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本日(2020/12/01)、第270回オンライン「寅の日」!! #科学と文学 #traday #寺田寅彦

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「土佐の寅彦」詣(土佐に寺田寅彦を訪ねる旅を私はそう呼んでいた。)には必ず訪れる定番スポットが何カ所かあった。
 そのひとつに「高知県立文学館」(現在臨時休館中)がある。
 ここには常設の「寺田寅彦記念室」があるからだ!!
 貴重な寺田寅彦の資料が展示してある。そしてなによりうれしいのは、ここで超「お気に入り」ビデオ3本を観ることができることだ。

■「渦巻きの実験」(4分23秒)
■「割れ目と生命」(4分05秒)
■「地滑りの実験」(4分02秒)

 いずれも、これぞ 寺田寅彦の 「科学」!! 
 という傑作ばかりである。ビデオの最後に寅彦の随筆の一節がナレーションで入る。これがまた最高にすばらしい!!
 訪れる度に必ず繰り返し複数回視せてもらうことにしている。今度はいつ…!!
 
▼本日(2020/12/01)は、第270回オンライン「寅の日」である。
 12月のテーマは、「寅彦の科学と文学」である。

【12月テーマ】「寅彦の科学と文学」

 読むのはズバリそのもの「科学と文学」。たいへん興味深い、内容も濃い長編である。
 そこで、本日より3回に分けて読み解いていく。

◆本日(2020/12/01)、第270回オンライン「寅の日」!!

「科学と文学」(1)(青空文庫より)

▼長編である!!
 なんでもゆっくりな私にはなかなか手強い。
 しかし、なぜか最初に読んだときから とても気に入ってしまった。
 寅彦の本意のすべてを読み解いたわけではなかった。しかし、ここに何かがあると「予感」できたのだった。
 だから、毎年一回は読むようになった!!
 最初に概観しておこう。

・緒言
・言葉としての文学と科学
・実験としての文学と科学
・記録としての文学と科学
・芸術としての文学と科学
・文学と科学の国境
・随筆と科学
・広義の「学」としての文学と科学
・通俗科学と文学
・ジャーナリズムと科学
・文章と科学
・結語

 鎌田浩毅氏風に言うならば

 「寺田寅彦を「活用」する」ヒントのすべてがここにある!!

▼人の「文脈」を読み解くとき、誰もが意識するしないにかかわらず、自らの「文脈」に引き寄せて読む。
 ここでも同じだった。
 私は、どうしても 「寺田寅彦を「活用」する」という「文脈」のなかで読んでしまうのだった。
 
 「緒言」のなかで、最初にはっきりと宣言していた。

 もう一つ断わっておかなければならないことは、自分がともかくも職業的に科学者であるということである。

 そのスタンスは一貫していた。
 寅彦を「文理融合の人」という人がいるが、私は反対である。
 寅彦は常に一貫して「科学者」に軸足を置いていた!!
 寅彦の「科学」とは、そのようなものだった!!

また、「科学の研究」と「書く事」の関係を次のように語っていた。

全くそのころの自分にとっては科学の研究は一つの創作の仕事であったと同時に、どんなつまらぬ小品文や写生文でも、それを書く事は観察分析発見という点で科学とよく似た研究的思索の一つの道であるように思われるのであった。

 初回の今回は
・言葉としての文学と科学
・実験としての文学と科学
・記録としての文学と科学
・芸術としての文学と科学
 まで読むことにした。

 実にうまい!!あれよあれよと言う間に すっかり 寅彦の論理展開にはまってしまうのだった。
 「言葉」→「記録」→「予言」
 「実験」→「記録」
 「記録」→「科学」
 「事実の記録」→「予言」→「芸術」→「美」→「真の記録」

 それはまるで連句を詠むようにツナガリ 豊かに広がっていくのだった!! 

(つづく)

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