2020年6月(水無月)の「雲見」は!? #雲見
▼「籠もる」暮らしがつづく5月であった。
6月(水無月)の「雲見」を予想する前に5月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
使用した十種雲形シールは次のようになった。
・快晴 5
・巻雲 1
・巻積雲 1
・巻層雲 6
・高積雲 2
・高層雲 2
・層積雲 3
・積雲 5
・層雲 1
・乱層雲 5
・積乱雲 0
「巻層雲」6「快晴」5「積雲」5「乱層雲」5 はどう見ればいいのだろう?
「日暈」を見た記録が一口メモに残っていた。いっきょにその日のことを思いだした。
強い紫外線を感じた日も多かった。
▼さて6月(水無月)の「雲見」の予想に入ろう。
まずは昨年6月の天気図を見てみる。
やはりいちばんの関心事は、「梅雨入り」はいつかということだ。
もうすでに、四国地方は梅雨入りしたという。ナラバ…
防災・減災の面から考えるとこまったものであるが、農業には必要不可欠な雨でもある。
▼今月も「雲見」の予想のための資料、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
6月(水無月)のところには、27個もあがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。
(1) 西の虹は晴れる
(2) 山に鉢巻雲がかかれば雨となる
(3) 朝グモの巣に水滴ついていれば晴
(4) アオイの花が頂上まで咲けば梅雨晴れる
(5) 子供が騒ぐと雨
(6) 波状雲が出ると雨の兆し
(7) 鳥類が木の高所に巣を作る年は洪水あり
(8) 尾曳すじ雲は雨の兆し
(9) 梅雨の初めに雷鳴あれば空梅雨となる
(10)北風が南に変わると雨、南風が北に変わると晴
(11)梅雨期に小雨ならば豊作
(12)山に帯雲が見られると雨
(13)頭痛・神経痛・腰・関節・古傷などが痛む時は雨が近い
(14)頭髪が常より伸びるのは雨の兆し
(15)梅雨に夕立雲が出れば日照り
(16)セキレイが水辺遠く巣くう年は洪水あり
(17)夜鳴る雷は長雨
(18)南が西に廻って雨となる
(19)富士さんが笠をかぶれば雨
(20)富士山に隈取雲が現れると天気悪くなる
(21)朝富士に夕筑波
(22)雲が北に飛ぶと晴れる
(23)早朝の俄雨は必ず晴れる
(24) アマガエルが低いところにいれば晴
(25) 六、七、八月ごろ南東に株虹が出れば干天続く
(26) クモの巣が朝かかっていると天気がよくなる
(27) 梅雨中の雷は晴近し
27個のなかで
・「梅雨」…3個
・「雨」…11個
・「雷」…3個
登場する。アタリマエだが6月最大のキーワードはここでも「梅雨」である!!
「梅雨とは」
「梅雨前線とは」
どこまで具体的な「大気の動き」をイメージできるだろう?
そこが6月の「雲見」の鍵である。
▼皮肉なもので、でかけることができないと思うと、なおさら「雲見」の旅への思いが募る!!
列車に飛び乗り、車窓から「雲見」だけを楽しむ旅。
究極の道楽の旅だ!!
そんな旅が可能になる日がまた来ることを願いながら、「雲見」定点からの観測をつづけよう。
【「雲見」の連帯】もすすめながら…。
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