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2020年5月(皐月)の「雲見」は!? #雲見

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▼かつて経験したことのないような4月であった。
 5月(皐月)の「雲見」を予想する前に4月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。

・快晴    7 
・巻雲    1
・巻積雲   0 
・巻層雲   5
・高積雲   1
・高層雲   2
・層積雲   4
・積雲    5
・層雲    0  
・乱層雲   4  
・積乱雲   1

 「快晴」7、「積雲」5、「巻層雲」5 が目立つ。
 「快晴」7の割には、「大気不安定」ということがよくあった。そんな印象だ。
 屋外で作業していて「狐の嫁入り」にあうことが何度があった。
 最後は「初夏」の兆しの日が続いた!!

▼では5月(皐月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年5月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年5月 (気象庁)

 昨年も、もう五月から「暑い」夏がやって来ていたんだ。
 さあ、今年はどうなるんだろう?
 家にいることが多くなるだろうが、「雲見」と【宇宙見物】は楽しむことはできる!!
 これまで以上に楽しみたいものだ。

▼今月も「雲見」の予想、もうひとつは「天気コトワザ」だ。
 
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15) 

 5月(皐月)のところには、31個もあがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 鯛東風は雨が降らない
(2) あばら骨状のすじ雲は雨
(3) 山に窓がかかると雨
(4) 蒸し暑い翌日は雨
(5) 朝霧は一〇時ころまでには晴れる
(6) 花多ければ大風
(7) きのえねの雨は長雨
(8) 春、雨多ければ干害あり
(9) 高い山に笠雲が現れると雨
(10)トビが高く飛べば大風が吹く
(11)月のかさ大きいほど雨近し
(12)クヌギの花が平年より多く咲いた翌年は大雪
(13)四月(新暦五月)雷は日照のもと
(14)雷はげしく鳴る時は後晴
(15)朝北風、夕南西の風は晴
(16)春雷は日照り
(17)羽アリが多いと雨近い
(18)春風秋よし
(19)山中にて霧谷間より立ち登る時は雨、谷間へ降りる時は必ず晴
(20)ホタルが家の中にまいこむ年は災害多し
(21)着物を裏返しに着ると雨
(22)ザクロの花咲きし後は霜降らず
(23)雲が沖から静かに上ればよい天気
(24) 春雷は不作
(25) 落陽時に無風なれば晴
(26) 夜の稲妻雨招く
(27) 朝雨は女の腕まくり
(28)山に黒雲がかかると大暴風となる
(29)アオイの花が頂上まで咲くと梅雨が晴れる
(30) 四月(旧暦)に雨降れば百姓やめて奉公せよ
(31) 五月に天気よければ干ばつ

 あまり外出することなく、「自然」とつき合う日が続いている。
 そうすると、昔の人の知恵=「観天望気」のすごさに驚くことがある。
 このコトワザのなかにも、ナルホドと思うものも多々ある。
 これからも「使いモノ」になるのは、どれだろう?
 そこにはどんな「科学」があるのだろう? ゆっくり「雲見」しながら吟味してみたいものである。

▼【星連】にならって【「雲見」の連帯】の可能性をさぐっている。
 あの人が暮らしている地の上空には、こんな雲が広がっているんだ!!
 写真を撮るあの人の姿を想像しながら、画像の「おすそ分け」に見せてもらうだけでも楽しい!!
 
 こんなときだからこそ なおいっそう 【「雲見」の連帯】を!!

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