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本日(2020/04/29)、第252回オンライン「寅の日」!!#漫画と科学 #traday #寺田寅彦

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  好きなもの
  苺 珈琲 花 美人
  懐手 して 宇宙見物
         1934.1.2

寅彦も大好きな苺の季節が今年もやってきた。

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▼本日(2020/04/29)は、第252回オンライン「寅の日」である。
 9年目の歩み最初の4月は次のテーマであった。

【4月テーマ】 「科学・科学者とは!?」

 本日はその第三弾として「漫画と科学」を読む。

◆本日(2020/04/29)、第252回オンライン「寅の日」!!

●「漫画と科学」(青空文庫より) 

▼寅彦のテリトリーの広さにはいつも驚かされる。
 いつもあれよあれよと言う間に寅彦ワールドに引き込まれてしまう。
 今回は「漫画」である。

 そうしてこの種の漫画によって表現された人間の形態並びに精神的の特徴は、一方において特異なものであると同時に他方ではその特徴を共有する一つの集団の普遍性を抽象してその集団の「型」を設定する事になる。こういう対象の取扱い方は実に科学者がその科学的対象を取扱うのと著しく類似したものである。
それでこの種の方則は具体的事象の中から抽象によって取り出された「真」の宣言であって、それが真なるにもかかわらず、実際に日常目撃する現象その物の表示ではない。
その表現の方法は「術」であるかもしれないが、この要素をつかみ出す方法は「学」の方法に近いものである。  科学上の業績は単に分析にのみよって得られるものと考えるのは、有りふれた、しかし大なる誤謬である。少なくも優れた科学者が方則を発見したりする場合には直感の力を借りる事は甚だ多い。そういう場合には論理的の証明や分析はむしろ後から附加されるようなものである。また一方において漫画家の抽象は必ずしも直感のみによるとは考えられない。たとえ無意識にしろ、直感で得た暗示をだどって確かなある物を把握するまでの道筋は確かに一種の分析である。それでこれらの点における両者の精神作用の差違はあっても僅少なものである。
 

 なにやらよくわからぬうちにこのようにまくしたてられると、うんうんとうなずくしかないのである。
 寅彦マジックにかかっているようなものだ。

▼どうやらこの随筆の本意は次あたりにあるような気がする。

 漫画の目的とするところはやはり一種の真である。必ずしも直接な狭義の美ではない。ただそれが真であることによって、そこに間接な広義の美が現われるように思う。科学の目的もただ「真」である。そして科学者にとってはそれが同時に「美」であり得る。
 科学上の真を言明するために使用する言語や記号は純化され洗煉されて、それぞれ明確な意味をもっている。換言すれば有限な数の言語で説明し尽さるべき性質の概念である。漫画家の言語たる線や点や色はこれに反して多次的な無限の「連続(コンチニウム)」を形成するものである。それで漫画家は言語では到底表わす事の出来ない観念の表現をするための利器を持っている。その利器の使い方の巧拙はその画家の技能を評価する目標の一つになるが、それよりも重大な標準は、それによって表わすべきものの、真の種類や程度にある事は勿論である。科学者がその方則を述べる字句の巧拙や運算の器用不器用は必ずしもその方則の価値と比例しないのと一般であろう。
   人は自らの文脈にひきつけてしか、他人の文脈を読み解くことができない。  私の文脈のなかでは以下の文章は「蛇足」にしか思えないが、深い意味があるのだろうか?  私にはわからない。  私にもわかることがひとつある。守備範囲がいかに広がっても

 寅彦の軸足はいつも「科学者」にある!!

 ということだ。

 自分とはまたちがった読み解きの意見も聞きたいものである。
 「オンライン」であることの優位性を存分に生かして…<(_ _)> 

 

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