年いくつもの「あこがれの4日間」を観察しつづけてきた。
・「あこがれの4日間」は、ほんとうに4日間か!?
・開花のはじまる時間は!?
・閉じ始める時間は!?
・花の大きさは
・花びらの数は
・おしべの数は 
・開くときの「からくり」は!?
等々
 可能なかぎり「記録」しつづけた。
 そのいくつかの現物はいまも保存している。(いつも冷凍庫を占有していると怒られている(^^ゞポリポリ)
 ところが、ここ数年、場所を「引っ越し」した関係であまり咲かない年が続いた。
 今年はなんと「水栽培」の方で、2回の「あこがれの4日間」を観察した。
 観察池は、花が咲くとき以外は 我が家の「ビオトープ」として観察をつづけた。
 冬場は「初霜」「初氷」の標準池としても利用していた。
▼来年の春も蓮根の植え替えをして、観察をしつづけるつもりである。
 この観察とは別に「動ける」状態になったときぜひ行ってみたいところが2つある。

(1) 私が育てている大賀ハスのルーツ、和歌山の「大賀池」を再び訪ねたい!!  

(2) 「府中はハスのメッカなり」の府中を再訪したい!!

●2008年7月25日 府中に大賀一郎先生を訪ねていた。
 ・「ハス博士 大賀一郎と府中」展に行った。
 ・時空を超えて「大賀ハス」  
 このときの大賀一郎先生を訪ねる旅は、「第一ゾーン」を巡っただけで、後は再訪の楽しみにとっておいたのである。
 さあ、こんどはゆっくり たっぷりと  o(^o^)o ワクワク

 

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【Web更新12/6】20-49 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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花枇杷や動きつづける古時計 20/12/05撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-49
週末定例更新のお知らせ
 今年49回目の週末定例更新をした。
 一週間に書いたblogを、それぞれのWebページにリンクする。
 そして、表紙の画像を入れ替え、一句を詠む。

 誰でもできることを、誰もやらないほど続ける!!
 これが唯一のコンセプトだ!!

◆表紙画像集2020 更新 枇杷の花
 枇杷の花を意識的にながめるようになったのは、比較的最近のことだ。
 生まれてからずっと、視界のなかにあったはずだが…。
 けっして目立つ花ではないが、どこか趣のある花である。
 ながめていたら、時を刻み続ける古時計を連想してしまった。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 2020年の今!!
 「道楽の科学」の今と「これから」が気になってきた。
 2021年以降、動ける状況になったとき、よりスムーズに再始動するために
 それぞれの「道楽の科学」がどこまで!?
 来ているのか を 書きとめておきたい。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 「寅の日」三昧の師走!!
 大晦日の「寅彦忌」特番まで、ゆっくり ゆっくり 読み解いていきたい。
 
◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!?
 師走の「雲見」
 師走の俳句歳時記 の更新をしたのみである。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから36週目だ。
 「初氷」もこの観察池を標準池にして、確認するつもりだった。
 寒い朝が続いたが、なかなか確認できなかった。
 ところが、少しはなれたところに置いておいたバケツに氷が張っていた。(12/5)
 どうしてだろう? 水をもう少しふやしておこうかな。

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2020年・『「クモ学」のすすめ』はどこまで!? #道楽の科学 #クモ学 #コガネグモ 

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▼次なる「道楽の科学」の歴史は比較的浅かった。
 
●「クモ学」のすすめ

 である。
▼私の「クモ学」は、たまたま2013年7月に身近にコガネグモの「狩り」を目撃したことにはじまる!!

●2013年7月9日 コガネグモの「狩り」を見た!!

 糸技を駆使したみごとな「狩り」に感動してしまった。
 もうすっかりコガネグモにはまってしまった!!
 そのとき、私は「たまたま」と思ったが、後日わかってきたことだが、これはそんな偶発的なことではなかったのだ。
▼このときから、意識的に周辺を観察するようになった。
 そして、毎年、何匹ものコガネグモに出会うようになったのだ!!

 つまり2013年に突然身近に現われたのではなく、これまでもずっと身近に一緒に暮らしていたのだ!!

 コガネグモだけでなく、いろんなクモたちが身近に暮らしていた!!
 ・ゲホウグモとの2度の出会い(2014年、2016年)
 ・ジョロウグモの産卵 → 出嚢 → 「団居」(まどい)→ バルーニング(旅立ち)
 ・隠れ帯の「ふしぎ!?」
 ・巧みな糸技の数々
 などなど
 この7年半のあいだに実に多くの「ふしぎ!?」をみせてもらってきた。
 でもやっぱり最高に「ふしぎ!?」なのは 
 この「ふしぎ!?」に今までどうして気づかなかったのだろう!?
 ということだ。

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!

▼来年以降、自由に「動ける」にようになったら、ぜひやってみたいことがある。
 2つある。

(1) クモ関係の学会に参加し、リアルにたっぷり「クモの話」を聴きたい!!

(2) クモに特化した観察会に行きたい!!

 さて、それはいつ実現するだろう。
 実現すれば、さらに身近なクモたちのことが面白くなるだろう。
 楽しみである。 o(^o^)o ワクワク
 
 

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2020年・『「丹生」を追う』はどこまで!? #2020年 #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg #お水送り #お水取り

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▼「道楽の科学」としては最も古い部類に属にする無手勝流探究があった!!

『「丹生」を追う』

 である。これはどこまできているのだろう!?
 再始動がはじまれば、どこから動けばいいのだろう!?

▼そもそものはじまりを「記録」していた。

●1986年8月 朱(丹)を追え 1 (「地下茎」第40号P6-9)

 今から34年ほど前(1986年)の、生徒の夏休みの自由研究にはじまる。
 当時勤務していた学校の校区に「仁豊野」という地名のところがある。その地名は「二(丹)+フ(生)+ノ(野)」に由来するというのがその自由研究の主旨だった。郷土研究家に聞き取りをそれをまとめたものらしかった。
 「丹」が生まれる地だというのである。
 丹とは硫化水銀=朱である。

 私は、面白いと思った!!

 自分でも確かめたくなってきた。それ以来「丹生」を追うことをはじめたのである。

それから34年!! 
 実に多くの「発見」があった。
 また多くの人に出会い教えてもらってきた!!
 ・若狭の「お水送り」
 ・奈良東大寺修二会「お水取り」
 には繰り返し足を運んだ。そして、2018年12月には「これから」について次のように語っていた。


『「丹生」を追う』のこれから #丹生 #朱 #辰砂 #水銀 #Hg(2018/12/23)


▼2019年、2020年と連続してたいした「動き」もしなかった。
 来年以降再始動するときのために2年前に「これから」としてあげたことを再度記しておこう。

(1) Webページ『「丹生」を追う』の充実を図る!!

(2) 『「丹生」を追う』旅に出たい!!
(a) 奈良・桜井市、宇陀市
(b) 伊勢
(c) 大分・宇佐
(d) 全国各地の丹生神社・丹生の地名が残るところ
(e) 全国の水銀鉱山跡
等々

(3) 「水銀(Hg)文化」を追跡する!!

【オマケ】
※今度、「お水送り」で若狭を訪ねたときは、ぜひ『時を刻む湖』(水月湖)にも行ってみたい!!
  
あえて これも

(つづく)

 

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2020年・『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』はどこまで!? #2020年 #マッチの歴史 #マッチ棒 #清水誠

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▼私には何年もかけて追いかけている言わば「道楽の科学」というものがいくつかある。
 それは自分自身が動くことにより、その「ふしぎ!?」を追究してきた!!
 
動けば必ずあらたな「発見」があり、次なる課題が見えてきた!! 
だから、まず動く!!
この無手勝流探究 こそ 我が作風としてきた!!

 ところが、今年 2020年はそうは行かなかった。
 ずっとずっと「籠り」の暮らしが続いている。

▼今度、動ける状況になったとき、すぐさま再始動できるように!!
 いくつかの「道楽の科学」について「現在地」と「これから」をまとめておきたい。
 まずは、

●『燐寸(マッチ)一本 化学の元!!』

 である。
▼どこまで来ていたのだろう!?
 そうだ!!

 マッチの祖・清水誠を追っていたのだ!!

●2019年9月9日  マッチの祖・清水誠を金沢に追う!! 
 
 年が変わって、今年2020年のはじめだ。 今度は神戸に清水誠を追っていた。
 
●2020年1月6日  ・マッチの祖・清水誠を追う!!(2)~神戸編(その1)
         ・マッチの祖・清水誠を追う!!(3)~神戸編(その2)~

▼再び訪れたマッチ専門店「マッチ棒」でストップしてしまっていた。
 そこで見せていただいた『マッチラベル博物館』、あまりに気に入ったので、後日 古書店で手に入れた。
 さて次だ!!
 今度動き出したとき どこへ行くかだ。

(1) 東京都 の「清水誠 顕彰碑」に行く。「新燧社」跡?

(2) 日本燐寸工業会(神戸)を訪ねる。

 少し清水誠を離れて、ずっと疑問に思っていることがあった!!この謎解きにも道をつけたいな。

(3) ファラデーは「ロウソクの科学」のとき、ロウソクに何で火をつけたか!?  
         
 まだまだこの「道楽の科学」はつづくのである。

(つづく)

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2020年12月(師走)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #オンライン句会

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第4回オンライン句会「寅の日」12月例会は15日までが投句期間である。
 第4回目となり、オンライン句会のシステムにもだいぶん慣れてきた。
 でもやっぱり一句詠むのには悪戦苦闘である。(^^ゞポリポリ
 ひとり吟行で、どの景をどのように詠むのか 取材する!? なかなかコトバが降りてこない。

 でもまた 同時に楽しいひとときでもある。
 ひとりで作句しているだけでは 味わうことのできない喜びでもある!!

▼さあ、今月も名句の鑑賞よりはじめる俳句修業だ!!
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭の名句11句を引用させてもらう。

(1) 人形よく人を遣ひぬ年詰まる  高橋睦郎
(2) 遠山に日の当たりたる枯野かな 高浜虚子
(3) 裸木となる太陽と話すため  高野ムツオ
(4) 冬滝の真上日のあと月通る  桂 信子
(5) 皆去りぬ焚火育てゝゐるうちに 高浜年尾
(6) あせるまじ冬木を切れば芯の紅 香西照雄
(7) 水枕ガバリと寒い海がある 西東三鬼
(8) 年の市まぶしきものの売られけり 藤木俱子
(9) 傍らにをさな子眠る飾売  中嶋鬼谷
(10) 星満ちて地にはこぼれずクリスマス 相馬遷子
(11) 灯の橋をくぐる灯の船クリスマス 鷹羽狩行

▼俳句修業の第一歩は「選句」から!!
 自分でヘタな句でもつくるようになって、益々「名句」が「名句」たる所以が少しずつわかってくるのだった。
 11句の「名句」から、自分なりの「選句」をやってみよう。 

【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 遠山に日の当たりたる枯野かな 高浜虚子

(4) 冬滝の真上日のあと月通る  桂 信子

(7) 水枕ガバリと寒い海がある 西東三鬼

【次点】

(5) 皆去りぬ焚火育てゝゐるうちに 高浜年尾

【選評】
・またしても、虚子先生です。なんだろう!?この圧倒感、いっぺんに景が浮かんでくる。
・「日のあと月通る」 日常とは、かように通り過ぎていくものか。これをコトバに落とし込むとは!!
・「ガバリ」がいい!!水枕使ったひとは とあるある だろう。それが「寒い海」にツナガルとは !!
・「焚火育てゝ」が わかる。体験からコトバを紡ぐ術を身につけたいものだ。

▼オンライン句会「寅の日」は、毎月投句期間(毎月15日まで)であれば、あらたに参加することができる。
 お気に入りの「俳号」をきめて、メールをください。
 「0からはじめる人」も大歓迎ですよ。もちろんベテランも…。

 5句投句するのだが、まだ1句しか投句していない。
 あと4句 !!
 「名句」もう一度 声に出して 読んでみよう!! 


   

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2020年12月(師走)の「雲見」は!? #雲見 #もくもくシール

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▼師走と聞くだけでどこか気忙しく感じるのは今年も同じだ!!
 12月(師走)の「雲見」を予想する前に11月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴     5
・巻雲     3
・巻積雲    2
・巻層雲    0   
・高積雲    4 
・高層雲    3   
・層積雲    5
・積雲     6 
・層雲     0 
・乱層雲    2 
・積乱雲    0

 「積雲」6+「快晴」5=11 やっぱり天気はいい日が多かったんだ。
 「層積雲」5 確かに畝雲をよく見かけた記憶がある。
 これはあくまで朝9時(原則)の「雲見」。
 さて、師走は!?

▼12月(師走)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年の12月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年12月 (気象庁) 

 本格的に冬がやって来る。
 「西高東低」の気圧配置がつづくのはいつごろからであろう!?
 「初氷」「初雪」はいつごろだろう!?
 そのとき「雲見」は !? どのシールを多用するかな。

▼「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 参考文献は次である。(これも今月で終りとする。来年は別の資料を検討する。)

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 ) 

番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 朝トビ川越すな、夕トビ傘持つな
(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(4) カモが早く来ると早雪
(5) 初雪の早い年は根雪も早い
(6) 山に三度雪降れば里にも雪降る
(7) 西方の鐘がよく聞こえるときは晴
(8) ガンの行列南へ行けば寒気強し
(9) ツバキの蕾が葉の上に出ている年は小雪
(10)焚火が火を吹けば風
(11)かまどの煙がたなびけば雨
(12)家の中に煙がこもったら翌日は雨
(13)ウシが丸くなって寝ていると天気が悪くなる
(14)鳥が高いところに巣を作れば大雪
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(16)冬の雨は三日降らず
(17)ムギの葉幅狭く、短い年には大雪降る
(18)霜多く厚い年は大雪
(19)カモメが里近く来て鳴けば荒れる
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天
(21)冬、山に霧多きは大雪の兆し
(22)年末低気圧

 当然のこと「雪」に関するものが多い。
 ローカルの問題でもあろうが、今ひとつだ。それにくらべて「霜」はそうではなかった。
「霜」「霜柱」が出てくるものをピックアップしてみる。

(2) 霜の早い年は雪がおそく、霜のおそい年は雪が早い
(3) 霜の多い朝は晴
(15)霜柱がよく立つ日は天気がよい
(18)霜多く厚い年は大雪
(20)日の出後霜解けぬ時は晴天

 空の「雲見」とあわせて、足元の「霜」「霜柱」にも注目してみたい。

▼今年は、ふり返ってみると1月に「雲見」の旅に出てからずっと行っていなかった。
 その分、「雲見」をかねたひとり吟行は遠くまでになった。
 2020年の師走!!
 
 さて、どんな雲と出会うだろう。 o(^o^)o ワクワク
 

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本日(2020/12/01)、第270回オンライン「寅の日」!! #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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「土佐の寅彦」詣(土佐に寺田寅彦を訪ねる旅を私はそう呼んでいた。)には必ず訪れる定番スポットが何カ所かあった。
 そのひとつに「高知県立文学館」(現在臨時休館中)がある。
 ここには常設の「寺田寅彦記念室」があるからだ!!
 貴重な寺田寅彦の資料が展示してある。そしてなによりうれしいのは、ここで超「お気に入り」ビデオ3本を観ることができることだ。

■「渦巻きの実験」(4分23秒)
■「割れ目と生命」(4分05秒)
■「地滑りの実験」(4分02秒)

 いずれも、これぞ 寺田寅彦の 「科学」!! 
 という傑作ばかりである。ビデオの最後に寅彦の随筆の一節がナレーションで入る。これがまた最高にすばらしい!!
 訪れる度に必ず繰り返し複数回視せてもらうことにしている。今度はいつ…!!
 
▼本日(2020/12/01)は、第270回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは、「寅彦の科学と文学」である。

【12月テーマ】「寅彦の科学と文学」

 読むのはズバリそのもの「科学と文学」。たいへん興味深い、内容も濃い長編である。
 そこで、本日より3回に分けて読み解いていく。

◆本日(2020/12/01)、第270回オンライン「寅の日」!!

「科学と文学」(1)(青空文庫より)

▼長編である!!
 なんでもゆっくりな私にはなかなか手強い。
 しかし、なぜか最初に読んだときから とても気に入ってしまった。
 寅彦の本意のすべてを読み解いたわけではなかった。しかし、ここに何かがあると「予感」できたのだった。
 だから、毎年一回は読むようになった!!
 最初に概観しておこう。

・緒言
・言葉としての文学と科学
・実験としての文学と科学
・記録としての文学と科学
・芸術としての文学と科学
・文学と科学の国境
・随筆と科学
・広義の「学」としての文学と科学
・通俗科学と文学
・ジャーナリズムと科学
・文章と科学
・結語

 鎌田浩毅氏風に言うならば

 「寺田寅彦を「活用」する」ヒントのすべてがここにある!!

▼人の「文脈」を読み解くとき、誰もが意識するしないにかかわらず、自らの「文脈」に引き寄せて読む。
 ここでも同じだった。
 私は、どうしても 「寺田寅彦を「活用」する」という「文脈」のなかで読んでしまうのだった。
 
 「緒言」のなかで、最初にはっきりと宣言していた。

 もう一つ断わっておかなければならないことは、自分がともかくも職業的に科学者であるということである。

 そのスタンスは一貫していた。
 寅彦を「文理融合の人」という人がいるが、私は反対である。
 寅彦は常に一貫して「科学者」に軸足を置いていた!!
 寅彦の「科学」とは、そのようなものだった!!

また、「科学の研究」と「書く事」の関係を次のように語っていた。

全くそのころの自分にとっては科学の研究は一つの創作の仕事であったと同時に、どんなつまらぬ小品文や写生文でも、それを書く事は観察分析発見という点で科学とよく似た研究的思索の一つの道であるように思われるのであった。

 初回の今回は
・言葉としての文学と科学
・実験としての文学と科学
・記録としての文学と科学
・芸術としての文学と科学
 まで読むことにした。

 実にうまい!!あれよあれよと言う間に すっかり 寅彦の論理展開にはまってしまうのだった。
 「言葉」→「記録」→「予言」
 「実験」→「記録」
 「記録」→「科学」
 「事実の記録」→「予言」→「芸術」→「美」→「真の記録」

 それはまるで連句を詠むようにツナガリ 豊かに広がっていくのだった!! 

(つづく)

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