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本日(2020/02/29)、第247回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼少し遠回りをして、川向かいの「アメダス」観測所に立ち寄ってみた。
 近くで見ると風向風速計は軽やかに動き、わずかな風の動きをとらえているように見えた。
 ここで日々刻々と「気象」データは記録・蓄積されていた。
 そのデータを我々はいつでも見ることができる!! アリガタイ!!

 「アメダス」の記録・蓄積されたデータと「生きもの観察」とをリンクする!!

 それはまだ実現していない私の夢でもあった。

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▼本日(2020/02/29)は、第247回オンライン「寅の日」である。
 2月のテーマは
●「寅彦」の生きもの観察!!
 である。本日はその3回目(最終回)、「とんぼ」(『三斜晶系』二より)を読む。

◆本日(2020/02/29)、第247回オンライン「寅の日」!!

●「とんぼ」(『三斜晶系』二より)

▼今回読む『三斜晶系』は、寅彦の最晩年(1935年)の11月に発表された随筆である。
 寅彦は、この年の大晦日に亡くなっている。
 それだけに「寅彦」がずっと語ってきたことが集約されているように思う。

 「生きもの観察」についても、「寅彦」の生きもの観察!!ダイジェストが熱く語られていた。
 少しくどくなるがその【手法】をみてみよう。

(1)事実の【観察】
 

夕日がもう低く傾いていて、とんぼはみんなそれに尻(しり)を向けているのであった。

(2)【仮説】をたててみる。
 

当時ほとんど無風で、少なくも人間に感じるような空気の微動はなかったので、ことによるととんぼはあの大きな目玉を夕日に照りつけられるのがいやで反対のほうに向いているのではないかとも思われた。

(3)【仮説】にもとづく【観察】【記録】

  試みに近い範囲の電線に止まっている三十五匹のとんぼの体軸と電線とのはさむ角度を一つ一つ目測して読み取りながら娘に筆記させた。その結果を図示してみるとそれらの角度の統計的分布は明瞭(めいりょう)に典型的な誤差曲線を示している。三十五匹のうち九匹はだいたい東西に走る電線に対してその尻を南へ十度ひねって止まっている。この最大頻度(ひんど)の方向から左右へ各三十度の範囲内にあるものが十九匹である。つまり三十五のうちの二十八だけ、すなわち八十プロセントだけは、三十度以内まで一定の方向にねらいをつける能力をもっていたといわれる。

(4)結果の【考察】

 しかしまた考えてみると、とんぼの方向を支配する環境的因子はいろいろあるであろうから、他の多数のとんぼが感じないようなある特殊な因子に敏感な少数のものだけが大衆とはちがった行動を取っているのかもしれないと思われた。そのようなことの可能性を暗示する一つの根拠は、最大頻度方向より三十度以上の偏異を示す七匹のどれもがみんなその尾端を電線の南側に向けており、反対に北側に向けたのはただの一匹もなかったという事実である。

(5)【追試】及び再度【仮説】をたてる。

その翌日の正午ごろ自分たちの家の前を通っている電線に止まったとんぼを注意して見ると、やはりだいたい統計的には一定方向をむいているが、しかし、太陽に尻(しり)を向けるという仮説には全然適合しない方向を示していた。ちょうど正午であるから、たとえどちらを向いてみても目玉を照らされるのはだいたい同じだから、少々この場合には何か他の環境条件に支配されているだろうと思われた。

(6)継続【観察】と【結論】

それから、ずっと毎日電線のとんぼのからだの向きを注意して見たが、結局彼らの体向を支配する第一因子は風であるということになった。

太陽の影響は、もしいくらかあるにはあるとしてもそれは第二次的以下のものであるという結論になるのである。

 少しくどくなりすぎたが、流石である!!
 寅彦の「生きもの観察」からは、やはり多くの学ぶべきものがあるのである!!

▼「生きもの観察」の基本的手法を教えてくれるだけでなく、貴重な提言もしてくれていた。

 いちばん安全な方法はやはり野外でたくさんの観測を繰り返し、おのおのの場合の風向風速、太陽の高度方位、日照の強度、その他あらゆる気象要素を観測記録し、それに各場合の地形的環境も参考した上で、統計的分析法を使用して、各要素固有の効果を抽出することであろうと思われる。
 風速によってとんぼの向きの平均誤差が減少するであろうと想像される。その影響の量的数式的関係なども少し勉強すれば容易に見つかりそうに思われる。アマチュア昆虫生態学者(こんちゅうせいたいがくしゃ)にとっては好個のテーマになりはしないかという気がしたのであった。

少し余談になるが、こんなことも書いてくれていた。

現在測候所で用いているような風速計では感度が不十分であるから、何か特別弱い風を測るに適した風速計の設計が必要になるであろうと思われた。また一方とんぼの群れが時には最も敏感な風向計風速計として使われうるであろうということも想像された。

 寅彦がこう書いてから85年たった今、先の「アメダス」の風向風速計はどうなんだろう?
 調べてみた。
 風速が0.2m/s以下の場合は「静穏」として風向は観測しないことになっているらしい。
 やはり今もとんぼの方に軍配があがるのだろうか!?

 最後には、いつもの寅彦ならではの「アイロニー」でしめていた。

 そうしていっそう難儀なことはその根本的な無知を自覚しないでほんとうはわからないことをわかったつもりになったりあるいは第二次以下の末梢的(まっしょうてき)因子を第一次の因子と誤認したりして途方もない間違った施設方策をもって世の中に横車を押そうとするもののあることである。  人類を幸福に世界を平和に導く道は遼遠(りょうえん)である、そこに到達する前にまずわれわれは手近なとんぼの習性の研究から完了してかからなければならないではないか。  このとんぼの問題が片付くまでは、自分にはいわゆる唯物論的社会学経済学の所論をはっきり理解することが困難なように思われるのである。

やっぱり「寅彦」は面白い!!

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自然結実ヒガンバナの「種子」530個で実生実験開始!!(2020/02/28)(1) #ヒガンバナ

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昨年回収した自然結実ヒガンバナの「種子」530個を冷蔵庫から出してきた。
 今さらながら驚いてしまう!! 530個とは !!
 はやく「種子」から育てる実生実験にとりかからねばと思ってはいたが、この数に圧倒され思案にくれていた。
 そのうち、2月も終りになってしまった。(^^ゞポリポリ
 冷蔵庫から出してきたもののとんでもない展開となった。

(つづく) 

 

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Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(3)

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やっぱり春の木は「椿」だ!!
 
 例年この時期になると、前の竹藪の坂道に落ちた椿の花の数を数えていた。
 「仰向き」か「うつ伏せ」かをカウントしていたのである。それは、寅彦の真似だった。(「思い出草」二)
 ところが、昨年に大きくなりすぎた椿の大木は切ってしまった。残ったのはまだ小さな若木だけである。
 花はちょっと貧弱な気がする。それでも、うすぐらいなかでも自ら明かり灯しているのか思うほど目立つ!!
 落ちた花の数も、これまでは数百に達したこともあるが、今年はたった20ばかりである。
 そのなかで「うつ伏せ」なのはたったひとつである。

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▼Webテキスト『天気の変化』はどこまで!? を続ける。
 次に試案の試案を考えたテキストは「アメダス」だった。「#アメダス」がついた発言を追ってみる。
 Webテキスト『天気の変化』の可能性!?の(154)~(159)に集中しているようだ。
 2017年10月のころの話である。すでに2年と4ヶ月がすぎていた。

▼とりあえずテキスト部分だけ抜き出してならべてみる。  
 重なるところもあるが、その吟味は後回しにして、「発問」だけをならべてみる。

(ここよりテキスト試案はじまり)
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1 あなたは『アメダス』って聞いたことありますか。
 
▼どんなこと知っていますか。
※地域気象観測システム(アメダス) 気象庁

2 「アメダス」はなんと全国に約1300ヶ所にも設置されているそうです。
 あなたの暮らしている家にもっとも近い「アメダス」はどこにありますか?

※地域気象観測所一覧 [PDF形式] 気象庁

▼そこではどんなことが観測されていますか?  


3 アメダス観測所の「四要素」って何ですか。

▼それらはどんな観測機器で測られていますか。
 その原理・システムを調べてみよう。

4 いちばん近くのアメダス観測所のリアルタイムな観測データをみることができるページをみつけよう。
  「お気に入り」に登録しておこう!!

5 最寄りの「アメダス」が蓄積してデータを見ることができるページをみつけよう。
 みつけたらそのデータをもとに、あなたの暮らす地域の「気候」について調べて見よう。
(1) 「雨温図」を参考に次のこと考えてみよう。
▼一年で降水量のいちばん多い月は何月ですか?
 ベスト3は?

▼反対に降水量のいちばん少ない月は何月ですか?
 ベスト3は?
(2) 気温がいちばん高いのは何月ですか?
    低いのは低いのは何月ですか?

(3) 近くの他の場所の「アメダス」と比較してみよう。
   どんなことがわかりますか?

(4) あなたの暮らす地域の「気候」の特徴をまとめてみよう。


6 私たちの暮らす地域には多種多様の生きもの(動植物)が一緒に生きています。
 その生きものたちの暮らしを観察してみよう。
◆生物季節観測の情報(気象庁)
◆生物季節観測データベース
等を参考にしながらあなたの暮らす地域の「生きもの暦」をつくろう!!

▼あなたの暮らす地域の「アメダス」データとリンクさせてみよう!!

7 私たちの地域の「アメダス」は、日々の気象観測の「記録」をデータとして残してくれています。
  こんな貴重なデータをそのままにしておくのはモッタイナイ!!。
  いろんな有効活用の方法を考えてみよう。
 
  ▼「あの日」の「記録」を見てみよう。

8 最も近くにある「アメダス」観測所に行ってみよう!!
▼どんなところにありましたか?

▼何が見えましたか?
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(ここまででテキスト試案おわり)

▼こうしてならべているうちに気づいた!!
 自画自讃!! これは面白い!! 
 しかし 私には遠大なるプロジェクトである!!

 しばし、足踏みをしながら、「テキスタイル」を愉しんでみる!!

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(2)

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「いつから雨が降るのか?」の判断はなかなかむつかしかった!!

 朝の「雲見」からだけで、雨が降りはじめる時刻を予想することは困難だった。
 もちろんTVの「天気予報」、ネットの情報も利用できるものはなんでも使っての話である。
 屋外で作業する予定にしていた。
 作業はいっきょにやってしまいたかった。途中で中断することは避けたかった。
 朝の「雲見」から、作業は日をあらためることにした。

 最終判断に使ったのは西の空の「雲見」だった。

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▼「雲見」から、これからの「天気の変化」を予想する!!
 それは、Webテキスト『天気の変化』の大きなねらいのひとつであった。
 試案の第一弾として、Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』(PDF版)を作成していた。

◆Webテキスト試案『「雲見」を楽しもう!!』

 具体的展開案も少しは検討していた。
 しかし、残念ながらその実践にいたっていなかった。
▼そんななかで、最近、このWebテキストづくりとても参考になるページに出会った。
 いや参考になると言うより、強力に刺激を受けるものだった。
 「ひょっとしたら、めざすものはすでにできているのかも!?」という思いになった。
 それは、ファラデーラボ「気象のかがく」のときに二宮さんに教えてもらったものだった。

◆「楽しいお天気講座 in 関西」

 ここの「講座のご紹介」のページを見せてもらって、唸ってしまった!!
 さすがプロ集団の仕事である。
 どの講座もすばらしい\(^O^)/展開もひじょうに具体的で面白い!!
▼シロウトが、今さら声高にWebテキスト『天気の変化』なんて言うのも恥ずかしいが、やっぱり続けるのである。(^^ゞポリポリ
 次は、Webテキスト試案「アメダス」のPDF化に挑戦していきたい。

 けっきょく雨は、夕方の「アメダス」への散策まで降らなかった!!
 河津桜は、着々と満開に近づいていた。
 その「アメダス」の「記録」によれば20時頃から降り出したようだ。

(つづく) 

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【Web更新2/23】20-08 オンライン「寅の日」 等 更新!!

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ペンペンの音誘うや若狭路 20/02/23撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-08
週末定例更新のお知らせ
 2020年になって、8回目週末定例更新である。
 おそらくこれが2月最後の更新となるだろう。今週末で2月が終り一年の1/6が終わることになる。
 今年の抱負「4R作戦」はどこまで来たのだろう!?

◆表紙画像集2020 更新 ペンペン草(ナズナ)
 ペンペン草を真上からみるとなかなかかわいい花である。
 果実は三味線のバチを連想させる。そこからこの草の名前「ペンペン」がきているのだという。
 なぜか私は勝手にこのペンペン草を見ていると、早春の若狭路を思い出してしまう。
 若狭の「お水送り」は、今年も3/2だろうか?

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 2月のテーマは 「寅彦」の生きもの観察!!
 あと一回、2/29(土)にある。
 3月のテーマは 警鐘「天災は忘れられたる頃来る」である。
 そして、8年目の取り組みが終わる。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 こちらの方は、あと一ヶ月で9年目の取り組みが終わる。
 10年目に入るまでにやっておきたい作業を少しずつリストアップすることはじめたい。

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 Webテキスト『天気の変化』はどこまで!? を少しシリーズ化して、この取り組みの「現在地」をあきらかにしてみたい。

◆「究極のクリップモーター」を普及させる会 更新!!

 この機会に、今現在やられているいろんなタイプの簡単「モーター」も体験してみたいものだ。

 蓮根の植え替えから48週目の大賀ハス観察池(2020/02/22撮影)。
 本格的に雪に埋もれることもなく、池の水は温んでいく。あと一ヶ月で池をひっくりかえすつもりだ。
 はたしてどれだけの蓮根が !?

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ファラデーラボ「高専における教育と研究」(2)

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連句的!!

 きわめて唐突に妙なコトバを思いついた。
 シロウトの無知をさらすようだが、「連句」というものがあるそうだ。
 5・7・5の発句,7・7の脇句以下の長短句を連ねていくもので、複数の人間の共同作業として「連句」が詠まれるらしい。
 発句、脇句のバランス・ツナガリ・連鎖の妙が魅力とか。(体験したこともないが (^_^;))
 発句が独立して「俳句」になったとか。言わば座の文芸として愉しむのである!!

 「かがく」もこんな愉しみ方はできないものだろうか!?
 そこで変な作業仮説を勝手に立てた。

 ファラデーラボの「かがく」は連句的である!! 

▼いつものように第二部も充実していた。
 「連句」を巻くように次々と私の「かがく」が報告された。

【音と光 山本さん】
 トップバッターは山本さんだ。山本さんは、最近手作り教材づくりが楽しくてしかたないと言う。凄い!!
 身近に手に入るものでつくられた「音と光」実験装置を紹介してもらった。ナルホド(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
 特に、「おんさ」の音を波で見せられたのには感動だった。

【觜本先生in岡山 中谷さん】
 ファラデーラボつながりで、觜本さんが岡山の中谷さんの学校に出かけて行って「出前授業」を行なったときの報告があった。
 生徒たちには大好評だったようだ。
 他にもファラデーラボつながりで、第一部、第二部の講師が他のところで授業されるということもでてきているようだ。
 とてもうれしい展開だ!!

【はりま灘の歴史 觜本さん】
 その觜本さんが、「10分間 地学小ネタ」の続きである。
 「大阪層群高塚山層」の化石の話からはじまり、「海進」の話へそして、播磨灘へと…
 觜本さんの語る「動く大地の物語」はいつもドラスティクで面白い!!
 つづきが楽しみである。

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▼つづいて

【磁石 石原さん】
 小学校「磁石」教材の話。
 いつものことながら、ほんとうに面白いいろんな「教材」を紹介していただくのはアリガタイ!!
 こんな楽しいいろんなモノがあるのとないのとでは、まったくちがう授業が展開されるのだろうと容易に想像できる。
 今回特に興味深かったのは、小学校でもきっちり「磁化」を扱おうと提案されているところだった。
 また、「磁石」にもいろんなタイプの磁石があることも教えてもらった。

【新型コロナウィルスの致死率について 野村さん】
 グリーンフラッシュ目撃談からはじまり、今もっともタイムリーな話題「新型コロナウィルスの致死率」について熱く語られた。
 野村さんの科学的考察はなかなか興味深いものがあった。

【ソーラークッカー(パンフ) 福寿さん】
 以前にファラデーラボでも実演紹介をしていただいた「ソーラークッカー」について、パンフとその後の展開を紹介していただいた。
 世界中のいろんなところで「ソーラー(太陽熱)クッカー」が活躍しているようだ!!

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▼最後に

【電池とモーター 円尾さん】
 ふだんはあまり気にしていない「電池」のくわしいつくりについて、円尾さんより「分解」したものを見せてもらいながら説明してもらった。 「モーター」についても、同様に「分解」したものを見せてもらった!!「コイル」と「磁石」があった!!アタリマエ!!
(なかなかひとりではここまでしないな(^^ゞポリポリ)
 猟師・円尾さんからは、最近の収穫物としてりっぱな角の「シカの頭骨」が披露された。すぐさま引き取り手があらわれた!!
    

【回路カード 今後の予定 森本さん】
 最後にファラデーラボの主・森本さんより、「回路カード」についてとファラデーラボの「今後の予定」について話があった。
 くわしい「今後の予定」については

●ファラデーラボ「今後の予定」

 を参照してください。変更される場合もありますので、最新情報をチェックよろしくお願いします。
 また「これまでの取り組み」については

●ファラデーラボ「過去の実績」

 を参照してください。
 今度は、あなたも参加してあなた自身の「私のかがく」を披露して(巻いて)くれませんか!!

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ファラデーラボ「高専における教育と研究」(1)

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▼昨日(2020/02/22)、ファラデーラボ(加古川)で第110回のかがくカフェが行なわれた。

◆第110回かがくカフェ 「高専における教育と研究」
●テーマ:「高専における教育と研究」
●話題提供:宇野宏司さん(神戸市立工業高等専門学校 准教授)
  http://www.kobe-kosen.ac.jp/department/staff/toshi/uno.html

 ふだんあまりお聞きする機会のない「高専」のお話をたっぷり聞かせてもらって、とても面白かった!!
▼知っているようで知らない「高専」という「学校」についてくわしく教えてもらった。
 はじめて知って納得ということもたくさんあった!!
 宇野さんだからこそ知る「高専」の魅力を熱く語られた!!
 それだけでない
 「高専」の抱える課題についても、忌憚なく誠実に語ってくださったのがうれしかった。

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▼「高専」教員に求められる3要素として
 「教育・研究・地域貢献」
 をあげておられた。そして、そのひとつひとつについてすばらしい取り組みの報告を聞いた。
 とりわけ私が興味深かったのは、「研究」である。
 教える側の「研究」に対する姿勢は、あきらかに生徒たちに伝わっていた!!
 5年生での宇野研究室の「卒業研究」「特別研究」テーマのリストも見せていただいた。
 そのレベルの高さに驚く!!
 もちろん教師の指導助言があってのことと思うが、とても興味深いテーマがならぶ!!
 宇野さん自身も生徒たちの発想に学ぶことも多いという。それにもまた感動だ!!

 地域貢献のアクティブな活動にも驚く。 
 【教材開発】遊んで学ぼう防災すごろく なかなか面白そうだ!!

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▼最後に「私の研究紹介」として4つの「研究」についての報告があった。

① 河口域のカニの棲み処を考える【環境】

② デジタルカメラで砂粒の大きさを測る【環境】

③ 都賀川水難事故からの教訓を考える【防災】

④ 神社は安全か?【防災】

 どの「研究」もとても興味深い。テーマだけでなく、その研究手法からも学ぶべきものが多い。
 これらのなかでも私は特に「④ 神社は安全か?【防災】」が面白いと思った!!
 こんな切り口での「研究」こそ、ほんとうに役に立つ「研究」なのではと思った。

 4つの「研究紹介」を聞かせてもらっているうちに、あの生徒たちの「卒業研究テーマ」がなぜ面白いかがわかってくる気がした!!
 またつづきがぜひ聞いてみたい。
 ありがとうございました。 深謝 

(つづく)

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Webテキスト『天気の変化』はどこまで!?(1)

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▼「アメダス」の川向かいの河津桜がほころびはじめた!!
 例年にくらべやはり少しはやいのだろうか?
 
 我が家からの「雲見」定点の画像に、この「アメダス」が写し込まれている!!
 それにはじめて気づいてからでもずいぶん歳月がたった気がする。
 それに気づいてからは、夕方の散策コースに「アメダス」の川向かいの公園を加えた。

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▼「アメダス」で思い出すことがあった。

●Webテキスト試案「アメダス」
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◆Webテキスト『天気の変化』

である。
▼ずいぶん古い思いつきではじめたプロジェクトだった。
 はじめて「Webテキスト『天気の変化』の可能性!?」のタイトルで記事を書いたとき(2013/12/08 )、このWebテキスト構想についてつぎのように語っていた。

それで味をしめてというわけではないが、ここのところWebテキスト『天気の変化』の構想が頭に浮かんできている。  学校のなかでの授業ばかりでなく、大人・子ども関係なくこの同じ空の下にくらすみんなのための「お天気」ガイドテキスト!!多くのクライアントによって更新・進化をしていくテキスト!! これはポンコツの描く夢物語だろうか。  環境的には、実現可能な状況になってきているのだとおもうのだが。

 さらにはこうも言っていた。

ホンモノの「知」との連携はこれからの「知」の開拓には必須である。

▼もうそれから、7年近くの歳月が流れた。
 「いかに遅々たる歩みになろうとも歩みはとめない!!」と声高に叫んでみても現実はどうなんなんだろう!?
 いったいこの歩みはどこまで来ているのだろう?

 しばし、自問自答してみようと思う。
 ゆっくり ゆっくり 急ごう!!

(つづく) 

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進化し続ける「クリップモーター」を見た!! #クリップモーター

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▼昨日(2020/02/20)、とてもうれしい機会があった!!
 上橋智恵さんの凄い「クリップモーター」を生で見せてもらったのだ。\(^O^)/

●「高速回転のクリップモーターと直径10cmのクリップモーター」(上橋 智恵さん)

 生で見せてもらってあらためて感動デアル!!
 驚きの工夫・アイデアの連続デアル!!
 ビュンビュン!! 高速回転の迫力も実感デアル!!

▼まずは「高速回転のクリップモーター」である。
 なにより驚くのは「安定」した高速回転である!!
 それは、置いておくだけでなく手に持って少々斜めにしても、「安定」して高速回転を続けた。
 縦にして立てかけてもまったく問題なかった。
 その「安定」した高速回転の秘密は、驚くべき工夫・アイデアにあった。
 なかでもいちばん凄いと思ったのは、コイルの先端にまち針を使用していることだ。
 もうひとつある。
 その軸受けにネオジウム磁石を使用していることだ。
 こんな発想どこから出てくるのだろう!? それが不思議だ!!

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▼次は「直径10㎝のクリップモーター」である。
 直径10㎝が高速回転をする。
 これまたど迫力がある。
 仕上がりの美しさに感動である。
 アルミ線一巻きにした場合にも、先端にすばらしい工夫がある。
 くわしい作り方の説明もわかりやすい。
 先日、私も挑戦してみただけに、この工夫の凄さがよくわかる。
 磁石なども100円ショップで手に入る磁石だけを使用しているのもいい!!

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ほんとうにすばらしいと思ったのは、工作の工夫・アイデアの凄さだけにとどまらないところだ!!
 <クリップモーターが回転する理由について>
 は、くわしく図や電圧波形の画像まであげて説明されていた。
 昨日、直接お話を聞いて、あらためて読みなおしてみた!!
 こんなくわしい説明はじめて見た!!
 私にも少しわかりはじめた。
 すばらしい\(^O^)/ これは必見だ!!
 
 もはや「クリップ」そのものは見られない。でもやっぱりこれも「クリップモーター」!!
 これからもまだまだ「クリップモーター」は進化し続けるだろう。
 次は、どんな「クリップモーター」が登場するのだろう。 o(^o^)o ワクワク

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2020年3月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦

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▼「寺田寅彦の銅像」の説明板にQRコードが設置されている。
 聞いてみると、きわめてコンパクトに的を射て「物理学者 寺田寅彦」が語られていた。
 その冒頭に、「警句 天災は忘れられたる頃来る」が登場した。
 その言葉は、もちろん台座にもあった。
▼2020年3月のオンライン「寅の日」の計画を考える時期である。
 2012年4月からはじめたオンライン「寅の日」。8年目最後の月である。
 3.11 の月でもある。
 ここ何年も3月のテーマは決まっていた!!
 警鐘「天災は忘れられたる頃来る」
 である。今年の3月は2回ある。

■2020年3月オンライン「寅の日」!!
◆第248回オンライン「寅の日」 …3/12(木)
◆第249回オンライン「寅の日」 …3/24(火)

▼オンライン「寅の日」8年の歩みの中で、寺田寅彦「防災・減災」三部作として最晩年に書いた3つの随筆をあげていた。
・「日本人の自然観」(1935年)
・「天災と国防」(1934年)
・「津浪と人間」(1933年)
 これらを繰りかえし繰りかえし読んできた。
 今年の3月は、この三部作以外を読むことにしたい。次によく読んできた2つをとりあげたい。
・「地震雑感」(1924年)関東大震災後に書かれた随筆、ここにすでに「天災は忘れられたる頃来る」の思いが。
・「神話と地球物理学」(1933年)こんな随筆を書くからこそ、「寅彦」ファンになってしまう!!

■2020年3月オンライン「寅の日」!!

◆第248回オンライン「寅の日」 …3/12(木)「地震雑感」(青空文庫より)

◆第249回オンライン「寅の日」 …3/24(火)「神話と地球物理学」(青空文庫より)

▼3.11よりまもなく9年!!
 寅彦が最晩年まで、鳴らし続けた警鐘「天災は忘れられたる頃来る」に耳を傾け、その意味をより深く、より豊かに読み解きたい。
 それこそが、「防災・減災」へとツナガル道と信じて!!

 誰もが、いますぐはじめることができる第一歩!!
 「寅彦」を読もう!!

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【Web更新2/16】20-07 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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足元へ拡がる宙やホシノヒトミ 20/02/13撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-07
 週末定例更新のお知らせ
 ちょっと古いが私の「整理学」のバイブルとして読んでいる本がある。
 『知的生産の技術』(梅棹忠夫著 岩波新書 1969.7.21初版)である。
 その本のなかで「日記と記録」について梅棹は次のように言っていた。

 日記は、人にみせるものでなく、自分のためにかくものだ。自分のためのものに技法も形式もあるものか。こういうかんがえ方もあろうが、そのかんがえは、二つの点でまちがっているとおもう。第一に、技法や形式の研究なしに、意味ある日記がかきつづけられるほどには、「自分」というものは、えらくないのがふつうである。いろんなくふうをかさねて、「自分」をなだめすかしつつ、あるいはげましつつ、日記というものは、かきつづけられるのである。第二に、「自分」というものは、時間とともに、たちまち「他人」になってしまうものである。形式や技法を無視していたのでは、すぐに自分でも何のことがかいてあるのか、わからなくなってしまう。日記というものは、時間を異にした「自分」という「他人」との文通である、とかんがえておいたほうがいい。手紙に形式があるように、日記にも形式が必要である。(同書 P162) 

 これは、ネットの時代においては最高の「blogのすすめ」だと思った。
 また、Webにおいても同様だと思っていた。
 週もなかばになってしまって「週末定例更新のお知らせ」というのも変な話しあるが、これが私のWeb更新の「形式」なんである!!

◆表紙画像集2020 更新 ホシノヒトミ
 「オオイヌノフグリ」と名づけたいにしえの人の観察眼を全面否定はしない。
 しかし、それは花が咲いた後に実ができてきたころの話である。
 花が咲きはじめたころはやっぱり「ホシノヒトミ」だ!!こう呼んだ観察眼に ( ^_^)/□☆□\(^_^ )
 足元に拡がる宇宙には「ホシノヒトミ」がお似合いだ!!

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 「今さらですが、「磁石」って!?」ばかりを綴った一週間であった。
 一ヶ月半あまりつづけたシリーズだったが、20回でいったん終えることにした。
 最初は、サイエンス教室「じしゃくとモーターのかがく」を意識し、それに関する教材の「店じまい」も考えての取り組みだった。
 つづけているうちにすっかり「じしゃく」「モーター」が面白くなってきてしまった!!
 やっぱり「磁石」の「ふしぎ!?」は最高!!
 「モーター」は だれがやってもまわる!! だから 「かがく」なんだ!!

◆「究極のクリップモーター」を普及させる会 更新!!
 ずいぶん久しぶりのページ更新である。
 最初は、「今さらですが、「磁石」って!?」のなかから、「モーター」に関する部分だけをリンクするつもりだった。
 ところが、あらためて読み返してみると、(1)~(20)までどれもがツナガッテいるように思えて、全部ここへもリンクしてしまった。
 
 「リンク」といえばとてもうれしいところに許諾を得てリンクさせてもらった。

●「高速回転のクリップモーターと直径10cmのクリップモーター」必見!!
 上橋智恵さんのblogより

●「少し大き目な簡易モーターづくり」必見!!
●「科学工作:ちょっと大きめな簡易モーター(5)」必見!!
 野呂茂樹さんのYouTube動画より

 「クリップモーター」はまだまだ進化を続けるのである。


 大賀ハス観察池にもついに雪が積もるかと思ったが、そうはならなかった。
 蓮根の植え替えから47週目(2020/02/15)の観察池の水は温んでいるように見えた。

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Twitterはじめて3,801日目に思うこと!!

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(゜o゜)ゲッ!! 立ち続けていた卵1個がゴロリと倒れていた!!

 今年も立春の前日(節分)に立てた「立春の卵」5個。
 まちがいなく立てて10日目の2020/02/13には5個とも立っていた。
 ところが、二週間目になる昨日(2020/02/17)、その場所に行ってみると1個が倒れていたのである。この4日間のいずれかの日に倒れてしまったのである。
 この卵に何が起こったのだろう?
 卵の重心から下ろした垂線が底面の三角形をはずれてしまったのである。
 中谷先生によれば、ピサの斜塔のようにある程度傾いていても、垂線が底面内にあれば大丈夫なはず。
 では、なぜ この1個だけが…  ?(゜_。)?(。_゜)?

▼私は一度、今年と同じように節分に5個の卵を立てて、最後の1個が倒れた8/13まで191日間、毎日欠かすことなくその様子を画像におさめTwitterでつぶやきつづけたことがある。

◆【立春の卵】191日の軌跡

 このとき、最初の1個が倒れたのは、立ててから78日目の夕方(2015/04/22 17:15)であると「記録」されていた。
 
 「立春の卵」だけではない。私はものごとを「記録」するのにしばしばTwitterを利用していた。
・日々の「雲見」「天気」 #tnk 
・【宇宙見物】月の画像 「地球照」など この「記録」をすることによってはじめて「三球儀」が見えてきた!!
・【大賀ハス観察日記】
・コウガイビル
・クモ学事始め
・【ヒガンバナ情報】
・オンライン「寅の日」
等々 あげればきりがないほどである。
 一日一エントリーのblogもかならずTwitterで発信するようにしていた。

▼そのTwitterが、使いはじめて昨日で3,800日目、つまり本日で3,801日目だよ、とTwilogが教えてくれた。
 はじめたのは2009/09/23であるから、もう10年以上ということになる!!
 
 私にとってTwitterは、きわめて便利な「記録」ツールである!!

 それだけではなかった。私はTwitterを使いはじめてまもなく妙なコトバを多用するようになっていた。
 それが、Twitter的である。
 6つのキーワード・概念からなる。
  Twitter的=
 「リンク」
 「シェア」
 「フラット」
 「等身大」
 「リアルタイム」
 「アクティブ」

 もちろん「Twitter的」はTwitterのみを意味しない!!
 ネット世界における私流の「作法」である。
 いや、それを超えて、これが私の「哲学」であり「生き方」である!!

▼いつも大げさに言うのが、私の悪いクセ (^^ゞポリポリ
 今さら「Twitter論」やら「SNS論」を語るつもりはさらさらない。
 でも、いつも不思議に思うことがある。
 Twitter、Facebook、SNS等について評価する場合も批判的に語る場合も一律に、
 自分のタイムラインを流れる「情報」も他人(ひと)のタイムラインを流れる「情報」も同じものが流れていると思い込んでいるふしがある!?
 どうして ?(゜_。)?(。_゜)?

 どうすれば、自分のタイムラインにより有効な「情報」が流れるようにするか。
 それがいまいちばんの課題である。
 
 さあ、2個目の卵はいつ倒れるだろう?

 

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本日(2020/02/17)、第246回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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見かける蓑虫が少なくなった!!
 なんとなくそう感じていた。

 雨だった。春のしとしと雨が降り続いていた。
 屋外に出て蓑虫探しの散策をしたかった。雨がやみそうでなかったので傘をさして、近くを散策してみた。
 しかし、まったく見かけることはなかった。ひとつとして… 灯台もと暗し!!
 自宅の庭の石榴の木に ふたつの蓑虫をみつけた!!
 このなかにガの幼虫がほんとうに暮らしているのだろうか?
 それはどんな暮らしなんだろう?
 この巧妙なシェルターのような蓑はどのようにつくりあげたのだろう?
 いかに雨が降ろうともこの蓑のおかげで雨水がしみこむはないのだろうか?
 雨はわかっていたが、風は感じなかったが、ゆれているようにも見えた。どうして!?
 考えてみると、以前にも同じような位置に見かけた気がする。
 なぜだろう? マーキングでもしているのだろうか!?
 知れば知るほど「ふしぎ!?」が増えていく生きものがここに!!

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▼本日(2020/02/17)は、第246回オンライン「寅の日」である。
 2月のテーマは
 ●「寅彦」の生きもの観察!!
 今回は、この「ふしぎ!?」な生きもの、「蓑虫」をとりあげる。
 「蓑虫と蜘蛛」である。

◆本日(2020/02/17)、第246回オンライン「寅の日」!!

「蓑虫と蜘蛛」(青空文庫より)

▼この随筆が書かれたのは大正十(1921)年である。
 つまり今からやく100年前である。どうやら、そのころは蓑虫もずいぶんたくさんいたようだ。
 寅彦は庭の楓を蓑虫の食害から守るために、蓑虫駆除にのりだす。
 その様子が例のみごとな文章でリアルに語られている。ユーモアもあり、具体的にその様子が見えてくるようだ。
 たとえば

 

 ぶらぶらする竿の先を、ねらいを定めて虫のほうへ持って行った。そして開いた鋏の刃の間に虫の袋の口に近い所を食い込ませておいてそっと下から突き上げると案外にうまくちぎれるのであった。それでもかなりに強い抵抗のために細長い竿は弓状に曲がる事もあった。幸いに枝を傷つけないで袋だけをむしり取る事ができたのである。

 なんとこうして大小取り混ぜて49個もの蓑虫をgetするのである。
 寅彦の興味はこれだけではおさまらなかった。

  なかんずく大きなのを選んで袋を切り開き、虫がどうなっているかを見たいと思った。竿(さお)の先の鋏(はさみ)をはずして袋の両端から少しずつ虫を傷つけないように注意しながら切って行った。袋の繊維はなかなか強靱(きょうじん)であるので鈍い鋏の刃はしばしば切り損じて上すべりをした。やっと取り出した虫はかなり大きなものであった、紫黒色の肌がはち切れそうに肥(ふと)っていて、大きな貪欲(どんよく)そうな口ばしは褐色(かっしょく)に光っていた。袋の暗やみから急に強烈な春の日光に照らされて虫のからだにどんな変化が起こっているか、それは人間には想像もつかないが、なんだか酔ってでもいるように、あるいはまだ長い眠りがさめきらないようにものうげに八対の足を動かしていた。

寅彦の観察はいつもアクティブだった!!
自然(生きもの)にはたらきかけることに、ストーリーを描きながら観察していた!! 

寅彦の観察は常に次へ次へとツナガッテいった!! 

 ある蜘蛛が、ある蛾(が)の幼虫であるところの簔虫の胸に食いついている一方では、簔虫のような形をしたある蜂(はち)の幼虫が、他の蜘蛛(くも)の腹をしゃぶっている。このような闘争殺戮(さつりく)の世界が、美しい花園や庭の木立ちの間に行なわれているのである。人間が国際連盟の夢を見ている間に。

ツナガリツナガッテ
「蓑虫」駆除の話は、生物界のバランス、「進化」へと話が進む。
 そして、いつもきまっていた。
 落としどころはもっとも身近に!!

 

こうして私の庭での簔虫と蜘蛛の歴史は一段落に達したわけである。
 しかしこれだけではこの歴史はすみそうに思われない。私は少なからざる興味と期待をもってことしの夏を待ち受けている。

 うまい!!実にうまいなあ!!

 我が家の庭で出会った「ふしぎ!?」生きもの
 「クマムシ」「ゲホウグモ」「コウガイビル」に追加して「蓑虫」をあげてみたくなるのだった。
 まだ姿が見えているうちに…。

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今さらですが、「磁石」って!?(20) #磁石

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▼サイエンス教室「じしゃくとモーターのかがく」は午前の部・午後の部とに分かれていた。
参加してくれた小学生は以下のとおりであった。
●午前の部 10:30 ~12:00 (90分 小学校3年生~6年生向け) 23名
●午後の部 13:30 ~14:30 (60分 小学校1年生~3年生向け) 37名
 ふたつのカンタン「モーターづくり」に挑戦してもらった。

A 「じしゃく」がまわるカンタン モーター!!
B せかいでいちばんカンタンな「クリップモーター」!!

Aは午前・午後の部参加者全員時間内に回すことができた。

Bは午前14名 午後10名 が回すことができた。
時間内に回すことができなくてもやっぱり 次を強調した。
だれがやってもまわる!! だから 「かがく」なんだ!!

▼限られた時間のなかで、ふたつの「モーター」無理かと思ったが、ひとつは全員が回すことができたのでうれしい。
 「究極のクリップモーター」のけっこう楽しんでもらった。
 実はここまでできたのには、アリガタイことに強力な助っ人がいたからだ。
 中学生2人がボランティアで参加してくれていた。ふたりの「かがく」はするどかった。深謝<(_ _)>

 やりながらもっと工夫が必要なところもいっぱい気づいた!! 
 改良点もいっぱいある!!
 しかし
 午後の部で、一緒に参加されていた保護者を含めて、全員に「モーター」に大いに興味をもってもらうことができた!!
 やっぱり

 「回った!!」「回った!!」は楽しい!!面白い!!

▼ながらく続けて来たこの「今さらですが、「磁石」って!?」をいったんここで終わりたい。
 このなかで、「モータ-」に直接関係しそうなところは

◆「究極のクリップモーター」を普及させる会

のページに後ほどリンクしていきたい。

▼またこの機会に進化し続ける「クリップモーター」関する情報はいっぱいいただいた。
 動画情報もたくさんいただいた。
 こちらのほうも、「参考Webページ」で紹介させてもらいたい。

 ひきつづき、進化しつづける「クリップモーター」情報をよろしくお願いします。<(_ _)>
 
 いったん
(おわり)

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今さらですが、「磁石」って!?(19) #磁石

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▼いよいよ たつのサイエンスひらば「じしゃくとモーターのかがく」の当日となった。
 2つのカンタン「モーター」

●「じしゃく」がまわるカンタン モーター!!
●せかいでいちばんカンタンな「クリップモーター」!!

の準備はできた。
 では、そのモーターづくりに入る前にどんな話をすればいいだろう?
 今一度、頭のなかを「整理」してみる。
▼そもそも「磁石」って何!?
・磁鉄鉱
・方位磁針
・地球磁石
・「磁石」にくっつく金属は?

<やってみよう>では何を。

「磁石」の「ふしぎ!?」うまくつたえなられるかな。
▼「電気」はどうだろう!?
・電池
・「電気」を通す金属は?

 そもそも「電気」って何!?
 そんなことやりだしたらきりがないだろう。
 でも「電気」の「ふしぎ!?」にも少しはふれたいな。
▼やはりいちばんは伝えたいのは「磁石」と「電気」の「ふしぎ!?」が出会ったときのことだろう。

●1800年 ボルタ ボルタ電池を発明!!
●1820年 エールステッド 「電流の磁気作用」を発見!!
●1821年 ファラデー 最初の電気学上の発見(「電磁気回転」)。世界初のモーターだ!!
●1831年 ファラデー 8月、電磁誘導の発見。9月磁電誘導。

 たった200年前の「出会い」「交叉」!!
でもそれって限られた時間なかでその「感動」を伝えることはなかなかむつかしい!!
 後は作業をすすめるなかで「実感」してもらえれば…

▼こうして考えていると、今回の機会で人に伝えると言うより
 今さらながら 私自身が あらためて
 
 「磁石」の「ふしぎ!?」!!
 「電気」の「ふしぎ!?」!!

を実感することとなった。
 さてさてどうなることやら o(^o^)o ワクワクドキドキ

(つづく) 

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今さらですが、「磁石」って!?(18) #磁石

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▼もうひとつの「モーター」も「材料」たったこれだけだった!!

(1)クリップ 2つ
(2)単三電池(アルカリ電池) 1個
(3)フェライト磁石 2つ
(4)電池BOX(単三用) 1つ
(5)エナメル線 50㎝
(6)紙やすり
(7)ゴムバンド(ガムテープでも可)

▼もうひとつの「モーター」を名づけて次のようによんだ。

●せかいでいちばんカンタンな「クリップモーター」!!

 要するにあの

●『究極のクリップモーター』

である。
 私はまだまだこの『究極のクリップモーター』にこだわっていた。
 『究極のクリップモーター』にこだわると言うより、ひとりでも多くの人が、自分のでこのモーターを回す体験をしてもらうことにこだわっていた。だからいろんなところ(お楽しみ広場、科学の祭典など)で、唯一の持ちネタとしてやってきた。
 しかし、もうずいぶんやっていなかった。
 私としては『究極のクリップモーター』最新バージョン!!
 ということになる。
▼特に目新しいということもないが、<作り方>も記しておく。

<作り方>
【A】まわるコイルをつくる
(1)電池にエナメル線を耳になる部分を残して8回巻く。
(2)最後にエナメル線で束ねるようにして2~3回巻き、両端に5㎝ほどの耳をつくる。
  (※ 5㎝はほぼ電池の長さ!! 耳は一直線上にバランスよく!!)
(3)両方の耳に黒油性ペンを塗る。(必ず紙の上で)
(4)耳の油性ペンの色(エナメル)を紙やすりではがす。
   ・一方は全部!!
   ・片方は半分だけ!!
  (※ここが最大のポイント!! それにしてもこんな工夫 誰が考えたのだろう?(゜_。)?(。_゜)?)

【B】台をつくる
(1)クリップをのばす。
(2)のばしたクリップを電池BOXにつける。ゴムバンドで固定する。(ガムテープ貼り付けでも可)
(3)電池BOXに電池を入れ、電池にフェライト磁石2つをつける。

【C】クリップにそっとコイルを置いてまわしてみる

 うまく回れば完成\(^O^)/

▼最新バージョンと言っても、特にめだって新しいことはない。
 強いて言えば
・今までずっと単一電池でやってきた。今回はじめて単三電池で挑戦する。
・より安定させるということで、電池BOXを使用する。
・ガムテープで貼り付けていたところを、ゴムバンドに変更してみる。(森本さん発案)
ぐらいである。

回らないときは「60・30・10の法則」を思い出そう!!
・60%は …エナメルのはがし方が不十分!!
・30%は …回転子のバランス!!
・10%は …電池の接続などの問題!!電池のパワーも!!

さてさて、どんな展開になるやら o(^o^)o ワクワク
どんな展開になっても やっぱり言いたい!!

だれがやってもまわる!! だから 「かがく」なんだ!!

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(17) #磁石

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「材料」はたったこれだけだ!! 

(1)フェライト磁石 2つ
(2) 単三電池(アルカリ電池) 1個
(3) アルミホイル片 2枚(3×15㎝、3×6.3㎝)
(4) 鉄くぎ(4.5㎝)
(5)クリップ 2つ (ひとつはシール付き) 

▼実は今週末、たつののサイエンス教室「じしゃくとモーターのかがく」で2つのモーターづくりに挑戦しようと思っている。
 これはそのうちのひとつ

●「じしゃく」がまわるカンタン モーター!!

 の材料である。
 その準備をしながら、ずいぶん久しぶりに「モーター」を楽しんでいる。
 続けている「今さらですが、「磁石」って!?」のシリーズも実はこのサイエンス教室を少し意識してのことだった。

▼「作り方」もいたってカンタン!!

(1) 小アルホイル片でフェライト磁石2つを包む。
(2) 大アルミホイル片でアルミホイルりぼんをつくる。
(3) 釘の頭をアルミホイルで包んだ磁石にピッタリつける。
(4) アルミニウムりぼんでそっと磁石に触れてみる。
    磁石が回り出したら 完成だ \(^O^)/

(5) オプション 挑戦!!
    磁石の下にクリップ2つをつけてみる。
    超高速に回転を実感だ!! メーリーゴーランド風バージョン完成!!

▼これまでに多くの人に教えてきてもらったものだ。
 特段オリジナリティを主張するものなどなにもない。
 ただ最後のシール付きクリップをつけるというのは準備をしていて思いついたことだ。
 それとて、人形をぶらざて喜ぶ子どもたちを目撃したことからくる「思いつき」だった。
 
 プリントの最後にこう書いた。

 だれがやってもまわる!! だから 「かがく」なんだ!!

 はたしてどうなるだろう。楽しみだ o(^o^)o ワクワク

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(16) #磁石

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▼ 回らない!!
  やっぱり
  どうしても回らない ?(゜_。)?(。_゜)?

 野呂茂樹さんの真似をしてつくった「ジャンボモーター」!!
 うまく回ったのに気をよくして、今度はアルミ線でやってみた。
 アルミ線は4㎜ぐらいはあるだろうか。以前園芸用に売られていたもの購入していた。
 まずは直径10㎝ぐらいの円形で、何回か巻いた。
 両耳の塗料は「おきまり」どおりカッターナイフではいだ。
 いっこうに回る気配すらない!!
 「60・30・10の法則」に照らしあわせ原因はなんだろう?
 そもそも重すぎるのでは? 
 では一巻きにしてみよう。

 でもやっぱり 回らない!! 

▼そう言えば、「究極のクリップモーター」をやるときの説明用模型をこのアルミ線を使ってつくっていた。
 説明用だから、できるだけ太いアルミ線を使う方が都合良かった。
 回転子の直径も17㎝と超大型だった。
 戯れにそれを セットしてみた。
 
 もちろん アタリマエに 回らなかった!!

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▼ここはまた野呂茂樹さんに学ぼう!!
 Facebook版【理科の部屋】では
「大き目の簡易モーター:アルミ線 2mmφ・アルミ線・10×10㎝・1回巻き」
 を提案しておられた。
 快調に回っている。(動画が見せてもらえる アリガタイ!!)
 すぐに電気的接続が悪くなり、磨けば復活するという。納得だ (゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン

 やっぱり私の使っているアルミ線は太すぎるのか!?

▼しかし、手持ちのアルミ線はこれしかなかった。
 ホームセンターまで走った。以前はこのタイプの細いものがあったように思うが見あたらない。
 裸のアルミ線はあるが、塗料を塗ったものが見あたらない。みつけたのは「デザイン用合成樹脂被膜線」というシロモノだ。
 帰って作業しはじめて気づいた。
 両耳の被膜をはがすのがひと苦労だ!!ロウソクの炎で焼いた。そして後で油性ペンで半分だけ塗った。
 不格好ながら10×10㎝の正方形ができた。

 台にセットしてみた。
 おおっ!!回る気配だ!!
 でも、快適に ビュンビュンとはいかない。
 すぐ 例のブラブラ状態にもどってしまう。

 どうして ?(゜_。)?(。_゜)?

 「回る」だけが「科学」ではない!!
 「回らない」「どうして ?(゜_。)?(。_゜)?」もりっぱな「科学」だ!!
 
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今さらですが、「磁石」って!?(15) #磁石

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▼ やった!!
  回った!! 回った!! それも超高速に \(^O^)/
  直径12㎝のジャンボモーターはとんでもないど迫力だ!!

  物理実験はダイナミックに!!
  と唱えながらも実現していなかった
  夢の「ジャンボモーター」がついに実現した\(^O^)/

▼発案の元があった。
 Facebook版【理科の部屋】で、
 野呂茂樹さんが 

◆「科学工作&マジック」~少し大きめな簡易モーター~ 

 を詳しく提案してくださっていた。(YouTubeでも公開されている!!)
 いつもいろんな「科学工作&マジック」を楽しませてもらっているが、今回の提案はひときわアリガタイ!!
 もう自分の手では無理とあきらかけていただけに!! 深謝。

▼長年「究極のクリップモーター」に取り組むなかで
 勝手に「60・30・10の法則」というのをつくっていた!!
 なかなかうまく回らない原因は、次にあると思っていた。

・60%は …エナメルのはがし方が不十分!!
・30%は …回転子のバランス!!
・10%は …電池の接続などの問題!!電池のパワーも!!

 ジャンボサイズになると少し事情がかわってくるかも知れないが、基本はかわらないはず!!
 野呂さんの提案にはこれらをみごとにクリアーする工夫・アイデアがつまっていた。

・バランスを保つために中央に竹ひごを刺す!!(巨大になればこれが最大の問題)
・回転子の両端(私は耳と呼んでいる)は、竹ひごに巻き付けている。(これは密にが最大のコツ)
・耳のエナメルはがしを巻き付けてからカッターナイフでやっている。(私は黒油性ペンで色を塗ってからやった。)
・巻き付けた線のほどけるのを防ぐ工夫も提案されている。(私はまだやっていないが)
・電極に銅板を使用している。
・高さ調整のためにクリップを使用している!!(私はこの工夫が最高に気に入った!!ともかく便利!!)
あげればまだまだある!!

 真似をしてやってみて、はじめて気づいた工夫・アイデアもいっぱいある!!
 この提案のすばらしさに感動である!!そして感謝である。
    
▼またまた繰りかえそう。

●1820年 エルステッド 「電流の磁気作用」を発見!!
●1821年 ファラデー 最初の電気学上の発見(「電磁気回転」)。世界初のモーターだ!!

 200年前のエルステッド、ファラデーの感動を自分で手で今一度!!

 とびっきり不器用な私にも回すことができた!!
 
 誰がやってもモーターは回る!! ダカラ 「科学」だ!!

(つづく)

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【Web更新2/9】20-06 サイエンスコミュニケーター宣言 等 更新!!

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紅梅の紅枝先へこぼれけり 20/02/08撮影@福崎

 

■楠田 純一の【理科の部屋】20-06 週末定例更新のお知らせ
 「立春」過ぎてから季節はまるで遡行するかのように<冬>がやってきた!!
 しかし、時はけっして遡行はしない!!
 はや2月も10日である。
 2020年になって6回目の週末定例更新のお知らせである。

 

◆表紙画像集2020 更新   紅梅
 今月はじめに「開花日」をむかえた我が家の紅梅。
 季節の遡行で足踏みしているかに見えたが、着実に花の数は増えていっていた。
 紅梅と言えば、大のお気に入りの句があった。
 
 紅梅の紅の通へる幹ならん 高浜虚子

 さすが虚子である。これぞ「客観写生」の極みである!!
 凡たる私は、試しに枝を折って確かめてみたことがある。
 確かに紅は通っていた!!
 私には、その通っていた紅が枝先からこぼれ落ちるように花が咲いているように思えた。

◆サイエンスコミュニケーター宣言 更新!!
 節分に立てた卵は、今もアタリマエに立ち続けていた。
 私はまたしても、持病の「ばっかり病」を発症しているようだ。
 「磁石ばっかり病」である。
 自分自身のポンコツ頭の「整理」とモノの「断捨離」をかねてはじめた「今さらですが、「磁石」って!?」シリーズ、すっかりベクトルは逆方向むかって膨らむばかりだ。(^^ゞポリポリ
 まあ、これもまた愉し!!

◆オンライン「寅の日」 更新!!
 2月テーマは、
 「寅彦」の生きもの観察!!
 である。寅彦の「観察眼」「観察力」+αから大いに学びたい。
 +αの筆頭は、寅彦の「文章力」だ!!あの「文章力」はどこから!?
 それが第二のテーマなのかも知れない。

 蓮根の植え替えから46週目(2020/02/08)の大賀ハス観察池。
 大賀ハス観察池がやっと雪や氷の「標本池」としての役割をするとき<季節>がやってきた!!
 池の表面の氷の模様を見ていると、そこでどんな大気と水のドラマが展開されたのか想像させてくれるから楽しい!!

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今さらですが、「磁石」って!?(14) #磁石

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元祖「ゼネコン」(手回し発電機)だ!!

 「ゼネコン」ふたつをつないで、一方の「ゼネコン」のハンドルを回すと
 もう一方の「ゼネコン」はのたうち回るように動く!!
逆にのたうち回っていた「ゼネコン」のハンドルを回すと
 今度は逆に…!!

 ただこれだけの実験(遊び!?)だ。
 これが妙に人気があった!!見ているだけではやめられない。
 必ず自分でもやってみたくなるのだった。

 「発電機」→「電動機」(モーター)
 「電動機」(モーター)→「発電機」 

▼ガラクタほり込んでいる段ボール箱からみつけてきたんだ。
 「なかみ」をバラして確認したこともある。(今は、その必要もないが)
 マブチモーターが出していた。ダカラ アタリマエに「モーター」が入っていた。

 モーターの「なかみ」は、すでに見たように「磁石」と「コイル」だ!!

▼元祖「ゼネコン」は元々は電気で「動くおもちゃ」を動かす「発電機」だった。
 だから長い長い導線が付属していた。「発電」を楽しむ電球もついていた。

 それにしてこれほど多種多様な使い方をした「教材」は他にない!!
・スピーカーを唸らす!!
・導線の両端くっけるとハンドル回す力は!?
・「電気分解」~イオン動かすにはうんとエネルギーが~
・ニクロム線温度計の先に巻き付け~「発熱」競争だ!!~
等々

 ともかく自分の手を動かしてということが、「感動」をよぶようだ!!
 これほど重宝した「教材」は少ない。
 誰か いまのうちに

 現代理科教材発展史「スライム」のように現代理科教材発展史「ゼネコン」を書いてくれないかな!!
 
▼ヤバイ!!
 滅茶苦茶ヤバイ!!
 ベクトルがいつのまにやらまったく逆方向を向いている。
 今年こそ、「店じまい」の断捨離を決意していたのに、
 「今さらですが、「磁石」って!?」シリーズはじめたら、部屋はひろがるいっぽうだ!!(^^ゞポリポリ
 
 これもまた、うれし哀しい理科教師の性というものである。
 
 まだ懲りずに
(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(13) #磁石

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▼残されたオンボロスピーカーを森本さんところから借りてきた検流計につないでみた。
 スピーカーの前で、「あのとき」と同じように
 「ワァ~!!」と絶叫してみた。
 検流計の針は、わずかにゆれたように見えた。

 ちょっとズルして、指でスピーカーの中央をペコペコしてみた。
 検流計の針ははっきりと大きくゆれた!!
 電流が流れたのだ!!

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▼「あのとき」、私は何をやりたかったのだろう?
 「磁石」と「コイル」で「なんでもスピカー」のあと
 今度は
 「磁石」と「コイル」があれば →「発電機」!!
 でもじっとしていてはダメ!!
 それを…

▼「なんでもスピーカー」から「あのとき」までの授業の「記録」をのこしていた。

◆【電流と磁界】実践DBより

●10.電磁誘導
  
●11.誘導電流の向き  

●12.発電機

▼今度は、「コイル」を検流計につないで、「磁石」を近づけたり遠ざけたりしてみた。
 強力「磁石」に変えてもやってみた!!

 またしても、
●1831年 ファラデー 8月、電磁誘導の発見。9月磁電誘導。
にもどってしまった。
 ファラデーはやっぱり凄い!!

(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(12) #磁石

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▼ガラクタの残骸がまだ残っていた!!
 ガラクタの山を、教材の「お宝の山」と勝手に称していっぱい残していた。
 いらなくなったテレビ等の電気製品を分解して、必要と思われるものを取り出していた。
 これが、けっこう面白かった!!
 「へぇー こんなところに磁石が!!」
 「なかなかいいコイルだ!! 今度の究極のクリップモーターにはこれを使おう!!」
 なんていう調子でストックを増やしていったら、ほんとうのガラクタの山に…(^^ゞポリポリ
 思いきって処分をした。
 でも、その残骸の一部が…。

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▼「お宝の山」のなかでも、スピーカーは超一級の「お宝」だった。
 心残りがしたのだろうか。
 小さなスピーカーをひとつ残していた。
 おおー「磁石」だ!!試しにクリップをつけてみたら 凄い!!
 けっこう強力なようだ。
 そりゃそうだ。わずかな電流の流れを大きな振動にするのだから…納得だ。(゜゜)(。。)(゜゜)(。。)ウンウン
▼それで思い出す授業があった。

◆【電流と磁界】DB「9 なんでもスピーカー」

◆【授業】なんでもスピーカー

 なんともなつかしい!!
▼そんなことしているあいだに、今一度調べてみたいことがでてきた。

●「スピーカーの歴史」!!

である。
●1831年 ファラデー 8月、電磁誘導の発見。9月磁電誘導。
 以降どのようにツナガッテいったんだろう。

 スピーカーの原点はやはりこのあたりにあるのだろう。

●1876年 ベル(アメリカ 1847~1922)実用的な電話の発明に成功。
●1877年 エジソン(アメリカ 1847~1931)蓄音機を発明した。
  (『磁石と電気の発明発見物語』(板倉聖宣編 国土社)より)
 
(つづく)

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今さらですが、「磁石」って!?(11) #磁石

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▼フィラメントはじっとしていた!!
 そっと磁石を近づけてみた。フィラメントは微妙にふるえたように見えた!!
 もっと磁石を近づけてみた。フィラメントは大きくゆれはじめた!!
 磁石の種類を変えて、近づけてみた。やっぱりフィラメントは大きくゆれた!!

 磁石と電流の不思議な関係!?
 知っていてもやっぱり不思議だ!!

▼今一度、ザックリとこの不思議な関係の「歴史」ふりかえってみよう。

●1800年 ボルタ ボルタ電池を発明!!

●1820年 エールステッド 「電流の磁気作用」を発見!!

●1820年 アラゴ 電磁石の発明。

●1821年 ファラデー 最初の電気学上の発見(「電磁気回転」)。世界初のモーターだ!!

●1831年 ファラデー 8月、電磁誘導の発見。9月磁電誘導。

▼最初に磁石と電流の不思議な関係に気づいたエールステッドから、今年でちょうど200年だ!!
 たった200年だ!!
 たった200年の間に「科学」はここまで来た。
 しかし

 やっぱり不思議だ!!
 磁石と電流の不思議な関係!?

 不思議を置き去りにしては、ほんとうの「科学」は進まない!!
 不思議はいつも「科学」の源泉だ!!

ファラデーの「電磁誘導」からは、まだ189年だ!!
 ここからすべてがはじまったんだ。
 
 身の回りのものをながめてみよう。
 「磁石と電流の不思議な関係!?」を利用したものにどんなものがあるのかな?
 利用している電気器具で考えてみよう。
 いや逆だ!!
 利用していない電気器具なんてあるのかな!?

(つづく)

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本日(2020/02/05)、第245回オンライン「寅の日」!!#traday #寺田寅彦

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▼彼女(ジョロウグモ)は確かにここに居た!!
 「大寒」の日にも
 雨の日にも
 それが、「立春」の昨日、姿がなかった。
 朝は冷え込んだものの、昼ごろには「立春」らしくぽかぽか陽気になってきた。
 消えた彼女をさがしてみた。
 金柑の木のてっぺんも根元も…。そして、となりのナンテンの木も…。
 居ない!! ?(゜_。)?(。_゜)?

 あの人だったら、見逃しはしなかっただろうか?

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▼本日(2020/02/05)は、第245回オンライン「寅の日」である。
 2月のテーマは
●「寅彦」の生きもの観察!!
である。1月に引き続き寅彦のするどい「観察眼」「観察力」に学ぼうというわけである。
 とりわけ生きものの観察に関連して…。本日はその一回目、「蜂が団子をこしらえる話」を読む。

◆本日(2020/02/05)、第245回オンライン「寅の日」!!

●「蜂が団子をこしらえる話」(青空文庫より)

▼もう唸ってしまう!!
 「寅彦」の観察眼の鋭さに。よくぞここまで観察したものと!!

断えず噛みながら脚で器用に団塊を廻して行くので、始めには多少いびつであったのが、ほとんど完全な球形になってしまって、もうどこにも毛などの痕跡は見えなくなってしまった。廻す拍子に一度危なく取落そうとしてやっと取り止めた様子は滑稽であった。蜂はやがてこの団子をくわえて飛び出そうとしたが、どうしたのかもう一遍他の枝に下りた。人間ならばざっと荷物をこしらえて試みにちょっとさげてみたというような体裁であった。そしてまたしばらく噛んで丸める動作を繰り返していた。からだ全体で拍子をとるようにして小枝をゆさぶりながらせっせと働いているところは見るも勇ましい健気(けなげ)なものであった。
 

 唸ってしまうのはそれだけではなかった。するどい観察からはじまって、それを巧みなコトバにしてしまう「文章力」だった。
例えばこんなふうに。

 私は毛虫にこういう強敵のある事は全く知らなかったので、この目前の出来事からかなり強い印象を受けた。そして今更のように自然界に行われている「調節」の複雑で巧妙な事を考えさせられた。そして気紛れに箸の先で毛虫をとったりしている自分の愚かさに気が付いた。そしてわれわれがわずかばかりな文明に自負し、万象を征服したような心持になって、天然ばかりか同胞とその魂の上にも自分勝手な箸を持って行くような事をあえてする、それが一段高いところで見ている神様の目にはずいぶん愚かな事に見えはしまいか。ついこんな事も考えた。

▼読み進めるうちに、いつの間にやら「寅彦」ワールドにはまってしまうのだった!!
 そして、最後の「とどめ」にこうくる。

 虫の行為はやはり虫の行為であって、人間とは関係はない事である。人として虫に劣るべけんやというような結論は今日では全く無意味な事である。それにもかかわらず虫のする事を見ていると実に面白い。そして感心するだけで決して腹が立たない。私にはそれだけで充分である。私は人間のする事を見ては腹ばかり立てている多くの人達に、わずかな暇を割いて虫の世界を見物する事をすすめたいと思う。

 この最後の文を読んでいるうちに、なぜかあの大杉栄が『ファーブルの昆虫記』を翻訳したという話を思い出した。
 そう言えば、寅彦も『ファーブルの昆虫記』について書いた随筆があったはずだ。
 あった!! 「科学と文学」である!!

  手近な例を取ってみても、ファーブルの昆虫記(こんちゅうき)や、チンダルの氷河記を読む人は、その内容が科学であると同時に芸術であることを感得するであろう。ダーウィンの「種の始源」はたしかに一つの文学でもある。ウェーゲナーの「大陸移動論」は下手(へた)の小説よりは、たしかに芸術的である。

やっぱり寅彦もファーブルも愛読していたのだ!!
なぜかうれしくなってしまう。

それにしても、彼女(ジョロウグモ)が唐突に1月に出現したのはどうしてだったんだろう?  

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今年も「立春の卵」を立てた!!(2020/02/03) #立春の卵

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やっぱり卵はアタリマエに立った!!
卵の種類を変えてみてもやはりアタリマエに立った!!

 昨日(2020/02/03)は「節分」!!
 「立春」でないところがミソだった。
 ちょっと久しぶりだったので少し緊張していた。とびっきり不器用な私でも指先が憶えていた!!
 数分もしないうちにひとつが立った。あとは次々だ!!

 いつ、誰が やってもアタリマエに卵は立つ!! ダカラ「科学」なんだ!! 

▼このアタリマエを教えてくれた科学者がいる。
 あの「雪は天から送られた手紙である」で有名な中谷宇吉郎である。

◆「立春の卵」(中谷宇吉郎 青空文庫より)

 このアタリマエ実験をめぐって、今から73年前の1947(昭和22)年「立春」に科学者、マスコミをも巻き込んで世間では大騒動になったという。その顛末の一部始終をあの中谷宇吉郎が巧みな文章で「記録」してくれていた。
 それだけではない自らも家庭で卵立て実験をして、「卵が立つ」のがいかにアタリマエかを説いてくれていた。アリガタイ!!

 中谷宇吉郎の文章をヒントに必ず「卵を立てる」秘技をみつけていた。
 つるつるに見える卵の殻の表面にも小さな凸凹がいっぱいあった。少しさわってみるとわかる。
 水平な場所の上に卵を立てようとしたとき、この凸凹の凸が問題だった。
 凸ひとつではない。
 凸3つで底面の三角形を描く。卵の重心から垂線を下ろし、それが三角形の内に入っていればきわめて「安定」して必ず立つ!!
 まずは凸3点をみつけること!!
 私はこれを「三点主義」と名づけた!! 少し大げさ (^^ゞポリポリ

 中谷はこうも言っていた。

 こういう風に説明してみると、卵は立つのが当り前ということになる。少くもコロンブス以前の時代から今日まで、世界中の人間が、間違って卵は立たないものと思っていただけのことである。前にこれは新聞全紙をつぶしてもいい大事件といったのは、このことである。世界中の人間が、何百年という長い間、すぐ眼の前にある現象を見逃していたということが分ったのは、それこそ大発見である。
  ▼今から5年前(2015年)の「節分」にも、私はこのアタリマエ実験をやっていた。  この年は、中谷先生もやらなかったようなとんでもないことに挑戦してみた。

 卵は「安定」して立つのなら、立った卵はいつまで立ち続けるだろう!?
 それをこの眼で確かめてみよう!!

 このとき立てた卵も5個だった。
 5個の卵のうち最後の1個が倒れたのは191日後であった。
 そのときの全「記録」を残していた。

◆【立春の卵】191日の軌跡

 なにも特別のことをしたわけではない。
 ただひたすら毎朝起きたら、立ったままの卵の写真を撮り、Twitterで発信しつづけた!!
 それを毎日やった。191日一日も欠かすことはなかった。泊をともなう旅にでたときは、旅に出る前の早朝に、帰宅した深夜に写真を撮った。
 倒れた卵の「なかみ」検証実験もやった。
 すべての記録がここにあった。

▼中谷宇吉郎は最後にこう言っていた。

 人間の眼に盲点があることは、誰でも知っている。しかし人類にも盲点があることは、余り人は知らないようである。卵が立たないと思うくらいの盲点は、大したことではない。しかしこれと同じようなことが、いろいろな方面にありそうである。そして人間の歴史が、そういう瑣細(ささい)な盲点のために著しく左右されるようなこともありそうである。

73年後の今も、ぜひ耳をかたむけておきたいコトバである。
今一度言わせてもらう。

 すべての人に「卵を立てる」というこの小さなアタリマエ実験をお薦めする!! 
 そして、『立春の卵』のご一読を!! 

 ちなみに「立春」の今朝、その部屋に行ってみるとアタリマエに卵は立ったままだった。

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【Web更新2/2】20-05 【ヒガンバナ情報2020】 等 更新!!

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藪ノ下とき急ぎたる椿哉 20/01/31撮影@福崎

■楠田 純一の【理科の部屋】20-05
 週末定例更新のお知らせ
 小さな「事実」がある。
 その「事実」をウメサオタダオに従い「記憶せずに記録する」。
 やがて「記録」はツナガリ、物語を編む!!そして「科学」が生まれる!!

 それですぐさま思い出すのが、我らが『ファラデーの日記』である。
 彼はなんと42年間も「記録」を続けたという。

◆表紙画像集2020 更新 椿
 ほぼ毎朝散策する「藪ノ下」に、はやくも椿が咲いていた。
 あれよあれよという間に、落ち始めた。
 立春を待たずに !!
 
 奈良東大寺二月堂の椿を思い出す。
 一ヶ月先の若狭の「お水送り」、二月堂の「お水取り」 今年はどうしよう!?

◆【ヒガンバナ情報2020】 更新!!
 今年も【ヒガンバナ情報】のページをスタートさせた。
 1998年春~初夏からはじめた本ページ、実に23年目になる。
 思えば遠くへきたもんだ!! 
 今年は、ここにどんな「事実」を「記録」することができるだろうか!?

◆Webテキスト『天気の変化』の可能性!? 更新!!
 先日のファラデーラボ「気象のかがく」で驚き感動したことがある。
 私が長年Webテキスト『天気の変化』として、イメージしてきたことが、プロたちの手ですでにつくられていたことだ!!
 さて、「これから」どうする!?
 
 本日「節分」
 そして明日、「立春」!!
 今週も 小さな小さな「事実」の 「記録」を続けよう!!
 

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2020年2月(如月)の俳句「歳時記」!!

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気象庁できめている「標本木」としての梅は、「白梅」のようだ。
 私が勝手に我が家の「標本木」としている梅は、「紅梅」である。
 昨日(2020/02/01)。
 その「標本木」に5~6輪の花が咲いたので、「開花日」と呼んでいいだろう。
 例年にくらべればやっぱりはやい!!
 ここにも「暖冬」の影響がだろうか!?

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▼「標本木」だけでなく、出会う自然の景の観察から季節の移り変わりを楽しく読み解く「俳句」修業!!
 今月もはじめよう。
 まずは、これまでのように名句を楽しむところからはじめよう。
 名句の参考にさせてもらうのは

◆NHK「俳句」 テキスト 

である。ここより巻頭名句11句を引用させてもらう。

(1) ひた急ぐ犬に合ひけり木の芽道 中村草田男
(2) 雪残る頂一つ国境 正岡子規
(3) 残雪やごうゝと吹く松の風 村上鬼城
(4) ちりやすくあつまりやすくサヨリらは 篠原梵
(5) 初午やずしりと重き稲荷寿司 金子千侍
(6) 近づけば向きあちこちや梅の花 三橋敏雄
(7) 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二
(8) にぎはしき雪解雫の伽藍かな 阿波野青畝
(9) 黒きハートヴァレンタインデーのチョコレート 山口青邨
(10) 野火走るさきざき闇の新しく 三村純也
(11) はしりきて二つの畦火相搏てる 加藤楸邨

▼ 今月もまずは、勝手なお気に入り「選句」である。

【私の選んだ名句ベスト3】

(2) 雪残る頂一つ国境 正岡子規

(11) はしりきて二つの畦火相搏てる 加藤楸邨

(6) 近づけば向きあちこちや梅の花 三橋敏雄

【次点】

(7) 薄氷の吹かれて端の重なれる 深見けん二

 シロウト「選句」の特徴は読むたびに選考基準が変化することだ。(^^ゞポリポリ
 今朝、読んだ段階ではこうなった。
 「雪残る」は、この景に出会った記憶がいっきょに…。
 「はしりきて」これはあるある!!畦焼きの経験からこれはきわめてリアル!!
 「近づけば」は、冒頭に紅梅のことにふれたことが影響しているのか。
 次点の「薄氷の」の観察眼に 感動だ!!

▼俳句結社「寅の日」は、なかなか次なる展開とはならなかった。
 しかし、歩みをとめるつもりはさらさらない!!
 また、ひとり吟行の旅に出たいな。
 2月がどこがいいかな? 

 大賀ハス観察池は、この季節は氷や雪の「標本池」の役割をしてもらっていた。
 蓮根の植え替えから45週目である。
 今年は、ほんとうにその役割が用なしだ。
 あらためて枯れた蓮の葉を見ていると 美しい!! 生命の軌跡!!

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2020年2月(如月)の「雲見」は!? #雲見

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▼はやくも2020年1月は終わった。
 2月の「雲見」の予想をする前に、1月の「雲見」のまとめをもくもくシールセットによる「雲見」カレンダーでふり返っておこう。
 使用した十種雲形シールは次のようになった。
・快晴    3 
・巻雲    2
・巻積雲   0 
・巻層雲   1
・高積雲   1
・高層雲   0
・層積雲   5
・積雲   10
・層雲    2  
・乱層雲   7  
・積乱雲   0

 「積雲」10、「乱層雲」7、「層積雲」5 これらをあわせると22日になる。
 「暖冬」は、どこかに現われていると言っていいのだろうか?
 動植物は敏感に「暖冬」に反応しているようだが、では「雲見」は!?

▼では2月(如月)の「雲見」の予想に入ろう。
 まずは昨年2月の天気図を見てみる。

◆日々の天気図 2019年2月 (気象庁)

 今さらながら、この「天気図」というのを見ていると面白い!!
 世紀の大発明だ!!
 最初の天気図は、ドイツのブランデスによってつくられものらしい。(1820年)
 ちょうど200年前!!案外その歴史は新しい!!
 さて、2月だ。
 ・春一番はいつだろう!?
 ・「暖冬」で雪のない一月だった。二月はどうだろう?
 ・いったん冬にもどって仕切りなおしだろうか?
 ・偏西風は?

 今一度「天気図」の変化に注目しながら、「雲見」を予想しよう。
▼2020年の「雲見」の予想のもうひとつは、「天気コトワザ」にリベンジrevengeだった。
 
◆『天気予知ことわざ辞典』(大後美保/編 東京堂出版 昭和59.6.15)

 2月ところには、25個があがっていた。番号はあがっている順番に私が勝手につけさせてもらった。

(1) 冬季、山谷に風なければ好天
(2) 深山の雪崩が砲弾型にころがり落ちる年は豊作、平面にすべり落ちる年は不作
(3) 節分に雪が降れば四八日荒れる
(4) 立春に雪が降れば三〇日雪が続く
(5) 旧元旦の朝、水一升の目方四百二、三〇匁の時は平年、目方少なき時は干ばつ、多いときは冷、水害あり
(6) 雲中に大音響あるときは大雪の兆し
(7) 冬晴れた日の磯鳴りは西風強くなる兆し
(8) 寒九の雨
(9) 火事の後には雨が降る
(10)八方曇の中天晴は荒れる
(11)雪少なければ干害あり
(12)月に近く星あれば海荒れる
(13)すじ雲東へ進めば晴天続く
(14)トビが低く飛べば雨、高く飛べば晴
(15)朝の川靄白きは晴
(16)雪の降らない年は水不足になる
(17)北風は天気が続き、南風は雨の兆し
(18)冬の南が雪くれた
(19)三寒四温
(20)西風は日いっぱい
(21)北風つのれば必ず山間部は雪となる
(22)帯状すじ雲が出たら雨
(23)梅の花、上向きに咲く年は晩霜あり
(24)夜、北の空が光ると雨
(25)高い山が見えれば晴

 さてこれらのなかで、「これから」も使いモノになるのはいくつあるだろう!?
 学ぼうというのは「天気コトワザ」そのものだけでなく、「観天望気」そのもの科学だ!!

▼先日、ファラデーラボ「気象のかがく」はたいへん興味深いものだった。
 資料・実験もたくさん紹介していただき愉しかった!!

 あらためて思った。
 天気は この2つできまりだ!!

●上がるとザアザア 下がるとカラカラ !!
●光は東から 天気は西から !!
 
 これを呪文のように唱えながら、2月の「雲見」を楽しもうと思う。

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