実生ヒガンバナは今!!<その2>(2020/10/16) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼ヒガンバナ研究のアタリマエが変わる!!
<その2>の報告はまさにこうなるかも知れない。
2019年に採集・回収した530個の「ヒガンバナの種子」を使った実生実験!!
初夏には、130個が「発芽・発根」し、植木鉢に植え替え、「出葉」を待っていた。
「出葉」一回目の報告はすでに2020/10/03に行なっていた。
今回はそのつづき、二回目の報告となる。
▼まずは、定番「自然結実」ヒガンバナ群生地以外の場所から採集・回収した「種子」についてである。
前回も最初に「出葉」に気づいたのはここだった。
15個の鉢が置いてあった!!
あらたに一個の鉢から「出葉」していた。葉の長さは11㎝になったものもあった。
「出葉」は5つの鉢から見られた!!
・【518】福崎B 葉11㎝
・【513】福崎B
・【500】加美
・【528】線路
・【526】線路
▼次は群生地「福崎」の鉢である。
58鉢あった。落葉をどけて、できるだけていねいに観察していく。
前回7つ、あらたに「出葉」が確認できたものを加えて
すべてで21鉢となった!!
・【321】
・【348】
・【370】
・【399】
・【384】
・【382】
・【407】
・【405】
・【401】
・【425】
・【420】
・【419】
・【416】
・【413】
・【470】
・【434】
・【448】
・【441】
・【438】
・【404】
・【402】
番号で種子の回収場所、花茎採集日、種子回収日がわかるようにしていた。
だから、いつごろ採集した「種子」が「発芽・発根」し、そして「出葉」してきたかがわかる!!
やはり11/6に花茎を採集したものが多い!!
▼次が問題の群生地「安富」「夢前」である。
前回は一鉢も「出葉」したものは見られなかった。鉢を置いて居る場所に問題があるのだろう?
陽当たりがよすぎるとも思えた。乾燥しすぎるのかとも…
しかし、昨日はていねいにみていったら あった!!
「出葉」しているものが 群生地「安富」採集分にも群生地「夢前」採集分にも!!
●群生地「安富」4鉢
・【74】
・【76】
・【81】
・【82】
●群生地「夢前」8鉢
・【110】
・【111】
・【170】
・【195】
・【204】
・【213】6㎝
・【217】
・【228】
「発芽・発根」したもの
「安富」22+「夢前」35+「福崎」58+「一宮」1+「神河」2+「加美」3+「庭」1+「福崎B」6+「線路」2=130個 !!
このうちで現段階で「出葉」してきたものは
「安富」4+「夢前」8+「福崎」21+「加美」1+「福崎B」2+「線路」2=38個 !!
暫定出葉率38/130個×100= 29.2% !!
さて、「出葉」はどこまでつづくだろうか!?
結論を急ぐのはやめよう。しかし、これだけは確かのようだ!!
「昨年、日本のヒガンバナに何かが起こった!!」
| 固定リンク
« 実生ヒガンバナは今!!<その1>(2020/10/15) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験 | トップページ | 「日本理科教育史」をプロットする!!(21) #理科の部屋 #ニフティサーブ #mixi #folomy »
コメント