Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(32) #高層天気図 #500hPa #300hPa
▼川は澄んでいた!!
それにくらべ遠くの山が霞んでいるように見えた!!
「あれ」のせいだろうか!?
「あれ」の情報を調べてみた。
黄砂が飛んできている様子がリアルタイムにわかった。時間帯によってもかなりちがうようである。
私が作業している場所から川面、遠くの山を見たときは、どうも「あれ」ではなかったようだ。
夕方の散策でみた青空には「あれ」を感じなかった。
さて
本日(2020/05/14)は、朝からちょっとちがう予測が出ていた!!
▼Webテキスト試案「高層天気図・数値予報図」を前にすすめよう。
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3 500hPa・300hPa 高層天気図
※高層天気図(気象庁)
http://www.jma.go.jp/jp/metcht/kosou.html
●アジア500hPa・300hPa高度・気温・風・等風速線天気図(AUPQ35)
を開いておいて、次のことを考えてみよう。
(1)基準の高さをもういちど確認してみよう。
・500hPa ( )m
・300hPa ( )m
(2)自分の住む地域の上空の気温を読み取ろう。
・500hPa ( )℃
・300hPa ( )℃
(3) 500hPa高層天気図に注目して、冷たい大気のかたまり(寒気)が上空に流入してきたら、天気はどのように変化するでしょう。
冷たい空気(上空) →( )→ 下がると
暖かい空気(地表) →( )→ 上がると ザアザア(シンシン)
「大気不安定!?」
●夏 → モクモク積乱雲 → 「大雨」
●冬 → ー30℃ → 「雪」
ー36℃ → 「大雪」
(4) 自分が住む地域の上空にどれほどの強さの風が吹いているか読み取ってみよう。
・500hPa ( )ノット(KT)→ ( )m/s
・300hPa ( )ノット(KT)→ ( )m/s
※1ノット(KT)=0.5m/s
a ものすごい風ですね!!台風のときの風とくらべてみよう。
b この風は主にどちらからどちらに向けて吹いていますか。
c この強い風をジェット気流といいます。
ジェット気流の影響を受けている現象にどんなことがありますか。
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▼ここでも二大原則にこだわり続けたい。
<上がるとザアザア 下がるとカラカラ>
<光は東から 天気は西から>
である。
プロ仕様の高層天気図もなかなか面白いものだ!!その「発見」があれば、大満足デアル!!
▼「あの」黄砂も、やはりこのジェット気流の影響を受けているのかな。
ところで興味深い話を教えてもらった。
漱石の『三四郎』のなかにジェット気流が登場するというのである。
その時三四郎は、 「うん、あれなら知っとる」と言った。そうして、あの白い雲はみんな雪の粉(こ)で、下から見てあのくらいに動く以上は、颶風(ぐふう)以上の速度でなくてはならないと、このあいだ野々宮さんから聞いたとおりを教えた。
これが日本文学にジェット気流が登場した最初の文章であるというのである。
もちろん漱石が1908年(明治41)の段階でジェット気流のことをくわしく知る由もないのである。
しかし、野々宮さんのモデルこそが、我らが寅彦であることを知るとき、なんかうれしくなってくるのである。
さあ、今日は「あれ」が飛んでくるだろうか!?
(つづく)
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