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「自然結実」ヒガンバナ群生地は今!!(2020/09/28) #ヒガンバナ #自然結実 #ヒガンバナの種子

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▼「日本のヒガンバナは3倍体で種子をつくらない。」
 このアタリマエに異議アリ!!
 の発見をしてから、今年で8年目である。
 8年前に「自然結実」ヒガンバナの群生地をみつけたのである。
 それ以来、毎年連続して「ヒガンバナの種子」を手に入れてきた。そして、昨年とんでもない「異変」が起きた。
 530個もの種子を手に入れたのだ。
 そして、この夏にそのうち130個が「発芽・発根」したのだ。
 もうアタリマエはアタリマエでなくなったのかも知れない。

 昨年の「異変」はなんだったのだろう!?
 昨年以上に遅れた開花になっている今年のヒガンバナ。今年も「異変」は起こるのだろうか!?
 それとも…

 例年と同じように、「自然結実」ヒガンバナ群生地めぐりをしてみることにした。
 開花の遅れに対応して、昨日(2020/09/28)が今年はじめてであった。

▼群生地めぐりは、
 「安富」→「夢前」→「福崎」
 の順番に巡った。

【安富】
 「自然結実」ヒガンバナ群生地を最初に発見した場所である。
 昨年、種子を107個も手に入れた場所である。
 やっぱり遅れていた。田んぼの稲刈りはすでに終わっていた。
 まだ開花していない「花芽」のままのものも多くあった。
 気になるものがあった。ヒガンバナ研究の大先達・松江幸雄先生が「ワラベノカンザシ」と呼んだものである。
 色は白からうすいピンク色。ちょっと小ぶりの花デアル。
 例年少しは見かけるが、これが今年は異常に多いような気がする。

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【夢前】
 こちらも遅れている。
 昨年も遅れていて、ここからは186個も種子を手に入れた。
 稲穂とのコラボは最高。
 車が通る道路沿いのヒガンバナがみごと!!
 こちらにも「ワラベノカンザシ」が…

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▼最後に巡ったのは【福崎】だった。

【福崎】
 こちらへは何度か足を運んでいたので様子がわかっているつもりでいた。
 しかし、ここ数日で大きく変化していた。
 昨年、ここからは184個の種子を手に入れていた。
 心持ち昨年に種子を手に入れた場所からは、花茎があまりのびてきていないような気がする。
 遅れているだけかも知れない。
 結論を急ぐのはやめておこう。

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▼例年はここまでだ。
 今年からもう一箇所加えることにする。
 それは昨年偶然みつけたあらたな場所だ。
 そこからは種子を11個回収し、そのうちなんと6個が「発芽・発根」したのだ。

 【福崎B】
 と名づけておく。

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 はたして今年はどんな展開になるだろう!?
 昨年に引き続き「異変」は起こるのだろうか!?
 今年も何度かの「自然結実」ヒガンバナ群生地巡りを繰りかえしながら、あらたな作業仮説に取り組んでいこう!!


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