2020年2月のオンライン「寅の日」は #traday #寺田寅彦
▼「大寒」の朝。
私は自分の眼を疑った。陽の当たりだした金柑の木に彼女が居たのだ!!
彼女・ジョロウグモは、まるまると太っていた。
そんなに昔から、真剣にクモたちとつき合ってきたわけでない。言わばにわか「クモ学」ファンだ!!
だから、あまりエラそうに言い切れないが
「大寒」にジョロウグモは「ふしぎ!?」だ。
記憶の範囲では、この姿では年を越せないはずだ。
「Q10 の法則」というのがあるらしい。温度が10℃下がると反応速度は半分以下になるという。
死んでいるのかと思ったら、彼女はきわめてゆっくり脚を動かした。
生きもののからだの生理反応も基本的には化学反応だ。ダカラ生きものたちはそれなりの越冬対策をたてなければならない。
元々熱帯生まれのクモたちの越冬対策は!?
食べなければ活動のエネルギーを得ることができない。食べれば消化管内に残ったものが凍結の氷晶核になる可能性がある。
この相矛盾するリスクをどう克服してきたのか?
やっぱり「暖冬」の影響がここにも現われているのだろうか?
▼2020年2月のオンライン「寅の日」の計画を立てる時期が来ていた。
「寅彦」ならば、この「暖冬」の生きものたちの様子をどのように観察しただろう?
一月のテーマは「「寅彦」の観察眼!!」だった。その延長で考えてみよう。
二月のテーマは
●「寅彦」の生きもの観察!!
としたい。二月は3回あった。
■2020年2月オンライン「寅の日」!!
◆第245回オンライン「寅の日」 …2/05(水)
◆第246回オンライン「寅の日」 …2/17(月)
◆第247回オンライン「寅の日」 …2/29(土)
▼昨年の11月に11回目の「土佐の寅彦」詣にでかけたとき、たいへん興味深い小冊子を手に入れた。
●『あなたに読んでほしい 寺田寅彦随筆』(寺田寅彦記念館友の会編集・発行)である。
子ども向けに読みやすいように配慮してあった。
ここから、テーマ「「寅彦」の生きもの観察!!」にそったもの3編を選ばせてもらった。
「蜂が団子をこしらえる話」 「蓑虫と蜘蛛」「とんぼ」(『三斜晶系』より)
■2020年2月オンライン「寅の日」!!
◆第245回オンライン「寅の日」 …2/05(水)「蜂が団子をこしらえる話」
◆第246回オンライン「寅の日」 …2/17(月)「蓑虫と蜘蛛」
◆第247回オンライン「寅の日」 …2/29(土)「とんぼ」(『三斜晶系』より)
▼彼女(ジョロウグモ)はこの後どうするのだろう。
しばらくは目を離さずに観察を続けたい。
他の生きものたちは、この「暖冬」なかをどう過ごしているのだろうか?
「寅彦」の観察眼に学びながら、野山を散策してみようと思う。
なにかに出会えるかな!?
思わぬ「発見」があるかも o(^o^)o ワクワク
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