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自然結実ヒガンバナの「種子」530個で実生実験開始!!(2020/02/28)(2) #ヒガンバナ

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▼「自然結実」したヒガンバナの「種子」を「発芽・発根」させ、さらに「出葉」まで持っていく実生実験方法は、ここ5~6年かけて確立したつもりでいた。

●楠田式「自然結実」ヒガンバナ実生実験法!!
(「私のヒガンバナ研究・その後」所収) 

 実に大げさな表現だ。
 でもこの方法で、過去に9個の「種子」で成功していたから少し自信があった。
 しかし、この方法では、530個の「種子」では無理である。
 別の方法を考える必要があった。

▼当初は、これまでと同じように「採集場所・花茎採集日・種子回収日」を記したチャック式ナイロン袋を「名札」のかわりに使おうと思っていた。そうすれば、うまく「発芽・発根」してものが出てきても、それがいつどこで採集したものかがわかるからだ。
 困った (^_^;)
 今回はそれがすごく邪魔になる。でも必要だ!!
 そこで思いついたのが、530個の「種子」すべてに番号をつける方法だ。
 ナイロン袋だけは別に保存しておき、「発芽・発根」すれば、番号を照合することにより「いつ?」「どこで?」は判明する。

 番号をつける!!
 実に単純な作業だ。しかし、それも530個となると簡単な作業というわけにはいかなかった。

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▼次は「種子」をどこに蒔くかである。
 もう「土ポット」は530個も用意できない。「種まき」ケースを用意した。一つのケースに72個蒔くことができる。
 それでも、8ケースが必要だ。
 土は「種まき・挿し木用土」「培養土」を使用した。
 8ケースならべるだけで圧巻である。

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▼次にやっと「種まき」だ。
 1個1個チャック式ナイロン袋から出して、ピンセット使い蒔いていく。
 どこまで蒔いたかわからなくなるので、目印に旗をたてておき蒔いていく。
 これまた、気の遠くなるような作業だ。

 「安富」「夢前」で採集した「種子」を蒔いたころ、すっかり日は暮れていた。

(つづく)

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