2020年4月(卯月)の「雲見」は!? #雲見
▼新年度がはじまった!!
4月(卯月)の「雲見」を予想する前に3月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
使用した十種雲形シールは次のようになった。
・快晴 6
・巻雲 2
・巻積雲 1
・巻層雲 2
・高積雲 2
・高層雲 2
・層積雲 3
・積雲 5
・層雲 0
・乱層雲 8
・積乱雲 0
「乱層雲」8、「快晴」6、「積雲」5 がめだつ!!
これこそが、「雨」~「晴れ」の周期的な繰りかえしを意味するのでは!?
▼では4月(卯月)の「雲見」の予想に入ろう。
まずは昨年4月の天気図を見てみる。
桜前線は明らかに今年の方が前倒しだろう。
先日の雪のようなことはあるのだろうか?
逆に「初夏」の兆しの日もでてくるだろうか?
そんなとき「雲見」はどうなるだろう? 「積雲」いや「快晴」それとも…!?
▼今月も「雲見」の予想、もうひとつは「天気コトワザ」である。
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)
4月のところには、27個があがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。
(1) 春の北風は晴れる
(2) サクラの花の色うすい年はいつまでも寒い
(3) 身体に寒いと感じる時は天気がよくなる
(4) 桜の白花多く咲く年は豊年
(5) ツバメが低く飛べば雨近し
(6) 春雨多ければ夏干ばつ、秋に雨が頻繁で洪水あり
(7) 女心は四月の空のごとし
(8) 朝雲は晴
(9) 月常より輝き冷えるときは霜となる
(10)コブシの花横向きに咲く年は大風多し
(11)タンポポの葉が地を這うと晩霜あり
(12)夕焼は晴
(13)遠くの音が聞こえるようになると天気が悪くなる
(14)大霜の後暖かきは雨近し
(15)蝶々雲が現われると雨が近い
(16)カラスが田の中に巣を作るのは晴天多きしるし
(17)夜空が澄んだ朝は大霜
(18)月が暈をかぶると雨
(19)朝の川もや白きは晴
(20)鯖雲は雨
(21)西風は晴
(22)月の横に星あるときは晴天
(23)櫛が通りにくい時は雨の前兆
(24) スズメが朝早く囀る時は晴
(25) 鍋の肌しめると雨
(26) 春の南風は三日雨降らず
(27) 南風は馬鹿風でやむことを知らない
4月の天気の鍵をにぎるのは、「移動性高気圧」「温帯低気圧」の周期的到来であろう。
「光は東から 天気は西から」が有効な季節である。
今も、使いモノになるのは どのコトワザだろう!?
その吟味こそが、観天望気のスキル向上につながるのだろう。
▼それにしても、かつて経験したことのないような鬱陶しい新年度だ。
こんなときこそ 究極の道楽「雲見」を楽しみたいものだ。
いつでも どこでも そっと空を見あげれば そこに あの雲が…
なかなか「雲見」の旅の気分にならないが、こんなときこそ
それぞれの場所で「雲見」を!! 空はツナガッテイル!!
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