実生ヒガンバナは今!!<その1>(2020/10/15) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ実験
▼現在、私は「自然結実」したヒガンバナの「種子」を使って、「種子」から育てる実生実験をやっている。
「自然結実」ヒガンバナの群生地を最初に発見したのは2013年の11月だ。
それ以来、毎年「種子」を手に入れたきたが、「発芽・発根」「出葉」まで成功しているのは限られた年のものだけである。
2014年、2016年、2018年そして2019年に採集・回収した「種子」についてだけである。
一昨年までの分については、それぞれ3つの植木鉢で育てていた。
昨年の分については、異常だった130鉢もある。
そこで、実生ヒガンバナの実験報告も一昨年度までの分を<その1>、昨年の分は<その2>として報告する。
昨日、<その1>の鉢を明るいところに持ち出してみた。
▼まずは古い順番に行こう。
●2014年「種子」採集→2015年実生実験開始→植木鉢3つ
今年も「出葉」していきているのは、一鉢だけだ。
しかし、葉の根元はしっかりして「たくましさ」を感じる。
葉は今のところ2枚だ!!
▼次に行こう。
●2016年「種子」採集→2017年実生実験開始→植木鉢3つ
こちらも、今のところ「出葉」してきているのは一鉢だけだ。
葉は2枚だが、あいだから3枚目がのびてくる気配が…!!
楽しみである。
▼最後は一昨年採集分だ。
●2018年「種子」採集→2019年実生実験開始→植木鉢3つ
こちらは、「出葉」している葉がまだ幼い。
しかし、二鉢で「出葉」が確認できるのがうれしい!!
これからが楽しみだ。
全体で四鉢で「出葉」が確認できたことになる。
四鉢すべてが群生地【安富】由来の「種子」であることは注目すべき事実だ。
葉は来年の春先までのびつづけるだろう。
さて、このあとどんな展開が…。
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コメント
ヒガンバナの観察を続けている年金生活者です。大変興味を持って読ませて頂きました。ところで、2014年に発芽した個体はその後どうなりましたでしょうか。過去の記事全てに目を通し切れていません。読み落としがありましたらどうぞご容赦下さい。
投稿: 芦川勝 | 2020/11/08 03:33
芦川勝さん
はじめまして実生ヒガンバナに興味を持っていただきありがとうございます。
これまでの経緯に目を通していただいているようでうれしいです。
2013年11月13日に、「自然結実」ヒガンバナの群生地を発見し、そこからいくつかの「種子」を採集したのですが、「種子」してしまったものもあり、その年に植木鉢に蒔いたものからは翌年の2014年には「発芽」は確認できませんでした。
2014年に採集・回収した30個の「種子」を使って、翌年の2015年に実生実験を開始して3個から「発芽・発根」を確認しています。
ここでは、その今を報告をしています。
投稿: 楠田 純一 | 2020/11/08 10:41