2020年7月(文月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #句会
▼「句会に参加してみたい!!」
なんて言えば、昔からの友人は笑うだろうか!?
実は私は、まだ一度も「句会」なるものに参加したことがないのだ。
それは私にとって一種の「あこがれ」のようなものがある。
かつてネットの世界に入ってきたとき、「オフ」(オフラインミーティング)にあこがれたように…。
▼さあ、今月も俳句修業だ!!
まずは、名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
名句の参考にさせてもらうのは
である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。
(1) みつ豆はジャズのごとくに美しき 國弘賢治
(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半
(3) 噴水のしぶけり四方に風の街 石田波郷
(4) 美しき緑走れり夏料理 星野立子
(5) ところてん煙のごとく沈みをり 日野草城
(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波
(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男
(8) 小判草引けばたやすく抜けるもの 星野 椿
(9) 鬼灯市夕風のたつところかな 岸田稚魚
(10) 昇降機しづかに雷の夜を昇る 西東三鬼
(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章
▼ 今月も俳句修業の第一歩、シロウト「選句」からはじめる。
「選句」という作業を「句会」参加への準備体操として楽しみたい。
【私の選んだ名句ベスト3】
(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章
(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半
(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男
【次点】
(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波
【評】
・家の前の向日葵が「乱」の予兆に見えてきた!!タイムリー賞だ。
・「水現われて」が実にリアルだ。あるある賞!!
・シロウトついつい詠み手で選んでしまう。何も知らないくせに私は草田男の大ファンだ。
・「花の三角四角」なんとよく観察していることだろう。観察賞だ!!
▼先にあげた◆NHK「俳句」 テキストの今月号(7月号)に興味深い特集が組んであった。
●特集「集わない俳句」である。
・昭和アナログ派 稲畑汀子・正木ゆう子
・令和デジタル派 夏井いつき・長嶋有
として、4名の著名な先生が、今の時代・「これから」の時代の「句会」について語っている。きわめて面白い!!
なにかはじめてみようかなという気になっている。
ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
まずは、今朝も ひとり 吟行だ。
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