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Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(21) #エマグラム #乾燥断熱線 #湿潤断熱線 #等飽和混合比線

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▼「青空」はやっぱり最高 \(^O^)/

 長く居座った「春の嵐」が去り、「青空」が広がった!!
「青空」じっとながめていると心まで晴れてくるからうれしい。

 さて、この「青空」が広がる上空にほんとうに水蒸気は存在するのだろうか?
 その水蒸気が雲をつくり、あの雨を降らせたなんてほうとうだろうか?

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▼しばし、このアタリマエを「エマグラム」を使って<科学>してみよう。
 「エマグラム」は、プロ仕様の図である。
 気象予報士試験必須の図である。なぜ必須なんだろう!?

 私には、勝手に自分で思い込んでいるひとつの作業仮説がある。

 プロ仕様のなかにこそホンモノの<科学>が内包されている!!
 ホンモノの<科学>は、誰にもわかるアタリマエによって構成される!!

▼前置きばかりが長すぎる(^^ゞポリポリ

●エマグラム(Sunny Spot)

開けてみてやっぱりビックリだ!!(゜o゜)ゲッ!!
 このゴチャゴチャした線はなんだ。なんとも難しそうだ。
 でも「作業仮説」を信じよう!!
 これがホンモノの<科学>なら、きっといくつものアタリマエからできているはず!!

 気を取り直してひとつずつ見てみる。

(1) 縦軸(気圧)
 高さだ。高いところ行くほど気圧は小さくなっている。アタリマエ!!

(2) 横軸(温度)
 上空ほど、温度は低い。これは毎朝確認していること。アタリマエ!!

(3) 乾燥断熱線
 上空へ行くほど温度が下がるのをグラフに表記した線、納得だ。アタリマエ!!

(4)湿潤断熱線
  乾燥断熱線にくらべると立ち上がった線だ。これは水蒸気が凝結して雲をつくっているときの温度変化を示した線だ。水の分子は「気体ビュンビュン」から「液体フラフラ」になったら熱を出すんだ。それを「潜熱」と言うんだ。
だから、その分、乾燥断熱線より温度が高くプロットされているんだ。
 これもやっぱり アタリマエ!!

(5)等飽和混合比線
  名前からしてなんともややこしそうだ。でもほんとうにそうだろうか。
乾燥空気1Kgに対して腹いっぱいで何gの水蒸気が含まれるか表した値が「飽和混合比」だそうだ。
 これは水蒸気が水滴になってしまわないかぎり一定だ。物質不滅の法則だ!!これまたアタリマエ中のアタリマエ!!

 ややこしいことは認めるが、ひとつひとつ見ていくとどうもアタリマエ!!が寄り集まっているだけのようだ。

▼問題は次だ。
 太い実線(赤色)で書かれているのか「気温」の状態曲線
 破線(青色)で書かれているのが「露点」の状態曲線

バッと見ただけでもけっこう面白いアタリマエがわかる。
上空何メートルのところは何℃ぐらいかすぐわかる。さらに高くなるほど気温は下がっていることもわかる。

次は「露点」状態曲線だ。「露点」とは水蒸気が腹いっぱいではみ出しはじめる温度だ。
はみ出した水蒸気は「凝結」して水滴になる。雲粒になるんだ!!
そう自分を納得させつつ説明しながら気づいた!!
 これは私には「大発見」だ!!滅茶苦茶アタリマエ!!だけど

 「気温」「露点」が近づいているところはもう腹いっぱいなんだ。
 そこに雲ができるだ!!
 雲ができそうな高さがわかるのだ!! ここで!!

(つづく)

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