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オンライン句会への道(7)#愚陀佛庵 #子規 #漱石 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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桔梗活けてしばらく仮の書斎哉 子規

愚陀佛は主人の名なり冬籠 漱石

 松山市立子規博物館の3階(展示第2室)に「愚陀佛庵」(復元)があった。
 私はしばらくその場所をはなれることができなかった。
 明治28年(1895)、漱石の下宿先に松山に帰郷した子規が転がり込んできた。52日間ものあいだ子規は我が家のように気儘に暮らしたという。
 漱石の俳号をとって「愚陀佛庵」と呼ばれたここで仲間が集い句会が開かれたという。
 思わずタイムスリップしてしまいそうな空間がそこにあった。

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▼それ以降、漱石はより俳句に熱中し、「子規へ送りたる句稿 その一」(明治28年)から「その三十五」(明治32年)を、子規へ送り続けるのであった。
 子規は、それに短評を書いたり、添削したり、○をつけたりするのである。
 その交流、指南の方法こそ漱石の「俳句」をつくり出した。

▼我らが寅彦が、漱石を訪ねて、「俳句とは」を聞いたのは明治31年(1898)である。
 「愚陀佛庵」から3年後のことであった。
 そして、今度は、寅彦が漱石に送ったのである。
 「夏目漱石へ送りたる句稿」の「その一」から「その二十一」(明治32年)までを。
 漱石は、今度は寅彦に対して、子規がやってくれたことと同じこと寅彦にやってくれた。
 子規 → 漱石 → 寅彦 !!
 学びの作風は引き継がれていった!!

▼そんな大御所の話はちょっとおいておこう。
 \(・_\)ソノハナシハ (/_・)/コッチニオイトイテ

 デワアルガ マナブトコロモアリソウナ

 オンライン句会「寅の日」の学びの作風は、今のところゼロ!!
 今はじまろうとするところだから。
 参加するみんなで愉しくつくっていきたいものである!!
 私たちの 学びの作風を

 あの「愚陀佛庵」のように!!

(つづく)

 

 

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オンライン句会への道(6)#寺田寅彦 #俳号 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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 客観のコーヒー主観の新酒哉

 寺田寅彦が、昭和3年(1928)11月に詠んだ一句である。
 俳人・寺田寅彦はいくつかの俳号をつかっていた。
 「寅日子」「藪柑子」「牛頓」(ニュートン)等である。
 それぞれの俳号にはどんな思いがつまっているのだろう?
 使い分けをしていたのかな?
 それとも…
▼俳句結社「寅の日」は、寺田寅彦に師事する!!
 とちょっと大げさに言ってはみたものの、どれほど寅彦の俳句に対する考えを理解しているかというといたって疑わしい。
 すべては今からである!!

 オンライン「寅の日」の8年間の歩み(2012.4~2020.3)のなかで
 【お薦め随筆】寺田寅彦の「○○随筆」十選!!
 というものをきめていた。
 「俳句入門」については次のようにしていた。(数字はオンライン「寅の日」で読んだ回数)

◆寺田寅彦「俳句入門」十選 !!
(1) 俳句の精神 7
(2) 天文と俳句 7
(3) 俳諧の本質的概論 4
(4) 思い出草 3
(5) 伊吹山の句について 2
(6) 俳句の形式とその進化 1
(7) 子規の追憶 1
(8) 俳諧瑣談 1
(9) 夏目漱石先生の追憶 1
(10) 連句雑俎 1

(※すべて青空文庫の 作家別作品リスト:No.42 寺田寅彦 で今すぐ読める。アリガタイ!!)

▼さらに関連して次の2つがお薦めだ。
●「科学と文学」(青空文庫より)
●「日本人の自然観」(青空文庫より)

 いずれも長文で、これまた私自身どこまで読み解いたかと問われるとはなはだ疑問である。

▼こんなことを書きながら、私自身とても不安である。
 無理やり、
 オンライン句会「寅の日」への敷居を高くしているのでは!?
 と。
 
 本意はまったく逆である。
 ひとつのきっかけとして、寺田寅彦の「俳句」がある。
 それをきっかけとして、私たちの「俳句」を楽しみたい!!
 どこまでもフラットに!!
 「響き合い・学び合い・高め合う」そんな「句会」に!!

(つづく)

 

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オンライン句会への道(5) #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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「雲見」の像は教えてくれていた!!
 「梅雨明け」はもう少しだけ先!!と

 青空は、雲の合間から少し見えただけだった。

 アメダスの風向風速計はまだ夏の典型「海陸風」を記録をしていなかった。

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▼「夏雲」はまだだが、「夏雲システム」を利用しての歩みは決定した!!

●オンライン句会「寅の日」!!

が開設されることとなった。

▼オンライン句会「寅の日」とはどんな句会でしょう。
 今の私にわかる範囲で列挙してみます。
オンライン句会「夏雲システム」を利用しての句会である。夏雲システムの特長を参照してください。
・オンライン句会「寅の日」は、寺田寅彦に師事します。
・初心者向けオンライン句会です。もちろんベテランも大歓迎!!
・寺田寅彦の俳句、俳句に対する考え方に学ぶ会でもあります。
・「響き合い・学び合い・高め合う」ことをモットーに俳句を楽しむ会です。
・いつかはリアル句会「寅の日」をめざしたいです。
等々

 まだまだありそうですが、はじまったばかりです。
 あとは、参加されるみなさんで「かたち」をきめていきましょう。

▼参加を希望される場合は次のいずれかの方法で連絡をください。
そのとき希望される「俳号」をきめておいてください。

・このブログにコメントをください。(「申し込み」だけについては、公開はしません) 
・Facebookでメッセージをください。

夏雲システム利用もはじめて、「句会」もはじめてです。
はじめてづくしです。
なかなかスムーズには展開はできないと思いますがよろしくお願いします。  
ご意見・アドバイスもよろしくお願いします。<(_ _)> 
 

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【お薦め本】『日曜俳句入門』(吉竹 純著 岩波新書)

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▼人生に一度は「句会」なるものに参加したいと思いつつ、ついにその機会もなく今日にいたってしまっている。
 人が集うこと自体がなかなか難しい今日、逆にそのピンチをチャンスにかえて挑戦みたいと思うことが出てきた。
 オンライン句会である!!
 ずぶのシロウトであること省みず、俳句結社「寅の日」まで立ちあげてしまった。
 オンライン句会「寅の日」の展開はいよいよ今からだ!!

 もっとも肝心のことが、後先逆になっていることに気づいた。(^^ゞポリポリ
 毎週一句だけ「俳句もどき」を数年前からつくっているだけで、まったくのシロウトの域を脱しきれずにいた。
 まずは「俳句」を詠むということが課題だった!! 

▼そんなときとっても興味深い本に出会った。
 それが今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『日曜俳句入門』(吉竹 純著 岩波新書 2019.10.30)

 新書版でとてもわかりやすく書いてあった。
 読み進めると、自分には遠くの世界であると思っていた「俳句の世界」が、身近に感じられてくるから不思議だった。
 いつものように3つのお薦めポイントをさきにあげておく。

(1)最も身近な「シロウト俳句のすすめ」がここにある!!

(2)「投句」の楽しさ、面白さ、心得を体験的に語ってくれている!!

(3)未知なる「俳句の世界」を身近に俯瞰できる!!

▼3つのお薦めポイント少しだけ詳細に語ってみる。

(1)最も身近な「シロウト俳句のすすめ」がここにある!!
 そもそもタイトルの耳慣れない「日曜俳句」って何?
 説明があった。

日曜俳句とは、まずもって、新聞や雑誌、テレビなどのメディアに投句し、選を受ける一連の流れ、および公表された作品のことをいいます。(中略)趣味として俳句をつくるのが、日曜俳人。休日に絵筆をとる日曜画家、大工仕事をする日曜大工となんら変わりません。誰に習うわけでもなく、好きというだけで道を究める。人生百年時代の生き方のひとつとして、私は「日曜俳句」を提唱します。(同書「はじめに」 より)
   TVで「俳句」の扱う人気番組があったり、新聞には毎週多く人が投句した俳句がみられたりする。私自身も日曜日の朝は、毎週Eテレ「NHK俳句」を楽しみにして視ている。  世間ではちょっとした「俳句」ブームなのかも知れない。 自分でもその「俳句の世界」に一歩踏み入ってみたい気分にもなる。しかし、その一歩には、なかなか勇気が入るのだ。  そこで、こうだ!!  
結社でもない。同人誌でもない。句会でもない。俳句教室でもない。ひらかれた第五のルートとして、日曜俳句はある。(同書 P19より)
日曜俳句なら、初心者の拙い俳句でも、独学の無手勝流でも、俳壇の大御所が、手にとって見てくれる。選ばれると、反響がある。(同書P26より)

うまい!!
と思うことがあった。実は引用させてもらった上記の二文はいずれも本文からの引用でなく「小見出し」なんである!!
 なんと長い「小見出し」だと最初は驚いたが、やがてみごとな作戦だと感心してしまった。
 この長い「小見出し」がならんだ「目次」を見るだけでも、読んでみたい気になってくるのだった。

 奥付の著者紹介「コピーライター 俳句・短歌愛好家」を見て妙に納得するのだった!!


(2)「投句」の楽しさ、面白さ、心得を体験的に語ってくれている!!
ここもまた、「小見出し」を引用させてもらう。

右も左もわからなくても、五・七・五なら、かんたん。とにかく、つくる。おっと、歳時記だけは忘れずに。(同書 P52より)

デビューは、新聞俳壇に限らない。近くでも遠くでも、小さくても大きくても、投句できる機会は逃さない。(同書 P58より)
投句は、はがきか、ネットか。最初は、はがきがおすすめ。しかし、無理に自筆で書くこともない。パソコン使えば、自分の句帳にもなる。(P93より)
パソコンを使っても、俳句は縦書き、一行におさめることが基本。ネット投句も、まずは紙に縦書きに書いてから。(同書P97より)
継続は力なり。解説を書き加えたりせず、俳句だけで勝負していれば、いつか結果につながってくる。(同書P110 より)
季節の移り変わり。日々の暮らしの喜怒哀楽。俳句の対象は無限だが、つづけるうちに自分のテーマがみつかるといい。(同書P115より)
ときには、どこかに出かける「ひとり吟行」。日曜俳句なら、旅先で投稿した俳句に出会うとも。ほかでは絶対に味わえない気分だ。(同書P139より)
入選すると、ご褒美がもらえることも。でも、日曜俳人には、掲載されることが無上の喜び。選評もいただければ、それが最高のご褒美。(同書P156より)

「日曜俳句」を自ら提唱し、その第一人者が、自らの体験をもとに、その醍醐味、面白さ、さらには投句に際して、ぜひ心得ておくべきことを具体例をあげながら楽しく語る。
 きわめて説得力をもつコトバがつづく!!

 実例として著者自身の入選句があがっているがさらに説得力を増している!! 

▼最後のポイントにいく。
 
(3)未知なる「俳句の世界」を身近に俯瞰できる!!
 いかに話題になることが増えたとは言え、ふつうに暮らしをしている人間から見ると、やっぱり「俳句の世界」は、未知なことの多い遠い別世界に思える。
 そこをまた自らの体験から知り得た情報をくわしく教えてくれている。
 例えばこんな調子だ。

主な俳句団体は、四つ。それぞれ特徴があるので、俳句教室を選ぶときや、日曜俳句を送る選者に迷ったときなど、役に立つ。(同書P39より)
 
投句から掲載まで、新聞俳壇は二週間から一ヶ月。このスピード感は、俳誌ではまねできない。ニュースに取材した句も鮮度が落ちない(同書p135より)

 また最後にあがっている

「主なメディア、公募俳句大会の投句規定」(同書P209より)

は、今から「日曜俳人」をめざす人にとってはきわめて有用な情報だろう。

・田螺鳴くー東日本大震災と日曜俳句 
・第4章 明日へ動く日曜俳句
では、「日曜俳句」のこれからの可能性が熱く語られていた。

 最後に著者からのあたたかいメッセージを引用させてもらおう。

 ことばの過剰な時代だからこそ、五・七・五の十七音という節度、季語という共通理解の手がかりも含まれる俳句が、やさしく感じられます。たのしく、前向きに、みんなで投句しようよ。ひとりじゃないよ。そんな気持ちから『日曜俳句入門』を世におくることにしました。(同書P216より)

出さずに残っていた「はがき」がなかったかな? とさがす自分がいた!!  

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【Web更新7/26】20-30 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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リコリスの一番のりや夏水仙 20/07/22撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-30
週末定例更新のお知らせ
 なんとはや7月最後の週末定例更新のお知らせとなる!!
 よく目の着くところに
 「2020年 7月目標 徹底整理 !!」と貼り紙がしてあった。
 「7月」のところ「8月」に書き換えよう!!

◆表紙画像2020 更新 夏水仙 ナツズイセン
 なにも見られなかった地面から花茎がスルスルと伸びてきたかと思ったらみごとな花を咲かせた!!
 リコリスの仲間の季節が今年もやってきた。
 まずは一番乗りのナツズイセンだ!!

◆オンライン「寅の日」更新!!
 オンライン句会「寅の日」の実現をめざして歩みを加速している。
 「夏雲システム」を使わせてもらってのスタートは今週中にも可能だろう。
 久しぶりの「走りながら考える!!」あのワクワク感 o(^o^)o ワクワクドキドキ

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今年のコガネグモは3号どまりだ。
 しかし、なげく必要はなさそうだ。
 3号コガネグモはながくながく同じ場所にいてくれて、「食事」「隠れ帯」「ネットの張り替え」等々を見せてくれている。
 アリガタイ!!

 大賀ハス観察池は蓮根の植え替えから17週目だ。
 観察池には、まだひとつも「花芽」は見られなかった。どうして ?(゜_。)?(。_゜)?
 「水栽培池」の方のせっかくの「花芽」うっかり水を切らし、残念な最期となってしまった。 

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オンライン句会への道(4) #寺田寅彦 #俳句結社 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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▼俳句結社「寅の日」はオンライン「寅の日」の歩みから生まれた!!
 従って

 俳句結社「寅の日」は、寺田寅彦に師事する!!

 しかし
 寺田寅彦はすでに故人!!
 その人に「師事する」って変な話かな!?
 こちらが勝手にそう思い込んでいるだけかもしれない。だから、これはきわめて「自由度」の高い選択かも。
▼そして、その寅彦は誰に師事したか!?
 もちろ漱石である。

 寺田寅彦は夏目漱石に師事した!!

 「夏目漱石先生の追憶」(青空文庫より)のなかに書き遺してくれていた。

 とにかくこの重大な委員の使命を果たしたあとでの雑談の末に、自分は「俳句とはいったいどんなものですか」という世にも愚劣なる質問を持ち出した。それは、かねてから先生が俳人として有名なことを承知していたのと、そのころ自分で俳句に対する興味がだいぶ発酵しかけていたからである。その時に先生の答えたことの要領が今でもはっきりと印象に残っている。「俳句はレトリックの煎(せん)じ詰めたものである。」「扇のかなめのような集注点を指摘し描写して、それから放散する連想の世界を暗示するものである。」「花が散って雪のようだといったような常套(じょうとう)な描写を月並みという。」「秋風や白木の弓につる張らんといったような句は佳(よ)い句である。」「いくらやっても俳句のできない性質の人があるし、始めからうまい人もある。」こんな話を聞かされて、急に自分も俳句がやってみたくなった。 
 

▼とは言っても寅彦がどんな句を詠んだか!?
 私はあまりよく知らなかった。
 寅彦の書いた随筆はオンライン「寅の日」で、青空文庫の世話になりながら読んできた。しかし、「俳句だけ」は青空文庫にはなかった。
 困った!!
 “にわかファン”を自称する私は全集を持っていなかった。
 これだけは全集を手に入れることにした。

■寺田寅彦全集 第十一巻 俳諧及び和歌 (岩波書店 1997.10.27)「解説」坪内稔典

 ここに集録された寅彦の俳句は1397句あった。
 「年代順」「季題別」にあがっていた アリガタイ!!

▼「年代順」では、明治31年に漱石を訪ねたときからの
 「夏目漱石へ送りたる句稿」がずらりとならぶ!! 
 「漱石 評」もある。
  やっぱり寅彦は、漱石に師事していたのだ!!

 さて、寅彦に師事する俳句結社「寅の日」は、「これから」どう展開していくか!?
 オンライン句会「寅の日」はどうすすめるのか!?

 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

(つづく) 

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オンライン句会への道(3) #俳句結社 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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 ●俳句結社「寅の日」!!

 それはいかにも唐突な感じがした。
 しかし、実はそうでなかった。オンライン「寅の日」がスタートしたころからの念願でもあったのである。

●俳句結社「寅の日」のこと!! #traday(2012/05/31)

▼ではそのころ、「俳句」と「科学」の関係についてどう考えていたのだろう。
 「記録」をふり返ってみよう。

●「俳句」という科学の方法について(2012/04/26)

●「俳句」という科学の方法について(2) #traday(2012/08/29)

 こうして見ると、オンライン「寅の日」の歩みと深く関係していることがわかる。
 話はなんと8年越しだ!!

▼もう少し最近の歩みに注目してみよう。

●俳句結社「寅の日」への道(1) #traday #寺田寅彦(2019/03/16 )

●俳句結社「寅の日」への道(2) #traday #寺田寅彦(2019/03/17)

●俳句結社「寅の日」への道(3) #traday #寺田寅彦(2019/03/27 )

●俳句結社「寅の日」への道(4) #traday #寺田寅彦(2019/03/28)

●俳句結社「寅の日」への道(5) #traday #寺田寅彦(2019/03/31)

●俳句結社「寅の日」への道(6) #traday #寺田寅彦(2019/04/14)

▼「これまで」はこれぐらいにしておこう。
 問題は「これから」デアル!!

 リアル「句会」、あるいはその「準備会」も実施しないまま今にいたってしまった!!
 考え方によっては、今が

●オンライン句会「寅の日」!!

 のチャンスでもあるのかもしれない。
 オンライン句会・夏雲システムをうまく活用することはできるだろうか!?

(つづく)

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オンライン句会への道(2) #子規庵 #俳句結社 #寅の日 #夏雲システム #オンライン句会

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▼昨年の5月、子規庵で5粒の糸瓜の種子を「おすそ分け」してもらった。
 そこからはじまる 子規庵の糸瓜!!
 今年も順調に成長してきた。
 糸瓜忌・子規忌には、いくつの糸瓜ができているだろう。
 楽しみである。
▼後先が逆の話かも知れないが、すでに俳句結社のネーミングも立ち上げも行なっていた。
 それは、昨年の糸瓜忌・子規忌(9/19)のことだった。

●俳句結社「寅の日」!!

▼次なる展開は、オンライン句会の可能性をさぐることだ!!
 今話題のオンライン句会に挑戦してみることにした。

●夏雲システム

▼なかなか面白そうだ!!
 句会「寅の日」でシステム利用を申請してみた。
 さて、どんな展開になるだろう楽しみである。 o(^o^)o ワクワク

(つづく)

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オンライン句会への道(1) #クモの食事 #理科の部屋 #オフ #句会 #オンライン句会 

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3号コガネグモは食事中だった!!
 居てくれただけでもアリガタイのに、食事の様子までみせてくれるとは…
 「何を食しているのだろう?」と思った瞬間、貴奴は裏を向いたのだ!!(聞こえたのだろうか!?そんなわけないか(^^ゞポリポリ)
 獲物は「カナブン」だろうか。
 ついでに、貴奴の口元もしっかり見てみた。
 ひげの生えたようなのは触肢だろか。どこが口だ…? 顎は? 唇は? あとで図鑑を見ておこう。
 と思ったら、くりると向き直って食事を続行した。
 クモの食事はちょっとかわっていた。
 「唾液を出して溶かした液状の養分を吸い込む」のだそうだ。唾液も口の外で出すそうだ!!
 「体外消化」!!

 チュウチュウやるのか。道理で長い長い「食事中」なんだ!!

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▼「客観写生」それは俳句の基本のキホン!?
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 今から、27年前、【理科の部屋】がはじまった!!
 そのころのwelcomeメッセージは次のようなものだった。

***********************************************
日本の理科教育情報発信基地
 【理科の部屋】へようこそ
 (^o^)/ あなたもここで情報発信者に\(^o^)   

 情報は、発信されるところに集まる。
 あなたがノックされるところがドアです。
 時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を
***********************************************

▼最後の「時空を超えて響きあい・学びあい・高めあう世界を」が気に入っていた。
 それを具現化し、より愉しみを何倍もふくらませてくれるものとして
 「オフ」(オフラインミーティング)
 をとらえていた。
 最初は、それに「あこがれ」ていた。実際に自分で体験してみると最高に愉しかった!!
 【理科の部屋】ヒューマンネットワークは最高に高揚していった。
 それは生涯の宝ものとなった!!
▼私は、今、そのときと同様の「あこがれ」を俳句の「句会」に抱いている。
 まだ一度もリアルな「句会」に参加したこともなかった。
 いつか一度は参加してみたい!!
 と思っている間に、「人々が集うのが困難な」今日のような状況になってしまった。

 ピンチはチャンス!!
 リアル「句会」が無理なら、オンライン「句会」はどうだろう!?
 その可能性は!?

 リアル「句会」未体験のずぶのシロウトが、その可能性をさぐってみる。

(つづく)
 

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本日(2020/07/22)、第259回オンライン「寅の日」!!#妖怪 #化け物の進化 #traday #寺田寅彦

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▼ 
 「妖怪」と「化け物」はちがうのか!?

 我が町にあらたな観光スポットができていた。
 「福崎町辻川観光交流センター」である。
 そこには将棋をさしながら、対局してくれる人を待つ河童いた!!
 のれんをくぐりなかに入ると、「全国妖怪造形コンテスト」で入賞した「妖怪」たちが展示されている妖怪ギャラリーだった。
 そこは、まさに「妖怪の世界」への入口だったのである!!

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▼本日(2020/07/22)は、第259回オンライン「寅の日」である。
 7月のテーマは、6月に引き続き
 「教科書に掲載された 寺田寅彦作品を読む」
である。
 5回連続でこのテーマで読んできて、その最終回である。
 本来は前著にふれられた「たぬきの腹つづみ」を読むべきところであるが、それは青空文庫にないので、その話も少し出てくる「化け物の進化」を読むことにしていた。

◆本日(2020/07/22)、第259回オンライン「寅の日」!!

「化け物の進化」(青空文庫より)

▼結論から言う。
 「化け物の進化」を代わりに読んだのは正解だった!!
 実に面白い!!

 まずは「化け物」の定義からはじまった。

 人間文化の進歩の道程において発明され創作されたいろいろの作品の中でも「化け物」などは最もすぐれた傑作と言わなければなるまい。 化け物もやはり人間と自然の接触から生まれた正嫡子であって、その出入する世界は一面には宗教の世界であり、また一面には科学の世界である。 同時にまた芸術の世界ででもある。

 そしてこう続ける。

昔の人は多くの自然界の不可解な現象を化け物の所業として説明した。 やはり一種の作業仮説である。
 自然界の不思議さは原始人類にとっても、二十世紀の科学者にとっても同じくらいに不思議である。 その不思議を昔われらの先祖が化け物へ帰納したのを、今の科学者は分子原子電子へ持って行くだけの事である。 昔の人でもおそらく当時彼らの身辺の石器土器を「見る」と同じ意味で化け物を見たものはあるまい。 それと同じようにいかなる科学者でもまだ天秤(てんびん)や試験管を「見る」ように原子や電子を見た人はないのである。

ここまでくれば、もう寅彦の独壇場だった。
いつのまにやら、寅彦ワールドに引き込まれいくのだった。

▼話は、「科学教育」にまで発展していく。
 示唆的な文章がつづく。長くなるが引用させてもらう。

 不幸にして科学の中等教科書は往々にしてそれ自身の本来の目的を裏切って被教育者の中に芽ばえつつある科学者の胚芽(はいが)を殺す場合がありはしないかと思われる。 実は非常に不可思議で、だれにもほんとうにはわからない事をきわめてわかり切った平凡な事のようにあまりに簡単に説明して、それでそれ以上にはなんの疑問もないかのようにすっかり安心させてしまうような傾きがありはしないか。 そういう科学教育が普遍となりすべての生徒がそれをそのまま素直に受け入れたとしたら、世界の科学はおそらくそれきり進歩を止めてしまうに相違ない。
 こういう皮相的科学教育が普及した結果として、あらゆる化け物どもは箱根(はこね)はもちろん日本の国境から追放された。 あらゆる化け物に関する貴重な「事実」をすべて迷信という言葉で抹殺(まっさつ)する事がすなわち科学の目的であり手がらででもあるかのような誤解を生ずるようになった。 これこそ「科学に対する迷信」でなくて何であろう。 科学の目的は実に化け物を捜し出す事なのである。 この世界がいかに多くの化け物によって満たされているかを教える事である。
 
 古人の書き残した多くの化け物の記録は、昔の人に不思議と思われた事実の記録と見る事ができる。 今日の意味での科学的事実では到底有り得ない事はもちろんであるが、しかしそれらの記録の中から今日の科学的事実を掘り出しうる見込みのある事はたしかである。
 

このあたりから、具体的「化け物」の話が続く。
寅彦なりにその科学的解明する話が実に面白い!!
読み進めるうちにはたとわかった!!

柳田国男の「妖怪」と寺田寅彦の「化け物」は同じだ!!

 先の「たぬきの腹つづみ」も登場した。
 そして、「天狗」も「河童」も登場してくるのだった!!  

 そして<結論>へと誘導されるのだった。

現在の世界じゅうの科学者らは毎日各自の研究室に閉じこもり懸命にこれらの化け物と相撲(すもう)を取りその正体を見破ろうとして努力している。 しかし自然科学界の化け物の数には限りがなくおのおのの化け物の面相にも際限がない。 正体と見たは枯れ柳であってみたり、枯れ柳と思ったのが化け物であったりするのである。 この化け物と科学者の戦いはおそらく永遠に続くであろう。 そうしてそうする事によって人間と化け物とは永遠の進化の道程をたどって行くものと思われる。

さらに続けて

化け物がないと思うのはかえってほんとうの迷信である。 宇宙は永久に怪異に満ちている。 あらゆる科学の書物は百鬼夜行絵巻物である。 それをひもといてその怪異に戦慄(せんりつ)する心持ちがなくなれば、もう科学は死んでしまうのである。
またこんな事を考える、科学教育はやはり昔の化け物教育のごとくすべきものではないか。 法律の条文を暗記させるように教え込むべきものではなくて、自然の不思議への憧憬(どうけい)を吹き込む事が第一義ではあるまいか。 これには教育者自身が常にこの不思議を体験している事が必要である。

 この夏は、ぜひいくつかの「妖怪」「化け物」と出会いたいものである!!

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2020年8月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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「子規庵句會寫生圖」
 と題された絵図をながめていると、「句会」というものへの「あこがれ」が益々ふくらんでくるのだった。
 まだ現実には「句会」に参加したことがなかった。
 いつかはいつかはと思いながら月日は過ぎていっている。
 
 できることからということで、なんと俳句結社「寅の日」だけはすでに立ちあげていた!!

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▼2020年8月のオンライン「寅の日」を考える時期が来ている。
 また一歩「できること」を前に進めよう。
 そこで8月のテーマを決めた。やっぱり、集中して俳句に関連した作品を読んでみる。

 【8月テーマ】「寅彦と俳句」

 8月は3回ある。
■2020年8月オンライン「寅の日」!!
◆第260回オンライン「寅の日」 …8/03(月)
◆第261回オンライン「寅の日」 …8/15(土)
◆第262回オンライン「寅の日」 …8/27(木)

▼では実際には何を読むか!?
 まずは師・漱石を通じて、交流のあった子規についてである。「子規の追憶」、ここに「科学と俳句」のスタンスについても語られていた。
 つづいては、やっぱり定番の2作品「俳句の精神」「天文と俳句」である。

■2020年8月オンライン「寅の日」!!

◆第260回オンライン「寅の日」 …8/03(月)「子規の追憶」(青空文庫より)

◆第261回オンライン「寅の日」 …8/15(土)「俳句の精神」(青空文庫より)

◆第262回オンライン「寅の日」 …8/27(木)「天文と俳句」(青空文庫より)

▼「句会」に向けての具体的動きをはじめたい!!
 8月オンライン「寅の日」が、そのきっかけの第一歩となることを願っている。

 私には「共愉の科学」と「句会」には相通ずるものがあると思うのだが…。
 あなたがノックするところがドアです!!

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【Web更新7/19】20-29 新・「自由研究」のすすめ試論 等 更新!!

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藪枯らし花はお伽の入口かな 20/07/18撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-29
週末定例更新のお知らせ
 例年なら夏休みに突入!! という時期だ。
 今年ばかりは、いろいろ変則的なことが起きているのだろう。
 それらにフレキシブルに対応できない自分を感じてしまう。(^^ゞポリポリ

◆表紙画像集2020 更新 藪枯らし
 今、いちばん野で目立つ花は、私にはヤブガラシだ!!
 なんともかわいい魅力的な花だ!!
 オレンジ色の花托(テーブル)には蜜がいっぱいなのだろうか。さっそくアリたちが食卓についていた。
 やがてピンクの燭台のように色が変化する。思わず足を止め魅入ってしまうのである。
 そこは、まるでお伽の国の入口のようだ!! 

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 2020年・夏の「自由研究」は!?
 を特別バージョンで連載してみた。たとえ変則的な事態であってもやはりいきつくところは同じだった。
 2020年の夏だからこそ生まれる「自由研究」にめぐりあいたいものだ!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 直接的にはオンライン「寅の日」に関係しなくても、関連しそうな話題が多くなってきている。
 どうやら、ここが私のすべてのプラットフォームになりつつあるようだ。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 あまり人に会わないから、自らを「サイエンスコミュニケーター」と名のる機会も少なくなっている。
 少しさみしいことだ。
 今度、そう名のるのはいつだろう!?

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 3号コガネグモより号数が増えていかない。
 今年は、ここまでなんだろうか。それにしても3号はしっかりねばってくれている。アリガタイ!!

◆【ヒガンバナ情報2020】 更新!!
 実生ヒガンバナの「発芽・発根」率はついに130/530→24.5%にまでなった。
 「日本のヒガンバナに何が起こったか!?」その謎解きはまだまだ続く。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから16週目である。
 「観察池」の方は、立葉はジャングルのようになってきた。しかし、花芽はひとつとして…(/_;)
 「水栽培池」の方、せっかく第三、第四の花芽が顔をだしたのにうっかり水をきらしてしまった。
  起死回生は可能か!?
 再び「あこがれの4日間」はやってくるだろうか。

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2020年・夏の「自由研究」は!?(10) #自由研究 #ストロー氷 #中谷宇吉郎 #霜柱の研究 #自由研究の心得

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▼2018/01/31の朝。
 私はとんでもないものを見てしまった!!
 「さかさ氷柱(つらら)」!!
 私は思わずそう呼んでしまった。氷柱が重力に逆らって、できた氷の表面から突出して突っ立ていたのである。
 (゜o゜)ゲッ!! ?(゜_。)?(。_゜)?
 私には「御神渡」以上に不思議に思えた。
 水をいっぱい入れた紙コップを、これまた水をいっぱい入れたガラスコップの中に入れて屋外に放置する。
 そして氷をつくる。(私はこれを「Wコップの実験」と呼んでいた。)
 紙コップにできた氷の表面から、「さかさ氷柱(つらら)」は突っ立ていたのである。

 後に神田健三先生(中谷宇吉郎 雪の科学館 元館長)からこれを「ストロー氷」と呼ぶと教えてもらった。

 幸いなことに2018/02/12の朝にも再び「ストロー氷」を見た!!
 それ以降、毎冬「Wコップの実験」を繰りかえしているが、それを見ることはなかった。

 夏場、冷凍庫で 同じ実験をすれば「ストロー氷」を見ることができるだろうか!?
 (ガラスコップを冷凍庫に入れるときは注意が必要!!)

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▼「自由研究」「氷の実験」で思い出した文章がある。

◆中谷宇吉郎「霜柱の研究」について(青空文庫より)  

 である。
 これは中谷氏の研究というより、若き人たちの「霜柱の研究」についてコメントしたものだった。
 今の私には、それがとても興味深かった。
 「自由研究」をすすめる上でとても示唆的なことがいっぱい語られていた。

▼今も、とても参考になることばかりだ。
 少し引用させてもらう。 

 いわば素人(しろうと)の研究であって、しかも私がはっという気がしたのは、その素人の研究が、純粋な興味と直観的な推理とで如何(いかに)も造作ないという風に一歩一歩と先へ進んで行っていることであった。私は前から物理的の研究方法というものは、物理学の既知の知識とはまた別のもので、沢山の本や論文の中に累積(るいせき)している今までの物理学上の知識というものを余り良く知らなくても、或ある場合には、立派な物理的の研究が出来得るものだろうという気持を持っていたのである。

 さすがである!!
 なんともあたたかいエールを送っていた。
 さらに、これから「自由研究」を進める上で大いにヒントになるようなことが語られていた。

 何でも予期せぬ不思議な現象に当ったら、それを逃さぬようにすることが研究の内容を豊富にする一つのこつであるということは、勿論いうまでもないことであるが、よく心得ているべきことである。なるたけ沢山にそのような奇妙な現象にぶっつかるには、この研究者たちのやられたように、何か思い付いたことがあったら、億劫(おっくう)がらずに「ちょっとやって見る」ということが大切である。思い付きというものは、一度手をつけて置けば忘れないが、そのままにして置くと、どんどん忘れてしまうものである。
 
すべてこのような自然現象は出来るならばそれを人工的に作って見るのが一番良い研究の方法であって、一度実験室内で作ることに成功しさえすれば、後(あと)は色々条件を変えてその影響を見て行けば、少しも無理をしなくても容易に事柄が分って行くものである。

 さすがである!!
 人工雪を世界ではじめてつくった宇吉郎のコトバは説得力をもつ!!

▼きわめつけが、「研究」をすすめる上での心得としてまとめてくれていた。

こういう研究が出来るというのは、第一にそして一番重要なことは純粋な興味を持つということである。第二には厳寒の二月、仙石原で徹夜するという程度の熱心さを持つことである。第三には思い付いたことを、億劫(おっくう)がらずに直すぐ試みて見る頭の勤勉さを持つことである。第四には偶然に遭遇した現象をよく捕え、それを見逃さぬこと、即ちいつも眼を開いて実験をすることである。第五には新しい領域の仕事を始める時に怖(こわ)がらぬことである。この研究者たちが土の分析に手を付けた時のように平気で始めることである。それには余りに多くの知識と打算とが一番邪魔になる。第六には妙にこだわらぬこと、これは何でもないようで、その実なかなか難しいことである。そして以上述べたそれらの色々の心得の外(ほか)に、研究の全体に通じて或る直観的な推理を働かすことである。

 アリガタイ!!
 これは、今も有効な 最高の「自由研究」の心得である!!
 「自由研究」の最高の手引き書がここにある!!

 今年の夏は、どんな「自由研究」に出会えるかな!?
 楽しみだ。 o(^o^)o ワクワク 

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2020年・夏の「自由研究」は!?(9) #自由研究 #学会 #実生ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会 #オンライン自由研究

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実生ヒガンバナ実験で、前回「発芽・発根」を確認して(2020/06/24)から一ヶ月近くが経とうとしていた。
 昨日(2020/07/17)、さすがにもう「発芽・発根」した種子はないだろうと思いながらも、最終チェックのつもりでみてみた。
 結論から行こう!!
 
 あった!!まだ5つもの「種子」が発芽・発根していた!!

 その5つの内訳は、群生地「安富」1、「夢前」1、「福崎」2、「加美」1である。

【060】 花茎採集日 11/6
    種子回収日 11/20
    採集場所  安富

【118】 花茎採集日 10/17
    種子回収日 11/28
    採集場所  夢前

【385】 花茎採集日 11/6
    種子回収日 11/20
    採集場所  福崎

【434】 花茎採集日 11/6
    種子回収日 12/1
    採集場所  福崎

【501】 花茎採集日 10/28
    種子回収日 11/19
    採集場所  加美

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▼さっそく追加の5つをこれまでと同じように、植木鉢に「引っ越し」した。
 作業をすすめながら考えてみた。
 実生実験方法は、培養土を使うこの方法の方がすぐれているのかも知れない!!
 安価で誰でもすぐ挑戦できる!!

 植え替えがすんだ植木鉢は、これまでのぶんが置いてあるところに追加した。
 さあ、これらのなかから晩秋にいくつが「出葉」してくるだろうか?

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▼ここであらためて追加の5個を加えて、「発芽・発根」した「種子」の総合計をみてみる。
 
「安富」22+「夢前」35+「福崎」58+「一宮」1+「神河」2+「加美」3+「庭」1+「福崎B」6+「線路」2=130個 !!
 
 暫定発芽率130/530個×100= 24.5% !

 この数値をどうみるか!?
 それはこれからじっくりと考えていくとして、まずは関連「学会」に報告だ!!
 
 関連「学会」って!?
 ない!!
 なければつくればよい!!

 かくして、「日本ヒガンバナ学会」生まれた!!((07/09/23 (日)発足))

 そして昨年
◆Facebook版「日本ヒガンバナ学会」が誕生した!!

▼あなたの「ふしぎ!?」に最も近い「学会」をさがそう!!
さがしてみつからなければ、つくってしまおう!!
それが、「これから」の流儀だ!!

 「日本のヒガンバナに今、何がおこっているのか!?」
 この謎解きはまだまだつづく!!
  
(つづく)

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2020年・夏の「自由研究」は!?(8) #自由研究 #学会 #クモ学 #日本蜘蛛学会 #オンライン自由研究

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▼アリガタイ!!
 3号コガネグモは、先日から同じ場所でありながらも、ネットを張る角度をかえてくれた。
 これで、より近づいて 貴奴と 「対話」を楽しむことができる!!
 いや「対話」でなく 一方的「質問ぜめ」かな。

 「隠れ帯 あったりなかったりするのはどうして?」
 「溝を流れる水音聞こえるかい?」
 「毎年、その位置だけど、どうしてそこがいいの?」
 「今年、あまり仲間のコガネグモが現われないのはどうして?」
 「ネツト張り替えのとき、古いネットはどうしているの?」
 「いつ見に来たら、旧ネットの店じまい見せてくれる?」
 「・・・」

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2013年夏よりはじめた私の「クモ学」には、いつもくわしく教えてくれる先達がいた。
 アリガタイことだ!!
 私はまるで「知らない」ことを自慢のように、自分が観察したことを報告し続けた。
 ここでも
 
 情報は発信するところに集まる!!

 で、クモに関する情報が集まってきた。
 情報だけでない、とってもめずらしいクモ、「ゲホウグモ」までやってきた!!
▼自分の「研究」を進めていくためには、そのテーマによりくわしい先達をさがすことだ。
 その道のプロ・専門家たちをさがすことだ。
 一般には、そのような研究家集団は 「学会」つくっている。
 クモの場合で言えば

◆日本蜘蛛学会

 である。ずいぶん歴史のある、世界でも最初のクモ類の専門学会だそうだ。

▼「学会」の周辺には、オンラインで楽しめる情報がいっぱいだ!!
 学会誌や「学会」の関連するデータベースを閲覧することができる場合が多い。

 「自由研究」と「専門学会の情報」はレベルがちがいすぎて、と思うのは大間違いだ!!
 ホンモノはツナガッテイル!!

 あなたの「ふしぎ!?」研究にいちばん近い「学会」をみつけよう。
 「学会」周辺情報を最大限に利用しよう。
  
(つづく)
 

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【お薦め本】『なぜ学ぶのか 科学者からの手紙』(板倉 聖宣著 仮説社)

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▼寺田寅彦記念館友の会では、5年前の2015年、寺田寅彦没後80年企画としてアンケート「私の好きな寺田寅彦の随筆 ベスト・ワン」を実施された。
 私は躊躇なく「科学者とあたま」を選んだ。
 5年経った今もその思いは変わらない。
 事実、この7月で8年と4ヶ月つづけてきたオンライン「寅の日」でも、この「科学者とあたま」を繰りかえし読んできた。
 読んだ回数は、読んだ随筆の中でトップで9回に達していた。
▼その寅彦の「科学者とあたま」について、あの板倉聖宣さんが書いた文章が載っている新刊が出たと聞いた。
 さっそく入手して読んでみた。

◆【お薦め本】『なぜ学ぶのか 科学者からの手紙』(板倉 聖宣著 仮説社2020.06.26) 

新刊と言っても、板倉さんは2018年2月すでに亡くなっている。
 従って、過去に書かれ遺された文章から、テーマに関連するメッセージを厳選されたものだそうだ。
 特に若い人向けのメッセージが中心だそうだが、ポンコツの私が読んでも十分楽しく読めたので、【お薦め本】にあげてみることにした。
 例によって、お薦めポイント3つを先にあげておく。

(1) 不易な問い「なぜ学ぶのか?」に答えるヒントがやさしく語られている!!

(2) 現代版「学問のすすめ」がここにある!!

(3)「寅彦とこれからの科学教育」を読み解くヒントがここにある!!

▼ではひとつずつ少しだけ詳細に

(1) 不易な問い「なぜ学ぶのか?」に答えるヒントがやさしく語られている!!
 「なぜ勉強するのか」「なぜ学ぶのか」この不易な問いかけに出会わなかった教師はいないだろう。
 いや教師のみでないだろう。多くの大人が一度は出会ったのことがあるのでは。
 ひょっとしたらこの問いを発したのは自分自身であったかも知れない。
 答えはみつかっただろうか!?
 答えはひとつではない!!まだみつかっていない人もあるかも知れない。
 ここに答えをみつけるヒントが語られている。たとへばこうだ。
 

 「なぜ勉強するのか」それがわからないと勉強しない、というのは、いまの学校教育中ので明らかに損です。しかし、長い目でみると、それは決して損なことではないと私は思っています。「なぜ学ぶのか」それがわかってはじめて<本当の学問>ができるようになり、学問を作りかえることができるようになると思うからです。
 「急がば回れ」ということわざがあります。本当の学問をするために、ときには損を覚悟で「なぜ学ぶのか」考えてみませんか。(同書P19より)

 あくまで中学生・小学生への「手紙」というかたちで語られているので、とても平易な文章でわかりやすい!!
 なおかつ説得力をもつ!!そして面白い!!
 最初の「ジャガイモの話」など、今、なお新鮮で納得である (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

(2) 現代版「学問のすすめ」がここにある!!
 5章「予想と討論と実験と」
 6章「たのしく学び続けるために」
 は仮説実験授業をやっている子どもたちへの「手紙」というかたちをとりながら、現代版「学問のすすめ」が語られているように思えた。
 これまた時空を超えて今なお響いてくる熱き呼びかけであった。

 じつは、科学の歴史の上でもっともすぐれた科学者というのは、「みんなが解けないむずかしい問題を解いてみせた人」ではありません。一番えらい科学者というのは、「やってみればだれでも実験できそうな問題だけれども、それまでだれも考えたことのないような問題で、しかもたいていの人がまちがって予想するような問題」を考えついて実験してたしかめた人なのです。そういう科学者はみな、昔の科学者の研究したことをくわしく勉強しています。(同書 P87より)

▼さて、次が私にとっては本命です。

(3)「寅彦とこれからの科学教育」を読み解くヒントがここにある!!
 仮説実験授業を提唱した板倉聖宣さんが、寺田寅彦をどう読んだか!?
 私のお気に入りの「科学者とあたま」をどう読み解いたか。それにいちばん興味があった!!
 寺田寅彦と板倉聖宣 やっぱり 多く響き合うところがあったようだ。
 さすがだと思うところがあった。ここだ!!

 そのことを思うとき、寅彦が「頭がよくて、自分を頭がいいと思い利口だと思う人は先生になれても科学者にはなれない」とか「これを読んで何事をも考えない人は、おそらく科学の世界に縁のない科学教育者か科学商人の類であろう」と言って、科学教育者を皮肉って済ませているのは感心できない。当時の寅彦の心情は私にも十分理解できるつもりだが、やはりこれは困る。もともと科学研究というものは、研究者個人の頭だけでなく、科学研究を行なう雰囲気に左右されることが大きい。だから、科学研究に従事する個人だけでなく、科学教育や科学行政に係わる人々の間にも、「科学者とあたま」のような文章を読んで「会心の笑みをもらす人」が増えなければ、日本の科学は創造性を発揮しえないと思うのである。(同書P94より)

 スッキリ!!である。
 お気に入り随筆でありながらも、読むたびに科学教育に携わってきたものとして、最後の部分に反駁できないことにくやしさをおぼえていた。
 さすが、板倉さんだ。
 「感心できない」「やはりこれは困る」と言い切っていた!!
 
 寅彦をこれからの科学教育に「活用」したい私としてうれしい本だ!!


【オマケ】最後に「「なぜ学ぶのか」なんて聞かれたらどう答えたらいいんだろう?」という小原茂巳さんの文章が出ていた。
 この本を解説してくれていた。またまたこれが、なかなか面白いのだ!!
 そこでなつかしく思い出してしまったことがある。
 今から38年前の1982年4月に『授業を楽しむ子どもたち』(小原茂巳著 仮説社)の書評(そんなたいしたものではないが…)を書いた記憶があった。たしか、それは「「同時代人」のあなたへ」ではじまるこれまた手紙風文章だった。蛇足で スミマセン<(_ _)>
  
 

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2020年・夏の「自由研究」は!?(7) #自由研究 #エマグラム #アメダス #オンライン自由研究

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▼久しぶりの「青空」が妙にうれしかった。
 傘を持たずに歩いてみて気づいた。
 あの栗の花は、もうイガグリになっていた!! 
 夏草は繁っていた!! 
 雨の間にも、季節は進んでいたのだ。この アタリマエ !!

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▼7月前半。
 私たちが暮らす「大気の物理学実験室」に何が起こったのだろう。
 3つのWebテキスト試案をつかってふり返ってみよう。

◆Webテキストミニ試案「エマグラム~エマグラム鉄道物語~」

◆Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」(pdf版)

◆Webテキスト試案「アメダス」(PDF版)

▼こうして見てみると、プロ仕様と思い込んでいるデータもけっこう面白い!!
 他の分野においても、専門家しか使わないと思われているデータのなかにも「自由研究」に役立ちそうなものがいっぱいあるにちがいない。
 それをそのままにしておくのは モッタイナイ!!

 「自由研究」に役立ちそうなプロ仕様のデータを発掘しよう!!

▼発掘したなら、それらを使いこなす術を学ぼう!!
 それでこそ

 オンライン「自由研究」は一生モノ !!

 となるだろう。
 
(つづく)

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中谷宇吉郎「虹」を読む!! #中谷宇吉郎 #虹 #科学の学校「にじ」

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▼先日の第111回ファラデーラボ「かがく」カフェ(「虹のかがく~虹と光学現象 6次の虹を見る方法~」) において講師の佐藤誠先生にたいへん興味深い文章を紹介していただいた。

◆中谷宇吉郎「虹」

 青空文庫にはまだあがっていないが、ここに行けば読めると教えてもらった。
 あの中谷宇吉郎が書いているということにも惹かれて読んでみた。

▼この文章の初出は、科学の学校「にじ」の創刊号であるという。

◆科学の学校「にじ」

科学の学校「にじ」は1947年10月にに実業之日本から創刊され、翌1948年11/12月号をもって廃刊となった子ども向けの科学雑誌である。

 えっ!?
 これが「子ども向け科学雑誌」!? と思いたくなるほど高いレベルのことが書いてある。
 雑誌のタイトルも「にじ」、その創刊号の巻頭「よみもの」が、この中谷宇吉郎「虹」ということで気合いも入っていたのだろう。
 しかし、よく読んでみると なかなか面白い!!

▼私は、これまでにこれほどまとめて虹に関してくわしく解説された文章を読んだことがない。
 「へぇー、そうだったのか!!」とはじめて知って驚くことも多かった。
 
 文章はさすが中谷宇吉郎だ!!
 導入からみごとなものだ。少しだけ気に入ったところを引用させてもらおう。

一度でも本当によく自然を見た人には、虹の色というような分かり切ったことにも、すぐ疑問が出て来るはずである。それが当然なのであって、実は分り切ったことではないのである。

 アタリマエ!!と見逃さず、自然をよく観察することからはじめようと呼びかける。
 宇吉郎流の「科学のすすめ」デアル。
 そして、次のように展開する。

 こういういろいろな現象を、順を追って説明してみよう。そして中学校の教科書にまでのっているくらい、分り切ったことと思われている虹の現象が、なかなかそう簡単なものではないことを、知っていただくことにしよう。

 

 私自身も「そうだったのか!!」とはじめて合点することも多かった。
 さらには

ところが困ったことには、前にも言ったように、実際の虹は、時によって幅が広かったり狭かったりするし、スペクトルの七色を全部揃えている方がむしろ珍しいのである。それで以上の説明、すなわち普通の教科書にかいてある説明では不十分であることは明白である。

▼最後もとても納得のいくまとめである。(「立春の卵」の最後を思いだした。)
 あまりに気に入ったので長くなるが引用させてもらう。

それをよく見ないことがいけないのである。実際の虹をよく見ないで、虹は七色と思いこんでしまうのは科学の心に反していることなのである。
 自然というものは、非常に複雑で、不思議なことにみちみちているものである。虹などは、その中でも比較的簡単なものであるが、それでもこれだけの説明をひつようとした。実はこれでもまだもんdないは残っているのである。こういう複雑な現象を一つ一つ明らかにして行く時に、はじめて人間は自然の美しさを本当に理解出来るのである。

 わかったつもりになっている人へも警告してくれていた。

「虹は水滴の反射屈折によるスペクトル作用さ」と言って、それ以上実際の虹を見ない人がある。そういう人には虹の美しさは分らない。学問によって眼をあけてもらうかわりに、学問によって眼をつぶされた人である。

 これは、「虹」に関する最高の「科学よみもの」である。
 科学絵本「虹」の復刻を望みたい!! 

 梅雨が明けて、今度、「虹」を見るのが楽しみだ o(^o^)o ワクワク

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【Web更新7/12】20-28 新・「自由研究」のすすめ試論 等 更新!!

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向日葵や曇天に立ち向かいたり 20/07/11@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-28
週末定例更新のお知らせ
 「ゆっくり行く者は遠くへ行く!!」
 どこかの国のコトワザにこんなのがあったような。
 これにたいそう気に入っていた。
 もともと「ゆっくり」タイプの人間だが、最近、ポンコツ度を増すにつれ益々 超「ゆっくり」になっている。
 「遠くへ」行けるかは別にして、今の私にぴったりの「スピード」をみつけるのが当面の課題だ!!

◆表紙画像集2020 更新 向日葵
 昨年に引き続き、家の前の超巨大な向日葵が群れ立っている!!
 梅雨空は続く!!
 向日葵は曇天に果敢に立ち向かうかのごとくだった。
 梅雨明けが待ち遠しい!!

◆ 新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 「2020年・夏の「自由研究」は!?」をシリーズで続けた。
 キーワードは #オンライン自由研究 だ。
 どこまで続けるかは 気の向くままに だ !?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 超「ゆっくり」になってきた私は、少し取り組みの間口を焦点化する必要も感じてきている(^^ゞポリポリ
 でも、やっぱり これだけは 更新し続けたい。
 ここに、これまでのすべても集約できそうな気がするのだ。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 3号コガネグモはいつまで?
 今年、出会うコガネグモは どこまでいくだろう?
 梅雨が明けたら もっと 出てくることはあるだろうか?

◆「コウガイビル」を追う 更新!!
 2年連続であったコウガイビルの赤ちゃん 実生ヒガンバナの土のなかに帰してやろうと思う。
 2020/07/09 大賀ハスの葉の上を54号が這っていた。

 大賀ハス観察池は、蓮根の植え替えから15週目だった。
 本格「観察池」の方には、まだひとつも花芽が見られない。
 一方「水栽培池」には、なんと3号、4号の花芽が突出してきた。
 このぶんだと、梅雨が明けるまでに「あこがれの4日間」がやってきそうだ!!

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2020年・夏の「自由研究」は!?(6) #自由研究 #隠れ帯 #クモ学 #オンライン自由研究

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▼ おっ!!「隠れ帯」だ!!
  一昨日は見られなかったのに、昨日の朝にはあった!!

 「隠れ帯」は、典型的な「X」型をしていなかったが、白い帯は「隠れ帯」にまちがいなかった。
 と言うことは、3号コガネグモは、10日~11日朝までのあいだに、雨の中、ネットの張り替えをしたのだろうか。
 その必要性が生じたのだろうか?
 今度は、なぜ「隠れ帯」をつけたのだろうか?
 そもそも「隠れ帯」とはなんなのだ!? なんのために!?
 長く続く「ふしぎ!?」が またしても…。
▼前にあげた「自由研究」データーベースでこれまでの研究を検索してみることにした。

(5) 理科自由研究データベース
(お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンター)

 「クモ」「隠れ帯」で検索すると とても面白い研究がヒットした。

●クモに会いたい!?Ⅵ

 長年にわたる研究だ。実にスバラシイ!!
 「詳細」も読ませてもらえる アリガタイ!!

▼すばらしい研究を見せてもらいながら、またまた我田引水であるが、「これから」の自由研究として、今から22年前の7月(1998年7月)に4つのことを提言していたことを思い出した。
 4つのこととは、次のようなものだった。

(1) 研究の成果をデジタル処理をしていく。
  ・デジタルカメラの活用(処理、加工・保存性・共有性にすぐれている。)
  ・共通ソフトの使用によりビジュアルで説得力のあるまとめが可能。
  ・研究の蓄積が可能(何年もかけた自由研究も可能になる。)

(2) インタラクティブな研究の可能性を追求する。
  インターネットを利用したテーマに関する情報収集からはじまり、研究の過程においても、電子ネットワークの活用してその道の研究機関・専門家への問い合わせをするなど、これまで以上に広範囲のなかでの「学びあい」のなかから研究をすすめていく。

(3) 遠隔地との共同研究を実現する。
 すでに、「学級・学校間交流」などで、いくつか先行する実践例のある「共同研究」を、生徒個人のレベルでも実現していく。それは、すでにプロの研究者たちが実現している手法でもある。ネットワーキングとしての「自由研究」の具現化である。

(4) Webページ上に研究発表(情報発信)をしていく。
 上記のことをふまえるなら、自由研究の成果をWebページ上に発信していくことは、きわめて有効な方法と言えるだろう。

▼今では、アタリマエのことばかりだ!!
 今から考えると、ちょっと陳腐な言葉遣いのところもあるが、
 今、オンライン「自由研究」を考えるとき、なにかヒントになりそうな気がしてひっぱりだしてきた。

 こうしてみると、オンライン「自由研究」は、「自由研究」だけにとどまらず、これからの学びの「かたち」を考えることにツナガル!!
 オンライン「自由研究」は一生モノだ!!

 そんな気がしてくるのだった。
 
(つづく) 

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2020年・夏の「自由研究」は!?(5) #自由研究 #コガネグモ #クモ学 #オンライン自由研究

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▼ 3号コガネグモは、雨の中でもネットの中心部「こしき」に、待機のスタンスでじっとしていた!!

 3号コガネグモが登場したのは、2020/07/08の朝だった。それまでの2号までが見えなくなっていただけにとてもうれしかった。
 やっぱり雨が降っていた。雨の中、巧みなネットづくりの技を披露してくれた。
 そのときのネットを使い続けているのだろうか!?
 2020/07/09の朝は、待機のスタンスに入っていた。
 あの「X」型の隠れ帯がみられない。どうして!?
 ここは溝を流れてきた水が川にでるところの草むら。
 確かに獲物(虫)たちが現われやすそうに思える。
 水音もはげしい!! ところでクモたちはこの音が聞こえるのか!?

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▼クモたちの「ふしぎ!?」を追いかけていたらきりがなかった。
 こんな不思議で面白い生きものが、身近にいることにどうして気づかなかったのだろう!?
 今となってはそれが最大の不思議だ!!

 2013年夏から始めた「クモ学」のすすめ のはじめに 私はこう書いた。

 最大の「ふしぎ!?」は最も身近にある!!

 還暦を過ぎてからはじめた「クモ学」の最大の収穫はこのことに気づいたことだ。
▼このように身近なアタリマエの「自然」のなかにこそ、「自由研究」のテーマはごろごろ転がっていた。
 新・「自由研究」のすすめ試論を展開するなかで、私は変な方式を提唱していた。
 
 <アカソナキヤ方式>の提唱デアル!!

●<アカソナキヤ方式>

 タリマエ を当たり前として流さずに
 ンガエテミルト けっこう「ふしぎ!?」なことはいっぱいある。 
 ウイエバ そのこと教科書に、本に、Webにあったような。
 ントナク でいい。その「ふしぎ!?」に予想をたててみよう。
 ットコウナルハズ の私の仮説をたててみよう。
 ッパリ そうだったか!!となれば、これは大発見だ。

▼今年の夏は、さらにそれらを発展させて、オンラインでも展開できないものだろうか。
 
 オンライン「自由研究」!!

●その利点は
●その具体的展開は
●注意すべきことは

(つづく)


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本日(2020/07/10)、第258回オンライン「寅の日」!!#藤の実 #traday #寺田寅彦

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▼古びた藤の実の「さや」を拾ってきた。
 机の上にならべてじっくり観察してみると、確かに「ねじれて」いた!!
 私は残念ながら、まだ藤の実の「さや」が「ねじれて」、なかから豆が飛び出す瞬間を目撃したことがなかった。
 状況証拠だけでなく、その「現場」をこの眼で確かめたかった。
 今年こそ!!
▼本日(2020/07/10)は、第258回オンライン「寅の日」である!!
 7月のテーマは、6月に引き続き
 「教科書に掲載された 寺田寅彦作品を読む」
である。
 その1回目の本日は、「藤の実」を読む。

◆本日(2020/07/10)、第258回オンライン「寅の日」!!

「藤の実」(青空文庫より)

▼寅彦が「科学する」の面白さを教えてくれる!!
 それを代表するような作品である。
 これが戦後の教科書にも多く掲載されたというのが納得がいく。
 一夕の偶然の観察は、科学研究論文にまで展開していく。やっぱり寅彦は面白い!!

 書斎の軒の藤棚から居室の障子までは最短距離にしても五間(けん)はある。それで、地上三メートルの高さから水平に発射されたとして十メートルの距離において地上一メートルの点で障子に衝突したとすれば、空気の抵抗を除外しても、少なくも毎秒十メートル以上の初速をもって発射されたとしなければ勘定が合わない。あの一見枯死しているような豆のさやの中に、それほどの大きな原動力が潜んでいようとはちょっと予想しないことであった。

このように考察するのもさすがだが、ここでとどまらないのが寅彦の面白さ!!

この一夕の偶然の観察が動機となってだんだんこの藤豆(ふじまめ)のはじける機巧を研究してみると、実に驚くべき事実が続々と発見されるのである。しかしこれらの事実については他日適当な機会に適当な場所で報告したいと思う。

▼ さらに話は次へと展開していく。

それはとにかく、このように植物界の現象にもやはり一種の「潮時」とでもいったようなもののあることはこれまでにもたびたび気づいたことであった。

 銀杏の落葉を観察して、こう書いていた。

何かしら目に見えぬ怪物が木々を揺さぶりでもしているか、あるいはどこかでスウィッチを切って電磁石から鉄製の黄葉をいっせいに落下させたとでもいったような感じがするのであった。

 今回、これ読んですぐさま思い出したシーンがあった。
 先日観察したばかりの大賀ハス「あこがれの4日間」の4日目だ!!
 それまでは、猛烈な雨にも風にも耐えていた花ビラ、雄しべは、「そのとき」が来れば、またたくまに落ちたのだった。
 「あこがれの4日間」開閉の機巧の「ふしぎ!?」は、まだまだつづけなければと思うのだった。

 さらには、興味深い提言にまでツナガル。

この現象の生物学的機巧についてはわれわれ物理学の学徒には想像もつかない。しかし葉という物質が枝という物質から脱落する際にはともかくも一種の物理学的の現象が発現している事も確実である。このことはわれわれにいろいろな問題を暗示し、またいろいろの実験的研究を示唆する。もしも植物学者と物理学者と共同して研究することができたら案外おもしろいことにならないとも限らないと思うのである。

 寅彦がこう言ってから、87年!!
 不勉強な私はよく知らないが、いろいろ面白い「研究」があるんだろうな。
 機会があれば、ぜひ知りたいものだ。

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2020年・夏の「自由研究」は!?(4) #自由研究 #寺田寅彦 #自由研究の歴史 #オンライン自由研究

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 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

 「自由研究」へ誘う最高のコトバに聞こえる。
 このコトバについて、あの中谷宇吉郎が書き残してくれていた。

 私が理研にいた三年の間に、先生の仕事を手伝った主な題目は火花放電の研究であった。ずっと以前、先生が水産講習所へ実験の指導に行っておられた頃の話であるが、その実験室にあったありふれた感応起電機を廻(まわ)してパチパチ長い火花を飛ばせながら、いわゆる稲妻形に折れ曲(まが)るその火花の形を飽(あ)かず眺めておられたことがあったそうである。そして先(ま)ず均質一様と考うべき空気の中を、何故(なぜ)わざわざあのように遠廻りをして火花が飛ぶか、そして一見全く不規則と思われる複雑極まる火花の形に或る統計的の法則があるらしいということを不思議がられたそうである。「ねえ君、不思議だと思いませんか」と当時まだ学生であった自分に話されたことがある。このような一言(ひと)ことが今でも生き生きと自分の頭に深い印象を残している。そして自然現象の不思議には自分自身の眼で驚異しなければならぬという先生の訓えを肉付けていてくれるのである。(中谷宇吉郎『指導者としての寺田先生』 青空文庫より)

▼その寺田寅彦自身にも、直接「自由研究」に触れた文章があった。
 昭和三年(1928)十一月『理科教育』に寄稿された「雑感」のなかにあった。
 こうである。

 

小学校でも中学校でもせめて一週間に一時間でもいいから、こういう「自由研究」の時間を設けて、先生も生徒も一緒になって、何でも手近な題目を取扱い、そうして、自然が如何に分らない事だらけであるかという事、その分らない事が、熱と根気で向って行けば少しずつ少しずつ分って行く事、その少しずつ分って行く少なくも分ったような気がして行く事が如何に愉快なものであるかという事などを実習したらいいだろうと思う。先生の分らない事は大抵誰にも本当はよく分らない事である。分らない事は恥でも何でもない。分らない事を分ったような顔をするほど恥ずべき事はない。(寺田寅彦「雑感」 青空文庫より

▼昭和三年(1928)に寅彦が「自由研究」という言葉を使っていることからわかるように、「自由研究」教育は始まっていた。
 大正自由教育運動のなかで誕生したもののようだ。
 また、寅彦の提言に呼応するかのごとく、昭和二十二年(1947)から5年ほど小学校の「教科」として「自由研究」があった時代もあるという。

▼私が言いたいのは、その「自由研究」を復活させようということではない。
 「自由研究」の原初の思念を生かしつつも、今の時代に即した展開だ!!
 今の時代だからこそ可能なこと
 「これから」の時代の「自由研究」のひとつの「かたち」!!

 それが、オンライン「自由研究」だ!!

 その可能性をさぐってみたい!!
 
(つづく)

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2020年・夏の「自由研究」は!?(3) #自由研究 #理科 #コウガイビル

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▼ 動いた!!
  容器のフタにこびりついたモノが動いたような気がしたのだ。
  フタをあけて裏返し、じっくり観察してみた。
  まちがいない 動いている!!
  コウガイビルの赤ちゃんだ!!

 容器の中には、49号、50号、さらに53号の卵が入っていた。
 そう、私は二年連続してクロイロコウガイビルの卵から生まれた赤ちゃんを目撃したのだ。

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▼他のコウガイビル本体はどうしているだろう!?
 小さかった(若かった)51号、52号コウガイビルはまだ元気だった。
 一番最近に出会った53号コウガイビルは、すでに濁った水と化していた。

 偶然の出会いからはじまるコウガイビルとのつき合い!!
 コウガイビル研究は、究極の「ふしぎ!?」
にツナガルものだった。
 
 究極の不思議=「生命とは!?」にツナガル!!

 今年はそんな「自由研究」にいっぱい出会いたいな。
▼昨年、はじめてクロイロコウガイビルの卵をみつけたとき、そのことをくわしく教えてもらったのは、オンラインでその道のプロからであった。どんな「研究」に関しても、その道のプロがいるものだ!!
 私は自分に都合よく勝手にルールをつくっていた。

 ホンモノのプロ(専門家)は必ず応えてくれる!!

 もちろん「前提」となるいくつかのことはある。
 その「前提」はなになのかを学ぶことも「自由研究」の重要な一部!!
▼今、世間では「オンライン」が注目されている。
 実は、実際の科学者たちの科学研究も以前からオンラインはアタリマエになっている。
 今年は、ぜひ

 オンライン「自由研究」への道!!

 が拓かれることを期待したい。

(つづく)

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2020年・夏の「自由研究」は!?(2) #自由研究 #理科 #理科自由研究サイト

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▼ 
 なんというみごとなボルダリング技術だ!!

 それが「ふしぎ!?」でならなかった。
 子規庵の糸瓜の成長ははやかった。ネットをする時期が少し遅れてしまった。
 それでも、しっかりつるを使ってネットにからまり伸びてきた。
 不思議なことに何もない垂直なコンクリートの壁もみごとにクライミングしていた!!
 よく見ると、壁にあいた小さな穴に「巻きひげ」が…!!
 
 やっぱり不思議だ!!どうして、そこに穴があることがわかったのだろう!?
 あのコトバを借りたくなる。
 「ねえ君、不思議だと思いませんか?」

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▼変則的な夏休みだ。
 「自由研究」をする時間の確保がむつかしいかも知れない。
 だからこそ、ほんとうの「自由」であってもいいかも知れない。

 今年の夏休みもやっぱり自然の不思議は続いているのだから、「自由研究」は続けたいな!!

 今年だからこそできる「自由研究」もあるはず!!

▼これまで参考にすることを薦めてきたサイトは、今年はどうなっているだろう。
 見に行ってみた。

(1) シゼコン(自然科学観察コンクール OLYMPUS)

(2) 日本学生科学賞(公式サイト)

(3) 高校生科学技術チャレンジ 

(4) 科学自由研究.info 

 取り組み方を少し変更するかも知れないが、基本的にはどこもコンクール関係は実施されるようだ。

▼実際に取り組み始めるとき、大いに参考になるサイトをもうひとつあげておこう。

(5) 理科自由研究データベース
(お茶の水女子大学・サイエンス&エデュケーションセンター)

 これまでの「自由研究」が、データーベース化されているのがなんともうれしい!!

 あなたの「ふしぎ!?」の先行研究があるかも知れない!!

(つづく)

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【Web更新7/5】20-27 新・「自由研究」のすすめ試論 等 更新!!

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紅花や高瀬の里のおもひだし 20/07/01@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20ー27
週末定例更新のお知らせ
 day by day
 week by week
 愉しむこと最優先に!!

 更新する故に我あり!!

◆表紙画像集2020 更新  最上紅花
 東の畑で最上紅花が咲き始めた!!
 それを見ていると、「あの日」のことをまざまざと思い出すのだった。
 高瀬の里の紅花は今…!? 

◆新・「自由研究」のすすめ試論 更新!!
 実に久しぶりのページ更新だ。
 今年はスルーしておこうと思ったが、やっぱりこの時期になると虫がさわぐ。
 こんな「時代」だからこその可能性をさぐってみたい!!

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 5つの試案をつくってみたが、そのままになってしまわないように、機をみてひっぱりだして使ってみたい。
 毎月の「雲見」と俳句「歳時記」は続けながら…。

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 オンライン「寅の日」関連の【お薦め本】が続いている。
 私としては、とてもうれしいことである。次はどんな本が読めるかな 楽しみだ。

◆「クモ学」のすすめ 更新!!
 今年のコガネグモはまだ二匹だけだ。
 第1号はすでにどこかに「引っ越し」してしまった。次の登場を待ちたい!!

 「大賀ハス観察池」は蓮根の植え替えからはや14週目だ。
 本命の観察池の方には立葉が多く見らるようになったが、花芽はまだだ。
 「水栽培池」の方には、「あこがれの4日間」を終えた果托が2つ立っていた。
 果托はやはりふくらむ気配はない。 アタリマエ!!

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2020年・夏の「自由研究」は!?(1) #自由研究 #理科 #実生ヒガンバナ

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▼ 鱗茎部分は土の中に埋もれ、緑の部分が元「種子」を持ち上げるようなかっこうをしていた。
  また別のものは、土からはみ出た鱗茎部分が少し緑っぽくなっていた。
  私は、それらをどう処理するのがいいのか迷っていた。

 昨年の秋に採集・回収した530個のヒガンバナの「種子」を用いた実生実験!!
 125個が「発芽・発根」し、それらを植木鉢に「引っ越し」をした。後は、秋になって「出葉」してくるの待つばかりになっていた。
 しかし、今、迷っているのは、せっかく緑の部分を残しているのだから、このままにしておいて栄養を稼がせて鱗茎(球根の赤ちゃん)に貯め込ませるか、それとも、土をかぶせて「保護」するかである。
 詳しい先行研究の事例は不明だった。
 試行錯誤を繰りかえし無手勝流でやっていくしかなかった。

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私のヒガンバナ研究は、昨年から今年にかけて一大局面を迎えようとしていた。
 530個のヒガンバナの「種子」!!
 125個の種子の「発芽・発根」!!
 「日本のヒガンバナに何かが起こっている」それだけは確かだった!!

 ヒガンバナ研究こそ、2020年・夏の私の「自由研究」の目玉だった。
 
 ところで、2020年・夏の「自由研究」はどうなっているのだろう!?
 例年ならば、「自由研究」のことが話題にあがるころであるが、今年ばかりはそれどころではないのだろうか。
 夏休みそのものも短縮バージョンで、そんな「時間的」余裕はないのだろうか。

▼私は、2008年の夏より

●「理科の自由研究」の研究 

と言う妙なページをつくり、 新・「自由研究」のすすめ試論 を展開してきた。
 そのなかで「これから」の時代の「理科の自由研究」を志向してきた。

▼こんなときだからこそ、今一度考えてみたい。

・そもそも「自由研究」とは!? 
・2020年・夏の「自由研究」の可能性は!?
・今だからこそ生まれる新しい「自由研究」の「かたち」とは!?
・「自由研究」のこれから!!

 しばし、時間をとって考えてみたい。

(つづく)

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【お薦め本】『ふだん着の寺田寅彦』(池内 了著 平凡社)

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▼12日に一回ずつ寺田寅彦の作品(随筆)を読むオンライン「寅の日」をはじめて8年が過ぎ、今、9年目である。
 通算回数は、次回(2020/07/10)で第258回目である。
 自分でも驚いてしまう回数である。 
 ひとりの人間の書いたものを、こんなに長く読み続けたのは、人生はじめての体験だった。はじめた当初は面白くなくなったらすぐやめようと思っていた。
 ところが、続けてみると様子が変わってきたのだ。
 「にわか寅彦ファン」は、やがて「追っかけ寅彦ファン」になっていったのだ!!
 読めば読むほど寅彦が面白くなっていった!!
 寅彦はいつ読んでも驚くほど今日的だった!!
 なぜだろう!?
 寺田寅彦の魅力はどこに!?

▼このオンライン「寅の日」をより楽しく続けていくために、とても参考になりそうな本に出会った。それが、今回の【お薦め本】である。

◆【お薦め本】『ふだん着の寺田寅彦』(池内 了著 平凡社 2020.05.20)

 お薦めポイントのいっぱいあるとても面白い本だ!!
 いつものようにはじめにお薦めポイントを3つに絞り先にあげておく。

(1)寺田寅彦の作品(随筆)をより深く、豊かに楽しめるようになる!!

(2)愛すべき人間「寺田寅彦」像がまるごと見えてくる!!

(3)寺田寅彦を「活用」するヒントがここにある!!

▼ひとつずつ、少しだけ詳細に

(1)寺田寅彦の作品(随筆)をより深く、豊かに楽しめるようになる!!

 実は、オンライン「寅の日」をはじめたころ、「何から読んでいけばよいか?」を考える上でとても参考にした本があった。それがこの本と同著者・池内 了氏の
 ●『寺田寅彦と現代~等身大の科学を求めて~』(池内了著 みすず書房 2005.01.21)
である。「等身大の科学」というフレーズに惹かれていたこともあり、興味深く読み、さらにオンライン「寅の日」で読む随筆の決定にずいぶん参考にさせてもらった。言わば、オンライン「寅の日」ガイドブックとして利用させてもらったのである。深謝。

 さて、この本である。この本の趣旨を著者自身に語ってもらおう。それが最高の紹介のような気がしてきた。
 それは、最後の最後にあった。
 

本書を手にして、私が寅彦への悪口を書いたと誤解してはならない。人間はさまざまの側面を持っており、寺田寅彦にも欠点や限界があり、悪癖を止められずいたことも知った上で、彼が残した仕事を概観すればまた違った景色が見えてくるのではないだろうか。褒め上げるばかりが寺田寅彦を評価することではない。人間的な弱点、時代が課した制約、自分の好悪に左右された側面も含めて、批判的に見、その上で全体像を把握することこそが寺田寅彦を真に理解することに繋がるのである。「寺田寅彦は謹厳実直で文理融合の偉大な先覚者とばかり思っていたが、こんなに多様な顔があったのか、見直した」と思ってくだされば、本書を書いた甲斐があったというものである。(同書P283より)
  

ここにすべてが語ってあった。
 さらに、「これから」のオンライン「寅の日」にひきつけて言えば、科学者「寺田寅彦」の書いたものを、より深く、豊かに読み解くことができる気がしてくるのだった。
 寅彦のほんとうの魅力とは、実はこのあたりに起因しているのかも知れない。

(2)愛すべき人間「寺田寅彦」像がまるごと見えてくる!!

 「甘い物とコーヒー好きの寅彦」
 「タバコを止めない寅彦」
 「癇癪持ちの寅彦」
 「心配性の寅彦」
 「厄年の寅彦」
 … 等々、読み進めていくとその「こだわり」ぶりにあらためて驚く。そのひとつひとつがどれも半端でなかった!!
 しかし、不思議と「なんだそんな人間だったのか」と落胆するようなことはまったくなかった。
 むしろ、「やっぱり…」と、笑ってしまい、納得し共感までしてしまうのだった。
 妙に人間「寺田寅彦」が愛おしくすら思えてくるのだった。
 これは8年間に渡るオンライン「寅の日」でのつき合いの成果だろうか!?
 変な話だが、私は自分の親族以外の墓所で、寅彦の墓所ほど頻繁に参ったことがない。
 いつのまにやらどこか、愛すべき身内意識まで生まれているのかもしれない。
 
なかでも印象的だった「こだわり」は
 「心配性の寅彦」(寅彦なりの子どもたちへの愛情表現なのだろうか!?それにしても…)
 「医者嫌いの寅彦」(科学者・寅彦の言動とは思えぬ矛盾、しかし…)
 ここで、たいへん興味深い著者の仮説をあげておられた。
 「寅彦の業病の由来?…… X線回折実験」(同書P204より)
これは一読に値する!!

 ここでも、やっぱり著者のコトバを借りよう。

 これまで神棚に祀っていた、文理双方に卓越した寅彦の厳めしい大判の写真から、アルバムに収められた、数多くのふだん着のスナップ写真に目を移すと、人間味に富み矛盾した言動も辞さなかった寺田寅彦の異なった実像が浮かび上がってくるのではないだろうか。読者も、寅彦ワールドの豊かさを味わっていただければ幸いである。(同書P6より)

▼最後に行く。

(3)寺田寅彦を「活用」するヒントがここにある!!

 寺田寅彦を「活用」する。これは鎌田浩毅氏(京大 火山学・地球科学)のコトバである。

 アウトリーチに関する私の修行は今も進行中であり、寺田が残してくれた試行錯誤の記録は知恵袋となっている。彼の専門と思想を引き継ぐ者として、これからも寺田寅彦を「活用」していきたいと思う。」(「寺田寅彦を「活用」する」鎌田浩毅『科学者の目、科学の芽』(岩波書店)P174より)

 このコトバが気に入ってしまった。 
 私には特に寅彦と重なる専門分野があるわけではないし、また寺田寅彦研究を本格的に語るほどの知識も力量もない。
 単なる「にわか寅彦ファン」にすぎない。(最近は少し「追っかけ寅彦ファン」に進化したかも…)
 そんな私にも私なりに寺田寅彦を「活用」したいという願いがあった。
 
 どんな状況のなかで、どんな思いを持って、85年以上の時空を越えて、現在もなお「きわめて今日的!!」と響いてくるコトバを発し続けたのか!?
 それを知るには、まるごと「寺田寅彦」を理解することが必須だ。
 
 「こんなとき、寅彦ならどう考えただろう?」
 「こんなとき、寅彦ならどうしただろう?」
 と寅彦を「活用」しようとするとき、役に立つヒントがこの本にはいっぱいある!!
 

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最上紅花が咲き始めた!! #最上紅花 #末摘花 #紅花染め #おもひでぽろぽろ

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 「このするどい棘が、最上紅花の特徴なんです!!」

 と、「山形まるごと館 紅の蔵」で教えられたのは去年の夏のことだった。
 その「山形まるごと館 紅の蔵」紅花資料館(河北町)で手に入れた最上紅花の種子を東の畑に蒔いたのは今年の4月5日(日)であった。
 その最上紅花が、7月に入ってみごとに咲き始めた!!
 確かにその棘はするどかった!!
 花を摘む作業の過酷さも想像できるものだった。
▼その最上紅花をながめながら、33年ぶりに再訪した「紅花を追って」の旅を思い出すのだった。

●【再訪】「紅花を追って」(1)~まずは仙台へ~

●【再訪】「紅花を追って」(2)~紅花文化は日本遺産になっていた!!~

 どこで訊ねても「もう時期的に遅いのでは…」と言われた。
 それだけに、紅花資料館(河北町)で見た紅花畑は最高にうれしかった!!
▼紅花畑の思い出はそれだけではなかった。
 最後の最後に大どんでん返しで、あの映画『おもひでぽろぽろ』の高瀬で紅花畑を見ることになったのだ!!
 それは、もう感動的であった!!

●【再訪】「紅花を追って」(3)~芭蕉と山寺と紅花と、そして…~

▼「紅花を追う」旅はそれで終わらなかった。
 33年前と同じように、昨年も京都に最上紅花を追ったのだった。
 そして、思わぬかたちで再会したのだった!!

●【再訪】「紅花を追って」(4)~今回も京都編は最高!!~

 まるで昨日のことのように鮮明に思い出す旅だった!!


【参照】
●「紅花を追って(1)山形・最上編」
●「紅花を追って(2)京都編」


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2020年7月(文月)の俳句「歳時記」!! #歳時記 #句会

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「句会に参加してみたい!!」

 なんて言えば、昔からの友人は笑うだろうか!?
 実は私は、まだ一度も「句会」なるものに参加したことがないのだ。
 それは私にとって一種の「あこがれ」のようなものがある。
 かつてネットの世界に入ってきたとき、「オフ」(オフラインミーティング)にあこがれたように…。

▼さあ、今月も俳句修業だ!!
 まずは、名句を楽しませてもらうところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) みつ豆はジャズのごとくに美しき 國弘賢治
(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半
(3) 噴水のしぶけり四方に風の街 石田波郷
(4) 美しき緑走れり夏料理 星野立子
(5) ところてん煙のごとく沈みをり 日野草城
(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波
(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男
(8) 小判草引けばたやすく抜けるもの 星野 椿
(9) 鬼灯市夕風のたつところかな 岸田稚魚
(10) 昇降機しづかに雷の夜を昇る 西東三鬼
(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章

▼ 今月も俳句修業の第一歩、シロウト「選句」からはじめる。
 「選句」という作業を「句会」参加への準備体操として楽しみたい。

【私の選んだ名句ベスト3】

(11) 向日葵の群れ立つは乱あるごとし 大串 章

(2) 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半

(7) のぼりゆく草ほそりゆくてんと虫 中村草田男

【次点】

(6) じゃがいもの花の三角四角かな 波多野爽波

【評】 

・家の前の向日葵が「乱」の予兆に見えてきた!!タイムリー賞だ。
・「水現われて」が実にリアルだ。あるある賞!!
・シロウトついつい詠み手で選んでしまう。何も知らないくせに私は草田男の大ファンだ。

・「花の三角四角」なんとよく観察していることだろう。観察賞だ!!

▼先にあげた◆NHK「俳句」 テキストの今月号(7月号)に興味深い特集が組んであった。
●特集「集わない俳句」である。
・昭和アナログ派 稲畑汀子・正木ゆう子
・令和デジタル派 夏井いつき・長嶋有
として、4名の著名な先生が、今の時代・「これから」の時代の「句会」について語っている。きわめて面白い!!

 なにかはじめてみようかなという気になっている。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!
 まずは、今朝も ひとり 吟行だ。

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2020年7月(文月)の「雲見」は!? #雲見

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▼暮らしが少しずつ動き出した6月だった。
 7月(文月)の「雲見」を予想する前に6月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    5 
・巻雲    1
・巻積雲   0 
・巻層雲   5
・高積雲   1
・高層雲   2
・層積雲   2
・積雲    3
・層雲    0  
・乱層雲   9  
・積乱雲   2

「乱層雲」9、「積乱雲」2 はさすが梅雨期ということだろう。
一方で「快晴」5、「積雲」3 が示すように「梅雨の晴れ間」というのも印象的だった。暑かった!!

▼さて7月(文月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年7月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年7月 (気象庁)

 何と言っても関心事は「梅雨明けはいつか?」ということだ。
 そして、梅雨期・梅雨明け近くの豪雨だ!!大きな災害に結びつかないことを願うばかりだ。
 さらに心配なのが、猛暑だ!!
 すでにその兆しがみえるだけに不安である。
 「雲見」としては、「積乱雲」「乱層雲」、梅雨明けの「快晴」が増えてくるのかな。

▼今年後半も「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 ちょっと古いが

◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15) 

 7月(文月)のところには、27個もあがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1)北東の風長く続く時はその年凶作
(2)蚊柱立てば雨
(3)雷鳴れば梅雨明ける
(4)空梅雨土用蒸し
(5)星がチラチラすると雨
(6)八専の入りに晴れれば、一二日間天気よし
(7)花多ければ大風
(8)午前南風、午後北風なら明日は晴
(9)梅雨あがりの東風は千害を起こす
(10)六歳に一饑、一二歳に一荒
(11)五風一〇雨は作がよい
(12)白虹張れば千天
(13)夏寒く冬暖かきは雨の兆し
(14)雲が沖から静かに上がればよい天気
(15)梅雨あがりの東風は千害を起す
(16)夜、東京の方の空が明るく見えるのは晴
(17)夏の東風は凶冷
(18)夏の南風は晴
(19)太陽の真っ赤な時は日照りとなる
(20)九つどきの雨あがり蓑笠いらず
(21)流星多い年には異常気象が起る
(22)雲が西にはいる時は雨、出雲の時は晴天
(23)朝曇は日照りのもと
(24)空に雲一つない夜ならば明日は晴天
(25)馬の腹と土用波とは鳴るほどいい
(26)深夜池面に水蒸気の上昇する時は干ばつの兆
(27)朝東風、夕西風、大日照りのもと
 
 やはり「梅雨明け」「干害」「日照り」「干ばつ」「凶冷」等が気になるようだ。
 それは今も変わらぬ事。
 以前に比べ「集中豪雨」「水害」「猛暑」のことがより気になりだした。

▼昨年の7月は、下旬に長い「雲見」の旅に出ていた。
今年はどうするか!?
 まだ決めていない。
また、これまでにない
 あたらしい「かたち」の「雲見」の旅を構想するのも面白いかも知れない。

 どんな「かたち」が…!?


   

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