実生ヒガンバナの植え替えをはじめた!!(2)(2020/06/09) #ヒガンバナの種子 #実生ヒガンバナ #日本ヒガンバナ学会
▼私がかくも執拗に「自然結実」ヒガンバナの実生実験にこだわるのか!?
詳細な「記録」を残そうとするのか!?
そのわけはたったひとつ!!
私のヒガンバナ研究を「カガク」にしたいからだ!!
「日本のヒガンバナは3倍体で、種子をつくらない。(不稔性)だから、分球によってのみ殖える。」
これがこれまでの定説であった。
「燃え立つようなあんなみごとな花を咲かせるのに…?(゜_。)?(。_゜)?」
シロウトの私にはなかなか納得できなかった。
「なかにはカワリダネがいて種子をつくることもあるのでは…」と思ったのがはじまりだった。
そして、ついに「自然結実」ヒガンバナ群落をみつけた。
2013年晩秋のことである。
翌年から他所でも群落をみつけ、実生実験を繰りかえしてきた。
いくら声高に「発芽・発根」「出葉」を叫んでみても、それはあくまで私が観察した「事実」であり、まだ「カガク」ではない。
多くの人が、自分の眼でこの「事実」を確かめることができてこそ、「カガク」になる!!
そのために、誰でも再現することができるように詳細な「記録」を残そうとしているのだった!!
▼次に、群生地「夢前」から採集した「種子」の話に行こう。
群生地「夢前」から採集・回収した「種子」は、なんと186個もあった。
そのうち、現時点(2020/06/05)で、31個が「発芽・発根」していた。
31個の鉢をならべ、たっぷり土を盛った。
水もたっぷり与えて植木鉢の準備完了だ。
▼186個も「種子」だ、72個入るケース4つにも渡っていた。
「発芽・発根」確認できているケースだけでも3つあった。
それぞれを明るいところに持ち出してきた。
「発芽・発根」が確認できた「種子」には、見失わないようにクリップも立てていた。
また、「一覧表」をつくり、赤鉛筆でチェックしひと目でわかるようにしていた。
ケースなかで、ずいぶん大きく成長した鱗茎(球根)のものもある。
鱗茎の下の根が土のなかにひっばり込もうとしているものもある。
それを観察しているだけでも時間が過ぎていった。でもとても楽しいひとときだ!!
▼さあ!!
移植ごて使って、植木鉢に引っ越しだ!!
できるだけ今の状況をとどめたまま引っ越ししようとした。
なかには、土がこぼれて根っこがあらわに見ることができたものもあった。
鱗茎の部分を土のなかに隠すのかは、このあとの状況をみて判断したい。
引っ越し完了した植木鉢31個を、群生地「安富」の鉢と同じ八つ手の木の下に置いた。
この場所もほぼ満杯になってしまった。
まだまだあるというのに… (^_^;)
(つづく)
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