実生ヒガンバナの「出葉」がはじまった!!(2020/10/03) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ #出葉
▼ほんとうに実生ヒガンバナから「出葉」して来た!!
そのことを期待して、ヒガンバナ実生実験に取り組んでいたはずだったが、実際に目の前でそれを見ると、それは驚きであり、感動であった!!
どこかまだこの「異変」に私自身が半信半疑だったのである。
昨年度回収した530個のヒガンバナの種子を使っての実生実験は、今年の夏、おどろきの展開を見せていた。
このうち130個もが「発根・発根」したのだ。それを小さな植木鉢に植え替えをしていた。
そして、この秋の「出葉」を待つ段階だった。
▼これまでの取り組みから、「出葉」は一般のヒガンバナが「花の季節」から「葉の季節」にシフトしたころに、それにあわせるように実生ヒガンバナも「出葉」してくると思っていた。
今年のヒガンバナの開花はひときわ遅れていて、庭のヒガンバナなど最盛期はまだだ。
だから、少し油断をしていた。
まず最初に気づいたのは、
「一宮」1+「神河」2+「加美」3+「庭」1+「福崎B」6+「線路」2=15 の鉢がおいてある方だった。
鉢の番号を確認した。番号で種子の回収場所、花茎採集日、種子回収日がわかるようにしていた。
・【518】福崎B
・【500】加美
・【528】線路
・【526】線路
の4つの鉢から「出葉」していた。
ここで驚くべき事実が判明した。
【528】【526】はいずれも家のすぐ近くの線路沿いから採集したものだった。
その株も、今すぐ「ここから」と確定できるのだ。
▼次は、「自然結実」ヒガンバナ群生地「福崎」から採集したものだった。
「福崎」は58鉢あった。
落葉が鉢を覆っている。ていねいに落葉のけながら観察していった。
やっぱりあった!!「出葉」したものが…!!
・【382】
・【405】
・【401】
・【420】
・【419】
・【413】
・【441】
もうりっぱに伸びてきている葉もあるが、まだ葉芽が出たばかりのものもある。
全部で7つだ!!
ここにも驚くべき事実があった。花茎採集したのが、いずれも11/6のものなのである。
▼次は群生地「安富」22+「夢前」35の鉢が置いてあるところだ。
ところが不思議なことがあるものだ!!
ここではいくらていねいに見返してみても、ひとつとして「出葉」したものが見られないのだ。
鉢のおいてある環境のちがいだろうか?(こちらの方が陽当たりがよい。西日があたることも多い。)
それとも…?
結論を急ぐのはよそう。
まだまだわからないことばかりなのだ。
わかった事実だけを「記録」しておこう。昨日(2020/10/03)の段階で
「群生地」以外4+群生地「福崎」7=11 の鉢から「出葉」が見られた!!
この事実は何を意味するのか!?
| 固定リンク
コメント